キャリアコンサルタントのRikaです。
30~40代の方の転職支援業務を行っており、これまで3000名以上の転職相談にのってきました。
40代で世帯主ともなると、住宅ローンや教育費がかさみ始める年齢ですよね。
転職を考えるときの条件として、給与額が希望に届くかどうかは重要な関心事のはずです。
筆者は、大手人材紹介会社のキャリアアドバイザーとして、8年半の勤務経験がありますが、

選考中の会社から、良い条件を引き出すにはどうしたらよいでしょうか?
このような相談を、数多くの転職希望者の方から何度も受けてきました。
さまざまなケースに遭遇して、筆者なりに辿りついた結論は以下のようなものです。
転職先との給与交渉はハイリスク・ローリターンなので、勝算があるときのみ交渉をするべき
では「勝算があるとき」というのは、どのような状況の場合なのでしょうか?
この記事では、
上記について詳しく解説していきます。
キャリアアドバイザーとして、数多くの給与交渉に関わってきた経験にもとづいてお話ししていますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。
企業は提示する給与をどのように決めているのか?

求人票の年収欄を見ると、『400万~500万』などと幅がある記載がなされており、下限値と上限値が存在します。

もし自分が内定をもらったら、一体いくらの提示になるのだろう?
このような感じで、応募前から気になりますよね。
ここでは、まず中途採用で提示される給与が、どのようにして決まるのかを見ていきましょう。
中途採用の給料を決める3つの要素とは
企業では、おもに3つの要素から総合的に判断して、入社年度の給与金額を決定しています。
- 面接での評価:
保有スキルや過去実績がどのようなものか - 企業内基準:
自社で定める考課ランクやグレードのどの位置に合致するのか - 現職(前職)の給与金額:
直近1年分の給与はいくらだったか
給与交渉に備えて、まずは面接対策をしっかり行い、「面接での評価」を高めましょう。
面接での評価が高くなければ、給与を交渉する余地がなくなって、希望年収を叶えることは難しくなるかもしれません。
交渉には「明確な意思」と「交渉できる根拠」が必要
筆者がキャリアアドバイザーをしていた頃は、

提示金額に不満はないけど、これ以上は無理なのか、いちおう聞いてみてもらえますか?

ダメならダメでいいので、聞いてスッキリしたいです
このような依頼を応募者から何度も受けました。
確かに企業側へ問い合わせすること自体は簡単です。
しかし、交渉するにも何らかの材料(根拠)がないとできませんし、そもそも聞くことによって、応募者に対してマイナスの評価がつくこともあります。
安易に交渉を持ち掛けることは、応募者の不利益になる場合がありますので、
- 希望給与と応募先企業の条件に乖離がある
- 給与交渉する何らかの根拠・材料がある
上記のような条件を満たす場合にだけ、交渉を持ち出すようにしていました。
給与交渉はハイリスク・ローリターン
給与交渉にはリスクがありますが、たとえ成功したとしても「数%程度のアップ」というのが一般的です。
つまり、給与交渉とは、
リスクが高いわりに、ローリターンの交渉である
ということを心得ておきましょう。
お金の話は慎重に!相手の心理に配慮しよう
面接では高い評価を得ていたのに、お金のことを聞いた途端に、
- 急に企業側が冷たくなった
ということはよくあります。
外資系の企業は別として、日本企業は待遇交渉に慣れていないのです。
例えるならば、結婚間近のアツアツなときに、彼女が突然、現実的な話を始めたらどうなるでしょうか?

ところで今までちゃんと聞いたことなかったけど、アナタってお給料いくらなの?

貯金はどれくらい? えー、それだけしかないの? じゃあ、お小遣いは○円ね!
どうでしょうか、ドン引きして急に夢から覚めませんか?
「彼女=転職者、彼氏=企業」というふうに置き換えてみてください。
「あなたが好きだから結婚したい」、すなわち、
貴社でやりたい仕事があるから、絶対に入社したいです!
という彼女(転職者)が企業側の理想なのです。
しかし理想とは裏腹に、

好きではあるけど、お金の面がね…
こんなふうに言われたらどんな気分でしょうか?
もちろんお金のことは重要ですし、それは彼氏(企業)も分かっています。
結婚(入社)するなら、絶対に話し合わないといけません。
話を持ち出すとしても、押さえるべきことは、
いつ、どのように話せば、相手が受け入れやすいのか?
上記についてであり、タイミングと表現方法をしっかり考えていくことが大切です。
給与交渉をすることのリスクとは
交渉の内容であったり、交渉を持ち掛けたこと自体によって、良からぬ結果になることもあります。
- スキルや経験が足りていないのに、現職維持もしくは給与UPを希望している
- 業界水準を理解せずに、高値を希望している
- 大都市から地方へのUターン転職において、大都市同様の水準を希望している
上記のようなケースでは、確実に採用担当者の心証を害することになるでしょう。
最悪の場合は、内定見送りになってしまうことも…
仮に内定をもらえたとしても、企業からよい感情を抱かれないまま、ギクシャクした関係性で就業スタートすることになるのです。
たとえ給与交渉が成功したとしても、給与が上がるということは、当然のことながら企業側の期待値も比例して上がります。
設定目標が高くなって、要求される業務遂行レベルが上がるのです。
したがって、給与交渉を持ち掛ける前に、
その会社で高いパフォーマンスを発揮し続けられるのか?
という点について、十分な見極めが必要となります。
給与交渉した時点で入社意思ありと受け取られる
企業側は応募者が給与交渉をしてくる時点で、

給与面で合意すれば、入社してくれる可能性が高そうだ
このように受け取ります。
内定通知書の内容変更をするには、
- 決裁権をもつ部長・役員クラスに打診を行う
- 再稟議の手続き
- 内定通知書の再発行
上記のように、それなりの時間と労力をかけます。
もちろん、別の企業でさらに良い条件にて内定が出てしまった場合は、よい条件の企業に流れても致し方ありません。
しかし、「つり上げるだけつり上げて辞退」というのは、大きなしこりを残します。
他社を併願されている方は要注意です。
入社意思がある程度固まってから、給与交渉を開始するようにしましょう。
交渉で上がる金額には限度がある
年収交渉で上がる金額には限度額があります。
それはもちろん、求人票に記載されている上限値です。
仮にあなたの現年収が500万円であっても、求人票の上限値が400万円であれば、現状維持で転職するのはかなり難しいでしょう。
上限値を超えない金額で、もともと予定していた給与金額の1%~5%程度の増額が、一般的な給与交渉の範囲です。
転職サイトなどのクチコミで、

給与交渉で100万円以上あがったよ!
というような話も聞きます。
しかし、ヘッドハンティングならともかく、一般の転職活動において、百万円単位の交渉は非常に厳しいのが実情です。
給与交渉には、前述したようなリスクがあるうえに、大幅な上昇は見込めません。
ですので、「どうしても!」という強い意思で、勝算がありそうな場合にのみ持ち出すべきものなのです。
給与交渉の可否は「企業の採用熱度」と「即戦力性の高さ」で決まる
給与交渉において勝算があるかどうかは、以下の図のようにあらわすことができます。
◆給与交渉が成功するパターン

企業側の採用熟度が高く、応募者の即戦力性も高い。
図のピンク色のエリアに当てはまる方なら、給与交渉を行った場合に成功する確率は高いでしょう。
逆にピンク色のエリアから外れる人は、交渉しても失敗に終わる可能性が高いので、給与交渉は慎重に考えるべきです。
企業の採用熱度が高い状況とは?
企業の採用熱度が高い状況とは、
- 新しい部署の立ち上げ要員や急な欠員などで、期日まで必ず採用したいポジションである
- 企業の戦略上、重要なポジションである
上記のような場合が当てはまります。
さらに応募者が自分しかいないようなら、ますます交渉がしやすいでしょう。
企業側の状況については、面接のなかで採用背景を聞くなどして、推測しながら見極めていきます。
入社後の即戦力性が高い状況とは?
入社後の即戦力性が高い状況とは、
- 求人票の仕事内容と近い経験(親和性が高い業務)を有すること
- 難易度の高い、もしくは転職市場において希少価値の高い資格保持者
上記のような場合です。
同業界・同業種出身者は、経験の親和性が高いと判断されて、即戦力と見なされます。
- 貴社業務に活かせる人脈や深い専門性を持っている
- 社内での受賞歴がある
このような特筆すべきものがある場合は、面接でしっかりアピールしておき、

これまでの経験をもって、御社に貢献したいです
給与交渉時にも、このように伝えていく必要があります。
他社内定は武器になる
他社内定は給与交渉において、間違いなくプラスの材料となります。

実は併願先がありまして…
このように面接で伝えると、ひと昔前までは「二股」と捉えられて、不誠実だと面接官から非難されていました。
しかし時代は変わって、今では併願するのが当たり前となり、他社から内定が出ていれば、むしろ評価材料とするのが主流となっています。
ということをうまくアピール材料にして、交渉カードとして活用しましょう。
例えば、2社で内定をもらっていて、
上記のような相談内容であれば、企業側にも受け入れやすいものなのです。

このままだとB社に取られてしまう!なんとかしないと…
このように人事担当者は考えてくれるでしょう。
未経験職での給与交渉は難しい
まったくの未経験で応募している場合、いくら気合と根性があっても、未経験職種で給与交渉は難しいです。

未経験でも高収入を狙いたい!
というのであれば、基本給で希望給与を叶えるのではなく、インセンティブ要素の強い企業を狙いましょう。
入社後に実績を出しながら、収入をあげていく方法がオススメです。
給与交渉前に確認したい3つのこと

給与交渉をしたいと考えている方は、以下の3つの情報収集を行ったのちに、
給与交渉の勝算があるかどうか?
についての見極め判定を行っていきましょう。
勝ち目が薄い場合には、給与交渉をするかどうかを熟慮する必要があります。
現職(前職)給与の詳細データを集めよう
いくら欲しいのかを考える前に、

いったい今はいくらもらっているのかな?
ということについて、まずは正確に把握しておきましょう。
給与データ確認のポイント
転職をすると決めたら、早いうちに「基本給、残業代、○○手当、賞与」について、前年度のデータを確認しておいてください。
- 金額は万単位で正確に。源泉徴収票、給与明細から数字を押さえましょう。
- 最近昇給した方は、前年度給与と今年度想定給与を両方把握しましょう。高い実績の方が交渉材料として使えます。
- 会社の業績が悪化していて現在の収入が下がっている場合も、いちばん高かった年の数字を把握しておきましょう。
- 残業代は月によって変動があるので、平均値で構いません。ただしその金額がどれくらいの残業時間相当かを調べてください。比較検討に使えます。
- 内訳を細かく把握しましょう。家賃補助や住宅手当も含めて年収金額を報告しても、企業によってはそれらを年収から除外する企業もあります。
- 現職同等の金額希望ですと伝えても、家賃補助金額を抜いた額で提示されることがあるので注意しましょう。
上記のような自身の給与データは、たとえ年収交渉を希望していなくても、面接のなかで質問される可能性がある内容です。
面接対策の一環としても準備しておきましょう。
応募時の給与データの間違いに注意!
給与に関するよくあるトラブルのひとつに、
- 応募する際に入力した年収・月収データが間違っていた
ということがあります。
転職サイトや転職エージェントに登録する際に、おおよその年収で入力していることが原因です。
おおよそで登録した給与データでも、求人への応募をした際にキャリアシートとして、企業側に情報が伝達されてしまいます。
企業はキャリアシートの数字をもとに、雇用条件を決めていくのですが、

間違って手取り金額で入力していました…
上記のように、応募者が途中で気がついて、訂正を入れることになってしまうのです。
たとえうっかりミスだとしても、企業側からすると好ましい事態ではないので、給与データの登録には細心の注意を払いましょう。
自分の希望額(年収・月収・賞与)を決めよう
現職(前職)の給与を踏まえて、転職先での希望給与を決めていきましょう。
既婚者の場合は、家族と相談をしながら決めていくのが理想的です。
内定後に、入社をするかどうかの受諾期限は意外と短いものなので、内定が出てから相談するのではなく、事前にコンセンサスを得ておきましょう。
希望給与を決めるうえでポイントとなるのは、以下の2点です。
- 年収・月収・賞与のそれぞれで細かく考えておくこと
- 絶対に必要な金額と理想の金額を別々に算出しておくこと
現職では月給制だったとしても、転職先では年俸制になるかもしれません。
年収で見たら好条件でも、実は賞与のウエイトが大きすぎて、

月収が少なくて足りない…
という場合もあります。
応募先から出された条件が、自身の希望に叶っているのかどうか、迅速に判断できるようにしておきましょう。
業界の年収相場と応募企業の想定給与を調べよう
年収相場は業界によって傾向があり、例えば小売業界や観光業界などでは、一般的に年収が低めとされています。
しかし一方で、IT関連や金融関連の業界では、給与は比較的高めの水準です。
上記などで業界の年収相場を調べて、提示金額が高いのか低いのかを吟味しましょう。
もし提示額が高いのなら、それ以上あがる余地は少ないかもしれません。
また、相場の高い業界から低い業界へ転職したい場合は、現職の水準を維持することは難しいと考えるべきです。
自分の現(前)職の年収、希望年収、業界の相場、企業の過去データなどから、

転職先にどの程度の給与額を希望するべきか?
ということを決めていきましょう。
給与交渉で失敗しないための注意点

給与交渉の勝算がありそうと見極めたのなら、「誰が・いつ・どのように」切り出すのかを考えて、給与交渉を持ち出しましょう。
交渉のタイミングは面接時ではなく内定後がベスト
面接では給与に関する交渉ごとは持ち出さず、できるだけ高い評価を得ることに集中してください。
お金の交渉は、最終面接で合格した後におこないましょう。
筆者がおすすめしたいのは、以下のどちらかのタイミングです。
- 最終面接合格後、内定通知書発行前
- 内定通知書発行後
ネット上の記事などでは、
- 交渉は早ければ早いタイミングほどいい
- 内定後は条件を覆せない
このような話を見かけますが、そんなことはありません。
例えば一次面接のなかで、

自分の希望年収は通りそうでしょうか?
面接官にこのような質問をする方がいますが、これはハッキリ言って無意味です。
一次の面接官は現場社員という場合が多いので、自社の給与体系について断片的にしか知らないですし、質問されても回答できません。
ましてや、給与金額の決定権など持っていないのです。
仮に人事担当者が面接官だったとしても、最終面接の評価次第で上下するので、一次面接ではっきりとした回答を得られる確率は低いでしょう。
面接内で希望金額を伝えたとして、その金額が企業からみて「高い」と思われた場合は、企業の関心が他の候補者に移るリスクもあります。
年収についてのやりとりが、選考上で不利になる場合もあるので、内定が射程に入った段階で交渉をはじめましょう。
また、内定通知書発行後でも条件変更は可能です。
超がつくほどの大企業では確かに難しいかもしれませんが、それ以外の企業であれば交渉できます。
条件交渉は誰がするべき?
転職エージェントを経由して応募している場合は、労働条件の交渉はエージェント担当者に依頼しましょう。
彼らは交渉に関する、多くのノウハウを持っています。
ハローワークや転職サイト経由で応募した案件であれば、給与交渉は自分で行わなければなりません。
人事担当者に話を持ち掛けましょう。
どちらのケースにおいても、成功のカギとなるのは、
交渉材料を相手にしっかり渡す
ということです。
転職エージェントにせよ、企業の人事担当者にせよ、彼らに給与に関する決裁権はありません。
決裁権を持っている部長・役員クラスの人に、プレゼンをして決裁をもらうのです。
ですので、ある意味で転職エージェントや人事担当者は、自分の代理人といえるでしょう。
代理人が動きやすいように、具体的な情報を渡す必要があります。
自分で給与交渉する場合は、
- ○○の観点で即戦力性が高く、貴社に貢献できる自信がある
- 他社で内定が出ているが、貴社への興味が高い
上記のような、交渉する金額を希望する理由と根拠を、しっかり伝えなくてはなりません。
交渉はメールと電話のどちらがよい?
自分で直接企業と交渉する場合は、メールよりも電話や面談形式で、相手の反応を見ながら進める形がおすすめです。
条件交渉に成功したら、変更後の内容が反映された内定通知書を発行してもらいましょう。
言った言わないのトラブルを防ぐために、必ずメールや文面で残しておくことをおすすめします。

入社前に口頭で聞いた話と違うじゃないか!
このようなトラブルで、早期退職する人は少なくありません。
交渉しても満額回答が得られない場合もある
給与交渉した結果、企業から満額回答が得られなくとも、代案を提示されることがあります。
具体的な例としては、以下のような代案です。

試用期間中に○○のレベルに達していたら基本給を引き上げましょう

他の社員との公平性の観点から、希望額の提示は厳しいですが、せめてもの気持ちとして、入社時の引っ越し金を補助しましょう
交渉によって、もともとなかった待遇を引き出せたのなら、一定の収穫ありといえます。
満足するかどうかは別として、企業側の誠意を感じることはできるでしょう。
給与交渉の切り出し方のポイント
自分で給与交渉する場合は、いきなり冒頭から交渉を切り出すのはNGです。
できればいくつか用件をつくり、話の後半にで伝えた方がスマートな印象となります。
給与交渉を切り出す流れは、以下のとおりです。
まずは内定のお礼を伝える
まず最初は、内定をもらえたお礼を伝えましょう。
入社に際しての確認をしてから、相談を切り出す
入社するにあたって確認しておきたいことがあれば、先にすべて済ましておき、
上記のように前置きしたうえで、
このように切り出しましょう。
希望金額と根拠を説明する
続いて、給与の希望金額について話します。
さらに続けて、
このように根拠を伝えましょう。
転職エージェントを活用することで、スムーズな交渉が可能となる
- 希望年収での転職を果たしたい
- 企業側との給与交渉をうまく進めたい
このような場合は、転職エージェントを利用して、転職活動を進めるのがおすすめです。
転職エージェントを使って応募した案件については、キャリアアドバイザーは過去の内定者についての情報を持っています。
どのような経歴や年齢の人が、どれくらいの額で内定となったのか、過去の情報を教えてもらえるのです。
企業の採用熱度も転職エージェントであれば、問い合わせれば求人の応募状況などから、すぐに教えてくれるでしょう。
また、転職エージェントは企業の採用担当者とも関係構築をしています。
給与交渉についても、推しポイントをプロ視点で考えてくれたうえで、企業側との交渉を独自に進めてくれるのです。
ほかにも、転職のプロによるサポートを受けることで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 自身の強みを効果的に表現できるように、応募書類作成や面接対策のサポートを実施してくれる
- プロの視点で自身のキャリアや市場価値を見極めて、最適な求人案件を紹介してもらえる
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を多く保有している
- 応募企業との連絡や日程調整、入社時期や給与の交渉まで、エージェント担当者が間に入って行ってくれる
40代が無駄なく効率的な転職活動をおこなううえで、利用しない手はないサービスです。
しかも、転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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関連記事:40代におすすめの転職エージェント6選|179人の口コミ評価でランキング
まとめ:入社時の年収にこだわり過ぎないようにしよう
今回は、転職する際の給与交渉について、基本的な知識や考え方、勝算の見極め方や具体的な交渉術など、筆者の経験にもとづいて詳しく解説しました。
お話ししてきたように、給与交渉は応募者全員が実行できるワザではありません。
しかし、勝算がなくて交渉を断念したり、たとえ交渉が不調に終わったとしても、まだやれることは残っています。
ぜひ下記の情報も集めてみてください。
- 社歴年数ごとのモデル年収
- 評価方法や評価基準
どのような実績を出せば、年収がどれくらい上がるのかを知ることで、前向きな気持ちになれることもあります。
逆にいえば、入社年度の給与が希望額に達していても、それ以降が上がりにくいのであれば、長期的なモチベーション維持は難しくなるかもしれません。
給与を単年だけで考えず、生涯年収をどれくらいにしていくかという視点で、内定先から得た条件を検討していきましょう。
当サイトでは、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動のすべてのステップについて、以下の記事でわかりやすくまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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