退職準備

管理職が退職を“決意”したら、まず考えるべき7つのポイント

憧れていた「管理職」も実際に就いてみると、成果を求められるプレッシャーや、部下の扱いなど、さまざまな苦労を経験します。

現場の最前線に立ちながらも、一定の管理を担う「プレイングマネージャー」という立場においては、いっそうの苦労を強いられることでしょう。

自分を犠牲にして会社に尽くしても、

  • なかなか収入が上がらない
  • 残業がいっこうに減らない
  • 休日出勤も当たり前

このような理由から、“退職”という選択する管理職の方は少なくありません。

しかし組織の重責を担う管理職が辞めることは、予想以上に周囲に大きな影響を与えます。

とはいっても、管理職も「ひとりの人間」です。

仕事ばかりでなく、家庭や趣味に時間を費やし、もっと人生を満喫したいと考えるのは普通のことでしょう。

そこで本記事では、管理職で退職を“決意”した方に向けて、

  • まず意識すべきポイント
  • スムーズに転職するためのノウハウ

上記について詳しく解説します。

周囲への影響を最小限にとどめ、理想の転職をするための具体的な方法です。

5分ほど手を止めて、ぜひ参考にしてみてください。

管理職の人間が「自己都合」で会社を辞めるのは、無責任なことなのか?

管理職であるあなたが、”退職“という言葉を口にした瞬間に、まず言われることは「無責任」という発言でしょう。

会社を裏切るのか?
部下の育成を放棄するのか?

このようなことさえ言われるかもしれませんが、ここで挫けてはいけないのです。

確かに現場のマネジメントを担う管理職が職務を放棄することは、無責任だといえるでしょう。

しかし、会社があなたの人生を保証してくれるわけでもなければ、家族を養ってくれるわけでもありません。

真面目な人ほど、無責任とまで言われると深刻に受け止めてしまいがちですが、ここでブレてはいけないのです。

さまざまな苦悩を抱えて思案した結果、退職という選択をしたのであれば、あなたが引き返す必要はありません。

管理職の退職が多い会社の傾向と退職理由

いわゆるブラック企業以外でも、管理職ともなれば、かなりハードな環境で働くことになります。

管理職の退職が多い会社には、どのような傾向があるのでしょうか。

仕事量と給与が見合わない

管理職が退職を決意する理由で多いのが、仕事と給与のアンバランスでしょう。

常に成果を問われ、ときには会社や部下のために頭を下げ…、こうした苦労がなかなか報われないのが現状です。

収入は伸び悩んでいるし、余暇も満足に楽しめない…

最初は多く感じた給与も、拘束時間で計算してみれば平均時給+α程度

正当な報酬を受け取っていないと感じている管理職は、実はとても多いのです。

過度なストレス、過酷過ぎる労働環境

成果至上主義の会社では、実績ありきのマネジメントとなり、

  • 現場からは不満の声
  • 会社からは責任を問われる

このような板挟み状態におちいります。

責任をなすり付けられたり、パワハラまがいの言葉を浴びせられたりするのです。

中間ポストの入れ替わりが激しい会社は、まさに“ババ抜き状態”といえるでしょう。

管理業務に集中できない

慢性的な人手不足から現場業務を担い、挙句の果てには新人教育まで任される。

カラダがひとつではとても足りない…

こんなふうに嘆くプレイングマネージャーがとても多いのです。

管理業務に集中できずに消耗する毎日…。
こうした傾向は、サービス業や運送業界などで頻繁に見られます。

仕事が正当に評価されない

  • プロセスよりも結果しか評価されない
  • 上司の好き嫌いで評価が左右される

このような正当な評価やフィードバックがおこなわれない会社は、社員の離職率が高くなります。

管理職でもガマンの限界を超えて、やがて退職を決意するのです。

必要な裁量を与えてもらえない「名ばかり管理職」も同様に、責任を擦り付けられ正当に評価されません。

退職を決意したら、まず考えるべき7つのポイント

管理職であるあなたに、すでに退職の“心づもり”があるなら、以下に挙げる項目をまずは意識すべきです。

会社の負担、周囲への影響を理解する

現場で舵を取ってきた管理職の退職は、会社にとって大きなダメージを与えることを認識してください。

会社・取引先・周囲の人間への影響を、最大限に抑えることに注力していきましょう。

退職を申し出るタイミング

就業規則で決められた期間は、たいてい2週間~1ヶ月ですが、現実的な話をすれば、退職の申し出は早ければ早いほど良いでしょう。

早めに退職意思を伝えておくことで、会社はじっくりと後任を探すことができますし、取引先への案内にも余裕ができます。

遅くとも2~3ヶ月前には、直属の上司に退職の意向を伝えておきましょう。

また、繁忙期や年度の切り替わる時期での退職は、可能な限り控えたほうがよいです。

会社が納得する退職理由

会社批判や上司批判など、ネガティブな退職理由はそのまま伝えないようにしましょう。

表向きはスマートに、会社や周囲を納得させるための退職理由を用意してください。

もし退職の事実を、部下や新入社員が知ってしまった場合は、ネガティブにならないように、最大限の配慮を心掛けましょう。

引き継ぎについて

引き継ぐべき業務を洗い出して、以下のような検討をおこない、必要に応じてデータや資料にまとめておきましょう。

  • 引継ぎにはどの位の期間が必要か?
  • 見直せる項目(業務)はないか?
  • (業務を)複数人に割り振れないか?

課題や検討中の内容なども、漏らさず共有するように心掛けましょう。

有休消化、退職金の支払い制度

有給休暇の残日数を消化するためのスケジュールを、早めに会社側とすり合わせておきましょう。

退職金については、金額や支払われる時期も確認が必要です。

会社によっては一時金として受け取るほか、企業年金として支払われるケースもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

退職手続きに関すること

退職届を提出するほかにも、

健康保険被保険者証・社員証・名刺・通勤用ICカード・制服など

上記のようなものは返却が必要となります。

逆に会社から受け取るものとしては、年金手帳や源泉徴収票など、社会保険や年金の切り替え、失業保険の申請に関する書類を受け取ります。

「なにを?いつまでに?」をキチンと確認しておきましょう。

転職プラン

転職活動についても、在職中からしっかりと計画しておきましょう。

一般的に転職は、ブランクが空くほど不利になってしまいます。

入社希望時期から逆算して、転職のスケジュールを立てておくことをおすすめします。

資格を取る場合も同様に、計画性をもって漠然と転職活動することだけは避けましょう。



管理職の退職に立ちはだかる問題とは

あなたが退職を決意していても、その決意に立ちはだかる問題は存在します。

スムーズな退職を果たすためにも、あらかじめ対策をしておくことが重要です。

上司や会社からの引き留め

上司から退職を引き止められたり、退職時期の見直し(延長)を提案されることもしばしばあります。

なるべく迷惑をかけないように配慮するべきですが、無理な要望に対しては、以下のように断るようにしましょう。

  • 断固たる意思表示をする
  • 次の仕事が決まっている事実を伝える
  • やりたいことが自社では実現できないことを伝える

家族の反対

退職することに対して、家族からの同意が得られないケースもあり得ます。

収入が途絶える(下がる)ことを懸念して、家族が理解を示してくれない場合は、具体的な転職プランを示して丁寧な説得を心がけましょう。

どうしようもないときは「退職代行」もひとつの方法

基本的には管理職として、責任をもって退職の手続きを進めるべきですが、

  • 上司や会社がブラックで、まともなやり取りができない
  • 心身がまずいので、どうしてもすぐに退職したい

上記のようにトラブルや本当に辛くて、どうしようもないというケースであれば、「退職代行」サービスを利用する方法もあります。

会社への連絡などを代行してくれるので、直接話をする必要もなく、会社へ行くことなく退職を完了させることができます。

代行を依頼すると費用が発生しますが、相談には無料で乗ってもらえるので、会社に行かずに退職手続きを進めたいという場合は、いちど相談してみましょう。

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管理職からの転職を成功させるために必要なこと

ここでは、管理職であるあなたが転職を成功させるために、必要となるポイントをまとめました。

以下の4点を押さえて転職活動を進めましょう。

まずは円満に退職することを心がける

退職することを決意したとしても、退職日までは全力で会社に貢献しましょう。

円満に退職するポイントは“礼を尽くすこと”です。

  • 仕事への熱意、クオリティを保ち、最後まで手を抜かない
  • 正確で丁寧な引継ぎを心がける

自身が気持ちよく次へ向かうためにも、ベストを尽くして業務にあたりましょう。

経験を振り返り、キャリアの棚卸をおこなう

キャリアを振り返って、今後に活かせる知識・スキルなどを整理しましょう。

転職活動においては、これらがアピールポイントとなってきます。

在職中に掴んだ手応えや乗り越えた苦難など、自己分析につながる要素を洗い出して整理しましょう。

次の職場に求める条件を明確にする

「退職理由=最優先項目」となるのが一般的ですが、ほかにも重視する項目をまとめておけば、転職の際に企業選びがスムーズになります。

企業ニーズに応えられる人材になる

客観的な視点から自身を捉え、足りない部分を補いましょう。

資格・スキル・知識・体力など、限られた時間を有効活用するために、最大限の知恵を巡らせてください。

自身の市場価値を正しく把握することが、転職を成功させるための最も重要な要素となります。

ハイクラス向けの転職エージェントを活用しよう

  • 培ってきた知識や経験を活かしたい
  • 年収ダウンは可能なかぎり避けたい

このようなニーズを満たすには、“上位職からの転職者”を専門に扱う、ハイクラス系の転職エージェントの利用がオススメです

各業界に精通したキャリアアドバイザーが、求職者と企業とのマッチングを図るほか、企業側からスカウトを受けることもできます。

年収600万~の求人情報が豊富にあり、全国幅広いエリアに対応していますので、ぜひいくつか登録しておきましょう。

おすすめのハイクラス系転職エージェントは、以下の4つとなります。

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まとめ:ポイントを押さえてスムーズに乗り切ろう

今回は、管理職で退職を決意した方に向けて、意識するべきポイントやスムーズに転職するためのノウハウをご紹介しました。

ポイントをおさらいしておくと以下の通りです。

管理職の退職で考えるべき7つのポイント
  1. 会社・周囲への影響に最大限配慮する
  2. 退職は可能なかぎり早めに申し出る
  3. 退職理由は会社と周囲が納得できること
  4. 引継ぎ事項を正確にまとめる
  5. 有給・退職金は漏れなく確認
  6. 退職手続きに関しても事前に確認
  7. 転職プランをきちんと立てて行動する

管理職の転職にはいろいろな障害がありますが、ポイントを押さえれば必ず乗り切ることができます!

よりキャリアとマッチした仕事を効率よく探したい

このような場合は、ハイクラス系転職エージェントをぜひ活用してみましょう。

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この記事を書いた人
Santiago
40代男性、神奈川県在住。運送業界にて管理職を経験するも、家族との時間をもっと大切にしたいと40歳にて転職。現在は、自由気ままに暮らしながらWebライターとしても活動中。森林散策とカフェでのひと時が元気の源!

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