会社を退職したいと思っているのにもかかわらず、
- 社長や上司がパワハラや嫌がらせをしてくる
- 退職願を受け取ってもらえず、うやむやにされてしまう
- 無理難題を押し付けられる
上記のような強引な引き止めにあってしまって、辞めることができないと悩んでいる方もいるでしょう。
近ごろよく耳にする「退職代行」でも使って辞めようかと思うものの、

退職代行なんて、最近の若いやつが使うものだろ?
という思いがあるので、どうしても気が引けてしまいますよね。
しかしある調べによると、じつは退職代行を利用する人の28%が40代以上というデータもあります。
最近では、弁護士が退職代行サービスに乗り出すケースも増えており、代行というよりも代理人という意味合いが強くなっているのです。
そもそも、正社員が退職を申し出れば2週間後に辞められるということは、民法で定められています。
にもかかわらず、退職代行のようなサービスが普及するのはなぜなのでしょうか?
今回の記事では、退職代行という新しいサービスについて、
といったことについて、わかりやすくご説明しています。
ぜひ最後までご覧いただいて、退職代行について正しく知り、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
退職代行サービスは、なぜこれほど広まったのか?

「退職代行」という言葉は、ここ数年でかなり一般的に広まりました。
これまでは、退職手続きに「代理を立てる」という常識はなかったので、

そんなの、自分で辞めると言えばいいのでは?
このように感じている方も多いでしょう。
かくいう筆者もその一人でした。
しかし、
なぜ退職代行がこれだけ広まったのか?
という理由から考えてみると、退職代行というサービスは、決していい加減なものでないことがわかります。
労働市場の移り変わりのなかで、
退職代行は、生まれるべくして生まれたサービスである
ということに気付かされるのです。
根底にあるのは「人手不足」
いまの労働市場において、すべての根底にあるといっても過言ではないのが、
日本社会は「人手不足」の状況にある
ということです。
一説によると、2030年には日本の労働人口は、644万人の人手不足に陥るといわれています。
2030年、人手は644万人不足する
推計の結果、2030年には、7,073万人の労働需要に対し、6,429万人の労働供給しか見込めず、「644万人の人手不足」となることが分かりました。
産業別において、特に大きな不足が予測されるのは、サービス業、医療・福祉業など、現在も人手不足に苦しむ業種であることが分かりました。
これらの業種は、少子高齢化やサービス産業化の進展により今後も大きな需要の伸びが予測され、労働供給の伸びがそれに追いつかないと考えられます。
パーソル総合研究所「労働市場の未来推計 2030」より
直近ではコロナ禍の影響で、新規採用を見合わせる企業などが増えておりますが、日本の少子高齢化の流れは変わっていません。
今後さらに人手不足が深刻になっていくという未来は変わらないでしょう。
どこの会社でも人手不足が大きな問題となっているなかで、
- 過度な長時間労働
- 忙しすぎることや効率化を追求するあまり、コミュニケーション不全に
働いている私たちは、こういった状況に晒されています。
しかし、心身が疲弊して「もう辞めたい」と思っても、会社からすれば、代わりとなる人材がなかなか見つかりません。
会社から強引な引き止めにあってしまい、会社を辞めることすらままならない人が増えているのです。
働き方の移り変わり
かつての日本社会においては、
24時間戦えますか?
といったフレーズが流行語になってしまうくらい、企業戦士であることがあたりまえの働き方でした。
いま考えると過酷だったといえますが、その代わりに、
- 終身雇用
- 年功序列
- 高額な退職金
上記のような制度が用意されていたのです。
会社にすべてを捧げるくらい働いたとしても、

頑張って働けば、いずれ悠々自適な老後を迎えられる
という明るい未来がありました。
しかし今の日本社会においては、終身雇用や年功序列は完全に崩壊…
かつての「日本の正社員」に保障されていたものは、もはや失われてしまいました。
近年では派遣社員という働き方も生まれて、日本社会は政府の主導で「働き方の多様化」を進めています。
仕事の効率化や改善なんてできていないのに、無理やり残業削減を強制されて、

たんに手取りが減ってしまっただけだよ…
という方も多いのではないでしょうか?
時代遅れの「ブラック企業」
従来のスタンダードであった「日本の正社員」の働き方は、働き手のメリットであった要素の多くが、時代とともに失われてしまったと言わざるをえません。
しかしそれにもかかわらず、かつての「企業戦士」そのままの働き方を、いまだに求め続けている企業が存在しています。
こういったブラック企業で働き続けることは、働き手にとって得られるメリットが少なく、失うものばかりが大きくなるでしょう。
自分自身の人生を守るためにも、
- 働くことで得られるもの
- 働くことで失うもの
このバランスを考えて、自分に合った働き方を自分で選択する必要があるのです。
転職サービスの多様化
働き方が多様化していくなかで、「転職」という選択は一般的なものになりました。
それに合わせて、転職をサポートする様々なサービスが生まれています。
たとえば、転職エージェントというサービス。
自身のキャリアやスキル、市場価値を見極めたうえで、最適な転職先の求人情報を斡旋してくれますし、転職先企業との様々な交渉をサポートしてくれます。
しかし、「転職する」ことに対するサービスは多様になったものの、「今の会社を辞める」という退職手続きに関するサービスはまだ無かったのです。
前述の転職エージェントでも、退職手続きの進め方に対するアドバイスはもらえますが、直接的に今の会社と退職の交渉してくれるわけではありません。
強引な引き止めや嫌がらせをしてくる会社に対しては、

自分で自分の身を守るしかないのか…
というような状況におちいってしまう可能性があります。
そういったなかで、法的な根拠と交渉力をもって、
労働者が希望する円滑な退職を実現する
ということが、退職代行サービスの本質といえるでしょう。
退職代行を利用する人ってどんな人?

でも退職代行なんて、若い人しか使わないでしょ?
こんなふうに思っている方も多いでしょう。
筆者も、以前はそう思っていました。
ところが、退職代行サービスの運営者による実際のデータを見てみると、
退職代行は、年齢や会社規模を問わず、幅広く利用されている
ということが明らかになっています。
ここでは、退職代行サービスを運営する著者が執筆した、以下の書籍のなかで紹介されているデータにもとづいて、退職代行のリアルを確認してみましょう。
40代以上の利用者が全体の28%
『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』のデータによると、著者が運営している退職代行サービスにおいて、利用者の性別と年齢の分布は以下のとおりです。
◆利用者の性別
男性 | 67% |
---|---|
女性 | 30% |
不明 | 3% |
◆利用者の年齢
10代 | 1% |
---|---|
20代 | 28% |
30代 | 30% |
40代 | 21% |
50代以上 | 7% |
不明 | 13% |
利用者の2/3が男性であり、40代以上の利用者が全体の3割近くを占めています。
退職代行は若者だけのサービスではなく、
働く年代のなかで、幅広く利用されているサービスである
ということが、データから読み取れるのです。
3年以上勤めた人が全体の34%
利用者の雇用形態と勤続年数については、以下のようなデータとなっています。
◆利用者の雇用形態
正社員 | 75% |
---|---|
非正規社員 | 10% |
その他・不明 | 15% |
◆利用者の勤続年数
1年以下 | 27% |
---|---|
1年超~3年以下 | 21% |
3年超~10年以下 | 23% |
10年超 | 11% |
不明 | 18% |
大半は正社員として働く人ですが、退職代行を利用しているのは、入社して間もない人ばかりではありません。
勤め出してから3年超が経過している人が、全体の34%を占めています。
- 会社のなかで活躍している
- 管理職として責任を担っている
こういった人たちが、会社の強引な引き止めにあって、退職代行を利用している現状があるのです。
中小企業から大企業まで、まんべんなく利用されている
利用者が退職を希望している会社の規模については、以下のようなデータとなっています。
◆退職を希望する会社の規模(従業員数)
100人以下 | 36% |
---|---|
101~1000人以下 | 32% |
1001人以上 | 21% |
不明 | 11% |
中小企業から大企業まで、会社規模に関係なく、
退職時にトラブルに遭遇する人が存在している
ということがいえるでしょう。
退職代行に申し込む人たちが抱えている問題とは

正社員が退職することに対しては、
- いつでも退職の申し出をすることができる
- 申し出から2週間後に辞められる
- 辞めることに会社の承諾は必要ない
ということが民法で定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法第627条より
雇用者側には、労働基準法で「30日前の解雇予告」もしくは「30日分の賃金支払い」を義務付けていますが、労働者側にとくに制限はありません。
つまり、正社員は退職を申し出れば、2週間後には会社を辞められるはずなのです。
しかし現実には、会社側とのさまざまな問題により、退職代行を利用せざるを得ない人たちがいます。
『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』のなかで紹介されている、具体的な事例を確認してみましょう。
社長や上司のパワハラ、嫌がらせ
常日頃からパワハラを受けている場合はもちろん、退職を申し出たことで、嫌がらせや暴力・暴言を受ける場合も該当します。
こういった行為をしてくる相手には、こちらがいくら誠意をもって対応しても、前に進むことはありません。
代理人を立てて法的根拠にもとづいて、粛々と退職手続きを進める方が得策でしょう。
退職願を受け取ってもらえない、うやむやにされる
こちらが退職の意思を伝えても、退職願を書いて提出したとしても、

わかった、わかった。でも今は忙しいから…
などと言って、はぐらかされて前に進まないケースです。
本来は従業員が退職を申し出れば、会社はそれを拒むことはできません。
明確に拒否すると問題になることがわかっているので、うやむやにしてごまかそうとしているのです。
こちら側の人の良さや、責任感に付け込んだ引き止め策ともいえるでしょう。
引き継ぎなどの協力は、できる範囲でするべきです。
しかし、こちらの都合に耳を貸さずに、ひたすら引き延ばしをしてくるような会社であれば、代理人を立てて交渉することを検討しましょう。
無茶な要求や損害賠償請求などの脅し
退職の申し出をすると、

辞めるなら代わりの人材を見つけてこい!

おまえがミスした○○で、会社がどれだけ迷惑したと思ってるんだ?
上記のように、無理難題を押し付けたり、損害賠償や懲戒解雇の可能性をちらつかせて、退職を撤回させようと脅してくるケースもあります。
もはや会社の都合のことしか考えておらず、あなたのキャリアや人生のことなんて、どうでもいいと言っているようなものです。
相手のペースに巻き込まれる前に、代理人を立てて退職交渉を進めましょう。
ただし、『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』によると、実際に損害賠償請求を会社側が起こしてくるケースもあるようです。
- 労働者の退職の自由は、法で認められている
- 従業員のミスを理由に、会社が損害賠償請求することは難しい
上記のような理由から、会社側の一方的な要求が認められる可能性は低いのですが、適切な対応を取れるように、退職代行は弁護士へ依頼しましょう。
法的なアドバイスを受けたい
いまの会社を辞めたあとに、同業他社への転職を考えていたところ、

辞めるなら、この書面にサインしてください
このように言われて、退職後の競業避止義務などについて、誓約書にサインを求められることがあります。
大前提として、日本国憲法で「職業選択の自由」が保障されていますので、同業他社へ転職することも問題ありません。
ただし、競業避止義務の誓約書にサインをしていれば、一定の制限を受けたり、退職した会社に訴えられる可能性はあります。
- 就業規則でどのように定められているか?
- これまでに何らかの誓約書にサインをしているか?
- 退職時の誓約書がどういった内容なのか?
といったことによって、取るべき対応は変わってくるのですが、弁護士から適切なアドバイスが受けられるのであれば、無用のトラブルを防げるでしょう。
メンタル不全のため、自分で対応できない
過酷な長時間労働や上司からのパワハラなどで、

心身に不調をきたしているので退職したい…
という方もいるでしょう。
筆者も働くなかでメンタル不全におちいったことがあり、数ヶ月の休職や退職を経験しました。
メンタルが不調なときに、上司に退職の意思を表明したり、会社と退職手続きを進めることは容易ではありません。
しかも、退職後しばらくは療養するという場合には、退職手続きと並行して、
- 医療機関の受診
- 傷病手当金の申請手続き
こういったことも在職中におこなう必要があります。
代理人を立てて、会社との退職交渉をスムーズに進めることで、精神的な負担をなくして、これから先のことだけをじっくり考えることができるはずです。
有休・残業代・退職金・パワハラ慰謝料などを請求したい
会社を辞めるにあたっては、
上記のようなトラブルが絶えません。
こういった要求を会社から勝ち取るためには、やはり弁護士の力を借りて、法的根拠にもとづいて交渉を進めるのが最善策です。
退職代行を利用する際の流れ

実際に退職代行サービスに依頼すると、どのような流れで退職に至るのでしょうか?
ここでは、利用する際の流れについて、詳しくみていきましょう。
1.退職代行サービスへ相談する
まずは退職代行業者へ相談することから始まります。
おもな相談方法は以下の3つです。
- メール(問い合わせフォーム)
- LINE
- 電話
自分が今どんな状況なのかを詳しく伝えて、退職が可能か相談してみましょう。
やり取りをしながら確認を進めたり、時間を調整して別途で打ち合わせを行うなど、各社によって対応に違いがあります。
聞かれることは以下のような内容なので、事前に整理しておきましょう。
- 勤務先の会社名、住所、電話番号、代表者名
- 勤務先での雇用形態、役職
- 入社年月日
- 退職希望日
- 会社から貸与品があるか?
- 会社に私物を置いているか?
- 雇用契約書の有無
- 有給休暇の有無、有休消化を希望するか?
- 未払い給与・残業代の有無
- 退職金の有無
なお、相談の段階では無料で対応してくれます。
いくつかのサービスに相談してみて、費用や対応の質などを判断してから、
自分の要望を満たす対応ができる業者か?
という観点で選んで、正式申込みすることをおすすめします。
2.依頼先を決定して、契約を結んで代金を支払う
依頼する退職代行サービスを決めたら、正式な契約を結んで代金を支払います。
弁護士に依頼する場合は、書面での契約が定められているため、後日送られてくる書類への署名と捺印が必要です。
代金の支払いについては、
- 現金支払い(銀行振込)
- クレジットカード払い
上記のどちらかというサービスが多いですが、弁護士の退職代行の場合は、「現金振込みのみ」という場合もあります。
3.退職代行業者が会社に退職の連絡
退職代行業者との契約が済んだら、事前に打ち合わせた希望内容にもとづいて、代行業者が会社に退職の連絡をしてくれます。
ただ、退職理由や退職希望時期などを伝えて、会社に退職の意思を伝達した際に、

本人と直接話がしたいのですが
このような要望を会社側が出してくるケースがあります。
しかしこの場合でも、会社からの電話に出る必要はありません。
あくまでも、退職手続きに関する会社とのやりとりは、すべて退職代行業者がおこなってくれます。
ただし、弁護士以外の退職代行では、本人しかできない手続きもあります。
たとえば、会社から退職届の提出を求められた場合は、自身で作成して会社へ郵送しなければなりません。
その点、弁護士に退職代行を依頼している場合は、代理人として退職通知を会社に郵送してくれます。
法的な根拠にもとづいて、すべての手続きをお任せできるのが、弁護士に依頼するメリットといえるでしょう。
4.退職が承諾された後は、残務処理をおこなう
会社側が退職を承諾して退職日が決定すると、
- 業務の引き継ぎをどうするか?
- 会社からの貸与品の返却をどうするか?
- 会社に置いている私物をどうするか?
といった内容について、会社と調整をおこなって残務処理を進めます。
その間のすべてのやり取りは、代行業者が自身の意向を会社側へ伝達してくれるので、直接電話をしたり、出社したりする必要はありません。
ただし、弁護士以外の代行業者は、やり取りで折り合いがつかなかった場合に、会社側と交渉をすることができないので注意が必要です。
退職手続きは会社側でも並行して進められ、
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
上記など、退職後に必要となる書類を受け取ります。
こちらも郵送で自宅に送るように、退職代行業者が伝えてくれるので、会社に行って手続きをおこなう必要はありません。
会社とトラブルになった場合はどうなる?
会社側が何らかの理由をつけて退職を拒否したり、残務処理で折り合いがつかなかった場合はどうなるのでしょうか?
前述したとおり、弁護士以外の退職代行業者は、会社側と労働問題に関する交渉をおこなうことはできません。
これは弁護士以外の者が、報酬を得る目的で交渉をおこなうことを、弁護士法により禁じているからです。
非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止
弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。
ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
弁護士法第72条より
どのような退職代行業者でも、あなたの意向を会社へ伝達することはできます。
しかし、会社側がその意向を拒否する事態になれば、弁護士以外の代行業者では対応ができなくなってしまう可能性があるのです。
もし会社側とトラブルになって、

私どもでは対応できません
という事態になってしまった場合は、あなた自身が会社へ出社するなどして、自分で対応するしかありません。
実際にネット上では、そういったトラブルのケースも見かけます。
退職代行使ったけど結局自分で事務所行った意味、
あれお金の無駄だったー
もう終わった事だからいいけど— mari (@mari0623hkS) July 4, 2019
こちらの方は退職代行サービスを使いながらも、結局は自分で会社に出社することになったようです。
事情については詳しく書かれていませんが、

退職代行はお金の無駄だった…
と言っているので、おそらく退職代行業者がお手上げになってしまったのでしょう。
このように、退職代行業者を利用したからといって、100%うまくいくとは限りません。
何らかのトラブルや交渉ごとが発生する可能性がある
このように予見される場合は、弁護士に退職代行を依頼することをおすすめします。
退職代行を利用する前に、押さえておきたい3つのポイント

ここでは、退職代行を利用するうえで失敗しないために、押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
費用をかけてまで、退職代行を利用するべきなのか考える
繰り返しになりますが、
正社員は退職を申し出れば、2週間後に辞められる
ということが、民法で定められています。
従業員から退職の申し出があれば、会社は退職を認めるしかないというのが大原則です。
就業規則などで別のルールを定めていたとしても、法的な根拠が最優先されるということを、まともな会社であれば理解しています。
『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』のなかでも、退職代行の依頼を受けて実際に手続きを進めると、

拍子抜けするくらい事務的に、なんのトラブルもなく退職が完了しました
というケースがあるようです。
退職代行を依頼するには、3~5万円とそれなりのコストもかかります。
「案ずるより産むが易し」ということもあるので、

本当にお金を払ってでも、退職代行を利用した方がいいのだろうか?
ということは、今いちど自問自答してみましょう。
会社に対して、交渉ごとが発生しそうか整理する
退職代行サービスを選ぶうえで、
- 弁護士に依頼するか?
- 非弁業者に依頼するか?
というのは、いちばん悩んでしまうポイントでしょう。
弁護士の退職代行サービスに依頼すれば、会社側とトラブルがあっても代理人として交渉してくれるので、安心感があるのはいうまでもありません。
ただし、そのぶん費用が割高になってしまうデメリットがあります。
コストを優先して、弁護士ではない退職代行業者への依頼を考えるのであれば、以下のポイントについて必ず整理しておきましょう。
- 退職を阻むのは、上司などの特定の人物によるもので、それ以外の会社の人が窓口になれば、退職手続きはスムーズに進められるか?
- 引き継ぎのやり方などで、会社側とトラブルになる可能性は無いか?
- 給与や残業代の未払いや有給休暇の消化、退職金についてなど、会社側と交渉が必要な事項は存在しないか?
上記のいずれかの要素で、スムーズに進められない可能性があるのであれば、弁護士へ退職代行を依頼することをおすすめします。
無料相談で、自身の悩みを解決できる業者を見定める
退職に対する悩み、抱えている問題点は人それぞれです。
退職代行サービスの各社ごとの特徴をふまえて、
自身の悩みを、きちんと解決してもらえるのか?
ということを、無料相談でしっかり確認してください。
次項にて、筆者がおすすめする退職代行サービスを厳選して紹介しています。
そのなかから3社ほど無料相談を送ってみて、あなたの悩みにしっかり向き合ってくれる代行業者を選びましょう。
おすすめの退職代行サービス5選
退職代行のサービスは、今ではかなりの数が存在していますが、安心して利用できる代行業者を選ぶためには、以下の3つの基準で見極めることが重要です。
- 対応力:
会社側との交渉ごとや、退職に関わる手続き全般に対応してもらえるか? - 信頼性:
信頼のおける事業者であり、サービス品質に安心感があるか? - 実績:
退職代行サービスの実績は十分か?
ここでは、上記の基準で退職代行サービス各社を比較して、おすすめの5社を厳選してご紹介します。
◆おすすめの退職代行サービス5選
サービス名 | 料金(税込) | 対応力 | 信頼性 | 実績 |
---|---|---|---|---|
弁護士による退職代行サービス | 71,500円 | |||
弁護士法人みやび | 55,000円 | |||
退職代行NEXT | 33,000円 | |||
退職代行ガーディアン | 29,800円 | |||
退職代行Jobs | 29,800円 |
それぞれの特徴について詳しく解説しますので、あなたのニーズに合うサービスをピックアップして、問い合わせをしてみましょう。
弁護士による退職代行サービス|専門性はNo.1。すべてをお任せしたい人に
◆「弁護士による退職代行サービス」の基本情報
運営会社 | 弁護士小澤亜季子(センチュリー法律事務所) |
---|---|
設立 | 2018年8月 |
無料相談 | 初回相談30分無料 |
問合せ方法 | 電話・問合せフォーム・LINE |
料金(税込) | 71,500円(事務手数料、内容証明郵便費含む) |
支払い方法 | 現金払い、銀行振込、クレジットカード |
◆「弁護士による退職代行サービス」の特徴
『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』の著者である、小澤亜季子弁護士が運営する退職代行サービスです。
弁護士による退職代行のパイオニアといえる方なので、退職トラブルにおける交渉力や実績も申し分ありません。
社会保険労務士の有資格者でもあるため、会社とのさまざまな交渉ごとはもちろん、
といったことまでサポートしてもらえます。
※いずれもオプションサービス。別途費用がかかります
ただし、他の退職代行サービスと比べると、価格設定はかなり高めです。
- 退職するためには、会社との様々な交渉ごとは避けられそうにない
- 退職手続き全般における、専門的なサポートをお願いしたい
上記に当てはまり、価格よりも確実性・安心感を重視したい方におすすめのサービスといえるでしょう。
\ 初回相談は無料。LINEでもOK /
弁護士法人みやび|弁護士対応の安心感!実績十分の代行サービス
◆弁護士法人みやびの基本情報
運営会社 | 弁護士法人みやび |
---|---|
設立 | 2009年1月 |
無料相談 | 初回相談無料 |
問合せ方法 | 電話・問合せフォーム・LINE |
料金(税込) | 55,000円(郵送料は別途実費) |
支払い方法 | 銀行振込 |
◆弁護士法人みやびの特徴
弁護士法人みやび(旧:汐留パートナーズ法律事務所)が運営する退職代行サービスです。
弁護士が代理人として退職代行にあたってくれますので、会社に対して交渉や請求はもちろん、万一の訴訟にも対応してくれます。
会社との交渉や請求などが発生した場合は、基本料金とは別に以下のオプション費用が必要です。
◆弁護士みやびのオプション費用
有給休暇の請求 | 無料(基本料金に含まれる) |
未払い給与・残業代の請求 | 回収金額の20%(成功報酬) |
退職金の請求 | 回収金額の20%(成功報酬) |
パワハラ慰謝料の請求 | 回収金額の20%(成功報酬) |
ただし費用がかかるのは、企業側が要求に応じずに、弁護士が交渉をおこなった場合のみ。
要求を企業側に伝達してもらうだけなら、単なる代行業務なので基本料金の範囲内です。
法的な根拠をもって、正当な権利を弁護士が主張するわけですから、実際にオプション費用が発生するケースは稀でしょう。
マイナスポイントとしては、支払い方法が銀行振込だけしかないという点です。
入金確認後の正式対応となるので、急ぎで即日対応を希望する場合は、時間帯によっては難しくなります。
料金も55,000円と決して安くはありません。
しかし、弁護士対応の安心感と十分な実績を加味すれば、コストパフォーマンス的にもおすすめの退職代行サービスといえます。
\ 初回相談は無料。LINEでもOK /
退職代行NEXT|弁護士対応のサービスを安価で利用できる
◆退職代行NEXTの基本情報
運営会社 | 弁護士法人 豊楽法律事務所 |
---|---|
設立 | 2019年11月 |
無料相談 | 初回相談無料 |
問合せ方法 | 電話・問合せフォーム・LINE |
料金(税込) | 33,000円 |
支払い方法 | 銀行振込 |
◆退職代行NEXTの特徴
退職代行NEXTは、弁護士法人の豊楽法律事務所が運営する退職代行サービス。
代表の高田康章弁護士は2002年大卒と同年代であり、法律事務所サイトにある紹介動画を見ても、誠実で相談しやすそうな印象を持ちます。
退職代行NEXTの一番の特徴は、料金が33,000円(税込)と弁護士対応の退職代行サービスのなかでかなり安いことでしょう。
会社側との交渉が行われる際は、他の弁護士事務所と同じくオプション料金が発生しますが、留意すべき点があります。
それは、退職代行NEXTでは有休消化の交渉も別料金(税込22,000円)となっていること。
他の弁護士事務所の退職代行サービスでは、有休消化の交渉は基本料金に含まれています。
つまり、会社に対して有休消化の交渉が発生する場合は、退職代行NEXTの価格的メリットはなくなってしまうのです。
また、比較的小規模の法律事務所が運営しており、他の法律業務も行われているなかで、対応品質やキャパシティに未知数な面があります。
退職代行サービスとしても新しくまだ実績は少ないので、スムーズな対応をしてもらえるかは気になるところです。
無料相談の段階で、やり取りに問題がないかを確認しておきましょう。
- トラブルなく退職手続きが進められると考えている
- 有給休暇の消化は必要ない
- 万一のために、弁護士対応の退職代行を利用したい
上記のような思いのある方なら、退職代行NEXTはおすすめのサービスです。
\ 初回相談は無料。LINEでもOK /
退職代行ガーディアン|労働組合だから会社との交渉もOK
◆退職代行ガーディアンの基本情報
運営会社 | 東京労働経済組合(労働組合) |
---|---|
設立 | 1999年9月 |
無料相談 | 初回相談無料 |
問合せ方法 | 電話・問合せフォーム・LINE |
料金(税込) | 29,800円 |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード |
◆退職代行ガーディアンの特徴
退職代行ガーディアンは、東京労働経済組合が運営する退職代行サービスです。
労働組合は憲法により、雇用者側と交渉する権利が認められているので、退職代行の際に会社との交渉を行うことができます。
ただし交渉可能といっても、会社側とトラブルになって訴訟という事態になれば、労働組合だけでは対応ができません。
弁護士に訴訟対応を依頼する必要があります。
もちろん訴訟まで行くケースは稀ですから、

退職代行とともに、有休消化などの交渉ごとにも対応してほしい

でも弁護士に依頼するのは、費用的に気が引ける…
という方であれば、退職代行ガーディアンに相談するのがおすすめです。
注意しておきたい点として、退職代行サービスの開始が2019年12月~とまだ実績が十分ではないこと。
あなたの悩みに向き合って、しっかり対応してもらえるのかを、無料相談をするなかで見極めましょう。
\ 初回相談は無料。LINEでもOK /
退職代行Jobs|しっかりとした企業が充実のサポートを提供
◆退職代行Jobsの基本情報
運営会社 | 株式会社アイリス ヒューマンサポート事業部 |
---|---|
設立 | 2010年7月 |
無料相談 | 初回相談無料 |
問合せ方法 | 電話・問合せフォーム・LINE |
料金(税込) | 29,800円 |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、paidy(後払い) |
◆退職代行Jobsの特徴
退職代行Jobsは、株式会社アイリスが運営する退職代行サービスです。
株式会社アイリスでは、
- 東京・大阪を中心に12店舗を持つ「訪問鍼灸マッサージ事業」
- 障がい者の共生を支える「グループホーム事業」
といった事業を展開しており、退職代行サービスは2019年5月から開始しています。
運営元がしっかりした企業であるということが、退職代行Jobsの利用をおすすめする理由の一つです。
サービス内容も顧問弁護士監修のもとに、適正適法な業務をおこなうことが徹底されており、
- 退職届のテンプレート(顧問弁護士監修)
- 業務引継書のテンプレート
- セラピストによる無料カウンセリング
といったメニューまで用意されています。
2020年4月には、CREED BANK株式会社との業務提携を発表して、退職代行Jobs利用者への「社会保険給付金受給サポート」の提供を開始しました。
しっかりとした企業が充実のサポートを提供しており、

サービスレベルは抜きん出て高いのではないか?
という印象すらあります。
退職Jobsを利用するうえで唯一のデメリットは、一般企業が運営する退職代行サービスなので、会社との交渉業務が一切できないことです。
顧問弁護士が監修した各種テンプレートなどが用意されているので、会社に対して法に基づいた権利を適正に要望することはできます。
しかし、法に基づく労働者の権利すらも拒否するような、悪質な企業が相手となる場合は、弁護士に代理人を依頼するべきかもしれません。
あなたの悩みに対して、退職代行Jobsではどういった対応をしてもらえるのか、まずは無料相談で確認してみましょう。
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退職代行を使ってみた感想は?
セカンドゴングでは、40代以上で退職代行を利用して退職をした方に、アンケートのご協力をいただきました。
実際に利用された方のリアルな感想をご紹介します。
40代男性の体験談(9件)
【東京都在住 42歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
会社で管理職をしていましたが、スキルアップを求めて新しい会社への転職が決まっていました。
しかし、勤務先からの退職願が受理されず、転職先への勤務開始時期も迫り、私自身ではどうする事も出来ない状況でした。
退職代行は以前から知っており、これで退職出来ればと思い、利用を考えました。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
確実に退職が出来るという口コミが多く、弁護士の方が運営されており、安心感があったからです。
また、退職にあたり会社から損害賠償などを起こされる可能性なども判断して頂けるなど、サービスが充実していたからです。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
問い合わせの段階から、私の現状や勤務先でのポジション、仕事内容、退職代行の流れ、料金などをしっかりとヒアリングや説明頂きました。
こまめに連絡を頂き、退職手続きの進展具合などを報告頂けて、安心出来ました。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
3週間
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
返却物を会社へ郵送すること、自筆の退職願をあわせて郵送することだけでした。
-会社と何かトラブルはありましたか?
トラブルは全くありませんでした。会社からの直接の連絡もなく、全て退職代行と会社の間で手続きが進みました。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
無事に退職できたことに安堵しています。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
退職代行業者は様々ありますが、自分の会社でのポジションに合わせて、しっかりと対応して貰える業者を利用することが大事だと思います。
【埼玉県在住 40歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
辞めるつもりで退職願を出したのですが、なかなか受理されず半年。
快く送り出してくれる雰囲気もなかったので個人の力ではどうしようもない、辞めさせてもらえないと感じ退職代行にお願いしました。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
何といっても弁護士の方々がやっておられる事務所だからです。
退職となると法律関係でもしなければいけないこと等出てくると思いますが、そういう面でいえば、その道の方がやっておられるところが安心だろうなと思い、お願いしました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
良かった点はやはり弁護士の方なので理路整然とされていて、退職の後ろめたさも払拭させて下さる点です。
「辞めることに違法性はない、むしろ会社側に違法性があるならそこを追求できますよ」という力強いアドバイスも頂き安心して退職することができました。
残念だった点は特にありませんが、強いて言うなら値段がやはりかかった点ですね。業界の中では高い方だと思います。もちろん仕方ないとは思います。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
15日程度
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
特にこうして欲しいという作業はありませんでした。
-会社と何かトラブルはありましたか?
特にトラブルはありませんでした。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
とても清々しい気持ちです。
一人だと不安で本当に辞められるのか心の迷いに挫けそうな時もありましたが、その道のプロにお願いすることで気分も晴れ、自分は間違ってなかったと自己肯定感で一杯になりました。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
人生は一度きり。絶対に今いる場所よりも自分が輝ける場所があるはずです。
もう昔のように死ぬまで同じ会社で働かなければならないなんて時代ではありません。自分に合うところをどんどん見つけていきましょう。
そのために他人の力を借りることは何も恥ずかしいことではありませんから。一人で悩んでいるならぜひ退職代行を使ってみて下さい。
【東京都在住 40歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
落ち着いた環境で仕事をしたいと思い、社員数が15名程度の小規模企業に入社しました。
ところが、入社当日に、人事担当の社員が「今度入社した人は、奥さんがいて、転職回数が〇回で、うちの会社での年収は〇万円なのよ」などと、ペラペラと言い触らしている様子を目撃してしまい、私は「この会社はコンプライアンスがまったく遵守されていないダメな会社だ」と判断し、入社2日目には退職したいと決断しました。
入社2日での退職であれば、健康保険の手続きや、年金の切り替え手続きがおこなわれていても「錯誤のため入社手続きを取り消す」ことが可能だと思ったためです。
そして、入社の事実をなかったことにするために、自分で退職届を出すのではなく、退職代行会社を利用することにしました。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
退職したいと思っていた会社の最寄り駅が、東京駅でした。
入社初日に、会社のトイレ内でスマホを使って退職代行会社を探したところ、この法律事務所が見つかりました。
会社帰りに立ち寄って相談したいと思ったため、選びました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
良かったことは、私の希望どおりに2日間の勤務だけで退職することができたことです。つまり、入社した事実そのものを、なかったことにしてくれた点を評価しています。
とくに厚生年金に加入した事実を抹消してくれたため、次の転職活動をするときに、2日在籍した会社にいた事実を履歴書に書く必要がなくなったことは大きな成果です。
本当に依頼して良かったと思っています。
残念だった点はありません。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
5日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
弁護士との委託契約書締結。2日勤務した会社の電話番号や住所、上司の名前を弁護士に伝えること。
-会社と何かトラブルはありましたか?
会社側は「なぜわずか2日で退職するのか」とか「どうして入社した事実を取り消す必要があるのか」と弁護士に対して猛抗議したようです。
しかし、弁護士が淡々と会社側のコンプライアンス違反の事実や、退職する私の今後の人生を考えてあげて欲しいと説明すると、会社側も理解してくれたようでした。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
入社した事実そのものが消えてなくなったため、嬉しい気持ちでいっぱいです。自分の職務経歴から汚点が消えたので嬉しいです。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
入社して数日間で、この会社は在籍してはいけない会社だと思った場合には、迷わず退職代行サービスを利用することをお勧めします。
早期に専門家に動いてもらえれば、入社した事実そのものを消すことができます。
【東京都在住 41歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
残業や休日出勤も多く、生活のゆとりのなさから、メンタル面で体調不良となり、やる気が起こらず、自分で退職手続きをするだけの気力が持てないと思ったから。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
ネットで退職代行サービスについて調べていたところ、口コミの評判も良かったので安心して利用できるのではないかと思い、相談しました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:]
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
相談の連絡を入れたらすぐに返事が返ってきて、こんなに早く返事がもらえるのかと凄く安心しました。
スムーズに辞められるか心配でしたが、丁寧に対応してくれて、やり取りにストレスもなく進められたことでさらに安心できました。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
30日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
名前、電話番号、年齢、雇用形態、契約期間、退職希望日の記入。
-会社と何かトラブルはありましたか?
会社から頻繁に電話がかかってきたが、取り合わなかった。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
費用はかかるものの、労力をかけることなく退職できたことはありがたかった。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
私のように、メンタルで退職手続きをする気力がない方にはオススメの退職方法と思います。
【神奈川県在住 41歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
自分が責任者をしていた部署が他の部署より仕事業務量が多く、その事を会社に相談して応援要員等のお願いをしても、何も対応してくれなく心身ともに疲れていました。
会社への信頼感が全く無くなって、もう一切関わりたくなかったからです。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
自分同様に退職に悩んでいた友人が、利用して良かったからとの事で薦められたからです。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
良かった点は、有休消化から退職届の提出、離職票の発行等まで全ての退職に関する流れをして頂けて、色々相談や確認事項等の電話が無料で気軽に出来ました。
残念だった点は、強いて言えば途中経過等の連絡が少なく感じ、こちらから確認電話した事です。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
5日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
離職票等各書類内容の確認です。
-会社と何かトラブルはありましたか?
特にありませんでした。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
関わりたくない会社の退職に自分の力を使わずに、次の事を前向きに考えられてスッキリしました。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
これからの人生の事を考えて、余計な事に力を使わずに、次の新しい事に切り替えて進んで行きましょう。
【広島県在住 40歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
代わりが見つかるまではやめてはいけないという風潮の会社のため、すんなり辞めることが難しいと思い、第三者を介して退職したいと思ったため
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
即日退職以降の旨を会社側に電話することができると、相談時に言われたため
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
自分で退職の旨を伝えることなくやめれたのでよかった。
前職の会社は、法令遵守はどちらかというと曖昧な会社であるとニコイチの方もおっしゃっていました。
料金の特別的な加算もされることなく、当初の予算通りで全て円満退職することができたので、おおむね満足しています。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
20日程度
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
特にありません
-会社と何かトラブルはありましたか?
上司に無視されたくらい
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
スッキリした気分で毎日を過ごせています。ずっと嫌な場所で仕事をすることは地獄です。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
悶々と悩んだ日々を送るくらいなら、早急に相談されるべきだと思います
【宮崎県在住 44歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
会社の上司が、自分に対してあまりにも理不尽なことばかり言い、毎日が本当につらかったから。
自分では退職を切り出す勇気がありませんでした。辞めると言えば上司に何を言われるかわからないし、罵声を浴びせられそうな感じがしたから。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
即対応が非常に魅力的だったから。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
退職代行サービスを申し込んでから、すぐに対応してくれましたので本当に感謝しています。
こちらの伝えたい内容をラインを通してやりとりさせて頂き、会社側と何ら揉めることも無くスムーズに退職できた点が非常に良かったです。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
3日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
退職代行依頼後に、担当者との打ち合わせを行いました。
-会社と何かトラブルはありましたか?
大きなトラブルはありませんでした。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
嫌な会社と揉める事もなく退職できて本当に良かったです。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
自分の力で今現在、勤めている会社を辞める勇気が無い方は利用されてみるのも良いかと思います。
【大阪府在住 50歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
半年前に入社し勤務していた会社が、運営や契約内容において非常に杜撰だった。
当初は自分で退職手続きをしようとしたが、社長や事務担当が多忙を口実にされてできなかったため。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
知り合いが以前利用して無事退職できたから
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
手続きのシステムや利用しても100%退職できるわけではないなど、起こりうるリスクなどの事前の説明がしっかりしていたので、安心して依頼することができた。
残念なのは慎重すぎる担当だったのと、多忙だったのかやや応答が遅いように感じた。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
18日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
社保関係の手続き
貸与物(PC・社員証)などの返却
-会社と何かトラブルはありましたか?
損失が出たので訴えるとか言われたが、それっきりで無事終わりました。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
もっと早く利用すれば、時間を無駄にせずに済んだのが残念だが 、すっきりしています。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
本来は自分で申し出や手続きをすべきと思いますが、中にはまともな話し合いができない会社も存在するので、時間を無駄にしたくなければ早めに利用すべきと思います。
【埼玉県在住 42歳 男性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
うつ病が原因で身体がいうことをきかず、起き上がれないため、退職代行をおこなっている法律事務所に退職手続きを全面的に依頼しようと思いました。
また、二度と上司と顔を合わせたくないという気持ちを持っていたことも理由です。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
弁護士に代理人になってもらう形式をとったほうが、会社側がスムーズに私の退職届を受理すると考えたためです。
また、初めて弁護士に電話で相談したときに、退職代行の取り扱い件数は多いため、慣れているという話をうかがったため依頼することにしました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
良かった点は、退職代行を委任して私の代理人となってくれたあと、ただちに私の勤務先の人事部に連絡をし、直接人事部と面談をしてくれて、その日のうちに退職届を受理してもらえることに成功してくれたことです。この点は見事でした。
そして、私の私物については、会社側で処分してくれることで話を決着させてくれたことも良かったです。
一方、残念だった点は、弁護士を通じて人事部に対して、パワハラを非難する文書を提出したのですが、会社側からは謝罪の言葉を引き出すことができなかったことです。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
雇用保険などについて、会社側の手続きが完了するまで2週間かかりました。
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
弁護士への委任状提出。
退職届の作成。
弁護士への報酬支払。
-会社と何かトラブルはありましたか?
当初は会社側から「退職届は本人から提出してもらえないと受理できない」と主張されたようですが、当方の弁護士は「私は代理人の弁護士としてやってきたのです」と言われ、会社側はすぐに引き下がったようです。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
大嫌いな上司と二度と顔を合わせることなく退職することができて、晴れ晴れとした気持ちを抱いています。
いまは別の職場で、気持ちよく仕事をすることができています。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
退職代行の会社は多く存在しますが、万全の態勢で退職を実行したいのであれば、退職代行を手掛ける法律事務所に依頼することをお勧めします。
弁護士に依頼して、弁護士に会社へ出向いてもらえば、会社側は法廷闘争に持ち込まれることを嫌がるため、スムーズに退職届を受理してくれます。
40代女性の体験談(2件)
【静岡県在住 41歳 女性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
入社した歯科医院の院長によるパワハラが酷く、私は心身共に疲れきってしまったのが理由です。
とにかく早く確実に退職したかったのと、自分から言っても退職を許されないだろうなと思い、退職代行を使う決意をしました。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
私は職場から1ヶ月分のお給料の未払いがあったので、それがもらえるのかどうかも気になっていました。
そういう点を相談したい気持ちもあり、弁護士さんが対応してくださる退職代行業者を選びました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
いろんな退職代行サービスがあり「退職代行サービス オススメランキング」なども見たりしましたが、やはり弁護士さんがやっているということでとても信頼出来ました。
職場に送る書類もしっかり作って下さり良かったです。
またやり取りがすべてラインで簡単に出来たので、事務所に出向くこともなく最初から最後まで非常にラクでした。
残念な点は料金が他と比べると割高な点だと思いますが、弁護士さんに依頼しているのでこの金額もしょうがないかなと思います。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
2日
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
LINEで申し込みをしてから、
- ヒアリングシート(入社年月、有給残日数、退職理由、最終出勤日(この日以降は会社に行きたくない希望日)、弊社ホームページはどのように知りましたか?)の記載をラインで行う
- 料金を振り込んだ証拠として「振込明細」の写真をラインで送る
- 職場へ送付する書類をラインで確認する
- 職場へいつ電話すれば良いのか日時を知らせる
- 職場へ知らせたいことの有無を伝える
以上を全てLINEで行いました。
-会社と何かトラブルはありましたか?
全くありませんでした。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
とにかくすっきりしました。退職するまでとても悩んでいましたが、本当に退職代行を使って良かったと思います。
家族からも、退職してから笑顔になったねと言われて本当に良かったです。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
「退職代行」を使うなんて気が引けるとか、高額な金額を取られるかもしれないと悩んでいる方も多いと思いますが、実際使ってみると予想以上に簡単で全てお任せ出来ます。
パワハラやセクハラ、人間関係などで悩んで毎日辛い日々を過ごしている方に是非とも使ってほしいです。
嫌な職場で一日の大半を過ごすことは本当に辛いことです、長期欠席なんてすれば職場に戻るのも余計に辛くなります。
そういう方は退職代行を使って早く逃げてほしいと思います。一歩踏み出すことでその辛さから抜け出すことが出来ます!
【大阪府在住 41歳 女性】の体験談
-退職代行を使った理由を教えてください
営業職だったのですが、会社は新規採用に力を入れるだけで、後のフォローを全くしないため、部下を抱えてやりきれなくなりました。
上司や、周囲への配慮、辞める原因の説明なども幾重にも根回しが必要であり、簡潔に終わらせたかったため。
-どちらの退職代行サービスを利用しましたか?
-その会社のサービスを選んだ理由を教えてください
心の余裕もなかったので、一番上に出てくるのは外して、3番目くらいにでてきたサイトがわかりやすかったので選びました。
-利用満足度を5段階評価でお願いします
満足度:
-サービスの良かった点や残念だった点を教えてください
こういったサービスを初めて利用しましたが、会社からの電話にはいっさい出ることなく、退職することができました。
さすがに携帯を変えることはしませんでしたが、その時に変えてしまっても問題なかったのではないかと思います。
-申し込んでから退職が完了するまでにかかった日数は?
10日ほど
-退職手続きであなたが行った作業はありましたか?
会社からの書類記入や、社員証等の返却のみです。
-会社と何かトラブルはありましたか?
会社ではなく、会社の周囲の人から電話がたくさんありました。
相談をしたら、自由にしていいと。
出たい電話には出ればいいし、会社のキーマンじゃなければ影響ないそうで、個人的に連絡をとってもいいかなと思う人とだけ話しました。
-退職が完了して、今の気持ちを教えてください
引き止められるのが一番嫌だったので、すぐに辞められてとても満足しています。
-これから退職代行を利用する方へ、メッセージがあればお聞かせください
お金を払ってでも、私は面倒なやりとりなく退職できたことに満足しています。
色々なしがらみもあるかと思いますので、そこが綺麗に終わることでストレスも軽減されますので、おすすめです。
まとめ:退職できずに心身をすり減らすくらいなら、代理を立てて手続きを進めよう

今回は、退職代行という新しいサービスについて、
- 退職代行はなぜこれほど広まったのか?
- 退職代行はどんな人が利用しているのか?
- 利用する人たちはどんな問題を抱えているのか?
- 退職代行を利用する際の流れと押さえておきたいポイント
- おすすめの退職代行サービス
- 退職代行を使ってみた40代の体験談
といったことをお話ししてきました。

退職代行なんて、最近の若いやつが使うものだろ?
このように思っていた方もいるかもしれませんが、実際には40代以上の利用者もたくさんいます。
会社で働くということに対しては、
正社員は退職を申し出れば、2週間後に辞められる
ということが民法で定められており、本来は申し出れば辞められるはずなのです。
法によって認められている権利なのですから、何かが辞めることを阻止していたとしても、あなたが我慢したり泣き寝入りする必要はありません。
もし自分だけで退職できそうにないのなら、代理人を立てて状況を打破しましょう。
『退職代行「辞める」を許さない職場の真実』のなかで、著者の小澤亜季子弁護士は以下のように語っています。
健康を損ねるほど働かせたり、パワハラなどで尊厳を踏みにじったり、せっかくのあなたの素敵な才能を生かせない会社からは逃げたほうがいい。
もし自分一人で逃げ出すのが難しければ、弁護士などの専門家の力を借りたらいい。恥ずかしいことでも何でもありません。(中略)
プライドや世間的な評価、上司への恩義・後ろめたさと、自分の命・健康を天秤にかけたら、どちらが大切かなど火を見るより明らかです。「たかが仕事」のために、命や健康を失ってはいけません。
逃げて、元気に生き続けていれば、あなたに合った他の仕事も見つかるでしょう。(中略)辞めないことより、生き続けることが大事なのです。
退職代行「辞める」を許さない職場の真実より
退職代行を依頼するには費用がかかりますが、どのサービスでも、初回の相談は無料で対応してもらえます。
いちど悩んでいることを相談してみませんか?

いざとなったらなんとかなるな…
と知っているだけでも、少しは気持ちが楽になるものです。
あなたの命と健康、そして大切な家族や友人のことを、何よりも最優先に考えましょう。
- 弁護士による退職代行サービス:
専門性はNo.1。すべてをお任せしたい人に - 弁護士法人みやび:
弁護士対応の安心感!実績十分の代行サービス - 退職代行NEXT:
弁護士対応のサービスを安価で利用できる - 退職代行ガーディアン:
労働組合だから会社との交渉もOK - 退職代行Jobs:
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