資格・スキルアップ

簿記2級は40代でも資格取得は可能!転職市場のゴールドカードを手に入れよう

40代の転職活動では、若い頃と比較しても、何かと難しい部分が増えてきます。

それゆえに、有利になる準備なら1つでも多くしておくべきなのは、誰もが頭では理解しているでしょう。

年齢に関係なく、準備できる武器のひとつが資格取得です。

なかでも常に人気がある資格として、1位2位を争う位置に君臨するのが、簿記2級の資格となります。

今回の記事では、そんな定番中の定番である簿記2級の資格について、かつて資格専門学校講師を務めていた筆者が詳しく解説します。

ちなみに簿記3級についても、別の記事で話していますので、詳しく知りたい方は以下をどうぞ。

簿記2級はなぜ転職市場で最も評価される資格のひとつなのか?

簿記2級の資格は、なぜ人気の1位2位を争うほど注目され続けるのでしょうか。

それは日本社会の中で、ビジネスパーソンとして独り立ちして生きていくうえで、必要とされる知識だからに他なりません。

簿記の知識は企業の商取引における大前提

大なり小なり、企業間でのやりとりが発生すれば、同時にお金のやりとりが発生します。

そのお金のやり取りが会計という分野の知識であり、日々のやりとりを処理するためには、簿記の知識が前提となってくるのです。

A社もB社も…どこの会社だって、簿記の知識を前提とした商取引がなされています。

これは非営利団体でも同様です。

何らかの団体でお金が出入りするのであれば、正確に記録を取っておく必要が発生しますので、すべての場面で簿記が必要となります。

簿記2級の知識は、世の中の大半を占める中小企業をカバー

簿記3級でもいいじゃないか

このような話も出てきやすいですが、たしかに実務の場面では、簿記3級でも充分に事足ります。

だから簿記3級だって、持ってないよりは持っていた方がいいです。

ゼロかイチかの扱われ方は、転職市場でもかなり異なるものでしょう。

人気資格のランキング等で、簿記「2級」と級を指名されるのには、ちゃんと理由があります。

それは簿記3級が、個人事業主や小規模事業者を前提とした学習範囲であるのに対し、簿記2級では、中小企業を前提とした学習範囲となるからです。

東証1部上場企業などではない、世の中の大半を占める事業者や会社において、その会計業務をカバーできるのが、簿記2級ということになります。

簿記や宅建士などの法律分野の資格が転職で人気

なお余談ですが、宅建士(宅地建物取引士)という資格が、簿記2級と同様に人気資格となっています。

簿記2級と宅建士が人気を二分する理由は、この2つの資格が、法律分野の標準的な知識であると、幅広く知られている資格だからです。

世の中の大半の事業者や会社において、法律を前提とした業務(とくに民法を意識した契約)に関して、カバーできることになる資格であるから、人材市場で活きてくるのでしょう。

簿記2級の難易度は主催団体で千差万別?

ひとくちに簿記2級と書いておりますが、一般的には、日商簿記2級を指すケースが多いです。

日商簿記と全経簿記とは

日商簿記とは、日本商工会議所主催の簿記試験で、その中の2級という意味となります。

知名度が高いのがこの日商簿記検定ですが、会計の分野で同様に認知されるのが、全経簿記検定試験(全国経理教育協会主催)です。

日商簿記2級では、近年は出題範囲と出題形式の変更が相次いでおります。

それに伴って、出題される問題そのものの、難易度が厳しくなってきました。

元からそうだったわけではなく、主催者側も難易度調整に苦労しているようです。

合格率が安定しなかったり、明らかに出題ミス?のような問題があったりと、受験者が困惑する出来事が相次いでいます。

出題ミス?については日本商工会議所は頑なに否定していますが、簿記会計に関わる人達からの非難が年々高まっています。

転職に活かす目的なら全経簿記の取得も考えよう

もともと私たちが簿記2級を取得したいのは、資格が欲しいのではなく40代の転職活動を有利に進めて、望むような転職を実現させるためのことです。

ですから、簿記2級資格の取得を検討される方は、日商簿記2級にこだわらず、全経簿記2級の取得も同時に検討してください。

一般的な知名度は日商に少し劣りますが、転職市場で評価されるという意味では、全経でもなんら問題はありません。

人事担当者ならば、普通に知っているでしょう。

主催団体別の簿記資格の難易度は?

なお、日商と全経の簿記試験、それぞれの主催団体での難易度比較では、

日商1級=全経上級>>>>>>>全経1級>日商2級>全経2級>>>日商3級>全経2級

おおよそこんな感覚で、掴んでおいていただくとよいかと思います。

簿記2級の勉強時間は200時間が基準というのは本当か

簿記2級に合格するためには、学習時間が200時間程度必要とされています。

これまでの経歴や経験にも左右されると思いますが、この時間数は、個人的にはちょっと不足気味なのではと感じます。

一般的な専門学校ですと、簿記2級の授業は、2時間の講義で30回~35回程です。

インプットで60~70時間ということは、実際に手を動かして問題を解く時間は、最大でも140時間ということになります。

のちほどご説明しますが、簿記2級の試験から、ほとんどの方にとっては初見となる、工業簿記という分野も出題されます。

この初見となる工業簿記は、ワンパターンなので慣れると得点源にできるのですが、理解するまでに結構時間がかかるのです。

また、試験直前期に過去問題を10回分解くと想定すると、どれだけ素早く解いたとしても、解答解説との照合や読み込みまで含めて、30時間近くはかかるでしょう。

簿記2級に共通する攻略法

簿記2級では、3級からの継続で学習を進めることになる商業簿記の分野と、ほとんどの方が初めて学習をすることになる、工業簿記の分野から試験問題が出題されます。

慣れない工業簿記の勉強に苦戦する場合も

商業簿記の内容については、簿記3級から学習していることから慣れがあると思います。

しかし、おもに製造業でしか使われないため、一般的に馴染みが薄い工業簿記については、取り組みにくいと感じるでしょう。

そのため、試験本番までに工業簿記の勉強が捗らないというケースが多いのです。

工業簿記で高得点を狙う作戦が有効

実際に学習していただければわかりますが、簿記2級で出題される工業簿記は、大別するとせいぜい6パターン程度の出題傾向しかありません。

取っつきにくいと物怖じせずに、工業簿記の学習にチャレンジしてください。

試験本番の問題でも、商業簿記で得点を多く稼ごうと考える人が多いようです。

しかし簿記2級では、実際は工業簿記のほうが難易度が易しいことがほとんどなので、試験本番では、工業簿記で高得点を狙う作戦を立てた方が、合格しやすくなるでしょう。

簿記2級を手早く取得して、転職活動に専念できるようにしよう!

ここまでご説明してきた通り、簿記2級というのは人気資格だけあって、それなりの難易度があります。

必要な勉強時間は、200時間でもやや足りない可能性があるのです。

40代のあなたが、資格の勉強と転職活動を両立させるためには、なるべく時間効率を高めて準備をする必要があるでしょう。

専門学校を利用して効率よく勉強しよう

そこでオススメしたいのが専門学校の利用です。

あなたにとっては、簿記2級の資格取得が目的なのではなく、40代の転職を最終的に成功させることが目的となります。

そのためのツールである資格取得に、あまり手間をかけていられないはずです。

なるべく短期間で効率よく簿記2級を取得するために、専門学校を利用して、できるだけ転職活動に専念しましょう。

WebやDVDなどの通信講座も充実

簿記2級の試験対策講座を受講する場合は、費用は50,000円~100,000円あたりが相場です。

実校舎への通学や、WebやDVDなどの通信講座など、さまざまな形態がありますから、ご自分の環境に合ったものを選びましょう。

最近は専門学校各社とも、通信講座に力を入れていますので、ライブの授業とほとんど大差ない内容となっています。

安心して活用できるはずです。

日商簿記2級と全経簿記2級をダブル受験しよう

効率よく学習から資格取得を果たすには、試験日程が近しい日商簿記2級と全経簿記2級を、ダブル受験することが望ましいです。

合格のチャンスが2回になるってことですから…

なお、簿記試験の攻略には、自らが手を動かす時間の確保も必要です。

日商と全経、それぞれの簿記2級試験を併願しつつ、基本的な論点や概念は、専門学校の利用でなるべく短時間で済ませましょう。

実際に問題を解く時間を十分に確保して、試験当日にのぞむようにしてください。

まとめ

今回は、40代の転職を有利に進めるための、簿記2級の資格取得についてお話ししました。

簿記2級の資格取得をした後は、さすがに自他ともに視界が変わってきます。

転職活動の際には、その有利さを体感できる場面が一気に増えてくるでしょう。

1人でも多くの方が、簿記2級というゴールドカードを持って、40代の転職活動で、有利な立ち回りができるようになることを願っています。

▼簿記2級の専門書籍▼
この記事を書いた人
涼宮ぷらち
40代男性、長崎県在住。大学卒業後にIT専門量販店へ就職。30代で社会人向資格専門学校へ転職し、運営と公務員受験講座講師を担当。40代を目前にて「本当に必要とされる場所で働きたい」と考えた結果、最初にスカウトされた経営コンサルタント会社に転職。現在に至る。
セカンドゴング おすすめの記事
40代転職の完全ガイド!
40代の転職を成功させよう!

40代の転職を成功させるためには、まず40代の転職を取り巻く状況や現実を知ることが大切です。
そのうえで転職活動の具体的な流れ、各ステップごとの対策や攻略ポイントを学びましょう。
40代転職に特化した当サイトならではのノウハウを徹底解説します!

転職エージェントを選ぶなら
40代におすすめの転職エージェント6選

40代は転職エージェントを活用することが成功への近道です。
しかし失敗したくないので、選び方や注意点など慎重になりますよね…。
3000名以上の転職支援をしてきた筆者が、おすすめの転職エージェントと40代の活用方法を徹底解説します!

みんなのコメント

まだコメントがありません。

関連コンテンツ