40代妻子持ちの転職!副業ありきでワークライフバランスを実現
筆者は40代を迎えるころ、妻子持ちにもかかわらず副業と転職活動をはじめました。
その理由は、家族との時間を大切にしたかったから。
ダブルワークを前提とした暮らしなら、仕事量と収入を自由にコントロールしながら、家族との時間が確保できると思ったのです。
そして現在では、管理職をしていた前職には及ばないまでも、一定水準以上の収入を得ながら、たくさんのプライベートな時間を手にすることができました。
この記事では、40代の妻子持ちが「副業ありきの転職」をした体験談にもとづいて、副業の始め方や転職活動のポイントについてお話ししています。
転職にも、さまざまな形があってよいはずです。
所帯持ちなのだから、リスクなんて負えない…
もし、あなたがこのように悩んでいるなら、ぜひ筆者の体験を参考にして、新たな可能性に目を向けてみてください。
副業と転職を組み合わせることで、人生に変化をもたらすことが可能
最近では、会社員として働く人のなかで、
本業とは別で、副業をおこなっています
という人が増えています。
クラウドソーシング大手の「ランサーズ」が実施した、新・フリーランス実態調査2021-2022年によると、副業・複業ワーカーとして活動している人は1,577万人。
2020年1月の調査から、515万人も増加しているのです。
コロナ禍の影響により、在宅勤務が広がったなどの要因が考えられますが、
ということは間違いありません。
副業に取り組むことで、「直接的に収入を増やせる」というメリットはもちろん、副業を転職を組み合わせることで、自分の人生に新たな変化をもたらすことができます。
「副業×転職」で生涯年収を最大化できる!
副業と転職のかけ合わせの成功事例として、書籍「転職と副業のかけ算」の著者であるmotoさんがとても有名です。
motoさんは、職種を変えずに別業界に転職をする「軸ずらし転職」を4回おこない、240万円だった年収を1000万円にまで伸ばしました。
また、その知見を活かしたコンテンツを、副業として作成・販売することで、年間4000万円の副業収入を得られるようになったのです。
書籍を執筆後にも転職、本業の年収を1500万円にアップするとともに、自身が運営する転職系のメディアを上場企業へ10億円で売却。ニュースでも話題になりました。
自身の年収アップにフォーカスするのなら、motoさんが実践する「転職×副業」という考え方は、ぜひ参考にするべきでしょう。
「転職+副業」でワークライフバランスの実現も可能
副業に取り組むメリットは、単に収入を増やすということだけに留まりません。
「ワークライフバランスを実現させたい」と考えている人にとっても、副業と転職をうまく組み合わせることは、きわめて有効な手段です。
一定収入を得ながら、自由な時間がもっと欲しい…
このような思いがあるのなら、
副業しやすい環境を作るために転職する
という選択肢を検討してみましょう。
筆者もワークライフバランスを実現するために、副業を始める決意をしました。
40代妻子持ちが「副業ありきの転職」を決意した理由とは
筆者が転職活動を始めたのは、40歳の誕生日を迎えるころでした。
妻子持ちにもかかわらず転職を考えた理由は、あまりにも理想とかけ離れた暮らしをしていたためです。
勤続12年、ブラック企業で疲弊する
物流関係の会社に勤務していた筆者は、12年間在籍するなかで、現場職から管理職まで幅広く経験しました。
貴重なキャリアではあったものの、勤務先はいわゆるブラック企業。劣悪な労働環境だったのです……
新卒や中途で採用した社員もすぐに辞めてしまうので、残っているのは辞めるタイミングを失ったベテラン社員ばかり。
筆者も転職したいとは思っていましたが、
転職に失敗したら、家族を養えなくなってしまう…
という怖さもあったので、ひたすら働き続けるしかなかったのです。
しかし、やがてストレスによる頭痛が毎日起こるように……
肉体的にも精神的にも疲弊しきっていました。
平日は”寝顔の家族”しか見れない暮らし
会社はブラック企業でしたので、残業を含めると、毎日とてつもない時間を拘束されていました。
平日は朝に5時に自宅を出発して、帰宅するのは毎日22~24時ごろです。
もちろん、帰宅したころには家族はすっかり就寝しています。
起きてる家族と顔を合わせられるのは土日だけ。
平日の仕事疲れで子どもからは、
お父さん、元気ないけど大丈夫?
このように心配されるほどでした……
幸いにして残業代はもらえたので、毎月の収入は十分でしたが、
このまま定年まで働けるのだろうか…
という不安が募っていきます。
小さな子どもが2人いるので、妻の「ワンオペ育児」にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
理想の暮らしを手に入れるために、行きついた答えが「副業」
筆者は妻子持ちですから、いくら転職したいからといっても、
- 転職することで収入が大幅にダウンしてしまう
ということでは、家族を養っていけません。
いろいろ思案したあとに思いついたのが、
副業前提で転職する
という選択肢でした。
しかし、40代目前の筆者にとって、イチからキャリアを築く自信はありません……
また、飽きっぽい性格なので、
もしかしたら、ダブルワークの方が合っているかもしれない…
このようにも思えました。
そこで、
どうせ転職するなら、副業と上手に組み合わせて、理想の暮らしを手に入れよう!
こんな考えに行きついて、40歳の誕生日を迎えるころに、「副業前提の転職」の準備を開始したのです。
そしてWebライターの仕事を副業に
在職中から副業について徹底的にリサーチをおこない、
- 資格を必要としない
- これまでにつちかった文章作成のスキルを活かせる
こういった利点を考慮して、「webライター」という仕事を副業に選びました。
そして、コツコツとWebライターとしてのスキルを磨きつつ、本業の物流関係の会社を退職。
退職後は転職活動をしながら、クラウドソーシングを介して、複数の仕事を受注していきました。
そうしているうちに、本業となる新しい仕事が見つかり、Webライターの副業収入もさらに伸ばせるように。
明確な行動計画にもとづいて行動を起こしたことで、理想の生活を手に入れることができたのです。
妻子持ちが副業を始めるメリット
独身時代含めて、筆者が副業に取り組んだのは初めてでした。
ここでは、実際に副業をやってみて感じたメリットについてご紹介します。
家庭内でのメンツを保てる
子どもが成長するにつれて、
- 塾や習い事などの費用
- 外食や旅行といった娯楽費
このような出費がかさむのは、妻子持ちならではの悩みでしょう。
しかし、副業で「プラスαの収入」を得られると、家族にお金の心配をかけずに済むので、家庭内でのメンツを保つことができます。
記念日や急な出費にも対応できるので、家族からの信頼度がアップしました。
収入・時間をコントロールしやすい
サラリーマンをしていると、自らの仕事量や労働時間を調整することは、なかなか難しいものです。
転職したてなら、尚更そうでしょう。
しかし副業なら、時間も仕事量も自分の裁量でコントロールできます。
- 忙しいときは副業の割合を抑える
- バリバリ稼ぎたいときは、副業の仕事量を増やす
このようなコントロールを自在にできることが副業の魅力です。
子どもに頑張っている姿を見せられる
自営業でもないかぎり、子どもに「親の勇姿」を見せられる機会はほとんどありません。
平日に忙しく働いている人ほど、休日は疲れた表情ばかりで、ダラダラと過ごしているイメージばかりになってしまいます…
しかし副業(とくに在宅ワーク)であれば、
おうちでもお仕事がんばってね!
こんなふうに、自宅で「仕事を頑張っている親の姿」を我が子に見せられます。
子どもが一定の年齢以上であれば、「お金を稼ぐ仕組み」を教える、よい機会にもなるでしょう。
親の威厳にもつながって、ありがたみも増すはずです。
ひとりの時間が確保できる
ノートPCを持ち歩くようにすれば、仕事帰りにでも、カフェで副業に没頭することができます。
時間と場所に縛られないのが副業のメリット。
自宅では家族サービスに身を尽くす妻子持ちからすれば、「癒しのひととき」を感じる瞬間でしょう。
外出理由にもなるので、
自分ひとりの時間も欲しい…
というときにも副業は最適です。
しっかりとリフレッシュしたあとに、バリバリ働いて稼げば、ストレス軽減と副収入の「一石二鳥」が得られます。
収入源を複数持つことで、万が一に備えられる
企業のM&Aやリストラなど一般的となり、いつ会社で働けなくなるかは、誰にも予測できません。
働き方改革で残業時間が減らされて、いまの収入も下がるかもしれないのです。
このような不安的な経済状況のなかでも、
副業で一定金額の収入がある
という状態を維持していれば、万が一の際にも、ダメージを最小限に抑えることができます。
AI(人工知能)が徐々に人の仕事を奪っていくなか、リスクヘッジとして副業で稼げる手段を持っておくことは、“賢い選択”だといえるでしょう。
本業のモチベーションにもなる
本業でも副業でも、仕事の組み立てや進め方は基本的に同じです。
副業でうまくいった方法は本業でも活かせますし、やがて自身の成功メソッドとして確立されるでしょう。
二つの仕事を同時に進めながら、プライベートも十分に楽しむ
上記のような成功体験の積み重ねが、毎日のモチベーションUPにつながるのです。
本業が行き詰ったときでも、副業が気分転換になるため、リカバリーが早くなるというメリットもあります。
将来への投資になる
副業で得られる知識や経験は、自分にとって大きな財産となります。
たとえばWebライターの場合、記事制作には十分な下調べと文章力が必要です。
将来はWebライターでつちかったスキルを活かして、
- 編集関係の仕事
- メディア運営の仕事
このような仕事に就けるかもしれませんし、子どもや周りの人に、文章作成のノウハウを教えることもできるでしょう。
経験を積めば、フリーランスとして起業することも可能です。
収入を得るだけではなく、副業がもたらすセカンドキャリアは、将来の可能性を限りなく広げてくれます。
妻子持ちが副業をすることのデメリット
副業にはメリットがある一方で、やはり苦労する点もいくつかあります。
妻子持ちが副業に取り組む場合のデメリットを挙げると、以下のとおりです。
リズムができるまでは苦労をする
ダブルワークの生活リズムが、身体になじむまではそれなりに苦労をします。
気力、体力の配分が分からず、どちらも中途半端な状態になり、まさに典型的な「二足の草鞋(わらじ)」状態になってしまうのです。
ただし、こうしたきつい時期は、
最初だから仕方ない…
上記のように「一過性のもの」と認識できれば、乗り切ることができるでしょう。
苦労して身に付けたスキルは、自分を裏切りません。
掛け持ち初期の苦労は、後々で大きな自信や収入となり返ってくるはずです。
自己管理にシビアになる
風邪や怪我などでダウンしてしまうと、本業の会社に迷惑をかけるばかりか、副業のリスケジュールも余儀なくされます。
体調管理も仕事のうちだよ!
もちろんこの通りなのですが、ダブルワーカーだからこそよりシビアです。
40代ともなれば、病気のリスクが高まります。
定期検診はもちろん、インフルエンザなどの予防接種も、積極的に受けるようにしましょう。
ダブルワーカー、そして妻子持ちとしての自覚を持ち、日ごろの自己管理にしっかりと努めなければなりません。
ダブルワークの苦労が理解されないときがある
ダブルワーカーの苦労は、当事者にしかわからないことが多いです。
はたから見れば、本業以外は「気楽な稼業」と映っている場合があり、ピンチになってもあまり理解されない可能性もあります。
また、副業を前提で転職した場合は、
副業ありきなんだから、そりゃ頑張らないとね…
という認識を持たれることが多く、モチベーション維持に苦労するときもあるでしょう。
やり過ぎると家族との時間が減る
こなすほどにスキルが身に付いて、どんどんハマっていくのが副業です。
とくに稼げるようになると、時間を忘れて没頭しがちでしょう。
とくに注意しておきたいのが、家族と過ごす時間とのバランスです。
ワークライフバランスは副業においても同様であり、一線を超えれば必ず不具合があらわれます。
本人は家族のためと考えていても、家族からすると、
一緒に過ごせる時間が減ってしまったな…
このように悩んでいるかもしれません。
歯がゆいところかもしれませんが、妻子持ちが副業をする際は、
- 効率重視でスピーディーに作業する
- メリハリをつけた働き方をする
このような点に留意した方がよいでしょう。
知っておきたい副業の始め方
副業を始めるにあたっては、まずは以下をどうするか決めておきましょう。
- 副業にあてる時間をどれくらい確保するか?
- 副業はどこでおこなうのか?
もちろん一人だけで決めるのではなく、家族とよく話し合って始めることが大切です。
場所は「自宅の一室を仕事部屋にする」というパターンが多いですが、インターネットカフェやコワーキングスペースの利用も検討してみましょう。
副業は在宅ワークから選ぼう
一般的に「副業」とよばれる仕事には、以下の種類があります。
- アルバイト:コンビニや飲食店スタッフなど
- 投資:株式やFX、不動産など
- 在宅ワーク:パソコンなどを使っておこなう作業
アルバイトを選べば、すぐに安定収入が手に入るメリットがあるものの、時給制ゆえに収入に伸びしろはありません。
投資は根強い人気がありますが、元本としてそれなりの資金が必要ですし、収益を出すためには相当なノウハウが必要です。
元本割れのリスクもありますので、転職ありきで始める副業としては不向きでしょう。
在宅ワークであれば、
- インターネット環境さえ整っていれば、すぐに始められる
- 大きなリスクもない
上記のような特徴があるので、気軽にはじめられます。
しかも、報酬型の仕事が多いので、スキルや実績が伴ってくれば単価も上げやすく、同じ稼働時間でも大きな収入が得ることが可能です。
「転職+副業」で結果を出すのなら、在宅ワークの一択となるでしょう。
クラウドソーシングに登録してみよう
在宅ワークを始めるには、まずは以下のようなクラウドソーシングのサイトに登録してみましょう。
クラウドソーシングの登録はいずれも無料であり、あとは興味のある案件を見つけて受注すればOKです。
データ入力などのカンタン作業から、WebライターやWebデザイナーといった本格的な仕事まで、選択肢が豊富にあります。
副業に適したおすすめの在宅ワークについては、以下で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
Webライターを始める手順について
筆者が取り組んでいるWebライターは、在宅ワークのなかでも収入アップが期待できるので、とくにおすすめの仕事です。
Webライターは、オウンドメディアのコンテンツやブログ記事などを、運営する企業や個人に代わって作成していきます。
なかには取材が必要な案件もありますが、ほとんどの案件ではインターネットや書籍で情報収集ができるので、
完全在宅で仕事を進められる
というのが特徴です。
Webライターを始める場合は、以下の手順で進めていきましょう。
- Webライティングの書籍を読み込んで知識を深める
- クラウドソーシングに登録して、カンタンな案件からチャレンジする
- 徐々に高単価の案件にシフトして、収入アップを目指す
Webライターとしてしっかり稼いでいくためには、SEOと呼ばれる独自ノウハウや、案件を受注する営業スキルなどが必要となります。
執筆ジャンルはさまざまにありますが、自身の経験が活かせる内容や、趣味などで興味がある分野で取り組むのがおすすめです。
男性ならば、知見が活かせる「ビジネス系コンテンツ」などは執筆しやすいでしょうし、筋トレが趣味の方であれば、フィットネス系の案件もサクサク進められるはずです。
Webライターの仕事については、実際に始めてみた方の体験談を以下でご紹介していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
本業の求人探しで押さえておきたいポイント
たとえ自由な時間を手に入れたとしても、経済的な不安があっては楽しく暮らすことはできません。
限られた時間で収入を最大化させるためには、本業と副業の組み合わせがとても重要です。
「副業ありきの転職」で本業に求められる要素とは
副業を前提としている場合、本業の仕事には、以下のような要素を満たしていることが理想です。
- 仕事内容が難しくない
- ノルマなどがない
- 精神的な消耗が少ない
- 残業がほとんどない
- 休日出勤がない
基本的には大きな消耗がなく、「ほぼ定時で終われる仕事」を選びましょう。
副業にしっかり取り組めるように、
思考力や脳のエネルギーをしっかり温存できるか?
ということを見極めるのがポイントです。
それならアルバイトの方がいいのでは?
このように思う方もいるかもしれませんが、賞与や退職金、家族手当などの福利厚生を含めて考えると、やはり社員が圧倒的に有利といわざるを得ません。
「副業ありきの転職」の条件を満たした働き口としては、大手企業のグループ会社などが有力候補となるでしょう。
会社自体が節税対策の位置付けであることも多く、利益を追求しない体質なので、
という点が魅力です。
本業候補としておすすめの職種は?
これまでの経験やスキルによって、選ぶべき職種は人それぞれに違います。
ただ、筆者がとくにおすすめしたいのが、大手グループ会社における、ルート営業や簡単なルート配送などの職種です。
ルーティンワークという観点では、工場のライン作業でもよいですが、正社員募集が少ないうえに、シフト制で生活リズムが不安定になる恐れがあります。
時間を有効活用するために、通勤距離にもこだわらなければなりません。
いかにコンパクトに働き、スムーズに家に帰ってこられるか?
という点に重きをおいて、本業を選びましょう。
求人サイトのなかには「副業OK」のタグ設定があり、検索で副業可能な会社を絞り込めるケースがありますので、ぜひ試してみてください。
副業禁止の会社ではないか確認する
今では副業解禁の流れが進み、Yahoo JAPANやDeNAなどのIT企業をはじめとして、セガサミーホールディングスや新生銀行など、大手では幅広い業種で副業が許可されています。
しかし、中小企業においては、いまだ副業禁止としているところも少なくありません。
筆者が転職活動をするなかで、副業前提であることを伝えると、
いやそれはちょっとね…
このように、電話口や面接で断られることもありました。
就業規則に違反して副業した場合は、懲戒処分の対象になりうるため注意が必要です。
また、副業可の企業でも、容認の度合いはそれぞれ異なります。
労務提供上の支障がある場合は、会社が副業を制限することもできるため、※
副業に没頭して、本業がおざなりだね…
このような指摘を受けることがないように注意しなければなりません。
- 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」8ページ参照
副業前提の転職活動をしてみて気づいたこと
副業を前提とした転職活動を進めるなかで、筆者はいくつかの気づきや感じたことがありました。
仕事選びのハードルが下がった
いちばん大きかったのは、本業探しのハードルが下がったことです。
前職では管理職でしたし、残業時間も多かったので、平均よりも高い給与額をもらっていました。
労働時間が減るのだから、贅沢は言えないな…
このように思いつつも、転職による収入ダウンを、なんとか最小限に抑えたかったのが本音です。
ですので、ハローワークや転職サイトなどで求人情報を見たときに、その額面に少なからずショックを受けました。
ただ、この時点ですでに副業が軌道に乗っていたので、
給与よりも、通勤距離や身体の負担を重視しよう
という気持ちで、本業選びをすることができたのです。
本業に求める要素が減ったので、転職活動にありがちなプレッシャーも感じませんでした。
生活リズムを保てた
退職してから転職活動をする場合、会社への通勤などの縛りがなくなるため、生活リズムを崩しがちです。
ただ、筆者の場合はWebライターとして活動していたため、退職から再就職の間も完全オフの期間はなく、生活リズムが大きく乱れることはありませんでした。
金額はさておき、収入も途絶える不安もなかったので、
精神的なプレッシャーが少なくなる
ということもポイントです。
退職するまでは同時進行で苦労する
退職にあたって業務の引継ぎ、副業、そして転職活動…。
3つの事柄をほぼ同時に進行させる必要があったので、その点にはやはり苦労しました。
妻子持ちゆえに、プライベートの時間は「家族との時間」ですし、一人でのんびりできる余裕はほとんどなかったです。
失業保険の手続きには注意が必要
転職活動をしてみて、筆者もはじめて知ったのですが、副業と雇用保険(失業保険)の関係に注意が必要です。
副業を絡めた転職活動には、以下のような注意点が存在しています。
- 雇用保険申請後の待機期間(7日間)はアルバイト・副業が一切禁止
- 待機後も、副業の日数や時間の制限がある
- 失業認定日に、副業収入の申告しなければいけない
ですので、失業保険の受給期間は、Webライターとしての仕事量を調整することとなりました。
失業保険の手続きに関しては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【FAQ】40代の転職でよくある疑問・質問にお答えします
ここでは、40代の転職でよくある疑問・質問にお答えします。
ぜひ参考にしてください。
-
40代だと軽い気持ちで転職するわけにはいきませんから、本当に転職したいのかどうか、自分自身をよく見極める必要があります。
転職に迷いがあるうちは、まだ現職に留まっておいて、
- 何に迷っているのかを明確にする
- 自分がどうしたいのかをしっかり考える
- 転職することのメリット・デメリットを整理する
上記について、まずはじっくり検討してみましょう。
そのうえで、どうすれば自分がいちばん望んでいる方向へ行けるのか、模索しながら作戦を立てることが重要です。
-
基本的には、在職中に転職活動することをおすすめします。
会社を辞めてからの仕事探しが長引くと、転職に不利な要因となる場合があるからです。
やむを得ない事情で仕事が決まっていない状態で辞める場合は、無職になるデメリットも考慮したうえで、慎重に判断しましょう。
-
仕事・生活のなかでやってきたことを、的確に言語化して表現することで、企業側に「強み」として認識されるものは誰にでもあります。
以下の記事を参考にして、これまで自分がやってきたことを、スキルとして言語化してみましょう。
-
筆者も40代になってから、会社を退職した経験がありますが、辞めてもなんとかなります。
当サイトに寄せられる「40代の転職体験談」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
-
当サイトでは、さまざまな40代のリアルな実体験をご紹介していますが、今の仕事を辞めても次の道はあるというのが実際のところです。
何とでもなりますから、必要以上におびえる必要はありません。
身体やメンタルがまいってしまう前に、見切りをつけて次のステップへ進みましょう。
そのほうが明るい未来が見えてくるはずです。
40代で転職するのはやめた方がいいですか?
次の仕事が決まってないけど辞めるのはあり?
スキル・キャリアがない場合はどうすればいい?
実際に会社を辞めた40代の末路を知りたい
40代での転職。本当になんとかなるの?
まとめ:副業前提の転職をして、理想の暮らしを手に入れよう!
今回は、40代の妻子持ちである筆者が実践した、「副業前提で転職する」という転職活動について、詳しくお話ししました。
妻子持ち、まして40代ともなれば、転職に対して“ネガティブなイメージ”を抱くのも仕方がありません。
しかし視点を変えて、ダブルワーク前提の転職を選択することで、仕事選びのハードルは下がり、収入面のリスクも軽減されます。
もちろん、環境変化や覚えることも多いので、最初のうちは苦労するかもしれませんが、あくまで一過性のことですから、問題視するほどではありません。
特定キャリアや生涯雇用にこだわらないのであれば、筆者が選択したような「副業ありきの転職」を、ぜひ実践してみてください。
過去に体験したことのない、時間と収入の自由度、そして家族との時間を楽しめるようになりますよ!
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイトにノウハウを提供している転職サポーターが、あなたの転職活動をお手伝いします。
さまざまなサポートをご用意していますので、悩みがある方はお気軽にご相談ください。