転職の内定後、入社までに確認・準備しておくべきこと
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選考を無事に通過して、企業から内定をもらえたら、内定通知書などで入社条件を確認したあとに、
- 内定を承諾して入社する
- 内定を辞退する
上記のどちらを選択するか決断します。
入社条件や入社日に問題がある場合は、後々にトラブルとならないように、調整・交渉をおこないましょう。
入社することに不安がある場合も、事前に不安の原因と向き合って、解消しておく必要があります。
入社すると決断した後は、入社書類の手配や健康診断の受診など、入社に向けての準備を進めましょう。
内定連絡を受けたときの注意点
企業から内定連絡を受けた場合は、
- いつから入社するのか?
- どんな条件で採用されるのか?
という点を、確認しておく必要があります。
マナーとして、まず感謝の気持ちを述べてから、以下の点について確認をしておきましょう。
内定の条件は書面で発行してもらう
労働契約期間や賃金などの労働条件が書かれた書類は、
- 内定通知書
- 採用通知書
- 雇用契約書
上記のようなものがあり、これらの書面が発行されて、はじめて正式な内定となります。
書面に記載されている雇用条件を吟味をして、
受諾するのか、辞退するのか?
ということを返答期限までに決断しましょう。
地方企業や小規模な企業であれば、
入社条件を電話でお伝えしますね
このように書面ではなく、口頭だけのケースがあるかもしれません。
しかし、入社後の無用なトラブルを防ぐためにも、入社条件の通知は必ず書面で発行してもらいましょう。
年収条件などを確認する
入社してからトラブルになりやすいのが、給与関連の項目です。
とくに賞与や残業代は変動するものなので、記載されている金額はあくまで目安となります。
以下については、しっかり確認しておきましょう。
【賞与について】
- 実績次第でどの程度の金額に幅があるのか?
- 初回支給日はいつなのか
【残業代について】
「月30時間の残業を含む」といった記載がある場合は、平均残業時間を確認した上で、30時間未満・以上だったときの取り扱いを確認しておくこと
40代であれば、配偶者など家族の了解が必要なケースも多いはずです。
できるだけ早い時期に、家庭内でコミュニケーションをとる機会を設けましょう。
入社日を確認する
入社日についても、
- 入社予定日はいつなのか?
- 現職企業との兼ね合いがある場合、いつまで待ってくれるのか?
ということについて、忘れずに確認するようにしましょう。
とくに在職中の場合は、現職の退職日に関わってきますから、
- 現職企業の退職手続き
- 業務の引き継ぎ
- 有給休暇の消化
上記などを考慮したうえで、入社日に問題がないかを確認しておく必要があります。
内定受諾までの猶予期間を調整する
内定をもらえたのが本命企業であり、
労働条件などは選考段階ですべて確認している
ということであれば、すぐに承諾することが最も望ましい形です。
すぐに承諾できれば、企業側に本気度をアピールすることができますし、良い印象を与えることができるので、入社後も良好な関係を築きやすくなるでしょう。
しかし転職活動においては、
上記のようなケースが多いですよね。
他社の選考がまだ残っている場合は、
いつまでにお返事すればよろしいでしょうか?
という猶予期間を、忘れずに確認しましょう。
多くの企業では、内定を保留できる期間として、
おおよそ1週間ほど、長くても2週間くらい
上記のような猶予で提示してくるはずです。
企業側の採用計画に影響を与えますので、あまり長くは待ってくれないことを認識しておきましょう。
他社選考があって保留期限を引き延ばしたい場合の注意点は、以下の記事で解説していますので、詳しくはこちらをご確認ください。
転職では給与交渉することも可能
転職する場合は、新卒入社とは違って給与交渉をするも可能なので、
提示された給与金額が、思っていたよりも低いんだけど…
という場合に、給与額を上げてもらうことができないか、企業側の人事担当者に打診することもできます。
ただし、給与交渉をすることで、企業側の心証を害するリスクがあるので注意が必要です。
また、即戦力としての活躍が期待されていることが交渉成立の前提となりますので、給与交渉を持ち出すかどうかは慎重に判断しなければなりません。
給与交渉のノウハウについては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
入社に不安があるときの対処法
必死で転職活動をして、ようやく内定がもらえたのに、
不安な気持ちで落ち込んでしまう…
このような感情になってしまうことは、誰にでもあることです。
たとえ「内定ブルー」になったとしても、それは一時的な感情にすぎません。
入社前で未知なことが多いからこそ、誰もが不安を感じるものであり、いざ入社してしまえば、数ヶ月後にはそんな不安は消え去っているものです。
どうしても不安が拭えないときは、不安の原因に向き合って、内定先の企業に相談してみるなどしてみましょう。
内定後に不安を感じる理由と解消するための対処法は、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
内定を辞退する場合はどうする?
検討の結果、入社できないと判断した場合は、もらった内定を辞退することになります。
あんなに熱く志望動機を語ったのに、断っても大丈夫なのかな…
このような後ろめたい気持ちになるかもしれませんが、企業側も「辞退は仕方ないこと」だと理解していますので、臆さず伝えましょう。
大切なことは、辞退すると決めたらすぐに連絡を入れることです。
あなたが辞退するのなら、企業は早急に次の候補者を探す必要があります。
ですから、回答期限まで先延ばしにせずに、決断した時点ですぐに伝えましょう。
転職エージェントを通して応募している企業なら、担当のキャリアアドバイザーに、直接応募しているなら、企業の人事担当者に連絡を入れてください。
人事担当者への連絡は、なるべくなら電話で行いましょう。
不在であればメールでも構いませんが、直接お詫びするのがマナーです。
入社までに準備しておくこと
入社までに準備しておくべきこととして、以下の4つが挙げられます。
- 入社先企業から依頼された、住民票などの書類関係を準備する
- 健康診断を受診して、結果を回収をする ※入社先企業から依頼があった場合
- スーツやカバンなど、新調するものがあれば準備する
- 業務上で必要となる知識を予習しておく
会社によっては10種類以上の書類を、入社時に提出するよう求められることがあります。
住民票や年金手帳、マイナンバー、資格を証明する書類など、役所に出向いたりコピーをとったりと、すべて揃えるには意外と時間がかかるのです。
入社書類の案内を受けた段階で、計画的に用意していきましょう。
また、40代の方であれば、業務の「予習」はしっかり準備しておきたいところです。
人事担当者に、
入社前に準備しておくことがあれば、ぜひ教えてください
このように伝えておけば、現場責任者に確認して案内してくれるでしょう。
社内資料を入社前に開示してくれることは稀ですが、推薦図書や推薦Webサイトなどを教えてくれます。
質問しておくことで、意欲や前向きな気持ちを伝えることができるので、一石二鳥ともいえるアクションです。
転職先で馴染んでいくための心得
職場によっては、試用期間を設けているところもあり、
- 業務内容に適応できるか?
- 職場の雰囲気に馴染めるか?
といったことを、会社側に見極められることになります。
40代で転職をするとなると、自分より年下の人ばかりの環境に、慣れていかなくてはならない場合もあるでしょう。
自分の方が年上だからといって、妙なプライドを持って接していると、いつまでも周囲と信頼関係を構築できません。
前職の職歴やスキルを必要以上にひけらかすことなく、謙虚な気持ちで、新しい会社の文化に馴染む努力を怠らないようにしましょう。
入社の準備に関しては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
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まとめ:条件面の問題や不安点は、事前に解消して入社に備えよう
転職活動の選考を無事に通過して、企業から内定をもらえた場合、入社までの流れは以下のとおりです。
- 内定通知の書面を発行してもらい、条件を確認する
- 条件に合意できない点を、調整・交渉する
- 内定を承諾するか、辞退するかを決める
- 企業側に内定受諾・辞退の連絡をする
- 入社に向けての準備をする
後々のトラブルを避けるためにも、内定条件は書面で発行してもらうことをおすすめします。
条件交渉をおこなう場合は、ご紹介した内容を参考にして、慎重に進めましょう。
40代の転職では、即戦力としての期待も高いので、しっかり入社準備をして、新しい環境でのよいスタートを切ってくださいね!
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