資格・スキルアップ

【物流業界】40代で物流の仕事を目指す人にオススメの資格4選

社会のインフラを担う物流業界は、多くの転職志望者が集う業種でもあります。

未経験から物流業界を目指す方にとって、転職を有利にすすめられる関連資格は気になるところでしょう。

この記事では、物流業界で優遇される資格を厳選して4つご紹介します。

それぞれの資格の難易度や、取得方法についても説明していますので、物流業界への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

物流業界とはどんな業種なのか

物流業界とは、物の流通を担う業種の総称です。

いちばんイメージしやすいのは、宅配便などの「運搬」ではないでしょうか。

しかし物流業界には、「運搬」以外でもさまざまな業種が存在しています。

  • 保管
  • 荷役
  • 加工
  • 梱包、包装
  • 情報管理

上記のように、物が移動するのに伴って、様々な役割を担う専門の業種が存在しています。

それらを総称して物流業界と呼ぶのです。

それぞれに業務内容は異なっているのですが、物流業界でもっとも多くの人員が在籍している、「運搬」にスポットを当てて解説していきます。

何をするのか

運搬は「陸路」「空路」「海路」を通って、商品を顧客の元へ届ける仕事です。

日本では陸路が発達しているので、トラックなどの車両を用いて、企業や個人のもとへ商品を届けるパターンが一般的です。

運搬ひとつをとっても、大きく3つのタイプに分かれます。

  1. 国内で生産した商品を国内へ運ぶ
  2. 国内で生産した商品を国外へ運ぶ
  3. 海外で生産した商品を国内へ運ぶ

それぞれのパターンによって、陸路や空路、海路の仕事内容は変わりますが、ひとつだけ変わらないことがあります。

それは「品質」を維持したまま、「期日」を守って届けることです。

どのパターン、どのルートで物流に携わるとしても、これだけは普遍的なルールですから、責任感や緊張感を持って仕事に取り組まなければなりません。

ドライバーとして物流業界に携わる場合は、安全運転やルートの確認を怠らないことで、品質と期日を守ることができます。

運搬以外の部門で働いている方々も同様に、それぞれが自分の持ち場をしっかりとこなすことで、品質と期日を守って荷物を届けているのです。

こういった連帯の意識を感じながら、目の前の業務をしっかりとこなせる方には、ぴったりの仕事といえるでしょう。

どこで働くのか

勤務場所は職種によってさまざまですが、運搬で働く人で多いのは、トラックドライバーなどの陸路の運転手でしょう。

おもな勤務地は、トラックの運転席や機材の操縦席となります。

トラックドライバーは人と話さなくてよい仕事

このように思う方がいるかもしれませんが、そうとは言い切れません。

事業所と目的地を行き来する間は一人ですが、それ以外の場所では人と関わることも多い職種です。

むしろ、納品の期日やルートなどの確認漏れがないように、細かなコミュニケーションが必要となるでしょう。

目的地では、クライアントの指示を正しく汲み取って、商品を積み降ろしたり、新たな荷物を積み込んだりといった業務が中心となります。

接客業のように、常にお客様と関わる職業ではありませんが、コミュニケーション能力が求められる仕事です。

待遇や給与は?

物流業界の平均給与は450万円ほど。

ただ、ひと口に物流業者といっても、海外との大口取引を専門としている総合商社などの物流部門では、大企業ベースの高い給与水準となっています。

こういった大企業に勤めている方が平均を引き上げていると考えれば、実質的な給与はもう少し低いものになるでしょう。

ただし物流業界は、スキルアップを果たすことで、年収を大きく引き上げられる業界です。

物流業界で求められるスキルとは

ここからは、物流業界で求められているスキルや資格についてご紹介します。

物流業界で求められるスキルとは、

  • 責任感
  • 正確性
  • ストレス耐性

このような普遍的なものや、

  • 英語力
  • 貿易関連の知識
  • 機材の運転技術

上記のようなことが挙げられます。

どれもインフラを担う物流業界では、欠かすことができないスキルです。

とくに「英語力」や「貿易関連の知識」、「機材の運転技術」に関する資格やスキルを備えることが、給与水準を引き上げるポイントになるでしょう。

物流業界への転職で有利になる資格4選

物流業界においては、以下のスキルを有する人材が求められています。

  • 英語力
  • 貿易関連の知識
  • 機材の運転技術

これらのスキルを備えた人材であれば、たとえ未経験であっても、物流業界への転職がしやすくなるでしょう。

物流業界への転職を目指す方であれば、以下の4つの資格をおすすめします。

物流業界でおすすめの資格4選
  • TOEIC
  • 通関士
  • 貿易実務検定
  • フォークリフト免許

TOEIC

TOEICとは、ビジネス英語の読み取りや聞き取り能力を測るテストです。

990点を満点として、何点くらい取得しているかで、英語力を推し量ることができます。

物流業界では、海外とのやりとりも多く発生しますから、ビジネス英語を扱えることが証明できると、転職も有利に進むでしょう。

最低でも500点ほど、海外との渉外を含む場合は、750点以上をボーダーラインにしてTOIECにのぞみましょう。

通関士

通関士とは、貿易時にかかる関税に特化したエキスパートの総称です。

国家資格として認められており、難関資格としても知れ渡っていますが、実務経験は問われませんから、未経験であっても取得することは可能です。

マークシート形式の試験ですので、ペーパーテストが得意な方は、通関士の資格を取得してから、物流業界を目指すのも手でしょう。

また通関士を取得していると、海外と貿易を行っている企業に転職できる可能性も広がりますから、今後のキャリアを強力に後押ししてくれます。

貿易実務検定

貿易実務検定とは、貿易にまつわる知識が問われるペーパーテストです。

通関士とは違って民間資格ですが、物流業界での知名度や権威性は申し分ありません。

A級、B級、C級とランクが分かれており、A級とB級は貿易実務の経験者を対象にした難易度ですから、未経験で取得するのは難しいでしょう。

まずはC級の取得を目指して、学習を進めてください。

貿易に関する基本的な予備知識が備わっていること、やる気をアピールするには有効ですから、貿易実務検定もオススメの資格です。

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フォークリフト免許

物流業界のなかでも、現場で輝くのがフォークリフト免許です。

倉庫業では必須のフォークリフトですが、扱うためには国家資格である、フォークリフト免許が必須となります。

筆記試験だけでなく、講習も課されますので、取得するにはある程度の費用と時間が必要です。

まったくの未経験者が取得する場合は、35時間の講習と4万円程度の費用がかかりますので、注意しましょう。

しかし、合格率は98%〜99%と非常に高いですから、難易度については、さほど心配しなくてもよさそうです。

まとめ:魅力がいっぱいの物流業界を目指そう

物流業界は、社会のインフラを担う大切な業種です。

ひと口に物流業といっても、そのなかには貿易会社や運送会社など、細分化された役割を担う企業が数多く存在しています。

それゆえに、幅広いキャリアが描けるのも特徴です。

魅力がいっぱいの物流業界へ、一歩を踏み出してみましょう。

未経験からの転職を目指す場合は、今回ご紹介した資格の取得も、ぜひ視野に入れて考えてみてください。

この記事を書いた人
小野澤 優大
20代男性、福岡県在住。新卒で入社した企業で人事に抜擢され、数々の人材と経営視点で関わった経験を持つ。フリーライターとして転職系記事を多く執筆し、転職事情に豊富な知識や経験を有している。