資格・スキルアップ

転職者が気になる「第三種冷凍機械責任者」の資格と取得方法を徹底解説!

転職で設備管理の仕事を希望する方なら、気になる資格といえば「第三種冷凍機械責任者」ではないでしょうか。

未経験から取得可能で、なおかつ実用的。となれば、興味が湧いてくるのも当然ですよね。

残業が少なく、シニアスタッフでも活躍できるビルメンテナンス業界は、求人情報も豊富であり、40代の転職者にとってオススメの業界といえるでしょう。

今回の記事では、第三種冷凍機械責任者に興味がある転職者に向けて、資格概要と取得までの道のりを詳しく解説しています。

ビルメン第一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてみてください。

第三種冷凍機械責任者とは?

冷凍機械責任者とは、その名の通り冷凍機械の保守・管理を許可するための国家資格です。

モノを凍らせるためには、高圧ガス(もしくは電気)を使用します。

高圧ガスには引火や爆発など危険性があるため、「高圧ガス保安法」により、取り扱いが規制されているのです。

冷凍機械責任者は、高圧ガスを有する冷凍機械の保守管理をメインにおこなうほか、無資格者が冷凍機械を操作する際は、監督する業務を担当。

冷凍機械は、身近なところだと冷蔵庫や冷房設備に使われていますが、他にも食品を冷蔵・冷凍させる工場などでも、冷凍機械設備は整備されているのです。

冷凍機械責任者の資格は、高圧ガスを製造する冷凍機械の規模により、以下の3種類に分かれています。

冷凍機械責任者資格の種類
  • 【第一種冷凍機械責任者】
    すべての製造施設にて対応可能
  • 【第二種冷凍機械責任者】
    一日の冷凍能力が300トン未満の保安管理
  • 【第三種冷凍機械責任者】
    一日の冷凍能力が100トン未満の保安管理

上記はいずれも国家資格です。

実際に保安責任者になるには、冷凍機械責任者の資格取得にプラスして、一年以上の実務経験が必要となります。

転職者が資格を取るメリット

転職を検討している方が、第三種冷凍機械責任者の資格を取得するメリットは以下の通りです。

国家資格者として転職が有利になる

第三種冷凍機械責任者の資格を取得すると、国家資格者となれるので、専門性をアピールしてスムーズな転職活動をおこなえます。

第三種冷凍機械責任者は、設備管理の仕事(ビルメンテナンス)において必須資格といわれる、通称「ビルメン4点セット」のひとつです。

上記も合わせて取得すれば、転職活動を優位に進めるうえで、さらに幅と裁量が広がるでしょう。

仕事に対しての知識・理解が深まる

近頃では、冷凍機械責任者を不要とする「ユニット型設備」も増えており、資格の需要が薄れているといわれています。

しかし、必要な知識や理解を深める意味では、資格を取得することは大きな意味を持っています。

実際に業務を任せるなら、有資格者に任せたいと考える企業はいまだに多くあるのです。

危険性も伴う冷凍機械だからこそ、安全を確保する意味でも、知識をきちんと身に付けるべきでしょう。

資格手当などの「好待遇」が期待できる

冷凍機械責任者の資格取得によって、転職先で基本給が考慮されたり、別途「資格手当」が支給される会社も数多くあります。

無資格者よりも安心して業務を任せられるので、会社内での活躍が期待され、市場価値も高まるのです。

上級資格にステップアップできる

同じくビルメン資格である「ボイラー技士」の場合は、第二種資格に合格してから、第一種へのチャレンジが可能となります。

しかし「冷凍機械責任者」の場合は、「第三種→第一種」への飛び級や、いきなり第一種資格にチャレンジすることも可能です。

第一種冷凍機械責任者の資格を取得すれば、すべての施設で保安管理担当できますので、仕事の幅が広がり、キャリアアップも期待できるでしょう。

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第三種冷凍機械責任者の試験について

第三種冷凍機械責任者の資格試験は、年1回だけで、毎年11月の日曜に実施されています。

年1回しかチャンスがない試験ですから、しっかりと受験対策をしたうえで、本番にのぞむことが大切です。

受験資格

学歴・職歴・年齢・性別などを問わず、誰でも受験可能です。

試験に関しては、工業高校で習得する程度の知識があれば問題ありません。

業界未経験者でも、3カ月~半年間みっちり勉強すれば、十分チャレンジできるレベルです。

試験科目と受験科目免除制度

試験科目は計2科目で、各科目の問題数と試験時間は以下の通り。

第三種冷凍機械責任者の試験科目
  • 高圧ガス保安法に係る法令:20問(1時間)
  • 保安管理技術:15問(1.5時間)

試験問題は択一式のため暗記がメインです。

また、資格元である高圧ガス保安協会が実施している、「高圧ガス製造保安責任者講習」を受講して検定合格していると、「保安管理技術」の科目が免除に。

高圧ガス製造保安責任者講習は年2回開催されており、3日間で21時間(法令7時間/保安管理技術14時間)のスケジュールでおこなわれています。

受験費用

第三種冷凍機械責任者試験に関わる受験費用は、インターネットでの申し込みが7,900円、一般申請(郵送)の場合は8,400円です。

また保安管理技術の科目免除が受けられる、高圧ガス製造保安責任者講習の受講費用は、インターネットでの申し込みが16,400円、一般申請は16,900円で受講できます。

試験の難易度と合格率

第三種冷凍機械責任者の合格率は、30~40%とそれほど高い数字ではありません。

しかし高圧ガス製造保安責任者講習を受けて、保安管理技術の科目免除された人の合格率は80~85%です

事前に講習を受けておくことが、受験者にとって有利になることを表しています。

試験の申し込み方法

第三種冷凍機械責任者の試験は、高圧ガス保安協会が開催しています。

試験日程は、高圧ガス保安協会のホームページから確認することができ、あわせて申し込みも可能です。

第一種冷凍機械責任者の試験は、東京や大阪など都市部でしか開催されていませんが、第二種・第三種に関しては、全国47都道府県で受験することができます。

ポイントをおさえて、効率よく資格を取ろう!

これは第三種冷凍機械責任者に限りませんが、国家資格を取るためには、ポイントを押さえて効率よく勉強することが大切です。

とくに冷凍機械責任者の試験は、年一回しかチャンスがありませんので、確実に合格できるように最大限の集中で挑みましょう。

冷凍機械責任者の受験において、もっとも重要視されるのが、蒸発・圧縮・凝縮・膨張から成る「冷凍サイクル」への理解です。

学習方法はリーズナブルな独学か、通信講座や有料教材を利用して手堅くいくか、この“二択”となります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

過去問やテキストを活用。リーズナブルな独学

独学での合格を目指すのに、必要となるのは参考テキストと過去問題集の2冊だけです。

一番のメリットは、やはり受験費用が安価に抑えられること。試験費用プラス書籍の購入費用だけで、必要な知識を得ることができます。

ただしスケジュール管理が苦手な方や、独学でモチベーションを保てない方は、挫折する可能性がありますから、独学は避けた方が無難でしょう。

独学で一定知識を得るためには、要領よく効率的に勉強することが大切です。

まず参考書に目を通して、間髪入れずに過去問を繰り返し解いていく。

その際に不正解の箇所は、「参考書の読み返し」と「過去問の解説」参考にして、理解を深めます。

このような「定番パターン」を取り入れることが、合格への一番の近道となるのです。

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通信講座や有料教材を活用して、手堅く合格を目指そう

  • 機械の知識がまったくない方
  • 過去独学で受験に失敗をした方
  • 費用は気にせず確実に合格したい方

上記のような方であれば、通信講座(有料教材)の勉強法がオススメです。

基礎知識から段階的に学べますし、疑問点や不明点も質問することで早々に解決できます。

学習効率もよくなるので、合格率が格段に上がるでしょう。

唯一のデメリットは費用がかかることですが、未経験者がつまづくポイントや直近の出題傾向を提供してくれる点を考えると、受講費用は決して高いものではありません。

職業訓練法人JTEX(ジェイテックス)の「第3種冷凍機械責任者(受験講座)」の費用は24,200円。

受講期間は4ヶ月で添削(レポート)は全4回、実際の試験と同レベルの模擬問題にもチャレンジできます。

JTEXの「第3種冷凍機械責任者受験講座」はこちら

SAT株式会社が提供する「第三種冷凍機械責任者講座」は、有料教材(DVD)のみの場合39,800円、DVD+Eラーニングで44,800円となっています。

動画は全国で講習会をおこなう、一流の講師陣によるもので、解説がわかりやすいと好評です。

テキストは動画とリンクしており、初心者でもスラスラと勉強ができます。

スキマ時間を活用できるEラーニングがあれば、忙しい方でも効率的に学べるでしょう。

SATの「第三種冷凍機械責任者講座」はこちら

まとめ:第三種冷凍機械責任者は40代におすすめの国家資格

今回は、第三種冷凍機械責任者の資格にスポットを当てて、資格概要と取得までの道のりを詳しくご紹介しました。

高圧ガスを使用する冷凍機械の保守管理には、冷凍機械責任者の資格が必要です。

第三種冷凍機械責任者の資格は誰でも受験可能で、機械の知識がない方でも、「高圧ガス製造保安責任者講習」を受講すれば、格段に合格率がアップするでしょう。

試験は毎年11月に実施されますから、まずはここに向けて勉強を始めてみてください。

独学で合格することも可能ですが、心配な方はSATやJTEX(ジェイテックス)の有料教材で、学習することを検討してみましょう。

第三種冷凍機械責任者は、設備管理への転職を希望する方の登竜門といわれる、ビルメン4点セットのひとつです。

ビルメンテナンス業界への転職を目指す方なら、ぜひチャレンジしてみましょう!

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この記事を書いた人
Santiago
40代男性、神奈川県在住。運送業界にて管理職を経験するも、家族との時間をもっと大切にしたいと40歳にて転職。現在は、自由気ままに暮らしながらWebライターとしても活動中。森林散策とカフェでのひと時が元気の源!