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介護職は未経験の40歳でも大丈夫!転職するための方法を解説します

ニュースでもよく取り上げられている「介護問題」。

今では、日本人の5人に1人が70歳以上という、超高齢化社会に突入しています。

高齢化が加速していく一方で、深刻なのは介護士の不足です

筆者は介護業界で働いているのですが、どこの事業所でも慢性的な人手不足に悩まされています。

そんななかで、40歳以上で介護職への転職を検討されている未経験の方へ、お伝えしたいことがあります。

未経験だけど大丈夫だろうか…

このように思われているかもしれませんが、大丈夫です。

介護士になれます!

今回の記事では、介護業界に10年携わっている筆者の経験にもとづいて、

  • 40歳以上の未経験の方でも介護士になれる理由
  • そもそも介護職とはどういう仕事なのか?
  • 未経験者が介護士になるための具体的な方法

といったことについて詳しくお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。

介護業界の現状と将来性

介護業界は超高齢社会を迎えた日本にとって、もっとも重要な業界のひとつでしょう

これからさらに要介護者は増加すると予想されており、経済産業省が2018年に発表した資料によると、

2035年には、68万人の介護職員が不足する

このようにいわれています。

◆介護職員の需給に関する将来推計

介護職員の需給に関する将来推計|経済産業省資料より

経済産業省資料より

介護を必要とする方にとっても、日本社会全体にとっても、今後も需要の高い職業であることは間違いありません

政府主導による待遇の改善

高齢化による需要の高まりに対して、担い手である介護士は常に不足していました。

原因は3Kと揶揄されるように、

  • 仕事の大変さ
  • 仕事に見合わない待遇の悪さ

上記のような問題にあったのです。

そこで政府は、介護の現場で働く職員を対象として、処遇改善の手当を給付することを決定しました。

「介護職員処遇改善加算」とは、介護士に直接振り込まれる手当というわけではありません。

一定の基準を満たしている事業所に対して、まとめて支給される助成金のようなものです。

極論をいえば、処遇改善加算分を現場で働く介護士へ渡さなくても問題はありません。

だからといって、

経営者
経営者
処遇改善手当はピンハネしてやるか…

このような経営を続けていれば、介護士がいなくなってしまい、施設は倒産してしまうでしょう。

処遇改善加算分を、手当としてしっかり介護士に支払っている事業所には、有能な介護士が集まって、結果として利用する要介護者も増加していきます。

つまり、介護士をないがしろにする利益主義の介護施設を、自浄する意味合いも含まれているのです。

介護人材の多国籍化

最近の介護業界では、政府による推進もあり、ベトナムなどのアジア地域から、技能研修のために来日した留学生の受け入れも進んでいます。

かつては労働環境が悪く、敬遠されがちだった介護業界ですが、深刻な人材不足による政府の支援策などもあり、改善傾向にあるのは間違いありません

人材不足がまだまだ続く状況を考えると、将来性も十分にある業界といえるでしょう。

未経験の40代でも介護職ができる理由とは

人材不足とはいえ、40代でも介護の仕事が本当にできるの?

このように思っている人も多いでしょう。

まして未経験ならなおさらですよね。

でも大丈夫です!

ここでは、介護の仕事が40代の未経験でも問題なく働ける理由についてお話しします。

介護の仕事は資格が必須ではない

介護の仕事は「業務独占」ではなく、「名称独占」です。

「業務独占資格」と「名称独占資格」
  • 【業務独占資格】
    資格を持っている人だけが、専門的に扱える仕事のことをいいます。
    例)医師、看護師、放射線技師など
  • 【名称独占資格】
    資格を持っている人だけが、その名称を名乗ることができる資格です。
    例)栄養士、保育士、介護福祉士など

つまり介護の仕事自体は、資格を持っていなくても、誰でもできる仕事ということです。

かりに明日から介護職に就くのだとしたら、その日から介護士と名乗ることができます。

単純作業が多い職場である

介護職に採用されたら、なぜ誰でも介護士になれるのかというと、

仕事内容が単純作業

一般的には、このように思われているからです。

もちろん、実際には単純作業ばかりではありません。

知れば知るほど奥深い仕事なのですが、大雑把にまとめてしまうと、高齢者のお世話がおもな仕事となります。

  • 高齢者のトイレのお世話
  • お風呂に一人では入れない方への介助
  • 細かくした料理を提供したり、介助したりといった食事のお世話

一人では何かと不便な方に対して、生活のサポートをするのが介護士のおもな仕事です。

ですので、特別なスキルが必要なわけでなく、

  • 相手を思いやる気持ち
  • 一般的なマナー・常識

こういったものが備わっていれば、未経験でもできる仕事といえます。

介護士の仕事内容とやりがいについて

ここでは、実際に介護士としてどういった感じになるのか、介護士の仕事内容ややりがいについてお話しします。

介護士の仕事内容は?

介護職員として入社した後は、まず施設ごとの仕事に慣れるために、各施設で介護業務に従事します。

未経験でなおかつ無資格の場合は、

  • 食事の配膳
  • 清掃
  • シーツの交換

まずは上記のような業務がメインとなるでしょう。

介護職員初任者研修を取得した後は、学校の担任のように、職員ごとに何名かの利用者を担当する施設が多いです。

あらかじめ決められたタイムスケジュールに沿って、

  • 食事
  • レクリエーション
  • 入浴

といったことを実施していきます。

基本的な業務を丁寧かつ迅速に行えるようになったら、レクリエーション企画を考えたり、全体のイベント実施を任されるようになるでしょう。

その頃になると、利用者の方をお客様としてだけでなく、家族のような存在として見るようになっているはずです。

介護士と高齢者

施設利用者の方も、介護士のことをある意味で吟味しています。

親身に世話をしてくれる介護士には心を開きますが、そうでない介護士に対しては、笑いかけることもしない気難しい方もいるのです。

さまざまな方とのふれあいは、あなたの価値観を大きく変えるものになるかもしれません。

現場の経験を積み重ねていくなかで、

  • 介護福祉士の資格を取得して、エキスパートとして現場の管理を行う
  • ケアワーカーの資格を取得して、相談員として活躍する

上記のようなキャリアアップを検討することになるでしょう。

介護士のやりがいとは

子育てを経験した方なら、お子さんが赤ちゃんだった頃に、色々とお世話した経験があるでしょうから、介護士の仕事内容に共感できるかもしれません。

お世話をする相手が、高齢者に変わったということですね。

食事のお世話をする介護士

もちろん、ただ介助すればいいだけというわけではありません。

高齢者の方には、今やったことをすぐに忘れてしまう方も多いのです。

そういった高齢者の方たちに、当たり前に行っていた、普通の生活を取り戻していただく。

これが介護士のだいご味ともいえるでしょう。

介護の仕事で必要となる資格

いくら未経験OKでも、資格もないのに仕事なんて…

このように思われる方もいるかもしれません。

でも介護の資格は、働きながらいつでも受験することが可能なんです。

ここでは、仕事として介護に取り組むうえで、取得しておきたい資格をご紹介します。

もちろんこれらの資格がないと、介護の仕事ができないわけではありません。

ただし、資格を持っていた方が給与にも反映されますし、転職する際の求人の幅が広がるのは事実です。

より良い条件での転職を目指すのなら、資格取得を検討してみましょう。

介護職員初任者研修

昔でいうところの「ホームヘルパー2級」にあたる資格です。

介護の基本的技術や知識を身に付けている

という証明になります。

大手の介護事業会社や福祉専門学校などで、初任者研修は定期的に開催されており、最短で1ヶ月あれば取得できる資格です。

◆介護職員初任者研修の講習カリキュラム

科目時間数
職務の理解6時間
介護における尊厳の保持・自立支援9時間
介護の基本6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
介護におけるコミュニケーション技術6時間
老化の理解6時間
認知症の理解6時間
障害の理解3時間
こころとからだの仕組みの生活技術75時間
振り返り4時間
合計130時間
カイゴジョブアカデミーより

もちろん費用はかかるのですが、会社によっては費用を全額負担してくれる場合もあるので、転職した後に受けてみるのもいいでしょう。

介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修の上位資格です。

介護職員初任者研修の修了者は一部科目が免除となるので、以下の320時間のカリキュラムとなります。

◆介護福祉士実務者研修の講習カリキュラム

科目時間数
社会の理解Ⅱ30時間
介護の基本Ⅱ20時間
コミュニケーション技術20時間
介護過程Ⅱ25時間
介護過程Ⅲ(スクーリング)45時間
発達と老化の理解Ⅰ10時間
発達と老化の理解Ⅱ20時間
認知症の理解Ⅱ20時間
障害の理解Ⅱ20時間
こころとからだのしくみⅡ60時間
医療的ケア(スクーリングあり)
※別に演習を修了する必要あり
50時間
合計320時間
一般社団法人KJKホームページより

実務者研修の資格を取得しても、基本的な仕事内容は初任者資格と変わりはありません。

ただし、介護福祉士実務者研修の有資格者は、訪問介護事業所の管理者になることができます

介護福祉士

介護福祉士は、介護業務におけるスペシャリストであることを証明する国家資格です。

この資格を取得するには、

  • 指定の専門学校を卒業する
  • 介護福祉士実務者研修を修了して、3年以上の実務を経験する

上記のどちらかが必要となります。

介護福祉士は、介護の仕事をするうえで目標となる資格です

ただ、未経験で介護業界への転職を目指す方は、まずは介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の資格取得を目指しましょう。



介護職の年収とキャリアアップの方法

これまでの介護業界では、明確なキャリアパスが用意されておらず、介護に従事する現場の労働者しか存在していない状態でした。

専門性や重要性が高い職務で経験がものをいう仕事ではあるものの、明確な基準が定まっていなかったのです。

そのため、働く人が向上心を失ってしまってしまったり、待遇が低いことの要因にもなっていました。

そこで政府は、介護士の実力を見える化して、介護分野への人材参入を推進するために、

介護プロフェッショナルキャリア段位制度

というものを、2012年から始めています。

この制度が導入されたことによって、

  • スキルアップのモチベーションになった
  • 現場で何ができるのかを証明しやすくなり、転職の際に活用できるようになった
  • キャリアパスが見えやすくなった

上記のようなメリットが生まれたのです。

ここでは、介護士の年収とキャリアアップの方法についてご紹介します。

介護士の年収(正社員の場合)

介護士の年収は、正社員でおよそ300~350万円ほどです

ただし収入条件は、資格の有無や経験年数によっても変わります。

◆介護職員の給与・年収(平均値)

月給賞与年収
40~44歳242,547636,2233,546,787
45~49歳241,372622,1783,518,642
初任者207,354444,2402,932,488
実務者213,787431,7282,997,172
介護福祉士229,608602,3033,357,599
ケアマネージャー258,444723,7413,825,069
管理者(40代)330,058704,5024,665,198
平成30年度介護労働実態調査結果より算出

上記の調査データによると、ケアマネージャーや施設管理者へのキャリアアップをすることで、年収アップが目指せることがわかります。

介護士のキャリアアップ

介護職員の一般的なキャリアパスは、以下のようなルートとなります。

介護士の一般的なキャリアパス
  1. 介護職員初任者研修を受ける
  2. 介護福祉士実務者研修を受ける
  3. 実務経験を積み、介護福祉士を取得する
  4. 介護業界のプロフェッショナル領域を目指す(ケアマネージャー・認定介護福祉士・施設管理者など)

その他でも、以下のような周辺資格を取得すれば、福祉業界の中でさまざまな業務に従事できるようになるでしょう。

◆介護士の周辺資格

  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 理学療法士
  • 臨床心理士
  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉士

前職の業務経験が介護職にも活かせます

未経験で介護職へ転職することに、まだ不安を覚えている方もいるかもしれませんね。

前職の仕事は人それぞれで違いますが、これまで積み重ねてきた経験も、きっと介護業務に役立てることができるはずです。

営業職から活かせる介護職スキルとは

営業の仕事というのは、相手のニーズに合わせて、商品を提案して販売する仕事ですよね。

  • 相手がどのような商品を欲しがっているのか?
  • どういったところに困っているのか?

このようなことを推考して、その人にマッチした商品やサービスを提供してきたことでしょう。

そのスキルは、介護の仕事にも活かすことができます

高齢者の方は、何を望んでいるのかを、声に出して言えない人も多いです。

そんな時にこそ、これまで営業職でつちかってきた、

  • コミュニケーション能力
  • 洞察力

といったスキルが活かせるでしょう。

建築現場経験者ならではの介護スキルとは

高齢者の方は、足腰に力が入らずに、立つことができない人も多いです。

そういった方を車椅子からベットに、ベットから車椅子に移乗するのは、体力的にもかなり辛い作業でしょう。

人によっては、腰を痛める原因にもなっています。

とくに女性の介護士であれば、男性より力はないですから、よりいっそう大変です。

そんな時に、あなたが建築現場で鍛えた力があれば、移乗介助もまったく問題ない業務になるかもしれません。

力仕事お任せの介護士

いままで介護とは無縁の仕事をしていても、何かしらのスキルを介護の現場に活かすことができます。

こういったことが、介護業務の魅力のひとつといえるでしょう。

未経験者が介護士になるための方法

介護士としてのキャリアを歩む場合は、まずは介護職員初任者研修の修了を目指すことになります。

お話ししたように、無資格でも介護職に転職することは可能です。

ただ、正社員での転職を考える場合は、介護職員初任者研修をあらかじめ取得しておくことで、求人選択の幅が広がります。

介護職員初任者研修を民間スクールで学習する

介護職員初任者研修は、講座にもよりますが5~10万円前後の費用で、通信教育などでも受講できます。

◆介護職員初任者研修のおもなスクール(東京の場合)

スクール名費用(税別)
ニチイ学館67,000円
三幸福祉カレッジ55,860円~
ベネッセ介護セミナー45,648円~
未来ケアカレッジ39,500円~
参照:ケア資格ナビ

実務に活きる内容を学習できますので、ご自身のスタイルに合った、しっかりと身になる学習方法を選びましょう。

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カイゴジョブアカデミーを利用する

カイゴジョブアカデミーとは、東証一部上場企業の株式会社エス・エム・エスが運営する、介護資格取得のためのスクールです。

  • 首都圏(一都三県)
  • 関西圏(大阪・兵庫)
  • 名古屋

上記エリアでスクールを展開しており、介護職員初任者研修の資格講座を、無料で受講できる特待生制度が人気となっています

◆カイゴジョブアカデミー「特待生」の3つのメリット

  1. 介護職員初任者研修が無料で取得できる
  2. 資格取得後も就業サポートが受けられる
  3. 職場の情報を詳細に教えてもらえる

カイゴジョブアカデミーを運営元している株式会社エス・エム・エスでは、介護人材の紹介事業も手掛けています。

ですので、介護業界で活躍が期待できる人材であれば、研修費用を無料にしてでも囲い込みたいという考えがあるのでしょうね。

40代で転職を考える人であれば、いくら介護の世界は未経験だといっても、

  • これまでに社会人として、さまざまな経験を積んでいる
  • 子育てや親の介護を経験するなど、介護業界で活かせる予備知識を持っている

こういった面で若い人以上に、介護業界で重宝される要素を持っています

◆カイゴジョブアカデミー「特待生」になるための条件

  • 介護業界に興味があり、介護の仕事がしたいと考えていること
  • 介護職員初任者研修の期間中、もしくは修了後に就業が可能なこと
  • カイゴジョブアカデミーが紹介する介護施設に就職する意思があること

上記の条件を満たしており、スクールに通えるという方であれば、カイゴジョブアカデミーの特待生を、ぜひ目指してみましょう。

もし特待生になれない場合は、

  • 関東・愛知のスクール39,000円(税抜き・テキスト代込み)
  • 関西のスクール29,000円(税抜き・テキスト代込み)

という通常費用で研修を受講することができますし、特待生に選ばれた後でも、辞退して通常料金で研修を受けることも可能です。

未経験の転職にはチャレンジがつきものですが、カイゴジョブアカデミーを活用することで、チャレンジのリスクを抑えることができます

介護業界でやっていけるかを見極めるステップとして、カイゴジョブアカデミーの特待生にぜひチャレンジしてみましょう。

カイゴジョブアカデミーの無料相談を予約する

まとめ:未経験で40歳からでも介護職に転職できます

今回は、未経験の40歳以上の方でも介護士になれる理由や、介護職の仕事内容について、業界経験者の視点で詳しくお話ししてきました。

未経験で介護職にチャレンジするのは、勇気が必要なことかもしれません。

40代ということに、負い目を感じる人もいるでしょう。

しかしそれでも、

介護の仕事にチャレンジしてみよう!

このように考えているあなたは、きっと心優しい方なのだと思います。

そんな心優しい人に、介護の仕事ができないわけがありません!

筆者は介護の仕事を10年やっていますが、そう確信しています。

ぜひこれを機会に、介護の世界へ飛び込んでみませんか?

あなたのチャレンジをお待ちしています。

◆カイゴジョブアカデミーの無料相談はこちらから

この記事を書いた人
ちくり
30代男性、福島県在住。介護の仕事を10年以上経験。震災で避難を余儀なくされたものの、何とか頑張っています!楽しみは仕事終わりのビールを飲むこと!
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