40代の自営業者が再就職!職業訓練校に通ったら転職への近道だった

40代の自営業者が再就職!職業訓練校に通ったら一番の近道だった

筆者は17年間自営業をやってきたのですが、43歳のときに会社員として再スタートすることを決意。

しかし、なかなか転職活動がうまくいきません…

そんなとき、職業訓練校のことをネットで知り、筆者はわらにもすがる思いで申し込みました。

なんとか入校することができ、6ヶ月の訓練期間の間に、再就職することができたのです。

自営業者フリーランスの方が、筆者のように再就職を考えているのなら、職業訓練に通うのが一番の近道かもしれません。

この記事では、40代の自営業者やフリーランスの方に向けて、

上記について、筆者の体験談を交えながらお話ししています。

ぜひ最後までご覧いただいて、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。

なお、会社員の方が職業訓練を利用される場合は、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらをどうぞ。

目次

17年続けてきた自営業を捨て、40代で転職しようと思った理由

筆者は26歳で印刷会社を退職して、それから17年間、自営業を営んできました。

しかし、43歳のときに妻と話し合いをして、会社員として再スタートすることにしたのです。

自営業を辞める一番の理由は、不安定なこと。そして将来が見通せないことでした。

所得税、市県民税、国民健康保険も高すぎて、家計を圧迫する原因となっていたのです。

国民年金だけで老後を暮らしていくのは困難ですし、このままでは、愛する子どもたちに迷惑を掛けてしまうかもしれません…

会社員になって、社会保険と厚生年金に加入したい

退職金だって欲しいし…

このような思いをずっと持っていました。

自営業者やフリーランスの再就職を阻む壁とは?

しかし、実際に就職活動を始めてみると、自営業者が再就職を果たすのは、そう簡単なことではありませんでした。

これはなかなか厳しい道のりだな…

このように感じることが多々あったのです。

ここでは、自営業者の筆者が実感した、「再就職を阻む壁」についてお話しします。

40代の場合は、さらに「年齢の壁」がプラスされてしまうので、いっそう厳しいものになるでしょう…

会社という組織に馴染めるか不安がある

自営業者やフリーランスの人が、再就職する際に不安を感じているのが、

人間関係がうまくいくだろうか…

ということでしょう。

いちど一人の気楽さに慣れてしまうと、組織で仕事をするのは息苦しさを感じるものです。

年下の上司に使われるのも、気を使って嫌になることが多いかもしれません。

満足な月収の求人が少ない

自営業者やフリーランスを長年続けている方であれば、

同年代の会社員と比べて、高い月収をもらっていた

というケースも多いでしょう。

社会保険や厚生年金など、会社員のメリットを考えて就職活動してはいますが、

なかなか満足いく月収の求人がないな…

このような思いになってしまいがちです。

就職活動している暇がない

自営業者やフリーランスの人には、もちろん有給休暇などはありません。

仕事をする気になれば、土日祝だって休みではないのです。

お客様から頼まれたら、もちろん休日返上で対応しますよ

このような生活を続けていると、どうしても仕事を優先してしまいがち。

再就職したくとも、就職活動をしている暇が、そう簡単には取れないのです。

仕事を辞める(廃業)するきっかけがない

会社員の人が退職をする場合は、仕事の引継ぎが設定されるでしょう。

そして、決められた退職日が来れば、手がけている仕事が途中であっても辞めれます。

途中だからまだ出社を続けてください

こんなふうに言われることはまずあり得ません。

しかし、自営業者やフリーランスの人が仕事を辞めるのは、

その事業を廃業する

ということです。

誰かが引き継いでフォローしてくれるわけではないので、

お客様に迷惑がかかってしまうし…

と思い切って廃業することができずに、ズルズルと仕事を続けてしまう場合もあります。

再就職へのモチベーションを保つのが難しい

自営業を辞めて会社員となるとなれば、

いちど手にした自由を失ってしまうんだよな…

上記のような気持ちになってしまうものです。

思うように再就職が果たせない時間が長引くと、モチベーションを保てなくなる方も多いでしょう。

職業訓練は自営業者でも受講できる!転職への近道としておすすめ

40代男性の転職を成功させるために

なかなか就職できずに焦りを感じていたとき、筆者はネットで職業訓練校について知りました。

こんな制度があったんだ…

意外な発見に驚きを感じながらも、わらにもすがる思いで、職業訓練校に入校することを決意。

そして5ヶ月後、筆者は訓練の終了を待たずに、無事に再就職することができたのです。

自営業者やフリーランスの方が、再就職を目指すのなら、職業訓練に通うのが一番の近道になるかもしれません。

職業訓練とは?

職業訓練とは、ハローワークで求職申込みした人を対象に、再就職に役立つスキルや知識などを、所定の訓練学校で学習することができる制度です。

職業訓練の訓練科目には、

  • 事務・経理などのオフィスワーク系
  • Web・IT技術
  • 医療・介護系
  • 金属・機械・建築などのものづくり系

上記のような様々なコースが、3ヶ月~2年の訓練期間で用意されています。

国や自治体が運営しているため、要件を満たしている人なら、無料で訓練の受講が可能です。

※5千~1万円程度の受講テキスト代は実費負担となります

同じような講座を民間学校で受講すると、数十万円レベルの費用になる場合もあるので、かなりお得な制度だといえるでしょう。

職業訓練を受講するための要件とは

職業訓練を受講するためには、以下の要件を満たしている必要があります。

  1. ハローワークに求職申込している
  2. 過去1年以内に公共職業訓練を受講していない

ただ、要件を満たしていても、必ず受講できるというわけではありません

申込者のなかで、面接や適性検査などの選考がおこなわれて、ハローワークから受講あっせんを受けた合格者のみが、職業訓練を受講できます。

自営業者の場合は、税務署へ廃業届の提出が必要

自営業者やフリーランスの方であれば、仕事をするために、税務署へ開業届を提出しているはずです。

また、その際に記入した屋号で、確定申告も行っているでしょう。

職業訓練校は、離職している人でないと通うことができません

ですので、自営業者やフリーランスの場合は、税務署への廃業届の提出が必要です。

筆者の場合は、職業訓練校の説明会のときに、廃業届のコピーを提出しました。

そこまで厳しくない場合もありますが、もし廃業届を提出していないことが発覚した場合は、

職業訓練校を退校させられる

という可能性もあるので、十分に注意してください。

どのようなコースが用意されているのか?

職業訓練にはさまざまな講座があり、なかには人気のために、早期に募集が終了してしまうケースもあります。

都道府県によっても異なりますが、おもなコースは以下の通りです。

職業訓練のおもな講座内容
  • パソコン事務(WordやExcelなど)
  • 簿記、経理
  • 医療事務
  • 介護
  • 宅建・ファイナンシャルプランナー
  • CADオペレーター
  • Webデザイン・プログラミング
  • 機械・電気・建築などものづくり系

上記のように、資格の取得を目指すための講座や、専門的な知識・スキルを学べる講座など、その種類は多岐に渡っています。

原則として、受講できる職業訓練は1回だけです。

どのような講座を受講して、再就職やキャリアアップに役立てるのか、慎重に考えて申し込む必要があります。

自営業者やフリーランスが職業訓練を受講するメリットとは

自営業者やフリーランスの方が再就職を目指すのであれば、職業訓練を受講することには、たくさんのメリットがあります。

筆者が実際に通ってみて感じたメリットは、以下のとおりです。

就職活動をするしかない環境である

職業訓練校では、月曜から金曜まで授業(訓練)があり、就職活動以外の休みが多いと、退校になってしまいます。

就職活動しなければならない環境である

というのが、いちばん大きなメリットです。

再就職へのプレッシャーをモチベーションにできる

自営業者やフリーランスの方は、廃業して職業訓練校に通うことになります。

一切の仕事をなくして、退路を断ってから入校するのです。

自営業者には失業手当はないですから、早く就職しなければなりません。

再就職へのプレッシャーが、そのままモチベーションとなります。

職業訓練後の就職率が非常に高い

職業訓練校は最短で3ヶ月ほど、長いコースなら1年くらい授業に通います。

筆者が受けたクラスでは、訓練の期間は6ヶ月でしたが就職率は90%以上ありました。

10人いれば9人は就職しているのです。

6ヶ月頑張って通えば、9割の人が再就職できるんだ

このように考えれば、毎日の授業も頑張ることができました。

就職活動のための支援が受けられる

職業訓練のための書籍は、実費購入が必要です。

ただし、履歴書や職務経歴書を印刷するのは、無料でおこなえます。

公的な職業訓練校なら求人票も印刷できますし、就職アドバイザーもいますから、

  • 困ったときにいつでも相談することができる

というのもメリットでしょう。

今までの仕事と違った経験やスキル、資格を取得できる

職業訓練のなかには、資格取得することができるコースもあります。

筆者の場合は、国家資格である「ITパスポート」を職業訓練中に取得しました。

またその他にも、訓練の空き時間に勉強して、同じく国家資格である「危険物取扱者乙4類」にも合格しています。

たった6ヶ月ですが、勉強すれば取得できる資格はたくさんあるのです。

もちろん資格だけでなく、実務のための経験やスキルも取得できますよ。

集団活動をおこなう機会になる

職業訓練では、クラス単位で授業を行います。

筆者が通ったクラスは、20人くらいで訓練していました。

自営業者やフリーランスの方であれば、

一人で仕事をしていました

という方も多いのではないでしょうか?

そういう方にとっては、職業訓練は会社に就職する前に、集団活動をおこなうよい機会になるでしょう。

同年代の仲間と出会える

職業訓練に通う年代はさまざまです。

下は10代から上は60代まで、みなで一緒に訓練を受けることになります。

筆者が通った職業訓練では30~40代が多く、再就職を目指している同年代の仲間と、たくさん知り合うことができました。

自分と同じように、頑張っている仲間がいる!

と思うだけでモチベーションは上がりますし、安心するものです。

職業訓練を受講する手続きの流れ

職業訓練を受講するための手続きは、以下のような流れとなります。

職業訓練受講の流れ
  1. ハローワークでの求職申込みと職業相談
  2. 職業訓練受講の相談、申込み
  3. 面接・適性試験などの選考試験
  4. ハローワークによる受講あっせん
  5. 職業訓練の受講開始

厚生労働省「公共職業訓練の概要」より

STEP

ハローワークでの求職申込みと職業相談

まずは最寄りのハローワークへ行って、求職申込みと職業相談を実施します。

STEP

職業訓練受講の相談、申込み

職業訓練の相談・申込みは、ハローワークの窓口で行ってください。

職業訓練のパンフレットにある申込書と写真、雇用保険受給資格者証を用意して申込みしましょう。

STEP

面接・適性試験などの選考試験

申込みが受理されると、受講申込み者を集めて面接などの選考試験が行われます。

選考試験の内容は訓練ごとにさまざまですが、

  • 適性検査や学力検査
  • 面接や書類選考

上記などがおこなわれて、競争率が数倍と合格が難しい場合もあります。

事前にハローワークで、申込み状況を確認しておきましょう。

STEP

ハローワークによる受講あっせん

無事に選考に合格したら、ハローワークの窓口で受講あっせんを受けます。

受講あっせん」とは、離職者訓練又は求職者支援訓練の受講に当たって、当該職業訓練の受講が適職に就かせるために必要であると認められた者であること等の基準を満たす場合に、安定所長が離職者訓練の主な受講者である雇用保険受給者に対して受講指示又は受講推薦を、求職者支援訓練の主な受講者である特定求職者に対して支援指示を行うことをいう。

総務省資料より
STEP

職業訓練の受講開始

所定の受講開始日より職業訓練を受講できます。

職業訓練に申し込むうえで注意すべきこと

たくさんのメリットがある職業訓練ですが、訓練に申し込むうえで、注意しておくべきことがあります。

再就職のために、覚悟を持ってのぞみましょう。

職業訓練の期間中は収入が途絶える

職業訓練を受講できる前提として、「失業中であること」とされていますので、訓練の受講期間中は仕事をすることができません

雇用保険に加入しない短時間のアルバイトであれば、労働をすることは可能ですが、職業訓練と両立させることは容易ではありません。

また、自営業者やフリーランスは、会社員のように雇用保険に加入していないので、失業保険の支給もありませんから、

職業訓練中は一切の収入が途絶える

という認識をしておきましょう。

職業訓練に申し込んでも、選考で落とされる可能性がある

職業訓練の選考試験では、筆記試験と面接が実施されます。

とくに面接では、

あなたが職業訓練を受講することで、本当に再就職支援につながりますか?

という点について、面接官からさまざまな質問を受けるでしょう。

一般の就職面接のように、その人の優秀さを見ているわけではありません。

訓練講座と希望者のマッチ度合いや、受講の必要性を見られているのです。

なんとなくで選考にのぞんでも、まず受かりませんので、

なぜ自分がこの職業訓練を受講する必要があるのだろうか?

という動機の部分をしっかり整理して、面接にのぞむようにしましょう。

職業訓練の講座をネットで調べる方法

職業訓練で用意されているコースは、地域によっても異なります。

管轄のハローワークで確認すれば、最新情報を教えてもらえるので、いちばん確実な方法です。

全国ハローワークの所在案内|厚生労働省

ネット上で調べる場合は、情報が整理されておらず、わかりにくい場合もあるのですが、

  • 労働局(ハローワーク)
  • 地方自治体

上記2つのホームページを確認することで、ある程度は把握することができます。

各都道府県のリンク先を以下にご用意していますので、該当のリンク先をチェックしてみてください。

▼各都道府県の情報をネットで調べる▼

40代は転職エージェントの活用が成功への近道

転職活動を進めるには、かなりの労力が必要であり、ノウハウも必要となってきます。

とくに職業訓練中は時間がありませんから、あれもこれも一人でやるのは、本当に大変でしょう…

そこでおすすめしたいのが、転職に必要な一連の作業をフォローしてくれる、「転職エージェント」を活用すること。

転職のプロによるサポートを受けることで、以下のようなメリットを得ることができます。

転職エージェントのメリット
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転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

▼おすすめの転職エージェントはこちら▼

関連記事40代におすすめの転職エージェント6選|205人の口コミ評価でランキング

まとめ:職業訓練は自営業者とフリーランスの再就職に活用できる!

今回は、筆者自身の体験をもとに、40代の自営業者やフリーランスの方が、職業訓練校を利用して再就職する方法についてお話ししました。

筆者は家族と老後のために、43歳で自営業を廃業しましたが、職業訓練校に通って、無事に再就職を果たしています。

もし職業訓練校に通っていなければ、就職できていなかったかもしれません。

40代で自営業やフリーランスをしている方でも、筆者のように職業訓練を活用すれば、正社員として再就職できます

そして、社会保険と厚生年金、雇用保険を手に入れましょう

大丈夫です。きっと就職できますよ。

▼こちらも合わせてどうぞ▼

当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、

  • 実際に40代で転職を経験した人
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上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。

当サイトの概要と執筆メンバーの一覧はこちら

転職活動のすべてのステップについて、以下の記事でわかりやすくまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

▼40代転職の完全ガイドはこちら▼

40代の自営業者が再就職!職業訓練校に通ったら一番の近道だった

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この記事を書いた人

40代男性、福島県在住。17年ほど自営業をしていたが、家族と老後のために会社員に戻ることを決意。職業訓練に通って再就職に成功するも、パワハラで1年で退職。すぐに再就職して、現在は広告代理店で働いています。

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