資格・スキルアップ

40代で大学職員になるには?有利になるおすすめの資格を解説します

大学職員に転職したい!

このように思ったときに、有利になる資格があるのか気になる人は多いですよね。

大学職員の求人の応募資格を見ても、

〇〇の資格を持っていること

上記のように、資格について明記されていることはあまりないでしょう。

しかしながら、中途採用で大学に就職しようとするときに、持っている資格が選考で有利に働くことがあるのです。

今回の記事では、

40代で大学職員になるには、どんな資格があるといいのか?

このような観点から、大学職員として10年働いていた筆者の経験をもとに、詳しく解説していきます!

大学職員になるのに、資格があったほうがよい理由

どの年齢で就職したのかによって、大学職員としての歩み方は異なってきます。

新卒もしくは20代のうちに転職する場合は、基本的に資格はそれほど求められないでしょう。

しかし、30代以上の人が大学職員を目指す場合は、資格を持っていた方が有利になることが多いのです。

新卒者はいろいろな部署を渡ることが前提とされる

大学組織のなかには、さまざまな種類の部署がしており、新卒や20代の大学職員は、これらの部署を渡り歩くことを前提に採用されています。

つまり、選考をする時点で、

この人をどの部署に配属しようか?

このような目線では見ていないのです。

むしろ選考の過程で重視されるのは、学習能力キャラクター性があるかどうか。

大学の基礎的な仕事をするために、必要な素養があるのか?

上記について、学歴、部活やアルバイトの経験、提出書類の文章などを見て、総合的に判断しています。

30代以上の転職者は、経験やスキルをチェックされる

それに対して30代以上の転職者は、

この人は前職でどんな経験を積んできたのか?
どんなスキルを身につけているのかな?

上記について、チェックされることが多いでしょう。

大学では、ニーズが高まっている機能を新たに加えることを、国から強く求められています。

大学に新たな機能を加える、もしくは新しい機能を強化する過程では、専門的な業務が大量に発生します。

しかしながら、そういった専門的な業務を担当できる大学職員は、既存職員のなかに多くいるわけではありません。

そこで、専門的な業務の担い手として注目されているのが、企業などで経験を積んできた中途採用者となります。

したがって、業務に関連する資格を持っていることで、

この人なら、あの部署で使えるかもしれない

こんなふうに、書類選考の段階で目に留まる確率が高まるでしょう。

事務系の大学職員になるには?おすすめの資格2選

学生課、総務課、人事課など、大学にはさまざまな部署がありますが、基本となるのが事務系の仕事です。

大学ではたくさんの人が働き、たくさんの学生が学んでいますので、大学職員が担当する事務作業はかなりの量になります。

したがって、事務能力の高さを保証する資格は、どの部署に配属されるかに関わらず、歓迎されるでしょう。

マイクロオフィススペシャリスト(MOS)

MOSとは、ワードやエクセルなど、マイクロソフト製品の利用スキルを客観的に証明する資格です。

大学職員になると、

  • 学生や教職員の情報
  • プロジェクトの予算
  • 大学の運営費 など

こういったものを管理するために、膨大な量のデータを作成・更新します。

また、大学の広報資料や文部科学省への提出資料を作成するため、一定レベル以上のパワーポイントスキルを要求されることもあるのです。

したがって、MOS資格を持っていれば、さまざまなレベルの文書・資料作成を任せられる人材だと判断されるでしょう。

パソコンに強い人なら心強いね!

こんなふうに思われて、大学職員に採用される可能性が高まるのです。

日商簿記

日商簿記とは、会社などの経営に関わる活動を記録、計算、整理して、財政状態を明らかにする能力を証明する資格です。

私立大学はもちろん、国立大学も法人化されたため、大学も一般企業と同じように経営しています。

人事課や予算管理に関わる部署では、日商簿記の資格取得者は心強い存在といえるでしょう。

日商簿記の資格を持っていれば、

数字や計算に強い人なのか!

こういった印象を与えられることは間違いありません。

どの部署に配属されるにしても、

  • 数字を計算する力
  • 数字を読み解く力

上記を求められる場面が多々あるのです。

日商簿記3級であっても、大学職員の資質を証明するものとして、十分にアピールできる士資格となるでしょう。

学生支援系の大学職員になるには?おすすめの資格2選

大学職員のメインとなる業務といえるのが学生支援です。

大学への転職を志した理由として、

学生と関わる仕事をしたい

このように考えている人は多いでしょう。

学生との関わり方は部署によって異なりますが、共通して重視されているのは、

大学から社会に、学生をどうやって橋渡ししていくか?

こういった対応ができるかどうかです。

キャリアコンサルタント

大学職員に転職を希望する人が、持っているといい資格のひとつが「キャリアコンサルタント」です。

キャリアコンサルタントは、それぞれの適性に応じたキャリア設計を支援する専門家で、2016年4月より国家資格となりました。

大学では現在、学生がスムーズに就職活動を始め、能力を発揮できる進路を切り開けるように、キャリア支援に力を注いでいます。

ほとんどの大学でキャリアセンターが設けられており、専門の教職員が学生支援にあたっているのです。

また、キャリアセンター以外の部署でも、大学職員は学生の悩みや不安に向き合うシーンが多いでしょう。

多くの学生が、

何をしたいのか分からない…
就職できるのか不安です…

こういった、さまざまな悩みを抱えています。

そんななかで、学生が前向きになれるように方向づけることも、大学職員の大切な仕事といえるでしょう。

キャリアコンサルタントの資格があれば、学生支援系の大学職員として、基本的な能力があることをアピールできるのです。

教員免許(小中高)

教員免許とは、大学や短期大学で学ぶなかで、決められた科目や単位を取得することで得られる資格です。

大学在学中に、目的もなく教員免許を取得して、

そういえば、教育実習に行ったなぁ

こういった方も多いのではないでしょうか。

現在の教員免許は、5年ごとの更新制となっています。

したがって、40代で転職を考える方は前職が教員でないかぎりは、教員免許の資格そのものは失効しているはずです。

ただ、教員免許のために取得した単位は、教育に対する関心と基本知識があることを証明してくれます。

教員免許に関連する業務を担当している教員・職員は多いので、

教育実習はどうでしたか?
どんな科目を担当していたのですか?

こんなふうに、あなたに興味を持ってくれるかもしれません。

教員免許状の交付申請を行っていない方が多いかもしれませんが、その場合は母校で、「単位取得証明書」を発行してもらえば大丈夫です。

国際交流系の大学職員になるには?おすすめの資格2選

  • 留学生の受入れが増加
  • 授業の英語化を推進

このような要因もあって、大学では外国人とコミュニケーションをとる機会が、徐々に増えてきています。

留学生センターや語学教育センターなど、グローバル化に対応するための部署を増設している大学も少なくないのです。

学生主体で運営している、国際交流系のサークルやボランティア活動団体の数も、日増しに増えてきています。

このような背景もあって、国際交流の支援に活かせる資格は、大学内で歓迎されている資格のひとつです。

TOEIC(500点以上)

TOEICとは、英語による会話や文章のやりとりをする能力を客観的に測るテストのことです。

一般企業の就職活動で、TOEICスコアを聞かれた経験がある人も多いのではないでしょうか。

大学の場合は、研究に関わる専門的な支援を担当する職員であれば、TOEIC850点以上が絶対条件という募集もあります。

しかしその一方で、

ちょっとした英会話ができる職員を、一人でも多く確保したい

上記が大学側の本音だといえます。

外国人教員が質問しようとしたら、

私は英語がまったく話せないので…

こんな感じで、気が付かないふりをする大学職員も少なくありません。

大切なことは、

  • 英語に対する興味
  • 積極的に会話しようとする姿勢

これらがあるかどうかです。

したがって、特別な専門性が求められないかぎりは、TOEICスコア500点以上あれば十分といえるでしょう。

日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験に合格していることも、国際化が進む大学において、力を発揮できる証明となるでしょう。

国立大学や有名私立大学の留学生は、ほとんどの学生が優れた日本語・英語能力を持っています。

しかし中堅以下の大学となれば、必ずしもそうではないというのが現状。

日本語の勉強を続けながら、大学の授業を受けている留学生も多くなります。

こういった留学生の場合は、学生をサポートしようにも、

日本語がうまく通じない…

上記のようなことは、珍しいことではありません。

そんなときに日本語教育の基礎知識があると、対応の助けになってくれます。

日本語教師として働いた経験がある場合は、忘れずにアピールするようにしましょう。



地域交流系の大学職員になるには?おすすめの資格2選

地域交流系の部署は、プロジェクト色が強いこともあり、資格保有者の大学職員を配置するケースが目立ちます。

現在、地方にある国立大学や私立大学は、地域活性化の中核となることをミッションとして掲げています。

そこで、文部科学省の予算などを活用して、地域の企業と大学をつなぐプロジェクトが立ち上げられ、その運営に携わる大学職員が募集されます。

中小企業診断士

地域に関わるプロジェクトの目的のひとつとして、

人口流出や過疎化が進むエリアを活性化すること

このようなことが挙げられます。

地域の中小企業に新たな活力を吹き込むために、創意工夫を凝らしたプロジェクトを展開させていくのです。

たとえば、以下のようなプロジェクト。

  • 学生と一緒に商品開発しよう
  • 大学教員と共同で事業を立ち上げよう

こういったプロジェクトに携わる場合は、中小企業が抱える問題を見極めて、適切にサポートする必要性が生じてきます。

中小企業診断士の資格を必須もしくは歓迎スキルとして、募集する大学職員の求人も出てくるのです。

知的財産管理技能士

知的財産管理技能士の資格は、産学連携を積極的に進めている大学において歓迎される資格です。

産学連携とは、新しい技術を研究開発する新事業を立ち上げるために、大学と民間企業が連携することです。

産学連携により商品化が実現した場合は、知的財産を適切に管理する必要性が生じてきます。

こういった背景もあり、知的財産の管理に携われる大学職員の求人が増えているのです。

産学連携に関連する部署は専門性が高いので、少なくとも2級を取得していることが望ましいでしょう。

面接で有利になるかもしれない資格

大学職員に採用される決め手とはなりませんが、面接の際にアピール材料となりそうな資格もあります。

歴史検定やご当地検定

最近の歴史ブームやご当地ブームにより、何かと話題にあがるのが歴史検定やご当地検定です。

趣味の延長で受験する人が多い資格ですが、大学職員の採用過程で意外と力を発揮します。

大学の関係者は、たとえ理系の教員であっても、じつは歴史好きな人が多いのです。

なかでも、大学がある地域の歴史やゆかりの人物は、学内でよく話題に出るテーマといえるでしょう。

したがって、歴史検定やご当地検定を持つ人が面接試験まで進んだら、

面接官
面接官
この辺りの地域のことに詳しいんですか?
面接官
面接官
じつは○○という武将が好きなんですよ

こんなふうに、面接官が興味を示すきっかけになることがあるのです。

大学職員に採用されるかどうかは、最終的にはどれだけ印象に残るかで決まります。

歴史検定やご当地検定を受けている方は、選考が有利に運ぶ可能性もあるので、自信をもって履歴書に記載しておきましょう。

きもの文化検定

きもの文化検定は、着物の歴史や文化の知識を得ながら、着物文化に親しんでもらうという趣旨の試験です。

就職やキャリアアップのためではなく、教養のための資格といえます。

ただ、教養のための資格でありながら、大学職員を目指すうえでは、きもの文化検定は意外と力を発揮するのです。

大学においては、留学生の受け入れ拡大を目指すため、日本文化の体験イベントをたびたび開催しています。

そのイベントにおいて、

  • イベントの企画
  • PR・宣伝
  • 実施計画・進行など

上記のような、あらゆることを担当するのが大学職員です。

きもの文化検定を受けていることで、日本文化に対する関心の高さをアピールすることができるでしょう。

この人なら、あの日本文化体験イベントで使えるかも

こんなふうに、採用の最後の決め手となるかもしれません。

大学職員の仕事では、「資格=部署」ではない

大学職員になるにはどのような資格があるといいのか、複数の視点から、ここまで解説してきました。

ただ、最後にお伝えしておきたいのは、

  • 大学職員の仕事はとても幅広いこと
  • 取得している資格に合わせて、配属先が決定されるわけではないこと

これらの点についてです。

大学職員は5年ごとに部署が変わることが多い

基本的に大学では、ひとりの職員が同じ部署で働き続けることを好みません。

なぜなら大学職員は、さまざまな個人情報や入試情報、大学運営に関する情報などに接する立場だからです。

したがって多くの大学では、5年を目安に大学職員の配置を入れ替えています

つまり、日商簿記の資格があるからといって、ずっと経理の部署にいられるわけではないのです。

大学職員を目指すプロセスで、資格が応募者の強みのひとつになることは間違いありません。

しかし、採用されたあとは、配属された部署のニーズに合わせて、フレキシブルに対応する姿勢が必要になってくるでしょう。

プロジェクト雇用では、資格が必須の場合もあります

プロジェクト雇用の場合、一般の大学職員と異なり、特定の資格が応募条件のひとつに指定されていることがあります。

プロジェクトの内容によっては、かなりのハードルに高さになることも…

もし、あなたのスキルや保有資格が大学側のニーズとうまくマッチすれば、大学職員への道が一気に開けるでしょう。

また、高度な専門性を有する大学職員は、その後のキャリアとして、関連する分野の大学教員になれる場合もあります。

ハードルが高い分だけ、思いがけないキャリアップにつながる可能性があるのです。

こういった専門性を必要とする分野の大学職員に興味がある場合は、長い目を持って、求人情報をチェックしていくことが求められます。

まとめ:大学が求める能力を資格で有効に証明しよう

今回は、40代で大学職員になるにはどんな資格があると有利なのか、大学職員として働いてきた筆者の経験をもとにお話ししました。

ほとんどの大学職員においては、資格が絶対条件となることはありません。

しかし、中途採用の場合においては、自分の能力をアピールする根拠となります

大学職員の求人に応募するときは、以下に留意しながら、資格保有をアピールするようにしましょう。

保有資格をアピールする際のポイント
  • あなたのこれまでの勤務経験を輝かせる資格かどうか?
  • 大学職員として、資格をどのように活かせるのか?
  • 大学のニーズとその資格はマッチしているのか?
  • 学内の業務に幅広く応用できる資格かどうか?

資格をたくさん持っているからといって、あれもこれも応募書類に記載していると、

あなたは何ができる人なのか?

上記について、逆に分からなくなってしまいます。

この記事でお話しした留意点を踏まえて、アピールする資格を選び出すようにしましょう。

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この記事を書いた人
ひこすけ
40代女性、埼玉県在住。40代を前にして、大学勤務から心機一転、ベトナムの現地企業に転職。現在は、ベトナム進出にとりくむ地方自治体関係の仕事に関わっています。転職後もいろいろと模索中。いいことばかりではありません。だからこそ、40代ならではの課題とその解決方法を提案できればと思っています。
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