職業選び

40代で経理へ転職は難しい?企業が求める4つのポイントを押さえよう!

企業のバックオフィスに、欠かせないのが経理のポジションです。

入金や出金の管理を通して、会社の経営サポートに直結する経理職は、会社のなかでもなくてはならない部門といえるでしょう。

また、経理は専門知識の求められる職種でもあります。

ある程度のスキルを持つ経理経験者であれば、業界を問わずに幅広い企業で、スペシャリストとして活躍することができるのです。

今回の記事では、年間800社以上、さまざまな職種の求人広告を取り扱ってきた筆者が、知っておくと有利になる、経理の転職情報を詳しく解説します。

まずは経理職の転職事情を知り、そのうえで企業が中途採用者に求めている、「理想の経理」の4つのポイントを押さえましょう。

次のキャリアに経理職を選ぶうえで、ライバルに差をつける情報をご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

経理の仕事とは?

経理とは、企業におけるお金の出入りを管理する仕事です。

会社を経営するうえで大切なのは、事業で利益を生み出し、資産を積み上げていくこと。

そのためには、日々どれだけの利益が生まれているかを計算したり、経費や支払いなどで出ていくお金を管理したりする必要があります。

経理の仕事内容

経理の業務内容は、時期やサイクルごとに異なります。

売上管理などの日常業務は、ある程度ルーティンワークになりますが、一方で決算業務や年末調整の時期などには、部署全体で慌ただしく動くことになるでしょう。

経理のおもな仕事内容
  • 現金や預金の出納記録
  • 入金確認および支払いの対応
  • 請求書の発行
  • 経費計算
  • 決算書の作成(月次、四半期、年次など/連結決算・単体決算)など

いずれにしても、収支のバランスを記録・管理し、お金の流れを正確に記録していく必要性がある、企業にとっては欠かせないポジションなのです。

会計・財務とはどう違う?

経理と似たような職種に、「会計」と「財務」という仕事があります。

会計とは、経理の仕事の一部である会計帳簿の作成を担うポジションです。

多くの場合は「経理会計」とまとめられます。

また、会計からキャリアアップした人材が、経理を担う場合もあるでしょう。

財務の仕事は、経理とは内容が異なります。

経理は入出金を管理し、決算書などを記録・作成するのがおもな仕事。

一方で財務では、作成された決算書などをもとに、未来の資金運用や資金調達を考えるポジションです。

40代経理職の平均年収

40代の経理職における平均年収は、いったいどれくらいになるのでしょうか。

経理転職者の平均年収は600万円

転職エージェントの「パソナキャリア」の調査によれば、経理職への転職者における平均年収は600万円となっています。

平均年齢も39歳と出ているので、40代であっても、この給与水準からそう大きくは差がつかないでしょう。

キャリアやポジションによって年収レンジが変わる

経理職は管理系事務職のなかでも、とくに専門知識の求められるポジションです。

年収に関しては、それぞれが積んできたキャリアや役職によって異なる部分があります。

日常業務を担う一般スタッフクラスの場合であれば、年収は300万円~450万円程度となります。

役職のあるリーダークラスの場合なら、年収は500万円~700万円程度。

さらに、会計事務所で専門家として務められるレベルのスペシャリストであれば、年齢に関わらず年収1000万円を超えることもあります。

転職市場における経理職の募集状況

経理の求人募集は、他の職種と比べて多いのでしょうか?

結論からいえば、転職市場における経理職の募集は、

経験者にとっては多く、未経験者には少なめ

このような状況となります。

未経験者向けの経理職求人は少なめ

経理はバックオフィスを担う管理部門の仕事。

いわゆる事務職となりますので、転職市場では一定の人気を誇る職種となります。

また、営業職やサービス職などと比べた場合、経理は既存社員の離職は少なめです。

3月や12月など、決算の時期は忙しくなることもあります。

しかし基本的には、月間・年間である程度のスケジュールが決まっているため、急に差し込まれる業務は発生しにくいのです。

このような理由から、経理職に対しては、「安定して働き続けられる職種」としてのイメージが色濃く根付いています。

したがって、未経験者向けの枠は人気となって、早期終了しがちなのです。

スペシャリストになれば「引く手あまた」

一方で、スペックの高い人材への募集は、常に出続けている職種でもあります。

株式上場やM&Aなど、企業が規模拡大を目指すうえで、経理の活躍は欠かせません。

スペシャリスト人材と認識されるようになれば、外資系を含めて、さまざまな企業からオファーがもらえる仕事です。

企業が経理採用者に期待する4つのポイントとは

経理への転職を有利に進めていくうえで大切なのは、

採用側の企業がどんな人材を求めているのか?

上記をあらかじめ把握しておくことです。

求められるスキルや経験をあらかじめ知っておけば、現職中から次のステップアップに向けて準備することができます。

また、効果的な職務経歴書の作り方もおのずと見えてくることでしょう。

ここでは、企業が経理の採用を進めていくうえで、重視してチェックしている4つのポイントをご紹介します。

役立つ資格を保有している

経理は、会計に関する専門知識を活かす専門事務職ですので、即戦力になれるスキル人材は優遇されます。

わかりやすくスキルを示すうえで、資格は有効な手段です。

公認会計士や税理士などの国家資格のほか、日商簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格も喜ばれるでしょう。

また最近では、経理ソフトを使った管理・記録がほとんどですので、MOS(マイクロオフィススペシャリスト)などの資格も役立ちます。

経理に必須資格はありませんが、同条件で無資格の転職者と比べたときに、やはり資格を持っているほうが採用に有利となるのは間違いありません。

連結決算や株式上場などの経験がある

経理の仕事のなかには、ある程度の企業規模でなければ経験できない業務内容があります。

その一例として、「連結決算」や「株式公開準備」など。

これらの業務を経験している場合、グループ会社の多いホールディングス企業や、将来的に上場を考えている企業などで優遇される傾向があります。

連結決算とは

連結決算とは、グループ会社(関連会社)のある企業のみに発生する業務です。

子会社や関連会社の会計を集計して、企業グループ全体の貸借対照表や損益計算書を、連結財務諸表としてまとめる作業のことを指しています。

株式公開準備とは

株式公開準備とは、企業が上場するうえで、監査のための準備をしたり、企業の動きを明確にしていくための作業です。

IPO準備作業とも言います。

株式公開準備は、企業が上場するときにしか発生しない業務なので、そう多くの人が経験できる仕事ではありません。

人事や労務などの知識、経験がある

中小企業の場合は、経理としての採用であっても、ゆくゆくはバックオフィス業務を一貫して任される場合があります。

したがって、人事や労務など別部門の知識や経験がある人が、優遇されることがあるのです。

この場合は、転職者は経理としてのキャリアアップだけでなく、管理部門全体をまとめる課長や部長としてのポジションを目指すこともできるでしょう。

マネジメント能力がある

前職では○○部門をまとめていました

このように、過去にマネジメント経験がある人は喜ばれます。

これは幅広い職種にあてはまる条件ですが、多くのスタッフをまとめ上げてきたという実績は、どの企業でもアピールできる内容です。

一般事務のアルバイト・パートさんを管理していた

このような経験があるのなら、職務経歴書にエピソードとして付け加えておきましょう。

経理はミドル世代の転職希望者が多い職種

じつは経理は、40代以上のミドル世代が転職するケースが多い職種なんです。

これまでひとつの会社で勤め上げてきた人が、

  • 新天地で自分の力を試してみたい
  • 自身のスキルを活かして、さらに安定した企業へ移りたい

上記のように考えて、転職する場合があります。

経理の仕事は業界が変わっても、業務内容自体に大きな変化はありません。

入出金を管理して、数字をコツコツと見ていくことができれば、異業種への転職もじゅうぶんに叶う職種です。

ある程度のスキルを持つ経験者であれば、即戦力として活躍できますので、年齢がネックになることも少ないでしょう。

なかには経理部門でのマネジメント経験を活かして、部長や役員といった役職者として、転職を果たしている人もいるのです。

40代の未経験者が経理に転職するためには

経理の経験者が、同職種での転職に有利なことは先述した通りです。

では40代の未経験者が、経理に転職するにはどうしたらよいのでしょうか?

未経験可の経理職求人は募集が少なく競争率が高い

基本的に外出の少ない事務職は、転職希望者の多い職種となります。

また前述した通り、経理職は既存社員の離職率は低めです。

必然的に、未経験可の求人に対する応募者は多くなり、競争率が高いでしょう。

もしも応募する場合には、「ライバルとどう差をつけるか」をよく考える必要があります。

なるべく関連資格を取得しておこう

余裕があれば、日商簿記などの資格は取っておきましょう。

実務経験がなかったとしても、資格取得にかけた勉強時間は、必ず実践でも役に立ちます。

また、ほとんどの企業では日々の管理に経理ソフトを使用しています。

最低限のパソコンスキルは必須となりますので、パソコン操作に関連する資格を取得しておくこともおすすめです。

まとめ:経理は年齢問わずスペシャリストとして活躍できる

今回は経理職への転職について、転職市場における経理職の需要状況や、企業側が求める4つのポイントについてお話ししてきました。

専門職としての特徴が色濃く出るのが、経理への転職です。

経理としてある程度の経験と知識があれば、同職種への転職は比較的スムーズに活動できるでしょう。

逆にいうと、専門家としての知見がなければ、なかなか戦いづらいフィールドでもあります。

ただ知識が必要な分野だからこそ、「新たな知識を学び続けていく姿勢」が大切です。

未経験で経理への転職を考える方は、資格取得など現状でにできる努力を惜しまずに、

転職した後も成長意欲があること

上記をしっかりアピールして、ライバルに差をつけましょう。

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この記事を書いた人
セキグチ
30代女性、千葉県在住。求人広告代理店にて年間800社以上の求人広告を制作。大手~中小企業まで幅広い業種・職種を取材し、採用を支援した経験を持つ。すべての方が「転職してよかった」と思えるよう応援します!
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