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【ITアーキテクトとは?】40代エンジニア注目のお仕事を徹底解説!

40代のエンジニアになると、システム開発の現場では、PL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)として、チームを束ねる機会も多くなってくるでしょう。

ITエンジニアにとって、王道のキャリアステップといえば、

  1. プログラマ
  2. システムエンジニア(SE)
  3. プロジェクトリーダー(PL)
  4. プロジェクトマネージャー(PM)

上記のような流れが一般的ではないでしょうか。

エンジニアにとって40代という年齢は、「これから目指すキャリア」へ舵を切るための、ひとつのターニングポイントであるといえます。

今回取り上げるのは、PMの上位職ともいえる「ITアーキテクト」についてです。

仕事内容をはじめ、ベテランエンジニアがITアーキテクトを目指すメリットについても、詳しく解説していきます。

ITアーキテクトとはどんな仕事なのか?

ITアーキテクトとは、システム全体の「設計図」を作る、エンジニアのことを指します。

このポジションでは、まずクライアントから、

業務効率を改善し、人件費をカットできるようなシステムを作りたい

このような経営課題のヒアリングを行います。

知識を活かして課題を洗い出した後は、その課題解決となるシステムに、最適なアーキテクチャ(構造)を、ゼロベースで作り上げていく役割を担います。

ITエンジニアの職種は多岐にわたる

ひと口に「ITエンジニア」といっても、現在は以下のように多数の職種が存在しています。

  • プログラマ
  • システムエンジニア(SE)
  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • ITスペシャリスト
  • ITコンサルタント

これは数十年前に比べて、IT技術が多様化したことに伴い、専業化やマルチベンダー化が進んだためです。

数多く存在しているITエンジニア職の中でも、最上流の工程に携われるのが、ITアーキテクトの魅力といえるでしょう。

ITアーキテクトの仕事内容とは

実際にITアーキテクトが手がける業務を、大きく二つに分けてご紹介します。

顧客のビジネス戦略を実現するためのシステム設計・提案

ITアーキテクトが設計するシステムは、顧客の課題を解決するのはもちろん、

  • 使いやすさ
  • 運用のしやすさ
  • 障害の起こりにくさ
  • セキュリティ

上記のような、あらゆる項目を満たす必要があります。

時にはプラスアルファの付加価値をつける、追加仕様を提案することもあります。

開発工程のマネジメント

自らが手がけた設計図通りにシステムが開発されるよう、開発プロジェクト全体をマネジメントしていきます。

注意が必要となるのは、システムをデザインする際に、実現性が低いものや技術的リスクを伴う設計にしてしまうと、開発自体が頓挫してしまう可能性もあることです。

開発工程のことも十分に考慮して、システム設計する必要があるといえるでしょう。

ITアーキテクトとITスペシャリストの違い

同じくエンジニアの上位職として挙げられる「ITスペシャリスト」ですが、こちらは下記に挙げる6つのうち、いずれかの分野に精通したエンジニアのことを指します。

  1. システム管理
  2. セキュリティ
  3. データベース
  4. アプリケーション共通基盤
  5. ネットワーク
  6. プラットフォーム

一方でITアーキテクトとは、ITスペシャリストの専門性に、「ビジネス的観点」を掛け合わせた、さらに上流に位置するポジションとなります。

各分野のITスペシャリストと協力し合い、プロジェクトをリードする存在といえるでしょう。

ITアーキテクトを目指すためのポイント

幅広い技術領域の知識が求められるITアーキテクト。

転職後のキャリアアップ先として、ITアーキテクトを目指すためのポイントをいくつかご紹介していきます。

特別な資格は必要ない

この資格を取らなければ、ITアーキテクトにはなれない

このような資格は存在していません。

情報処理技術者試験の区分の中に、「システムアーキテクト試験」というものは存在しますが、この資格がなくてもITアーキテクトになることは可能です。

資格試験で詰め込んだ知識ではなく、積み重ねてきた経験こそがものを言う、このような仕事といえるでしょう。

エンジニアとして求められるスキルは高い

ITアーキテクトには高い技術力と折衝能力が必要です。

理想的なアーキテクチャを設計するための、「デザイン力」は欠かせません。

さらに、クライアントを納得させるプレゼンテーションなど、コミュニケーションスキルやドキュメント作成スキルも必要となります。

プロジェクトをまとめるためのマネジメントスキル、プロジェクトを推進するリーダーシップも求められるでしょう。

ITアーキテクトが40代エンジニアに向いている理由

ひと昔前には、ITエンジニアに対して「35歳定年説」などという言葉が、まことしやかに囁かれてきました。

実際にIT業界では、今もなお若手のエンジニアが次々と台頭してきています。

ここでは、ITアーキテクトを目指す上で、40代エンジニアならではの、有利となるポイントをご紹介していきます。

案件を上流工程から担当できる

経営課題を解決するため、企業のトップと渡り合い、ゼロベースからシステムを生み出していくITアーキテクトは、まさにプロジェクトの「顔」といえるでしょう。

クライアント企業のIT戦略を担っているという責任や、プレッシャーも大きいものです。

そのため、経験の浅い若手には、安心して任せることが難しい仕事なのです。

現場で培ってきた経験が活かせる

これまで開発に携わってきたシステム構造やセキュリティの知識、部下へのマネジメントなど、経験が多ければ多いほど、そのまま業務に役立つのが、ITアーキテクトという仕事です。

「若さ」よりも、さまざまな開発現場を乗り越えてきた、多くの経験を持つエンジニアにこそ、大きなアドバンテージがあるのです。

正社員雇用が多く平均年収が高い

2017年8月に発表された経済産業省の調査によると、ITアーキテクトの平均年収は、778万円。

エンジニアの平均年収560万円~600万円と比較しても、高い数字を誇っています。

また、高い技術知識が求められる専門職のため、ほとんどが正社員雇用です。定年まで続けられる上、市場価値も高いのが特徴です。

今からでも目指すメリットは、十二分にあるのではないでしょうか。

まとめ:PM以上のキャリアを目指す40代向きの仕事

今回は、40代のエンジニアがITアーキテクトを目指すメリットや、詳しい仕事内容などについてご紹介しました。

近年では、20代や30代の頃から、PMを手がける若手エンジニアが多くなっています。

さらなる「上流」を目指すことが、40代エンジニアが理想のキャリアプランを描くコツといえるでしょう。

キャリアステップの一つとして、ITアーキテクトという仕事を候補に加えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
セキグチ
30代女性、千葉県在住。求人広告代理店にて年間800社以上の求人広告を制作。大手~中小企業まで幅広い業種・職種を取材し、採用を支援した経験を持つ。すべての方が「転職してよかった」と思えるよう応援します!

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