コラム

ジョブ・カードとは?制度の意義と転職活動への活用について

キャリア・コンサルタントとして、鹿児島県で活動させていただいている、「きき」と申します。

転職を希望される方々で、最近相談が多いのが、30代後半から40代後半のあたりの方々です。

定年まで同じ会社で働くのではなく、40代あたりで転職を考えている方々が増えているからなのでしょうね。

転職を考えるにあたっては、自己理解と転職先でのキャリアアップ計画が重要です。

ジョブ・カードとは、履歴書とは異なる形で求職者のキャリア・プランニングや、職業能力の証明を行い、企業とのマッチングをはかる制度です。

ジョブカードのメリット

ジョブカードのメリット※ジョブ・カード総合サイトより

今回は、ジョブ・カード制度とはどのようなものか、その意義や転職活動への活用方法などをお話していきたいと思います。

ジョブ・カード制度とは?

ジョブ・カード制度とは、どのようなものなのかをまずお話ししていきます。

厚生労働省が制作している、以下の動画でも詳しく確認できますので参照してください。

ジョブ・カード制度 活用動画 <全編>

履歴書とジョブ・カードは異なるもの

履歴書といえば、皆さんご周知のとおりだと思います。

大学生の就職活動や社会人が転職先の企業へ、アルバイトを希望する際にも提出するものというイメージがあると思います。

一方でジョブ・カードとは、これまでの経歴を記載する履歴書では表出できない、人間性や価値観といった内面的な部分まで、踏み込んで作成するツールとなっています。

ジョブカードの目的

ジョブカードの目的※ジョブ・カード総合サイトより

厚生労働省の呼びかけでスタート

厚生労働省が平成20年から活用の呼びかけを開始し、平成27年4月には様式と活用方法が見直された、「新ジョブ・カード制度」がスタートしています。

ジョブ・カードは応募書類として就職活動で利用することができますし、また、記入することで、自分自身のビジョンを明確にすることができます。

キャリアコンサルティングで活用

キャリア・コンサルタントへの提出の際には、自分自身の職業意識やキャリア形成上の問題点を明確にして、どのような職業に適性があるのかどうか、キャリア形成の方向付けをしていくものであります。

ジョブ・カードは、キャリア・コンサルタント(登録含む)等によるキャリア・コンサルティングを受けることで交付されます。

ジョブカードの活用例

ジョブカードの活用例※ジョブ・カード総合サイトより

ジョブ・カードの作成準備① ~活用にあたっての確認事項

ジョブカードを作成するにあたって、まず以下のことを確認しておきましょう。

ジョブ・カードとは

ジョブ・カードとは、作成する過程において、ご自身の能力や将来への希望を整理し、明らかにしていくものです。

様式にそって、これまでの学習歴や職業経験などを振り返り、将来に向けた希望や目標を考えながら記入をしましょう。

ジョブカードの様式

ジョブカードの様式※ジョブ・カード総合サイトより

キャリア・コンサルティングとは

専門資格を持つジョブ・カード作成アドバイザーが、ジョブ・カード作成のアドバイスを行います。

作成する際は、ジョブ・カード作成アドバイザーによる相談をあらかじめ受けて、署名をもらいましょう。

キャリア・コンサルティングを受けるには

キャリア・コンサルティングは、ジョブ・カード作成アドバイザーが行います。依頼はハローワークなどでご相談ください。

正しい記入を行いましょう

ジョブ・カード作成アドバイザー(キャリア・コンサルタント)は、本人の同意がない限り、個人情報や相談内容を第三者に提供することはありません。

安心してありのままを記入しましょう。

虚偽の記載は絶対にしないでください。自身の能力やキャリアの整理ができないだけでなく、虚偽のまま転職活動に使用することは責任問題に発展します。

ジョブ・カードの作成準備② ~自己理解をしましょう

ジョブカードの作成にあたって、自己理解を深めるために以下のことを行います。

自分の性格やキャラクターを理解する

さまざまなやり方がありますが、ここではアセスメントツール(測定ツール)として、スキルチェックを用いた例をお話しします。

【具体例】
対人関係力、対人援助力、交渉力、指導力、業務遂行力、事務的能力、手才の器用さなど

これらを5段階の数値で判断することで、グラフにより自身の適正を分析することができます。

これまでの人生を振り返ってみる(キャリアの棚卸し)

【具体例】

  • 子どもの頃の思い出(得意だったこと、褒められたこと、なりたかったこと)
  • 学生時代の思い出(部活、友達、親兄弟との関係、得意だったこと、褒められたこと、つらかったこと、職業への夢、資格取得、家の手伝い、就職活動)
  • 社会人になって思ったこと(前職での体験、違和感、価値観不適合、社会の厳しさ、自分の甘さ、給与、休日勤務時)

これらを表出することで、振り返りとキャリアの棚卸をすることができます。

自分の「強み」と「弱み」を分析する。

これまでの人生を振り返り、見えてきた「自分の強みと弱み」を分析します。

  • リーダーシップが取れるか?
  • 与えられた仕事を着実にこなすことが得意なのか?
  • 行動派なのか、じっくり仕事をするのが得意なのか?

上記など、考える要素は数多くあります。

自分を美化せずに、自らの弱みを認めことが大切です。

まとめ ~ジョブ・カードで自身の「強み」を見つけよう!

ジョブ・カードを活用した転職のステップ
  1. ジョブカードで過去の棚卸を行う
  2. 自身の強みを見つける
  3. その強みを自身の「売り」にする
  4. 強みを応募書類にまとめて「カタログ」化する

ジョブ・カードはそのカタログの原本となります

いかがでしょうか?

今回は「ジョブ・カード」制度の意義や、転職活動への活用方法についてお話ししました。

続きとして次回は、「ジョブ・カード」の作成方法について、お話ししていきたいと思います。

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この記事を書いた人
きき
40代男性、鹿児島県在住。医療法人で総務全般経験、顎関節症等発症し33歳で離職。現在、40代になり、有限会社で就職支援業務に就く。助言者の立場として、発信させていただきます。