40代でも、職場の人間関係で悩んでいる人は決して少なくありません。
40~50代は上司と部下の板挟みとなる世代であり、人間関係におけるストレスを感じることも多いでしょう。
筆者は、仕事の人間関係については、「心や気持ちの持ちよう」だけの問題ではないと考えています。
辛い人間関係のストレスに耐え続ける必要はなく、必ず改善すべき問題でもありません。
職場の人間関係を理由に、「転職して環境を変える」というのも、決して悪くはない選択です。
大切なことは、
自分は何のために仕事をしているのか?
という気持ちと向き合うことでしょう。
この記事では、職場の人間関係で辛い状況にあるという方に向けて、
といったことについてお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事の人間関係がストレスになるおもなパターン

まずは仕事の人間関係において、人間関係がストレスになって辛いと感じてしまう、代表的なパターンをご紹介します。
簡単な人間関係のこじれから、深い関係の悪化まで、状況はさまざまにあるでしょう。
ただし、相手も人間ですから、どこかのカテゴリーには合致するはずです。
職場の同僚や周囲との関係がよくない
日常でいちばんよく関わる同僚や、周囲のメンバーとの人間関係が、あまりよくないというパターンです。
具体例でいうと、
- 飲み会の誘いを断ったら、「付き合いが悪い」と言われた
- 仕事上での失敗を、陰でコソコソと馬鹿にされる
こういったものが挙げられます。
仕事ができる方なら、妬み嫉みの思いを向けられることもよくあるケースです。
上司にウソの評判を流すなど、足を引っ張る人も中にはいるでしょう。
仕事で依頼したことをやらなかったり、内々の情報をほかに漏らしたり、信頼できないメンバーがいるとストレスを感じるものです。
グチや陰口くらいであれば、そこまで気にすることはありませんが、業務に影響のある場合は、早めに対策を打った方がよいかもしれません。
上司との関係がうまくいかない
どんな企業でも、
- 他人にやたら厳しい
- 理不尽なことばかり言ってくる
このような上司は、たいてい何人かはいるものです。
成果を認められなかったり、責任を押し付けられたりするのは辛いですよね…
なかには業務の範囲を越えて、人格否定をしてくる上司だっていますので、

反論することで、影響が大きくなるのもイヤだし…
このように考えると、対応も難しくなるでしょう。
自分の社内政治にしか興味がなく、会社で進めるべき本質的な業務の進捗を、妨げてしまう上司もストレスになります。
会社や世間の利益のために進めているはずの業務が、急にスケールの小さいものに思えて、萎えてしまうこともあるでしょう。
働く意義さえ見失って、モチベーションに影響しかねないケースですので、速やかに対策する必要があります。
パワハラやいじめがある
上司からのパワハラ以外でも、些細なきっかけで、同僚からのいじめが発生することもあります。
パワハラやいじめを受けているのなら、コンプライアンス的に会社へ指摘できるのが普通です。
いじめやパワハラを受けるような場合は、相手の人間性を疑ってください。
大切なことは被害者のメンタルにならないこと。
大人になってもいじめをするような人間とは、付き合う価値すらありません。
あなたには何ら問題はありませんので、毅然とした態度で対処していきましょう。
仕事の人間関係で悩んでいるときに、考えたい3つのこと
人間関係が辛いと感じ始めると、人間関係のストレスばかりに焦点が当たってしまいがちです。
心が疲弊してしまい、何となく虚しい一日を過ごすこともあるでしょう。
でもそんなときでも忘れないで欲しいのが、
あなたの人生は、あなた自身のものである
ということです。
仕事の人間関係でストレスを受けているのはあなたですが、対処できるのもあなた自身なのです。
不満や辛い思いばかりに気持ちが行ってしまうときは、少し距離をおいて、俯瞰して見ることをおすすめします。
ここからは人間関係で疲れたときに、思い返してチェックしておきたいことをご紹介します。
気持ちに余裕がなくなっていないか?
ストレスを感じる相手の言動や、人間関係が辛い原因を考え続けていると、相手の思考にとらわれて、なかなか解決しないものです。
きちんと原因に向き合おうとする真面目なタイプの方は、まずは気分転換することをおすすめします。
好きなことをしたり、美味しいもの食べてみたり、ストレスからいったん離れることで、新しい気づきがあるかもしれません。
カラオケを大声で歌ってみたり、くだらないお笑い番組で笑い転げてみるのもよいでしょう。
気分転換をすることで、

なんか余裕がなかったな

ちょっと深刻すぎたかも…
こんなふうに思えるかもしれませんよ。
優しい方ほど思い悩みすぎるものですので、まずはあなた自身の心に、余裕を作ってあげることがとても大切です。
最悪な状況は自分だけではない
人間関係にストレスを感じて辛い時期には、

なんで自分だけ、こんな辛い思いをするんだろう…
このように嘆きたくもなりますよね。
気分転換をしてちょっと気持ちに余裕が出てきたら、周囲の人に相談してみると気持ちが楽になります。
誰かに話すだけでもかなり楽になりますが、意外な解決法が見つかったり、

私にもそんなことはあるよ
こんなふうに言う方も見つかるでしょう。
何かの悩みを抱えているときに、「自分だけが悩んでいる」と思い込んでしまいがちなもの。
そうすると、実際のストレス以上に辛く感じてしまうのが、悩みのメカニズムです。
日本人の実生活の悩みは、
ほとんどが人間関係である
というデータもあるくらいですから、職場の人間関係で辛い思いをしているのは、あなただけではありません。
いろいろな方と話すなかで、自分だけという勘違いから覚めるのも、気分を回復する方法です。
仕事の意見で対立することは、人間関係の問題ではない
ストレスが少し落ち着いてきたら、辛い人間関係のきっかけを振り返ってみましょう。
いじめやパワハラはもちろん論外です。
しかし、人間関係が辛いと感じたきっかけが、意外と自分の思い違いや、認識の違いだったりすることがあります。
たとえば、
- 業務内容に関する指摘
- 仕事に関する反対意見
こういったものをストレスと感じてはいませんか?
人間性を批判されるようなことは、言われる筋合いもなく、受け入れる必要はありません。
しかし、仕事や業務に関する指摘や反対意見は、仕事をするなかで普通にあり得るものです。
もしきっかけを振り返って、業務上のストレスだと気づけた場合は、思考を切り替えるチャンス。
人間性を批判されているわけではなく、単に業務上の指摘であると気づければ、ストレスは大きく改善するでしょう。
仕事の人間関係を改善するための対処法

人間関係が辛いと感じていた状況のなかでも、心に少し余裕が出てきたら、次は改善のための対策をしていきましょう。
自分の行動を変えてみる
- 他人は変えられないが、自分は変えられる
- 自分が変われば、他人も変わる
上記はよくいわれる格言ですが、実際、本当にその通りです。
原因が自分にないとしても、気分よく過ごすためには、
自分の行動や考え方を変えてみる
というのも、つらい状況を改善する方法の1つでしょう。
とくに同じような原因で辛い状況におちいることが多い場合は、自分の行動を変えてみることで、辛い状況が変わる場合があります。
同じ料理を食べたり同じ旅行に行っても、人それぞれで満足感が違うように、

すべては自分の感じ方次第なんだな…
という面もあるのです。
状況が変わらないのであれば、自分の行動を少し変えてみましょう。
仕事だからと割り切る(考え方を変えてみる)
人間関係に思い悩む真面目な方であれば、仕事や人間関係への考え方を変えてみるのもオススメです。
- 仕事には、人生掛けて取り組むべきだ
- 仕事は信頼以上の成果で返すべきだ
上記のような考え方は素晴らしいですが、それが重荷で自分が潰れてしまうと、周囲に貢献できなくなるのも現実です。
なによりも、まずは自分を大切にするべきでしょう。
たとえば、同僚との関係がストレスの場合は、

まぁこれも仕事のうちだし…
このように割り切ってしまいましょう。
飲み会の誘いを断るときも、

仕事は一生懸命やるけど、飲み会は付き合わないポリシーなんだ
こんなふうに、自分で認めてしまうとかなり楽になります。
また職場の人間関係を、

これは仕事という名のゲームだ!
と思ってしまうのもオススメです。
大ボスの上司との人間関係を、改善できたらレベルアップ!
自身の考え方を変えることで、心の余裕ができて、意外と関係が改善されることも多いものですよ。
第三者に悩みを相談してみる
人間関係の辛さは、人それぞれに違うものです。
パワハラやいじめはもちろん、職場の人間関係が辛くて日常生活に影響が出るのなら、転職するのだって悪いことではありません。
プロ野球選手だって、球団が変わることで見違えて活躍する選手も多くいます。
職場の人間関係というのは、
自分の活躍にも影響する大切な要素のひとつ
だといえるでしょう。
転職をするのも良いですが、少し余裕がある状況であれば、まずは周囲に相談してみませんか。
友人や同僚、総務や人事でも構いません。
相談をすることで自分の思考も整理されて、ストレスとの関わり方を見直せたり、転職の意思を固めたりすることができます。
もし身近で信頼できる相談相手がいないのであれば、公的機関の相談窓口や転職エージェントなどでもよいでしょう。
自分だけで抱え込まないで、少し心の内を打ち明けてみることをおすすめします。
辛くてどうしようもないときは、退職代行もひとつの解決手段
自分なりに何とか改善しようと試みたものの、
- 上司や会社がブラックすぎて、まともなやり取りができない
- 心身がまずいので、どうしてもすぐに退職したい
上記のように、本当に辛くてどうしようもないというケースであれば、退職代行サービスを利用するというのもひとつの方法です。
会社への連絡などを代行してくれるので、辛い相手と直接話をする必要もなく、いちども会社へ行くことなく退職を完了させることができます。

でも退職代行なんて、最近の若いやつが使うものでは?
このような思いがあるかもしれませんが、じつは退職代行を利用する人の28%が40代以上というデータもあるくらい、利用者の幅は広がっているのです。
最近では、弁護士が退職代行サービスに乗り出すケースも増えており、
- 残業代の未払いがある
- 有休消化を拒まれる
上記のような労働問題に対しても、代理人として責任をもって対応してもらえます。
退職代行を依頼すると費用が発生しますが、初回相談は無料です。
会社へ行かずに退職手続きを進めたい場合は、いちど相談してみることをおすすめします。
関連記事:退職代行は40代も利用している!ヤバい会社は代理を立てて退職しよう
人間関係の悩みを理由に、転職を考える40代は少なくない
40代でも、人間関係をきっかけに転職する人は決して少なくありません。
厚生労働省が出している「平成30年雇用動向調査結果の概況」によれば、
- 職場の人間関係が好ましくなかった
という理由で転職している40代は、以下のような数字になっています。
◆職場の人間関係を理由に転職した人の割合
男性 | 女性 | |
---|---|---|
40~44歳 | 11.1% | 10.9% |
45~49歳 | 5.7% | 13.6% |
つまり、40代の転職理由の1割くらいは「人間関係」ということです。
セクハラやパワハラによるものなど、辛い人間関係のままで我慢して働き続けた結果、心を病んでしまうケースも少なくありません。
辛い人間関係を理由に、「転職して環境を替える」という選択は決して悪いものではなく、たとえ40代であっても、十分な転職理由になることを認識しておきましょう。
40代が転職を考えたときにするべきこと
40代で転職を考えたときには、まずは以下の点について考えておきましょう。
「悩みの原因」についてよく考えておく
人間関係で悩んでいるときは、「悩みの原因」をしっかり把握するようにしましょう。
次の転職先でも同じような悩みで苦しまないように、原因をはっきりさせておくべきです。
- 上司との関係性が悪い
- 部下に避けられている
- 陰口を言われているのを聞いてしまった
上記のように、人間関係で悩むのには多くのパターンがあります。
しかし、その状況からただ逃げるのではなく、しっかり問題と向き合うことが大切です。
例えば「上司との関係性が悪い」のであれば、なぜそうなってしまったのかを考えましょう。
- 上司の指示をしっかり聞いていなかった
- 自分も上司の悪口を言っていた
上記のように、自分自身にも好ましくない点があったとしたら、それが人間関係の悩みを解決する糸口になるかもしれません。
転職は万全の準備で進めよう
転職活動には、大きく分けて以下の6つのステップがあります。
それぞれのステップでやるべきことを理解して、しっかり対策することが重要です。
じっくりと読み込んで転職活動の流れを知り、万全の準備をしていきましょう。
これまでの経験を棚卸しして、自身の強みを自己分析する
40代の転職者に対しては、若い頃のように「ポテンシャル(伸びしろ)に賭けてもらえる」といった特典はありません。
「今後の可能性に期待」という悠長な姿勢はなく、入社してすぐに結果を出すことを求められます。

この人ならすぐに活躍してくれそうだ!
このような確証が持てない限りは、企業側が内定を出すことはないでしょう。
即戦力であると企業側に思ってもらうためには、

私が持っている強みは○○です!
ということをしっかりアピールしなければなりません。
まずは社会人になってからこれまでの、職歴や実績について棚卸しをしてみましょう。
そのうえで、自身の強みを自己分析しておく必要があります。
最初にしっかり自己分析をしておくことで、求人を選ぶ際の手がかりや、応募書類の作成でも役立つはずです。
転職への”動機づけ”を明確にしよう
転職準備をしっかり進めることに合わせて、転職に対する”動機づけ”を明確にしておくことが大切です。
採用面接で、面接官に転職の動機を聞かれたときに、

御社の事業内容に魅力を感じました
上記のような回答では、さすがに選考を通過するのは難しくなります。
退職理由にも、転職理由にもなり得る“ポジティブ”な理由や目標を、しっかりと決めておきましょう。
転職の動機を明確にしておけば、転職活動が長期化した際にも、原点回帰できるのでとても重要です。
なお、転職の動機については、
- 退職理由
- 転職理由
- 志望動機
上記のような要素として、面接で必ず質問される内容です。
それぞれにはノウハウが存在していますので、以下の記事などを参考にして、しっかりと対策しておきましょう。
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待遇や働き方に関する項目は、内定が近づいた段階の調査でも構いません。
書類選考・面接対策としては、できるだけ❶に関する項目を集めて、履歴書や面接の志望動機作成に活用していきましょう。
企業研究で集めた情報は、
- 志望動機
- 自己紹介・自己PR
- 逆質問
上記のように、活用する場面は多岐に渡ります。
たくさんの企業情報を集めれば集めるほど、他社比較などもできて知識に厚みが出ますので、早めに取り掛かりましょう。
転職に失敗する40代の特徴を知る
転職先がなかなか決まらずに失敗してしまう人は、40代の転職が決まらない理由を把握しておらず、しっかり対策できていないことが多いです。
以下の5つの決まらない理由を押さえて、転職活動を進めるようにしましょう。
- 準備不足:
自分自身の準備に原因がある - スキル不足:
自身のスペックが足りていない - 研究不足:
企業側とのやり取りで失敗している - 戦術不足:
転職活動の進め方に問題がある - 需要不足:
転職市場に問題がある
詳細は以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
40代は転職エージェントの活用が成功への近道
転職活動を進めるには、かなりの労力が必要であり、ノウハウも必要となってきます。
働きながら、あれもこれも一人でやるのは、本当に大変なものです…
そこで筆者がおすすめしたいのが、転職に必要な一連の作業をフォローしてくれる、「転職エージェント」を活用すること。
転職のプロによるサポートを受けることで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 自身の強みを効果的に表現できるように、応募書類作成や面接対策のサポートを実施してくれる
- プロの視点で自身のキャリアや市場価値を見極めて、最適な求人案件を紹介してもらえる
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を多く保有している
- 応募企業との連絡や日程調整、入社時期や給与の交渉まで、エージェント担当者が間に入って行ってくれる
40代が無駄なく効率的な転職活動をおこなううえで、利用しない手はないサービスです。
転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
▼おすすめの転職エージェントはこちら▼
関連記事:40代におすすめの転職エージェント6選|179人の口コミ評価でランキング
転職先の会社で良好な人間関係を築くための3つのコツ

実際に転職したときに、転職先で同じような悩みを抱えることになっては意味がありません。
ここでは、新しい職場で良好な人間関係を築いていくためのコツを3つご紹介します。
新しい職場のルールやマニュアルを受け入れる
新しい職場のルールやマニュアルについては、まずは素直に受け入れるようにしましょう。
たとえ前職と同じような仕事内容だとしても、仕事の進め方は会社ごとで大きく異なります。

前の職場では△△でしたよ
というような発言をして、ルールに従わずに反発ばかりしていれば、当然ながら周りの反感を買ってしまうでしょう。
転職先のルールやマニュアルに、納得できない部分があったとしても、入社してすぐに意見をすることもおすすめできません。
最初は新しい職場での進め方を受け入れて、前職のやり方と比べた時のメリット・デメリットをしっかり把握しましょう。
まずはしっかりと受け入れたうえで、

このやり方のほうが、〇〇という部分で効率的だと思います
と提案する形であれば、いきなり反発する場合と比べても、相手の抱く印象が大きく異なるはずです。
分からない点は素直に質問する
仕事上で分からない点があれば、恥ずかしがらずに、周りに質問することも大切です。
40代ともなると、知らないことを素直に話してしまうと、

40代で職歴も人生経験もあるのに、こんなことも知らないんだ…
このように思われるのではないかと、不安になってしまう人もいるかもしれません。
しかし職場が変われば、同じ業界や職種だとしても、知らないことが出てくるのは当たり前です。

「わかりません」って聞くのは恥ずかしいから…
という理由で、自分の考えだけで仕事を進めてしまうと、大きなトラブルを招く危険性があります。
分からないことがあれば、年齢関係なく素直に質問することができるというのも、良好な人間関係を築くうえで重要なことです。
年下の社員には自分から話しかける
新しい職場で、年下の社員と一緒に仕事をする際には、自分から話しかける意識を持ちましょう。

自分が相手の立場だったらどう感じるかな?
という視点で考えることが大切です。
自分がもし20代だったとして、「別の会社から新しく40代の人が転職してきた」と考えてみましょう。
年下の自分から、40代の人に積極的に話しかけるのは、ちょっと勇気がいりませんか?
ですので、年下の社員でとくに年が離れているときほど、自分から積極的に話しかけてみましょう。
同世代の人や上司だけではなく、年下の若い人たちとも良好な人間関係が築くことが、新しい職場で馴染むためのコツです。
まとめ:仕事の辛い人間関係に耐え続ける必要はない
今回は仕事の辛い人間関係に悩んでいる方へ向けて、
- 人間関係の悩みに対して考えておきたいこと
- 人間関係を改善するための対処法
- 転職を考えたときにするべきこと
- 転職したあとに、良好な人間関係を築くためのコツ
といったことをお話ししてきました。
とくに小さい規模の部署や、異動の少ない環境での人間関係のストレスは、本当につらいものでしょう。
ただ、ストレスに耐え続ける必要はなく、必ず改善すべき内容でもありません。
いちばん大切なことは、
自分は何のために仕事をしているのか?
という気持ちと向き合うことです。
「仕事だから」と割り切って、少々のストレスを抱えながら働くのもひとつの方法でしょう。
しかし、業務に関わる他の人や、仕事を通じて喜びを届けたい方々のためにも、相手と向き合って改善策を話し合うほうが良い場合もあります。
また、職場の人間関係を理由に「転職して環境を変える」というのも、決して悪いことではありません。
ただし、その場合は悩みの原因と向き合って、転職先で同じ悩みで苦しむことが無いように、対処法を考えておきましょう。
あなたの辛い気持ちが少しでも収まって、穏やかな気持ちで働くことができるように、今回の内容が役立てば幸いです。
当サイトでは、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動のすべてのステップについて、以下の記事でわかりやすくまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
▼40代転職の完全ガイドはこちら▼
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