自営業の跡継ぎだけど家業を辞めたい!44歳『後継者』が再起するまで

ビジネスモデルのサイクルが短くなるなかで、家業が業績不振で廃業したり、倒産する案件も増えています。

  • 家業を続けることができず、再就職をせざるを得なくなった
  • 家業を継ぐことができなくなった

このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

意図せずに再就職を余儀なくされてしまった、元経営者や後継者にとって、転職活動は未知の世界です。

家業への未練やしこりもあるでしょう。

気持ちを切り替えて、前向きに就職活動を行うには、よき相談相手が必要です。

今回の記事では、後継者として家業を継ぐことを断念した筆者が、後ろめたさを残しながらも、就職活動を始めた体験談をお話しします。

2020年1月現在、筆者はまだ就職活動中です。

失敗しながらも、転職エージェントの協力を得て、転職活動に手応えを感じるようになってきました。

目次

後継者が家業を諦めて、転職活動をはじめた理由

まず最初に、筆者が転職しようと考えた理由と、家業に対する葛藤についてお話しします。

事業の行き詰まり。親の経営方針について行けない…

筆者の家業は、父が30年前に創業したものです。

開業した当時はバブル景気でしたが、現在では典型的な斜陽産業になってしまいました。

現在のビジネスモデルで、なんとか延命を図ろうとする父でしたが、

これでは将来のビジョンを描けない…

このように思っている筆者との間で、絶えず葛藤があったのです。

社長である父は、ワンマン経営者でした。

もちろん後継者として、会社の方針(社長の意図)にできるだけ従ってきましたが、場当たり的な方針の連続だったのです。

このままでは将来に希望が持てないですし、扶養するべき子供もいることから、

家業から離れて、新たな道を模索しよう

筆者はこのように決意しました。

退社を決意も、影響を考えつつ仕事に取り組む

筆者が家業の退社を決めたことを、社員や取引業者に伝えました。

後継者がいなくなる会社は、長く営業することはできず、将来は他社に吸収合併されるか、解散となってしまうでしょう。

後継者がいないと、その会社は「将来性が低い」とみなされます。

筆者が退職した後も、家業の会社が、関連業者と取引できるのかも気がかりでした。

家業に支障が出ないように、引継業務を慎重かつ十分におこなって、ほかの従業員や取引業者へのフォローに神経を集中しました。

その結果、就業期間中は転職準備がほとんどできなかったのです。

40代の自営業者が転職活動をしてみた結果

転職に関する準備不足は否めません。

実際に転職活動をはじめても、40代の転職に関する認識不足から、焦燥感を募らせるばかりでした。

転職活動に対する「過信」からスタート

筆者が以前に転職活動をしたのは、30歳くらいの時だったのですが、40代の転職もこの経験の延長で捉えていました。

業界の関連資格として、

  • 二級建築士
  • マンション管理士
  • ファイナンシャルプランナー

上記のような資格を持っていたので、すぐに就職できると過信していたのです。

ハローワーク担当
相当難しい資格をたくさん持っておられるので、年齢条項があっても、面接には応じてもらえるでしょう

ハローワーク担当者のこのような言葉を鵜呑みにして、就職活動自体を楽観視していました。

そして、興味はあるけど実務経験がない、「ファイナンシャルプランナー」関係の仕事ばかりに応募してしまったのです。

40代で初めて知った「転職エージェント」の存在

応募するようになって、最初の数社はともかくも、それ以降も書類選考にまったく通りませんでした。

この段階で、過信が疑問に変わってきて、ネットでさまざまな情報を集めるようになり、ようやく「40代転職の厳しさ」を知ったのです。

ここまでの転職活動では、転職サイトに一社登録したのみで、転職エージェントについては、存在すらよく知りませんでした。

妻や身内も、転職に協力してくれていたのですが、近々に転職を経験した者はいません。

本当に何も知らない状態で、40代の転職を進めようとしていたのです…

いろいろな転職サイトを見てみると、転職エージェントの存在が目につきました。

転職サイトには登録したはずなのに、なぜパスワードをまた登録しないといけないんだろう…
なぜ面談が必要なの??

最初のころはよくわかっておらず、

もしかして詐欺ではないか?

このようにすら思っていたくらいです。

しかし、電話面談でアドバイスをもらって認識が一変して、

転職エージェントを活用した方がよさそうだ!

このように即断しました。

転職エージェントを利用してみて感じたこと

筆者がはじめて転職エージェントを使ってみて、実際に経験したことや感じたことをご紹介します。

転職エージェントに相談して得られたものとは?

筆者が転職エージェントを利用してみて、「転職活動の方向性」について学べたことが、まず何よりも大きな収穫でした。

筆者が、複数の転職エージェントと面談をするなかで、得た情報は以下のとおりです。

  • 筆者のキャリアと希望年収は、相場と離れておらず妥当である
  • 今までの経験したことで、プロフェッショナルとして通用する
  • ファイナンシャルプランナーは募集が少なく、未経験で転職は難しい

このようなことから、FP以外の業種へも応募していくことを勧められました。

また、求人情報への申し込み方法についても、

40代転職者の強力なライバルは、30代の転職者である

このようなアドバイスをもらい、企業から募集がかかった際は、迅速に応募をするように指摘を受けたのです。

先に30代の選考対象者がいる状態では、40代の人が面接を申しこんだとしても、面接に至る可能性は低くなってしまいます。

ポイントを押さえて、今までのキャリアが活きる職種に応募していけば、十分に通用しますよ!

このように言ってもらえて、少し安堵しました。

書類選考に落選した理由を知り、対応策を学べる

普通に求人の応募しても、書類選考で落選した場合は簡単な連絡しかありません。

しかし転職エージェントであれば、落選した理由を詳細に知らせてくれるので、次への参考にすることができます。

筆者は現在、分譲マンションのフロント業務に応募しております。

フロント業務の経験はないのですが、

  • 賃貸マンションの管理の経験
  • マンションの管理士の資格
  • リフォーム工事時の折衝経験

上記のような経験・スキルがあるので、それらを十分に活かせる仕事だと思ったためです。

しかし、ある転職エージェントが落選時に教えてくれたのは、

未経験者で40代の採用は難しいと判断されたようです

このような内容でした。

まさか未経験者として選考されていたとは…

筆者としては、「新たな発見」でした。

そこで、その後の職務経歴書には、

未経験の部分は、今までの経験で埋められます!

このようなアピールをするようにしています。

人とのコミュニケーション能力があることや、とくに修繕工事のノウハウがある点を強調するようにしました。

担当者とのコミュニケーションのなかで、このような選考の対策を見出せることが、転職エージェントを利用するメリットといえるでしょう。

▼おすすめの転職エージェントはこちら▼

転職エージェントを利用するときの留意点

筆者が実際に転職エージェントを利用してみて、留意しておくべきことをまとめておきます。

転職サイトと転職エージェントで連動していないことがある

筆者の場合は、転職サイトの利用をはじめて、そこから転職エージェントに登録しました。

ただし、転職サイトと転職エージェントのシステムは、すべてが連動しているわけではありません。

たとえば、同じリクルートであっても、転職サイトでは応募できる企業が、転職エージェントでは応募できない場合があるのです。

もちろんその逆の場合もありますし、すでに登録済みの履歴書情報が、システム連動していない会社もあります。

大手企業の求人が多い

よく耳にする転職エージェントは大手企業なので、求人を募集する企業も大手のことが多いです。

中小企業を応募対象として考えるのであれば、ハローワークの方に強みがあるかもしれません。

エージェント会社ごとにシステムや担当者の質も違う

筆者はいくつかの転職エージェントを使っていますが、会社ごとにシステムが違っており、担当者の質も異なっています。

使い勝手を考えれば、複数の転職エージェントに登録して、そのなかから3社くらいに絞った方が楽でしょう。

ただ、条件の良い求人紹介をきっかけに、登録を持ちかける中小の転職エージェントもあります。

継続的な相談は、信頼している数社の転職エージェントを利用し、その他は条件の良い求人の紹介先として、割り切ることも検討すべきでしょう。

ビジネスパーソンとして付き合うこと

転職エージェントも、当然ながらビジネスパーソンですので、

  • メールのリアクションが遅れる
  • Web履歴書などの登録がいい加減な状態

このような対応をしていると、連絡が頂けないようになります。

ビジネス上の付き合いであることを留意しておきましょう。

まとめ:転職エージェントを活用して、40代転職の特性を認識しよう

今回は、後継者として家業を継ぐことを断念した筆者が、転職エージェントをはじめて利用して、40代の転職について学んだことをお話ししました。

ひと言で『転職』といっても、世代別に違うものです。

20代なら第一、第二を問わず『新卒』扱いとなりますし、30代であれば、勢いだけで転職することができます。

しかし、40代の転職では「即戦力」が求められるのです。

筆者のように、自営業者で転職市場をよく知らない状態だからこそ、客観的な判断が必要となります。

自分のキャリアと適職について、転職エージェントのような第三者を交えて、方向性を出していきましょう。

もちろん、最終的には自分の判断が重要ですが、プロの相談相手となると、転職エージェントを活用するのがベストです。

筆者はまだ転職を果たしておりませんが、転職エージェントのアドバイスをうまく取り入れて、理想の転職を勝ち取りたいと思います。

▼40代男性の転職体験談はこちら▼

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