コラム

転職の「ニワトリ」と「たまご」はどちらが先?

皆さん、鶏と卵の話はご存じですよね。鶏が先か、卵が先か、と言うアレです。

一見、転職に関係ないようですが、実はそうでもないようです。

退職が先か、転職が先か。

つまり会社を辞めたいから転職するのか、別の仕事をやりたいから退職するのか。

何事も「こうしたい」というのは、目的があるから行動に移すのですよね。

転職についても目的を明確にすることによって、わかる事もあるようです。

今回は目的を明確にする意味について、考察してみたいと思います。

転職を目的にする

転職で悩む皆さんの多くは、会社を辞めたいという気持ちが強いのではないでしょうか。

会社の方針に納得がいかない、人間関係に悩まされている。

こういう場合、「できることなら会社で働き続けたい」という思いが、心の奥にあると思います

一方で「別の会社で働きたい」「別の仕事がやりたい」と考えている人はどうでしょう?

その気持ちが強くて転職する人は、会社の状況にかかわらず行動を起こすと思います。

やっぱり「会社を辞めたい」という目的より、「退職後に何をやりたいか」という目的の方が、前向きだと思えますよね。

では転職後「何をやりたいか」について考えてみましょう。漠然とやりたいことを考えても、現実的ではありませんよね。

40代であれば、社会の仕組みや仕事については、もう十分に理解しているわけですから、今までの経験が役にたつと思います。

例えばクライアントに喜ばれたり、上司に認められた時は、誰でも仕事にやりがいを感じますよね。

また没頭して時間を忘れるくらい、集中できた仕事もあったと思います。

あらためて思い起こすと、自分に向いていることや得意なことが、自然とイメージできるのではないでしょうか。

このように仕事で経験した事が、転職の目的を見つける手がかりになると思います。

そして本当に自分がやりたいことが見つかった時、あなたが何をするべきかもわかるはずです。

そうなれば会社をやめる事も、きっとポジティブに捉える事ができると思います。

転職先によって変わる注意点

では退職後に選ぶ職種によって、どういったことに注意すべきか考えてみます。

同業種で再就職

同業種へ転職を目指すなら、業界内で情報を集めることが大切です。

世の中にある求人情報に、40代を対象としたものは、とても少ないのが現実です。

転職の目的が明確になったら、社外の仕事仲間に相談に乗ってもらうことを、お勧めします。信頼できる人には、積極的に相談していいと思います。

どの業界でも40代の退職者は一定数いますから、欠員が出た企業は即戦力を補充したいのもです。

仕事仲間の協力でタイミング良く、スムーズに転職できたという話もよく聞きます。

ただし在職中の転職活動にいい顔をする会社はありませんから、情報が会社に伝わらないようにくれぐれも気をつけてください。

実際に転職が決まったら、元の会社は競合になりますから、退職時のトラブルには気をつけてください。

同業種で独立

先ほども触れましたが40代の求人情報はとても少ないです。コネクションがあっても、すぐに転職活動が成功するとは限りません。

そうなった場合、独立も視野に入れてみてはどうですか。

独立を積極的に勧めたいわけではありませんが、転職活動と独立を並行して模索することで、自分の可能性を知ることにもつながります。

仮に独立することになったら、元の会社とは完全に競合になります。退職時にトラブルを起こすと、仕事に支障がでかねません。

良好な関係で独立できるように、細心の注意をはらって退職の準備をしましょう。

良い関係のまま退社できれば、元の会社とビジネスパートナーになれる可能性もありまです。そうなればあなたにとって、心強い味方になりますよね。

異業種で再就職

この場合、未経験という大きなハンデを背負うことになります。未経験であれば伸び代の分、若い人にアドバンテージがあります。

若い人にはないあなたの強み、経験や管理能力などアピールできるところを探しましょう。

そして40代で未経験の職種に転職するのですから、大変に強いモチベーションがあるはずです。

採用する側もモチベーションが高い社員を採用したいはずですから、そこが最大限に伝わるようにしましょう。

職種によっては、採用されやすい会社もあるでしょう。

あなたの目的にあった、条件の柔軟な会社を選べば、異業種といっても必ずしも不利ではないはずです。

異業種で独立

まったく未経験で独立するのは、とても勇気のいることだと思います。

でも世の中には努力をして一定のスキルを身につければ、未経験で独立しても一定の収入を得られる職種もあります。

新興の産業であるIT関連などは、そういった仕事が多いと聞きますよね。

その中には会社で働くより、高収入につながる仕事もあります。

ただし異業種で独立というのが最もリスクが高いので、くれぐれも慎重に判断してください。

このように転職後にどんな仕事を選ぶかによってさまざまな違いがありますね。

どのような形で転職するにしても、目的を明確にして転職活動を始めることが大切だと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回は「退職のための転職か」「転職のための退職か」について考えていました。

最後にネタバラシすると、これはソクラテスの「生きるために食べるのか、食べるために生きるのか」の言葉から浮かんだトピックスです。

40代まで働いてきて誰もが、理想通りに生きられているわけではありません。

転職というのは大変な決断ですから、くれぐれも熟考の上で行動してください。

今回の記事が退職で悩む40代の皆様に、何かしらのヒントになればと願っております。

▼こちらも合わせてどうぞ▼

この記事を書いた人
らんぼ
50代男性、神奈川県在住。音響関連会社、広告関連会社で20数年の会社員生活を送るも、その間に3回の転職を経験。現在は音響設備に関わる仕事を中心に、幅広く活動中。友人、知人に転職経験者が多数有り。これらの経験を元に転職で悩む皆さんに、何かしらのヒントになる情報を発信できればと思っています。

関連コンテンツ