メンタルヘルス

仕事のストレスと心の病気の関係性とは?

「ストレス社会」、こんな風に言われてすいぶん経ちますが、近年ではさらに拍車がかかっているようですね。

経済産業省の発表でも、仕事に強いストレスを感じている人が約6割で、それに呼応するように、心療内科を受診する人も年々増えているそうです。

メンタル系の病気は、自分には関係のない話である。こんな風に考えている人も多いのではないでしょうか。

でも現実的には、精神疾患は誰にでも発症する可能性があります。「関係ない」と思っている人ほど、気が付いた時には、症状が重くなっている危険性があるのです。

実際に私の周りでも、適応障害や燃え尽き症候群、うつ病などの原因で、休職や転職した人が何人もいます。

今回は知人たちの経験談を参考に、心の病気の予防法や、予兆を感じた時の対処法などについてお話ししていきます。

現代社会で働く皆さんの、心の健康につながる記事になればと願っています。

心の病気はストレスから発症する

働く人たちが心の病に侵されてしまうのは、ストレスが大きく関係しています。

心の病気の特徴や、その原因であるストレスについてお話ししていきましょう。

メンタル系の病気は、誰にでもなる可能性がある

まず最初に覚えておいてほしいのは、メンタル系の病気は、誰でも発症する可能性があるということです。

日常的に体を鍛えているプロスポーツ選手であっても、負担の蓄積で疲労骨折するように、ストレスをため込み過ぎると、精神面の強さとは無関係に、誰でも心の病気になってしまいます。

以下の厚生労働省のページでも記載されていますが、精神疾患は特別なことではなく、風邪をひいて熱が出たり、アレルギーで発疹が出るのと同じで、誰でも何らかの原因でかかりうる病気なのです。

▼厚生労働省のホームページ▼

発症の原因はストレスから

そして働く人が精神疾患を発症する原因の主なものが、仕事によるストレスだと考えられています。

40代ともなれば職場での責任も重くなりますし、上司や同僚、部下など多くのスタッフと関わりますから、人間関係に悩まされることも多いですよね。

これらは、誰にとってもストレスの元になりますが、簡単に逃げられるものではありません。

最悪のパターンは、休みの日にまで、仕事の悩みをついつい考えてしまうといった状況です。

これでは心が休まる時間が持てません。

ストレスがどんどん蓄積して、どんなに心が強い人でも、いつかは折れてしまうのです。

日頃からストレス解消を意識しよう!

心の病気を予防するためには、日頃からストレス解消や気分転換を意識することが大切です。

どのようなものがストレス解消につながるのか、例をあげてみますね。

趣味を充実させる

例えば、趣味を充実させるのも1つの方法です。

仕事を忘れて熱中できるような趣味があれば、プライベートも充実しますし、ストレス解消にとても効果があります。

スポーツなど体を動かすこと

スポーツをすることも、とてもよいストレス解消になります。しかし環境的に、スポーツをするのは難しいという人も多いかもしれません。

体を動かすのが苦にならなければ、散歩や軽いジョギングをはじめてみるのはどうでしょうか。

仕事を忘れて、適度な運動で汗を流せば、思った以上にリフレッシュできると思います。

友人や家族との会話を増やす

趣味や運動に時間を取るのが難しいのであれば、親しい友人や家族との会話の機会を、増やすことはできないでしょうか。

親しい人との会話は、それだけでも気分転換になりますし、仕事の悩みを聞いてもらえる人がいれば、相談してみるのもいいでしょう。

ため込むことが一番よくないので、グチでも悩みでも、たまったものを吐き出せば、誰でもスッと心が軽くなるものです。

ストレス解消を意識して自分なりの方法を見つけよう!

仕事疲れで休みの日に家で一日中ぐったり、こういう状況はもちろん理解できるのですが、頑張ってストレス解消のために行動を起こしてみませんか。

自分なりのストレス解消や気分転換の方法を見つけることが、心の病気から自分を守るために、とても大切なことなのです。

心身の不調を感じたら、すぐに病院を受診しよう

「もしかしたら自分が心の病気なのでは?」、このように感じたときは、どうすればいいのでしょうか。

心の病気の初期症状

心の病気も体の病気と同じように、早期発見、早期治療が最良の策です。しかし心の病気の場合は、本人も周囲の人も気づきにくいのが大きな問題です。

早期発見が難しい理由としては、症状に個人差が大きいこと、初期の頃は生活に支障がないこと、こういったことが挙げられます。

心の病気の初期症状としては、下記のような症状が見られるようです。

心の病気の初期症状(精神面)
  • やる気が出ない
  • 不安な気持ちに襲われる
  • イライラして落ち着かない
心の病気の初期症状(身体面)

倦怠感、体が重い、疲れが取れない、不眠、夜中に何度も目が覚める、食欲不振、吐き気、食べ物をおいしく感じない、動悸、息切れ、発汗、頭痛、めまい、息苦しい

いずれの症状も、初期では心の病気が原因と気付きにくいものです。

しかし我慢して仕事を続けているうちに、病状を悪化させてしまう可能性があるので、当てはまると感じたときは、早めに病院で受診することをおすすめします。

早めに病院を受診しよう

家族や友人に相談して心療内科の受診をすすめられた、内科など別の病院を受診して、そこで心療内科へ行くように言われた、などの話をよく聞きます。

心の病気も、専門医で適切な治療を受ければ、確実に回復に向かいます。

ですが症状が悪化してからでは、回復に長く時間がかかりますし、再発のリスクも高くなってしまいます。

処方される薬も効き目が強いものが多くなり、薬の副作用で、集中力の低下や情緒不安定になることもあり、仕事や生活に支障が出ることもあります。

そうならないためにも、早期の発見と治療が大切です。

少しでも該当する症状を感じたら、ためらわずに心療内科を受診してください。何事もなければ、それに越したことがないですからね。

仕事との向き合い方

心の病気と診断されて、治療を始めることになったら、まず考えなければならないのは、仕事をどのようにして続けていくかということです。

心の病気の原因は、仕事のストレスよるものがほとんどですから、会社と相談して適切な休職期間を取ることをおすすめします。

無理して治療しながら仕事を続けたために、症状が悪化して長期休職することになってしまった。このような話をよく聞きます。

ヘタに我慢して仕事を続けるよりも、すぐに適切な休職をした方が療養期間も短くなり、職場への復帰も早まると思います。

担当医師との相性は重要

治療にあたっては、病院や医師との相性が重要となります。

どんな病気でも、担当医師と合う・合わないは出てきますが、メンタル系の病気の場合は、とくに影響が大きいのです。

私の知人でも、最初に通院した病院では病状が回復しないため、別の病院に変えたら、そこから回復に向かったという人がいます。

担当医との関係に少しでも不安を感じたら、すぐに他の病院も受診してみましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は心の病気の予防法や、予兆を感じた時の対処法などについてお話ししました。

体が健康であることは、何にも代えがたい大切な宝です。

それは同様に、心の健康にも言えることですから、仕事でストレスを感じていたり、精神的な不調を感じている方は、今回の記事をぜひ参考にしてほしいと思います。

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この記事を書いた人
らんぼ
50代男性、神奈川県在住。音響関連会社、広告関連会社で20数年の会社員生活を送るも、その間に3回の転職を経験。現在は音響設備に関わる仕事を中心に、幅広く活動中。友人、知人に転職経験者が多数有り。これらの経験を元に転職で悩む皆さんに、何かしらのヒントになる情報を発信できればと思っています。

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