(執筆:滝内 あや)
Webライターという職業をご存知ですか?
ネット上に存在する記事の文章を書く職業のことで、じつは筆者もWebライターを仕事にしています。
筆者はまったくの未経験だったのですが、家族のために土日祝が休みの仕事がしたくて、思い切って始めてみました。
そして今では、家族のための大切な時間を確保できています。
Webライターという仕事は、働く時間や場所を自由に選べますし、40代から始めてもぜんぜん遅くはないですよ!
今回の記事では、知識なしスキルなしの初心者だった43歳主婦の筆者が、
といったことについて詳しくお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。
田舎でスキルもない40代主婦は、働く時間や曜日を選べない

筆者は、11年間スーパーでレジのアルバイトをしていました。
勤めていたスーパーは、土日祝がほぼ出勤の職場です。
筆者は夫と子ども1人の3人家族ですが、夫は2年前から単身赴任になり、週末にしか自宅へ帰ってこれなくなりました。
土日祝は筆者が出勤ですから、すれ違いの生活がずっと続いていたのです…
いくら生活のためとはいえ、

このような疑問を感じて、転職を考えるようになりました。
辞めたくても辞められない日々
筆者は車の運転ができませんので、転職先の候補として、自宅の近所を中心に求人を探しました。
しかし、筆者の住んでいるのは田舎の住宅地。
平日勤務の仕事を募集するような企業は、なかなか見つからなかったのです。
あったとしても、年齢制限で40代の筆者には応募する資格がなかったり…
接客業の募集なら、近所に何件かあったのですが、どれも土日祝勤務が条件の求人です。

このように、転職を諦めるしかないという気持ちになっていきました。
在宅で働けるWebライターという職業を知る
筆者が転職を諦めかけていたとき、友人がクラウドソーシングサイトの存在を教えてくれました。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングサイトとは、ネット上でクライアントが募集をして、個人がその仕事を受注できる仕事依頼サイトのことです。
クラウドソーシング(英語: crowdsourcing)とは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。
群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、特定の人々に作業を委託するアウトソーシングと対比される。
クラウドソーシングは狭義では、不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態を指す。
クラウドソーシングでの仕事のやりとりは、基本的にすべてがネット上で行われます。
仕事をする = 自宅から出てどこかの企業に雇ってもらう
上記のような固定観念があった筆者には、本当に驚きの仕事でした。
そして同時に、


このような希望が見えてきたのです。
クラウドソーシングには、在宅でできる様々な仕事がある
友人に教えてもらった日に、さっそくクラウドソーシングサイトについて調べました。
クラウドソーシングサイトには、Webライターの他にもいろいろな職業があります。
◆クラウドソーシングでできる主な仕事
それらの仕事のなかでも、Webライターはスキルや経験がなくても始めやすい仕事だと知り、筆者も挑戦することに決めたのです。
Webライターになるには?初心者の40代主婦が始めたこと

Webライターの仕事は、自宅に「パソコン」と「ネット環境」さえあれば、誰でもすぐに始められる職業です。
しかし、筆者は未経験だったので、どうやったらなれるのか全くわかりませんでした…
文章を書くこと自体も、学生のときに書いた読書感想文くらいしか経験がありません。
そして、パソコンに詳しくない40代主婦の筆者に、本当にできるのか不安でした。
そんな筆者が、Webライターになるために始めたことをご紹介します。
現役Webライターのサイトを参考にする
まず「Webライター」でネット検索してみると、現役でWebライターをされている方のサイトを、たくさん見ることができます。
Webライターをしている方の年齢は、本当にさまざまで、学生の方もいれば、50代以上の方までいました。
筆者と同じように、40代で子供を育てながら、Webライターをしている方もたくさんいらっしゃいます。
いろんなサイトを見ているうちに、

このような勇気が湧いてきました。
実際に筆者が参考にさせてもらった、Webライターさんのブログをご紹介しておきます。
どちらも女性の方が運営しているブログです。
本を読んで勉強する
初心者ですから、Webライターとしてどんな文章を書けばよいのか、全くわからない状態です。
ですので、まず最初に、
- Webライターの基礎知識が学べる
- 文章について学べる
こういった本を数冊購入して読みました。
これらの本は、仕事を始めた現在でも、何回も読み返しています。
筆者が実際に読んでみて、以下の書籍がとても参考になりました。
Webライター関係のオンラインサロンに参加する
筆者は結婚してから10年以上、パソコンにも触れていません。
まずはPCでのやり取りに慣れるためにも、Webライター関係のオンラインサロンに参加することにしました。
オンラインサロンは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティ(クローズド)の総称である。
作家、実業家、アスリート、ブロガー等、専門的な知識を持っていたり、ある分野で優れたスキルや経験を持つ個人、又は複数のメンバーが主宰者となり運営している。
オンラインサロンには、
- 筆者と同じような初心者の人
- すでにWebライターとして活躍されている方
上記のような方たちが、数多く在籍しています。
オンラインサロンに登録すれば、Webライターとしてすでに活躍されている方が、仕事のやり方などをWeb講座で丁寧に教えてくれるのです。
Webライターの知り合いがひとりもいない筆者にとって、これはとても励みになりました。
オンラインサロンは有料ですが、教室に通う手間がなく、自宅で講座を受けられるのでオススメです。
ちなみに筆者が参加しているのは、『ライター組合』というオンラインサロンです。
Webライターとして活躍されている、佐々木ゴウさんという方が運営しています。
ライター組合は、おもにライター未経験や初心者の方を対象にしたオンラインサロンですが、現在活躍されているライターさんも多く在籍しています。
クラウドソーシングサイトに登録する
数多くのクラウドソーシングサイトがありますが、筆者は2つのサイトに絞って登録しました。
2つに絞った理由は、仕事をするとサイト内の自分のプロフィールに、実績として表示されていくからです。
実績のない初心者は、ひとつのサイトで多くの仕事案件をやった方が、そのサイトの実績として蓄積されて、クライアントへのアピールにつながります。
まずは2つくらいのサイトで仕事をやってみて、そのなかで自分に合ったサイトをメインにして、利用していくのがオススメです。
ちなみに筆者は、以下の2つのクラウドソーシングサイトに登録しました。
どちらも豊富な案件を抱える、大手のクラウドソーシングサイトです。
初心者向けの案件も多く扱っており、登録はどちらも無料でできます。
実際にWebライターの仕事をやってみた感想

Webライターの仕事は、ネット上だけのやりとりなので便利ですが、初めてだと不安も多いでしょう。
しかし、実際にWebライターをやってみてからの方が、自分にとっての改善点を発見することが多いです。
筆者も仕事をやりながら、
- 改善するための勉強
- スキルアップのための勉強
こういったことを繰り返してしています。
始めるのは簡単だが稼ぐのは容易ではない
Webライターの仕事を実際に始めてみて、正直な感想をいいますと、
Webライターを始めるのは簡単だが、稼ぐのは容易ではない
ということです。
Webライターとして収入を上げるには、いろいろなことを自分から積極的に学ぶ姿勢が必要となります。
企業で働いていたときは、勤務時間をちゃんと働いていれば、能力に関係なく給料がもらえました。
しかしWebライターの場合は、
- 実績のない初心者の場合は、まず案件を受注することが大変
- 案件を受注しても、記事を納品しないと報酬はもらえない
こういったことをクリアしていく必要があります。
40代という年齢はプラスになる
Webライターの仕事は、企業に転職するときのように、「40代だから」と年齢が問題となることはありません。
むしろ今までやってきた、
- 仕事の経験
- 育児や家庭生活の経験
- 恋愛、夫婦、家族の経験
上記のようなことが、案件内容によっては大いに役に立ちますので、40年間の経験を武器にすることができるでしょう。
Webライターで稼げるまでのステップ
Webライターを始めるのは簡単ですが、稼げるようになるのは容易ではありません。
本業レベルの収入を得られるようになるために、どのようなステップを踏んで行けばよいのでしょうか。
始めたばかりの収入はどれくらい?
Webライターとして稼ぐスピードは、人によって違います。
初心者でも、初月からすぐに10万円以上稼げる人もいれば、5千円以下の人もいるのです。
ちなみに筆者の場合は、初月の報酬は5千円ぐらいでした。
ちょっとした小遣い稼ぎであれば、1ヶ月に5千円でもいいと思いますが、生活費を稼ぐという意味では少ないですよね…
最初は副業から始めるのがおすすめ
ある程度は貯蓄に余裕があり、家族の理解が得られるのであれば、Webライターを本業として始めることも可能です。
しかし40代であれば、いろいろとお金がかかる時期ですよね…
今の仕事を退職して、いきなりWebライターを始めるのは不安も大きいですから、まずは副業として始めてみることをおすすめします。
副業でも5万円以上稼ぐことは可能ですし、ある程度稼げるスキルが身についていれば、本業として取り組みやすくなるはずです。
高単価の案件を増やせば本業にもできる
Webライターとしての実績を増やしながら、
- 案件の単価を上げる
- 継続的に依頼してくれるクライアントを確保する
上記の2つをクリアすることができれば、本業レベルの収入を得られるようになります。
ただしそのためには、最低でも以下のようなスキルを身につけておかなければなりません。
- ライティングスキル:
読む人にわかりやすい文章を書くスキル、紹介する商品やサービスの申し込みにつながるセールスライティングのスキルなど - SEO(検索エンジン最適化)スキル:
執筆した記事がWeb上に公開された時に、検索エンジンの上位に表示されるために必要となる知識やスキル - 情報収集スキル:
ネット検索やSNSで情報収集することはもちろん、取材やインタビューなどでオリジナル情報を得るためのスキル
こういったスキルを身につけるために、自身でブログを運営してみることもひとつの方法です。
自分で運営するブログを通して、記事を読む読者のリアルな動向を知ることで、読まれて行動につながる記事を書くコツが掴めるでしょう。
まとめ:働く時間の自由を求めるなら、Webライターという選択肢はあり
今回は、スキルなし43歳の主婦の筆者が、Webライターという職業を知って、仕事を始めた道のりをご紹介しました。
Webライターは始めるのは簡単ですが、けっしてラクな職業ではありません。
ただ、スキルなしの40代から始めても、ぜんぜん遅くはない仕事です。
筆者の場合は、希望していた土日祝休みを実現することができ、家族みんなですごせるようになりました。
平日も在宅作業ですから、仕事をしながら子供と一緒にいられるのです。
働く時間や場所を自由に選べる、「Webライター」という仕事を、一緒に頑張ってみませんか!
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