現在の転職市場では、応募者が有利な状況が続いている状況です。
転職希望者は300万人を超えており、40代においても、約50万人がより良い条件を求めて転職活動を進めています。
しかし同じ40代でも、短期間で転職に成功する人もいれば、なかなか希望に沿った転職先に巡り会えず、転職活動が長期化する人もいるのです。
転職活動が長期化している人は、
このような自問自答することが多いのではないでしょうか。
それはもしかすると、面接で知らず知らずのうちに、面接官に失言をしてしまっているからかもしれません。
今回の記事では、企業の採用担当者を務める筆者が、面接で口にしてはいけない代表的な失言を3つご紹介します。
最後まで読んでいただければ、自身の失言に気づいたり、発言に注意を払えるようになるもしれません。
ぜひ一度チェックしてみてください。
転職に失敗する40代に共通する3つの失言とは
40代の中でもマネジメント経験がある人は、成長企業を中心に人材が不足しているため、求人数が多い状況となっています。
ただ、管理職の経験があり、面接でも手応えを感じたはずなのに、なぜか不採用とされた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
このような場合は、知らず知らずのうちに失言をしているのかもしれません。
ここでは、面接で口にしてはいけない3つの失言について、具体的にご紹介していきます。
上司や同僚と合わなかった
退職理由や志望動機の中で、上司や同僚と合わなかったことや、上司への不満をあげる人がいます。
正直に話すのは悪いことではありませんが、
面接官からすると、上記のような疑念を抱いてしまうのです。
たとえこのような補足をしたとしても、現職の不満を他社の人に話すことそのものが、失言としてとらえられるでしょう。
仕事上のトラブルやミスが原因で退職した
転職する人のなかには、仕事上のトラブルやミスが原因で、責任をとって退職したという人もいるのでしょう。
たとえ本当の退職理由だったとしても、40代の転職者には、トラブルやミスを事前に回避したり、うまく処理したりする能力が求められています。
このようなことは伝わるかもしれませんが、トラブルやミスの後処理に関する説明がないと、能力がないと判断されてしまうかもしれません。
トラブルやミスの原因が自身の部下に起因するものだとしても、後処理に関する説明がなければ、やはり失言としてとらえられてしまうのです。
他社の結果が出るまで待って欲しい
他社と並行して応募していると、どうしても結果の通知時期がずれてしまうことがあります。
面接で上記のような質問をされることがあります。
このような面接官の質問に対して、
上記のような回答をする人がいますが、これも失言となります。
他社の結果を待つということは、「他社が本命企業です」と面接官に言っているようなものです。
後から内定を承諾したとしても、
面接官はこのような疑念を抱くかもしれません。
面接官のこのような質問には、正直に答えるのではなく、
上記のような、差し障りのない回答で失言を防ぐようにしてください。
面接で失言となってしまう「意味合い」とは?
ここまで転職活動での3つの失言をご紹介しましたが、これらはあくまで代表的なフレーズを紹介したものです。
「なぜ失言なのか?」という意味合いを、しっかり押さえておけば、ご紹介した以外のフレーズでも、失言かどうかに迷わなくて済みます。
ご紹介した3つの失言には、以下のような意味合いがあるので、面接では絶対にNGだといえるのです。
- 前職批判
- トラブル・ミスしがち
- 応募先軽視
しかし、ネガティブなことに一切触れずに、綺麗ごとばかりに終始してしまうと、
逆に面接官から、このように不審に思われてしまうかもしれません。
失言につながるようなエピソードを話す場合は、必ず前向きな言葉で締めるということを、忘れないようにしてください。
前職批判と受け取られる
上司や同僚への不満以外にも、会社方針や収入など労働条件への不満も、失言につながる恐れがあります。
失言と取られないためには、不満を解決するために行動したけれど、解消されなかったという流れを組み入れるのがポイントです。
トラブルやミスをしがちと思われる
トラブルやミスが原因したという表現は、極力使うべきではありません。
もし話すのであれば、トラブルやミスを自身のアイデアで回避したり、うまく処理した具体例があるときだけに限定するのが無難でしょう。
応募先軽視と取られる
面接官も応募企業で働いている社員であることを、しっかり認識しておきましょう。
いくら面接の場とはいえ、自身の会社を軽視されたり悪く言われたりすると、
このように思われてしまうのです。
まとめ:失言となるNGパターンを知って対策しよう!
今回は、40代の転職活動に失敗する人にありがちな、「3つの失言」についてお話ししました。
面接の途中までよい雰囲気で進んでいたとしても、ひと言で状況を一変させてしまうのが失言です。
面接の途中なのに、急に面接を終えようとする動きがあったり、面接官の反応が鈍くなったりしたときは、何か失言があったのかもしれません。
いかに選考といえども、面接は人間同士が接しながら行うものです。
相手の心証を悪くしないことを心掛けると同時に、ネガティブなエピソードは必ず前向きな言葉で締めるようにして、厳しい選考を乗り切ってください。
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