転職エージェントに登録したにもかかわらず、
あれ?ぜんぜん連絡がこないんだけど…
これって見捨てられたのかな…
このように感じたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
場合によっては、転職エージェントは求職者を見捨てることがあります。
転職エージェントは、登録した求職者に対して様々なサポートをしてくれますが、
皆が平等なサポートを受けられるわけではない
というのが実情です。
この記事では、転職エージェントのアドバイザー経験者である筆者が、転職エージェントの向き合い方についてリアルに解説していきます。
最後までお読みいただくことで、
- 何が原因で見捨てられるのか?
- 優先的にサポートを受けるためには、どうしたら良いのか?
上記について知ることができ、転職エージェントから見捨てられることなく、手厚いサポートが受けられるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧いただいて、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
40代が支持しているおすすめのエージェント、登録時の注意点や活用するコツについては、「40代におすすめの転職エージェント7選」にてご紹介しています。あわせてご確認ください。
▼この記事の執筆者▼
40代が転職エージェントをうまく活用すべき理由
一般的に難しいと言われるのが、40代の転職ですが、転職エージェントを活用することで、より多くの情報や選択肢を得ることが可能です。
その結果、自己流の転職活動に比べても、納得度の高い転職を実現できる可能性が高まります。
40代だからこそ、転職エージェントに見捨てられることなく、転職を成功させるツールとしてうまく活用する必要があるのです。
ここでは、転職エージェントを上手く活用するべき3つの理由について、具体的に解説していきます。
即戦力になれる仕事や管理職など、非公開求人を紹介してもらえる
40代が、転職エージェントを上手く活用すべき理由の一つとして、
- 自身のキャリアを活かした、即戦力になれる仕事
- 管理職の求人など
こういった40代にマッチした求人の紹介を受けることができ、転職先の選択肢を広げられるというメリットが挙げられます。
20代~30代の求職者であれば、たとえ経験不足でも、将来性を見込んでポテンシャル採用されることもあるでしょう。
しかし40代の場合は、ポテンシャル採用という可能性はほぼありません。
企業側が40代に求めていることは、
- 即戦力になれる人材かどうか?
- 管理職などの業務で、力を発揮できる人材かどうか?
この2点につきるでしょう。
転職エージェントは、「企業が求めるスキルが年齢によって異なる」ということを、よく理解しています。
ですので、40代の求職者に対しては、たとえ異業種でも、
これまでのキャリアを活かせる可能性の高い求人
という観点で様々な求人を精査して、自身が即戦力として活躍できる求人を、積極的に紹介してくれるのです。
また、管理職などの求人は、
- 一般募集をしても求める人材の採用が難しい
このように考える企業も多く、転職サイトなどで募集せずに、直接転職エージェントに紹介を依頼することもあります。
したがって、管理職求人などは一般募集では見つけられないことが多く、転職エージェントを活用することで、非公開求人として紹介してもらうことができるのです。
事前交渉して、年収ダウンや条件のミスマッチを避けられる
転職エージェントでは、あなたの代わりに、企業に交渉や質問をしてくれます。
したがって、転職エージェントに事前交渉を依頼しておくことで、年収ダウンや条件ミスマッチの転職を避けることができます。
40代で転職するときに、大幅な年収ダウンや雇用条件の悪化は、なんとしても避けたいところ…
ですので、転職エージェントとの面談の際に、実際のスキルや前職の年収と比較しながら、
希望年収や条件をしっかりすり合わせしておく
ということが重要です。
その上で、転職エージェントは、
○○さんを採用することで、このようなメリットがあります
ということを企業に熱く伝えて、年収や条件を事前に交渉してくれます。
年収や条件の交渉は、自分で交渉すると心象が悪くなる可能性もあるため、あまりおすすめできません。
転職のプロである転職エージェントに頼ることで、企業側との交渉もスムーズにおこなえて、転職がより納得度の高いものとなるでしょう。
入社後のギャップで困らないように、事前の情報収集ができる
転職エージェントを活用することで、その企業の公になっていない情報まで知ることができます。
そうした情報を事前に精査しておくことで、入社後のギャップによる早期退職を避けることができるのです。
40代で早期退職をしてしまうと、次の転職活動が難しくなるだけでなく、キャリアが停滞してしまいます。
何としても、早期退職だけは避けたいですよね…
だからこそ、40代の転職ではできるだけ多くの情報を収集して、慎重に方向性を見極める必要があるのです。
たとえどんなに給料や条件がよくても、
- 社風が合わない
- 思うようなキャリアアップが望めない
上記のような転職先では、早期退職となる可能性が高まるでしょう。
その点において転職エージェントでは、求人票やホームぺージでは知ることのできない情報まで、事前にしっかり確認しています。
たとえば、人間関係が良好な職場なのかを確認するために、
- 社内交流や飲み会の有無などの調査
- 紹介した転職者へのヒアリング
- 実際の退職率データ
といったものを通じて、独自のリサーチをおこなっているのです。
- 評価制度は、成果主義なのか年功序列なのか?
- 仕事の進め方は、裁量があるのか全て上席確認が必要なのか?
上記のようなことも確認できるので、入社後の働き方をより具体的にイメージすることができるでしょう。
転職エージェントは求職者を見捨てるときがある
40代の転職において、ぜひとも活用したい転職エージェント。
ただ、転職エージェントはボランティアではなく、ビジネスとして求職者をサポートしています。
したがって、転職エージェントが求職者を見捨ててしまい、
何もサポートしてもらえないんだけど…
という事態になってしまうこともあるのです。
転職エージェントが求職者を見捨てるときは、そこには何かしらの要因が存在しています。
そして「見捨てる=アクション終了」となる場合は、ある程度決まった対応パターンがあるのです。
ここでは、転職エージェントが求職者を見捨てるときの、3つの対応パターンをご紹介します。
初回連絡を受けたときに、面談の設定をされない
転職エージェントは、初回連絡で登録内容に間違いがないかを確認すると同時に、一般的な対応ができる人かどうかもチェックしています。
その連絡をした際に、
- コミュニケーションに問題がある
- 企業に紹介できる対応レベルを満たしていない
上記のような判断をした場合は、面談の設定すらしないこともあるのです。
初回連絡をしたあとに、
この人は企業に紹介できないな…
このように判断した場合は、公開求人から自己応募をするように促したり、
現在ご紹介できる求人がありません
数日後にこのようなメールを送って、アクションを終了します。
「紹介できる求人がない」と面談で言われて、その後は放置される
転職エージェントでは、面談で希望条件を細かくヒアリングして、当日や数日中に求人の紹介をしてくれます。
しかし、求職者のなかには、
- スキルが伴っていないのに、希望条件が現実的ではない
- 重役気分が抜けず、転職市場を説明しても受け入れられない
上記のような方もいるのです。
本人の市場価値を丁寧に説明しても、いっさい受け入れようとしない人には、
現在ご紹介できる求人がありません。希望条件が変わったら、連絡をください
このように伝えて、アクションを終了してしまいます。
登録した後に、初回連絡すら来ない
転職エージェントには、
求職者に対して、転職サポートをするかどうか?
という基準が各社ごとに存在しています。
- サービス対象外の地域を設定している
- 転職を頻繁に繰り返している人は、お断りして求人を紹介しない
上記のような基準が設定されていて、それを満たしていない場合は、初回連絡すらしないこともあるのです。
登録した転職エージェントから、初回の返事もない場合は、他の転職エージェントに登録したほうがよいでしょう。
転職エージェントに見捨てられる5つのNG行動とは?
転職エージェントを利用する際に、問答無用で即座に見捨てられる行動があります。
非常識な行動をすれば、転職エージェントだけではなく、紹介先である企業にも、多大な迷惑を掛けることになりかねません。
さらにいうとその非常識な行動は、結果的に自身の転職活動にも不利にはたらき、その後の転職活動を困難にする可能性もあるのです。
ここでご紹介する以下の5つの行動は、転職エージェントに見捨てられないためにも、絶対に避けておきましょう。
面接をドタキャンする
「面接のドタキャン」は非常識で自分勝手な行動であり、転職エージェントとの信頼関係を築くことはできません。
面接のドタキャンが生じた場合には、エージェント側が企業に謝罪をしたり、場合によっては取引停止になることもあります。
そして何より、求職者本人にとっても非常にマイナスな行為なのです。
転職エージェントが管理する求職者情報には、
面接ドタキャン
という表記がされることもあります。
悪質な場合には、求人を今後は紹介してもらえない事態に及ぶかもしれません。
面接のドタキャンは非常に信頼を失う行為です。
その後の転職活動において、選択肢を狭めてしまう可能性すらありますので、絶対に避けてください。
緊急の場合でも、必ず事前の連絡を入れるようにして、常識ある行動を心掛けましょう。
経歴詐称をする
バレなければ大丈夫でしょ
こういった安易な考えで、経歴を詐称してしまうことは、想像以上に大きなトラブルになりかねません。
万が一、経歴詐称が発覚した場合には、応募した企業の不採用となるだけでなく、該当の転職エージェントの利用停止もあり得ます。
入社後に発覚した場合には解雇の可能性もあり、その場合は「不当行為による解雇」となるので、今後の人生に大きな打撃となるでしょう。
善悪の観点はもちろんのこと、自身の人生においてリスクが大きい行為なので、「経歴詐称」を安易に考えてはいけません。
同じ求人に重複応募する
今では、転職エージェントを2社以上登録する人は多いですが、異なる転職エージェントから、同じ企業の求人を紹介されることがあります。
このようなときに、同じ企業へ二重で応募してしまうことは避けてください。
重複して応募してしまうと、双方の転職エージェントや応募先企業で混乱が生じてしまいます。
その結果、不信感をもたれて不採用となってしまう可能性があるのです。
このようなトラブルにならないように、転職エージェントを複数利用していることは初回面談で伝えて、重複応募には細心の注意を払いましょう。
音信不通になる
「キャンセル」する際などに発生しがちな、「音信不通」はもっとも不誠実な対応であり、トラブルを招く原因となります。
例えば、企業から内定をもらって入社意思を伝えたあとに、
- 本命企業から内定をもらうことができた
- やはり今の会社へ残ることにした
このように、状況が変わる可能性もゼロではありません。
どうしても内定辞退をしたい時には、せめてそれ以上の迷惑をかけないようにしましょう。
内定辞退を決めた経緯を伝えるとともに、誠心誠意で謝罪するほかありません。
言いにくいからといって、
音信不通にして、嫌なことからは逃げる
という行動は絶対にNGです。
誠意をもって伝えることは、社会人として当然のマナーだといえるでしょう。
書類作成が適当、期日にルーズである
また、転職エージェントにおいても、
- 求職者の書類作成能力はどうか?
- 提出期限を守る真面目な人なのか?
上記のようなことを、応募資料の作成を通じて見極めています。
決められた提出期限は、必ず守るように徹底しましょう。
どうしても間に合わない場合は早めに相談するなどして、「ルーズな人」という印象にならないように注意してください。
また、書類作成の過程では、
- 正確な書類を作成する方法
- 好印象を与えられる志望動機の書き方
このようなことを、転職エージェントに相談しながら仕上げましょう。
優先的なサポートを受けるための5つのポイント
転職エージェントに登録した人が、
担当のキャリアアドバイザーには、本気でサポートしてもらいたい
このように思うのは当然のことでしょう。
しかし、キャリアアドバイザーは1人でたくさんの求職者を担当していますので、対応順やサポートに掛ける時間に差が生じてしまうものなのです。
転職エージェントに優先的なサポートをしてもらうために、以下の5つのポイントを押さえて行動してみましょう。
登録後に連絡が来たら、素早く返事をする
多くの転職エージェントでは、「初回登録日」の当日か翌日までには、求職者への連絡をしています。
初回登録日とは、エージェントに登録した日のことです。
この初回登録日から時間が経過すればするほど、キャリアアドバイザーの優先順位は下がります。
したがって、登録後に担当キャリアアドバイザーから連絡がきた際には、時間を空けずに初回コンタクトを取るようにしましょう。
転職エージェントを利用する際には、
- 連絡がきたらすぐに対応する
- 出れないときは、できるだけ早く折り返しをする
このような対応を心掛けてください。
「絶対に内定をもらう!」という思いで意欲的に取り組む
当然のことですが、転職エージェントのキャリアアドバイザーも人間なので、
なんとしても内定をもらいたい!
このような意欲がある人ほど、サポートは手厚くなるもの。
意欲的な人に対しては、
- 模擬面接を実施してアドバイスする
- 非公開求人を優先して数多く紹介する
上記のように、積極的な働きかけで支援してくれるのです。
せっかく転職エージェントからのサポートを受けるのですから、しっかりと意欲を見せて、選択肢や可能性を高めましょう。
自己PRなど、書類作成に積極的に取り組む
企業にとって、履歴書や職務経歴書は、求職者の素性を知る大きな役割があります。
とくに「自己PR」は、可能な限り余白なく、熱い思いを書くことが重要です。
また、伝え方ひとつで与える印象が大きく変わります。
自分の思いをどのような文にしたら良いか、担当キャリアアドバイザーに相談することで、
なんとしても転職活動を成功させたい
という姿勢が伝わるのです。
キャリアアドバイザーに対してであれば、自己PRや書類作成は修正を繰り返しても問題ありません。
下書きの段階からキャリアアドバイザーに相談すると、関係性も密になり、あなたの優先度を高めてもらえる結果に繋がるでしょう。
▼応募書類の書き方のポイントはこちら▼
初回面談で積極的に質問する
転職エージェントとの初回面談では、わからないことや不安なことは積極的に質問して、自分のなかにある問題をクリアにすることがとても重要です。
まったく質問が無ければ、担当キャリアアドバイザーは、
仕事内容に興味がないのかな?
本当に転職したいと思っているのかな?
このように疑問を感じてしまうでしょう。
もちろん何でも質問して良いわけではなく、
休みやすい会社ですか?
簡単な仕事しかやりたくないんですが…
上記のような、意欲が低いと思われる質問は控える必要があります。
しかし、その点だけ注意をしておけば、
そんなこともわからないのか…
こんなふうに思われることはありませんので、積極的に質問をしましょう。
「不明点は解決しておきたい」という姿勢を見せることが大切です。
短期戦で内定獲得を目指す
転職エージェントでは、
短期間で内定を決めること
上記をとても重要視しています。
なぜなら、ある程度のサポート期間が各社で決められており、3ヶ月以内を目処にしている転職エージェントが多いのです。
したがって、
できるだけ早く内定を決めたい!
このような意思を見せていると、おのずとサポートに対する行動量が上がるため、良い結果を得られやすくなります。
転職活動が想像以上に長引く可能性も加味して、短期戦を目指すことで、転職エージェントも迅速に対応してくれるでしょう。
40代が転職エージェントを120%活用する方法
40代が転職エージェントを120%活用するためには、彼らのビジネスモデルをよく知り、必要なアクションを積極的に行うことが重要です。
ここでは、40代の転職を成功に導くために、転職エージェントをフル活用するためのコツをご紹介します。
転職エージェントのビジネスモデルを理解しておこう
転職エージェントとは、
優秀な転職希望者を、人材を求める企業に紹介して採用してもらう
上記を目的としたビジネスです。
紹介した求職者が、企業に採用されて就業を開始すると、成功報酬として企業から手数料が支払われます。
企業が転職エージェントに支払う金額は、
上記くらいが相場となっており、仮に年収400万円の人だったら、手数料は120万円くらいです。
つまり、転職エージェントのサービスは、
企業からの報酬でビジネスを成り立たせているので、求職者は無料で利用できる
このような構図であることを理解しておきましょう。
シビアな言い方をすると、転職エージェントはビジネスとして求職者と向き合っているということ。
無料の職業紹介やボランティアではありません。
- 求職者にマッチする求人がある
- 企業側に売り込める人材である
上記のような前提を満たしていなければ、
ご紹介できる求人はありません
と面談を断られてしまう場合があります。
受け身ではなく、能動的に行動する
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、1人につきどれくらいの転職希望者(登録者)を抱えているかご存知ですか?
大手の転職エージェントであれば、
というのが一般的です。
そのうち、毎日連絡を取り合うような登録者は20~30名ですが、アドバイザーの1日は、分刻みでスケジュールが埋まっています。
つまり、自分の優先度をあげてほしいと考えるのなら、登録者側からこまめに連絡をとる必要があるのです。
なんかいい非公開求人出ていませんか?
サイトで見たあの求人って、やっぱり40歳までですか?
こういった求人についての質問や、ちょっとした悩み・相談などがあれば、自分から積極的に連絡することをおすすめします。
1日に2~3回くらい、往復でコミュニケーションを取りましょう。
コミュニケーションが活発になってくると、アドバイザーも気にかけてくれるようになり、
Aさんは○○の求人に興味をもっていたな…
今日の新規求人△△は希望に似ているから、追加で紹介してみよう!
上記のような発想が、アドバイザーにも湧いてくるのです。
40代がさまざまな求人情報を得るためには、
受け身ではなく能動的なアクションを起こしていく
ということが、絶対的な条件となるでしょう。
転職エージェントは総合型と特化型を使い分けて複数に登録する
転職エージェントは、総合型と特化型を使い分けて、3~4社ほどに登録しておきましょう。
- 総合型:幅広い業界・職種に対応
(例)
リクルートエージェント、doda、パソナキャリア、マイナビエージェント - 特化型:分野を絞って深掘りしている
(例)
ハイクラスに特化⇒ビズリーチ、JACリクルートメント
IT業界に特化⇒ワークポート、マイナビIT AGENT
管理部門に特化⇒MS-Japan
外資系に特化⇒エンワールド
看護師に特化⇒おすすめ7選はこちら
大手とよばれる転職エージェントでも、40代向けとなると求人数がぐっと減ってしまいます。
また、転職エージェントによっても、
- 対応時間が異なる
- 担当アドバイザーの性格や資質が違う
上記のような差がありますので、エージェントとの相性を見極めて厳選するという前提で、最初から3~4社ほどに登録しておくのがおすすめです。
担当アドバイザーとの相性が悪いと、話すだけでストレスになりますし、
どうにも自分の希望がうまく伝わっていない気がする…
このような状態では、利用する意味がありません。
複数の転職エージェントに登録しておくことで、
- より多くの求人情報を得ることができる
- 相性がよく、サポートが充実している担当者を見極めることができる
上記のようなメリットが得られます。
また、総合型と特化型の両方に登録しておくと、求人情報の量と質のバランスがよくなり、得られる情報の幅と深みも広がるはずです。
以下の記事で、40代転職者のリアルな声をもとに、おすすめの転職エージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
エントリーシートの入力内容が重要
転職エージェントに登録しても、担当のアドバイザーのサポートが得られないのであれば、まったく意味がありません。
キャリア相談はもとより、面接対策など個別性の高いサービスも、利用できなくなってしまうのです…
これでは、転職サイトを使っているのと、なんら変わりがありませんよね。
担当アドバイザーがつくかどうかは、
登録時のエントリーシートに入力する情報の内容と量
上記で決まります。
- 登録した内容が少ない
- 情報が薄っぺらい
- 内容に抜け漏れなどがある
こういった内容で申し込んでしまうと、
申し訳ありませんが、現時点でのご支援が難しいです
とお断りのメールがきてしまうでしょう。
職務経歴などのエントリーシートは、最初に作るときはかなり手間がかかります。
複数のサービスに登録するとなると、結構な手間なのでは…
このように気が引けてしまうかもしれません。
ただ実際には、登録画面のレイアウトが多少異なるだけで、入力を求められる情報はほとんど同じ内容です。
ベースとなるものを一度しっかり作っておけば、それ以降別の会社に登録するときは、作成済みの内容をコピペして作り変えるだけで済みます。
希望条件は現実的に、かつ広めに入力すること
転職先の希望条件について、以下のような入力をしてしまうと、担当者がつかない恐れがあるので注意しましょう。
- 希望年収欄に、極端に高い値を入れている
- 希望職種が、現在の職種とあまりにかけ離れている
- 勤務場所や仕事内容の希望条件が狭い
- 転職希望時期が、「6ヶ月以内」「1年以内」など、直近に設定されていない
自分が持っている本音の希望などは、担当者がついてから詳細を伝えればよいので、
登録するときは希望条件を広めに設定しておく
というのがポイントです。
転職時期は「3ヶ月以内」、希望職種や年収については現職と類似した内容で、一旦は入力しておくことをおすすめします。
まとめ:転職エージェントの積極活用が、40代転職を成功させる近道!
今回は、転職エージェントのキャリアアドバイザーをしていた筆者の視点から、
- 40代が転職エージェントをうまく活用するべき理由
- 転職エージェントが求職者を見捨てるときの行動パターン
- 転職エージェントに見捨てられる5つのNG行動
- 優先的にサポートをしてもらうためのポイント5つ
上記について詳しくお話ししてきました。
もちろん、すべてを転職エージェント頼みにして、転職活動がうまくいくとは限りません。
何よりも、あなた自身の意欲や行動力がもっとも重要となります。
消極的だったり、社会人としてのマナーを守れない人は、転職エージェントから見捨てられるでしょう。
自分の意欲に転職エージェントの手厚いサポートが加わることで、相乗効果が発揮されて、納得度の高い転職が実現できる可能性が高まります。
転職エージェントを上手に活用して、手厚いサポートのもとで転職活動が進められるように、ご紹介したノウハウをぜひ実践してみてくださいね。
40代向けの転職エージェントランキングは、「40代におすすめの転職エージェント7選」にてご紹介していますので、あわせてご確認ください。