私たちにとって仕事とは、人生の時間の大部分を占めるものです。
サラリーマンであれば、拘束時間は最低でも1日9時間ほど、通勤時間や残業も含めると、だいたい12時間くらいでしょうか。
1日の半分くらいの時間を、仕事に費やしていることになります。
自営業をしている方の場合は、もっと多くなるかもしれませんね。
確かに生きていくうえで、仕事は大切なものです。
でも、もしあなたがいま仕事に思い悩んでいるのなら、
こんなふうに、いったん距離を置いてみませんか。
仕事が忙しすぎたりイヤすぎることで、生きていくのがつまらなくなってしまったら、それこそ本末転倒です。
上記のように、ちょっと視点を変えてみましょう。
いままでと違う視点でものごとを見れるようになると、仕事より大切なことに気付けるかもしれません。
仕事なんてどうでもいい!大切なのは健康に生きていくこと
仕事が好きで楽しくて仕方ないという人は、幸せなことであり、うらやましい限りです。
でも仕事がイヤでしょうがないという人も多いのではないでしょうか?
そんな時は、
このように思ってしまえば、気が楽になります。
仕事優先で体を壊したら本末転倒です
- 仕事に追われて身が持たない
- 会社がイヤで行きたくない
上記のような状況が長く続くと、体か心のどちらかが壊れてしまうことがあります。
仕事終わりの飲み会のグチで、発散できる程度のストレスならいいのですが、
このような感じまでなってしまうと、ちょっと心配です。
追い詰められているときは、
なかなか上記のようには思えないかもしれません。
でも仕事なんかより、自分の体と生活のほうが、比べ物にならないくらい大切なものなんです。
生きていくために仕事をしているのに、仕事を優先しすぎて自分の体を壊したら、元も子もありません。
あなたが健康であるのなら、仕事はいくらでも見つかります。
でも逆に、仕事があっても体を壊していたら、働くことはできないのです。
いちばん優先に考えるべきは、何はともあれ健康に生きていること。
健康に勝るものはどこにもありません。
仕事よりも優先すべきは自分のこと
こういったプライドは、仕事をしていくうえで大切なことかもしれません。
でも実際のところ、サラリーマンの代わりなんか、いくらでもいるものなのです。
あなたと同じことはできないかもしれませんが、あなたがいなくなったとしても、間違いなく誰かがその仕事を引き継ぐでしょう。
でも、あなたの代わりがいない場所があるはずです。
それは「ダンナ」としてだったり、「パパ」だったりします。
家族のなかで、あなたの代わりは誰にも務まりません。
もちろん友人関係においてもそうでしょう。
仕事より優先すべきなのは、あなたの代わりがいない場所と自分自身のこと。
そして何よりも大切にするべきなのは、健やかな体と心です。
健康な体と心があれば、仕事なんてどうにでもなりますよ。
仕事の変わりはいくらでもありますが、家族や友人にとって、あなたの代わりはどこにもいないのです。
あなたと家族にとって、代わりがきかないものを何よりも大切にしましょう。
「仕事はどうでもいい」と思うと見えてくること
こんなふうに思えるようになると、世界が広がって見えてくることがあります。
仕事を俯瞰的に見ることができる
仕事に必死になるあまり、競走馬のように目の前しか見ておらず、周りのことが見えていないことがあります。
業界のこと、会社のこと、いまの仕事のこと、自分の仕事のこと…
どんどん視野が狭くなって、どうしたらうまくいくのか、どこへ進めばいいのかよくわからなくなって、自分を見失ってしまうのです。
そんな時にこそ、
このように引いて見てみると、グッと視野が広がることがあります。
自分の上から俯瞰でものを見る感じで、物事が客観的に見えるようになり、解決策が見つかったりするかもしれません。
俯瞰でものが見えるようになると、小さなことでくよくよしていた自分が、バカバカしく思えて気持ちが楽になりますよ。
ほかの選択肢が見えてくる
「仕事はただの仕事」と割り切ると、仕事からの呪縛から解放されて、ほかの選択肢が見えてくるようになります。
上記のような感じで、転職に関しても、今までとは違う選択肢を選べるようになるのです。
こういった考え方は、意外と忘れがちなもの。
とくにメンタルやお金のことで追い詰められたときは、
こんなふうに袋小路に入ってしまい、抜け道が解らなくなってしまうことがあるのです。
でも仕事なんて一本道じゃないんです。選択肢もあれば分岐点もあります。
これくらい引いて見ている方が、冷静に分析できるものです。
仕事なんか稼ぐためだけの手段
どうせ仕事をするのなら、できれば好きな仕事をしたいですよね。
でも、好きなことを仕事にできる人って、実際には少ないでしょう。
好きなことを仕事にできないのであれば、別に仕事なんか好きじゃなくたって構いません。
仕事とは、食い扶持を稼ぐだけの手段である
こんなふうに割り切ってしまったほうが楽でしょう。
仕事でお金を稼いで、好きなことは趣味でやればいいのですから。
仕事がうまくいかなかったり、上司との折り合いが悪かったりして、あまり仕事のことばかり思い詰めていると、「うつ状態」になったりしてしまいます。
そんなことになるくらいなら、「仕事なんかどうでもいい」と考えてみてください。
仕事から距離を置いたほうが、気持ちが楽になります。
会社なんか、もっとどうでもいい
実は仕事より、もっとどうでもいいものもあります。
それは「会社」です。
仕事と会社は、同じ意味で使われることもありますが、ここではあえて分けて考えてみます。
会社に行くのではなく、仕事に行くのでは?
以前は筆者も朝出かけるときに、
このように言っていました。
ですがある時から、「仕事に行く」と言うようにしたのです。
それは個人事業主として、仕事を経験したからでした。
筆者はある会社と業務委託契約で働いていたので、その会社には行くのですが、実際には自分の会社ではなく社員でもありません。
ですから、「会社に行く」という言い回しに違和感を覚えました。
筆者にとっては、会社に行くことが仕事なのではなく、会社でやらなければならないことが「仕事」だからです。
この時から、筆者にとっては「会社」は重要なものではなくなりました。
会社に行くこと = 仕事をする
必ずしもこれが当てはまるばかりではないのです。
会社がすべてでもないし、会社が正解でもない
サラリーマンは、会社の看板で仕事をしている側面はもちろんあります。
しかし、会社で身につけたスキルやキャリアがあれば、別の会社でも仕事はできますよね。
よく考えてみると、重要視すべきは「会社よりも仕事」だってことがわかります。
サラリーマンをしているからといって、このご時世では、いまの会社が一生あなたの面倒見てくれるわけじゃありません。
会社に「おんぶにだっこ」の状態は、いつまでも続けられるものではなく、見捨てられるときがいつか必ず来るのです。
また、仕事のやり方や常識は、その会社だけで通用するものだったりします。
あなたの会社にも、バカげたルールや暗黙の了解ってあったりしませんか?
会社にどっぷりつかって馴染んでしまうと、世間の常識が解らなくなってしまうこともあるのです。
このように少し突き放したスタンスをとることで、一般的な常識と会社の特殊な常識の違いに気づくことができます。
なんでもかんでも、会社が正解なわけではありません。
長いこと同じ会社にいると、特殊な事例も常識になってしまいます。
そして転職したときに、
こんなふうにびっくりすることもあるのです。
会社名もどうでもいい
会社員である以上、
このように思うのは当然のことでしょう。
「寄らば大樹の陰」という恩恵はもちろんあります。
でも、「名より実をとる」ということも考えてみてはどうでしょうか?
世間的に知名度はないけけれど、
- 業界内では、意外とシェアを持っていて仕事がやりやすい
- 有名な商品を販売しているけど、実は小さな会社だった
上記のような会社も存在しています。
あなたが「どんな仕事がしたいのか?」を軸に考えれば、会社名よりも重要視すべきことがあるかもしれません。
どんなに大企業でも、リストラやM&Aの可能性があるご時世ですから、会社名にそんなにこだわらなくてもいいのではないでしょうか。
「稼げる仕事」と「ストレスのない仕事」どちらを選ぶべきか?
仕事なんてどうでもいいと思うようになると、逆に仕事の選択肢は広がります。
「食い扶持」を稼ぐだけですから、極端なことをいえば、食うに困らない仕事なら、何でもいいと考えることもできます。
仕事が好きでなくても大丈夫
ただお金を稼ぐだけなら、その仕事が好きではなくても大丈夫です。
もちろん好きな仕事ができれば、それに越したことはありませんが、とくにこだわらなくても構いません。
- 酒を飲まないバーテンダー
- 化粧がキライな化粧品屋
- しゃべるのが苦手な営業マン
上記のように、好きでもない仕事をしている人は、世の中にはいくらでもいます。
「ストレスのある高年収」か「ストレスのない低収入」か
仕事を選ぶときに優先するのは、「お金」か「ストレス」のどちらかになります。
もちろん、「お金が稼げてストレスのない仕事」があればベストですが、そんなものはありません。
給料とストレスは、だいたい正比例するものです。
お金とストレスのどちらを選択するかは、
人生において何を優先するのか?
こういった価値観で異なってくるでしょう。
高収入はストレスを吸収できるのか?
収入が高い仕事であれば、もちろんストレスも増えますが、ある程度の高収入であれば、ストレスを吸収できてしまうこともあります。
本人がこのように思えるのであれば、ストレスがあっても問題にならない場合もあるのです。
そのストレスとは、仕事の難しさかもしれませんし、人間関係なのかもしれません。
また勤務時間の問題ということもあるでしょう。
しかし逆に、傍からみればとてもいい待遇の会社に思えるのに、辞めてしまう人だっているのです。
どれだけいい給料をもらっていても、
このように思ってしまうこともあります。
最終的には、仕事のストレスはお金では解決できないものだからです。
長く続けられるのは、ストレスの少ない仕事
最終的には、仕事のストレスはお金では解決できない
このように考えると、やはり長く続けられるのは、ストレスの少ない仕事でしょう。
よほどの資産家か経営者でもない限り、私たちは一生働き続けなければいけないのです。
どうせ長く働くのだったら、心にも体にもストレスの少ない仕事を選び、細く長くムリなく続けていくほうが、得策といえるのではないでしょうか。
もちろん途中で転職してもいいのですが、同じところで長く勤めているほうが、なにかと居心地はよくなるものです。
仕事は「どうでもいい」と思うくらいでちょうどいい
真剣に仕事に取り組んでいる人も素敵ですが、仕事に追い込まれて、大切なものを見失ってしまっては意味がありません。
もしあなたがそういう状態なのであれば、「仕事なんてどうでもいい」と思うくらいが、ちょうどいい考え方なのです。
「人生=仕事」ではない
確かに1日の半分くらいは仕事に時間を取られるわけですが、だからといって仕事が人生のすべてというわけではありませんよね。
このような人もいるでしょうし、
上記のような人もいるでしょう。
売れない芸人さんのなかには、
このような人だっています。
別に仕事に人生をかける必要はありませんし、自分の好きなことをして生きていくほうが、人生は楽しいのではないでしょうか。
仕事に対するプレッシャーが減る
「仕事なんてどうでもいい」と考えると、仕事に対するプレッシャーも減ります。
このようなことばかり考えていると、余計なプレッシャーや仕事が増えてしまうでしょう。
どうでもいいと思っていれば、仕事をしている時も余計な気苦労は減りますし、無理をしてまで仕事をする必要がなくなります。
逆にいうと、それが仕事を長続きさせる秘訣になるのかもしれません。
たまにオフィスで、すぐに怒ったり威張り散らしているイヤな奴っていますよね。
ああいう人って、一見すると仕事に真剣なように見えますが、実はただストレス発散してるだけだったりするのかもしれません。
ストレスを自分で抱え込まずに、周りに発散しているからストレスがないんです。
「憎まれっ子世に憚る」とでもいうのでしょうか…
人に当たるのはおすすめできませんが、変なストレスは少ないほうが楽に仕事ができます。
考え方に余裕ができる
「仕事=人生」という考え方を捨てて、「どうでもいいか」と思えるようになれば、考え方にも余裕ができます。
仕事が全てではなくなるわけですから、仕事で追い込まれる可能性も減りますし、転職することも、楽な気持ちで考えることができるでしょう。
このように思えれば、つらくて辞めたいときでも、そんなに深刻に考える必要がなくなります。
おわりに
「この仕事が大好き」と思える仕事に就いている人は別ですが、
このようなスタンスに立っていたほうが、メンタル的にも楽に生きていけます。
仕事に対して必要以上に醒める必要はありませんが、「なによりも仕事が最優先」だと思う必要もありません。
あなたの人生で大切なのは仕事ではなくて、できるだけ楽しく生きていくことではないでしょうか。
生きていくためには、もちろん仕事も大切ではありますが、仕事に人生のすべてを費やす必要はないのです。
あなたにとって本当に大切な人たちと、楽しい人生を歩んでいくために、
このように思える心の余裕を持ちましょう!
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