【40代からWebデザイン】職業訓練に未経験で挑んだ結果は?
未経験の分野に転職したいけど、スキルがないから不安…
Webデザイナーに興味があるけど、40代からじゃ遅いかな?
こんな悩みをお持ちではないですか?
じつは筆者も、同じように悩んでいた一人です。
- 自分らしい働き方をしたい
- 未経験だけど、Web業界にキャリアチェンジしたい
そう思って、20年間勤めていた会社を辞めました。
しかし、さまざまな壁にぶつかり、モヤモヤしていたのです。
悩んだ末に、今のままではダメだと気づき、Webデザインの職業訓練にチャレンジしました。
40代からでも、職業訓練でWebデザインを学ぶことはできます。
決して、遅いということはありません。
実際に40代~50代の人が多数学んでおり、Webデザインの知識とスキルを習得しています。
筆者自身もWebデザインを学び、スキルを身につけることで、
40代からでも成長できるんだ!
ということを実感しました。
この記事では、Webデザインの職業訓練に未経験から挑戦した、筆者の体験談を紹介しています。
ぜひ最後までご覧いただき、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
キャリアチェンジしたい40代に立ちはだかる壁
自分らしい働き方をしたい!
という思いから、20年働いていた会社を辞めた筆者。
以前働いていた分野とはまったく違う、「Web業界で働きたい」という思いを叶えるために、転職活動を始めました。
しかし、そこにはいくつもの壁が立ちはだかっていたのです……
「時間」の壁
筆者には小学生の子どもがおり、週3日は習い事の送迎をしています。
そのため、短時間勤務のパートを希望していました。
しかし、未経験かつ短時間勤務では、魅力的な求人を見つけることはできません……
在宅勤務ならフルタイムでも働けるかも…
そう考えて、在宅勤務できるところを探してみることにしたのです。
「地方」の壁
実際に求人を探してみると、都市部に比べて筆者の住む地方では、
在宅勤務を前提に募集している企業は圧倒的に少ない
ということに気付きました。
そこで、パートや在宅勤務にこだわらず、本来の目的である「Web業界で働きたい」という思いだけを軸に、求人を探してみることにしたのです。
「スキル」の壁
実際に求人を確認すると、求められているのはソフトの操作経験や基本知識のある人でした。
どれも筆者にはないものばかりです。
今の経験と知識だけでは、今までと同じようなことしかできない…
とスキル不足を痛感しました。
「このままではダメだ」と強く感じ、
- 求められる人材になるにはどうしたらいいのか
- 今の自分に足りないものは何か
上記について考えるようになったのです。
自分の市場価値を高めるために、スキルアップが必要と実感
未経験の職種に転職するには、自信を持ってアピールすることが必要です。
そのためには、
新しいスキルを身につけて、自分の価値を高める必要がある
ということに気付きました。
40代から何か新しいことにチャレンジしようとすると、
今からやっても遅いんじゃない?
と不安になる方も多いでしょう。
筆者も始める前は、不安に感じていました。
しかし、「チャレンジしなかった場合の将来」を想像してみたとき、
きっと後悔するだろうな…
ということが容易に想像できたのです。
やらずに後悔するよりも、やってみて「自分には合わなかった」とわかるほうが、ずっと良いと思いました。
今やらなければ、今後ますますチャレンジする勇気を失っていくかもしれない
このように思ったので、新しいチャレンジを始めることにしたのです。
スキルアップの手段として職業訓練を受講
新しいスキルを身につける方法としては、
- 本や学習サイトを使って独学で勉強する
- Webオンラインスクールを受講する
- 対面教室型のスクールに通学する
- 職業訓練を受講する
上記のように、さまざまな方法があります。
筆者はこの中から、職業訓練を受講することを選びました。
職業訓練を受講するメリットは?
職業訓練の受講を選んだ理由としては、以下3つのメリットがあるからです。
- お金の心配が要らない
- 先生に直接指導してもらえる
- 状況が似ている仲間と一緒に学ぶことができる
お金の心配が要らない
受講料が無料というのはとても魅力的です。
しかも、訓練が終わるまで失業給付が続くので、金銭面の心配をすることなく勉強だけに専念することができます。
先生に直接指導してもらえる
Webデザインに関してはまったくの初心者のため、
うまくいかない時に、質問の仕方さえわからないのでは…
という気がしていました。
オンラインの受講だと、うまく質問できるか不安だったのです。
職業訓練であれば、先生から直接の指導を受けられます。
一緒に画面を見たり、操作するところを見てもらえるので、わからないところがあっても安心です。
状況が似ている仲間と一緒に学ぶことができる
筆者が受講した公共職業訓練は、おもに雇用保険受給者が対象でした。
訓練を受講しているメンバーには、
- 退職している
- Webデザイナー未経験者
上記のような共通点があるのです
勉強についていけなくなったり、モチベーションが維持できなくなりそうになったときに、
似た状況の仲間が一緒に頑張っているんだから…
と支えになると思ったのです。
職業訓練が始まる前に準備しておくべきこと
職業訓練が始まる前にしておいたほうがいいことは、以下の2点です。
- 選考試験の対策
- これまでの経歴の棚卸し
選考試験の対策
選考試験は、筆記試験と面接であることがほとんどです。
Webデザインの訓練はとくに人気が高く、2〜3倍の倍率が見込まれます。
後悔しないためにも、対策はしっかりしておいたほうがいいでしょう。
とくに面接試験の対策は必須です。
これまでの経歴の棚卸し
これまでの経歴についても、棚卸しをしておきましょう。
- これまでしてきた仕事の内容
- 経験から学んだこと
- 得られた知識・能力
上記について、書き出してみることをおすすめします。
実際にやってみると、意外と時間のかかる作業でした……
しかし、書くことによって頭の中が整理されて、自然と自分の強みに気づくことができます。
書き出したものは「ジョブ・カード」を使い、人に見てもらえるかたちにしておきましょう。
「ジョブ・カード」とは、厚生労働省が活用を促している職務経歴書のようなものです。
ジョブ・カード制度とは
個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進することを目的として、ジョブ・カードを「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」のツールとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用する制度です。
出典:厚生労働省ホームページ
筆者も、職業訓練の申込み前に「ジョブ・カード」を作成しました。
ハローワークで、キャリアコンサルティング(ジョブ・カード作成支援)を受けるように言われたことがきっかけです。
職業訓練では、就職指導やキャリアコンサルティングを受ける時間があり、その際にも「ジョブ・カード」を使用します。
事前に作っておけば、忙しい訓練期間中に慌てて作らなくて済むので、一石二鳥ですよ。
40代未経験でもWebデザインの職業訓練についていける?
職業訓練でWebデザインを学ぶといっても、
未経験で訓練についていけるのかな…
と心配になる人もいるでしょう。
だた、40代未経験の筆者が修了できたので、心配しなくても大丈夫です。
実際に受講してみて、どうだったかをお話しします。
40代からWebデザインを始める人はたくさんいる
Webデザインの職業訓練に年齢制限はありませんので、40代からでも問題ありません。
実際に受講した筆者のクラスは、12人中4人が40代以上でしたし、隣のクラスも30人中で3分の1くらいは40代以上でしたよ。
50代の方も多いですし、40代からWebデザインを始める人はたくさんいます。
Webデザインの職業訓練は未経験者向けのカリキュラム
筆者の通った職業訓練校のパソコンはmacでした。
macを触るのは、クラスのほとんどの人が初めてだったので、電源の入れ方から丁寧に教えてくれました。
Webデザインの職業訓練を受けるのに必要なスキルは、「キーボード操作ができる」だけでOKです。
パソコン操作は苦手で…
と言っていた50代女性の方も、最後まで訓練を受講できていました。
授業も最初は基礎ばかりです。
- コンピューター基礎
- Web基礎知識
- デザイン基礎知識
- グラフィック基礎演習
上記のように未経験者向けのカリキュラムなので、丁寧に順を追って少しずつ教えてくれます。
向いているのはこんな人
職業訓練中は、基本的に長時間パソコンに向かっています。
ですから、
パソコンを触ったりするのが好きだ
という人には向いているでしょう。
逆に、一日中パソコンに向かっていることが苦になる人は向いていません。
絵の上手い下手・センスの有無は、心配かもしれませんが大丈夫です。
なぜなら筆者自身、恥ずかしいくらい絵が下手で、センスのない人間だったから……
ポイントを教えてもらい、参考例を調べながらやれば、それなりにできるようになります。
ひとりじゃない! 教室には先生も仲間もいる
最後まで訓練についていけた最大の要因は、
私ひとりだけじゃないんだ…
と思えたことだったかもしれません。
仲間と先生が側にいてくれる環境は、とても心強かったです。
授業が進むにつれて、次々と出される課題が大変で、心が折れそうになったことがありました。
でも、クラスの人と進み具合を話したり、不安な気持ちを共有しあったりすることで、気持ちが楽になったのです。
わからないことがあれば、すぐにその場で先生に聞くことができます。
とくにWeb制作では、
思った通りにならない…
ということがよくあります。
そんなときでも、一緒に画面を見ながら、先生に教えてもらうことができました。
もし一人で勉強していたら、早いうちに脱落していたかもしれません……
40代未経験者がWebデザイナーに転職できるの?
未経験で職業訓練を受講して、はたしてWebデザイナーになれるのでしょうか?
実際のところをお話しします。
Webデザイナーになれる人もいる
もちろん、Webデザイナーになれる人もいます。
ただし未経験だと、最初から正社員のWebデザイナーとして転職するのは難しいでしょう。
Webデザイナーを募集している企業の多くが、実務経験者を求めているからです。
でも、アシスタントや既存サイトの更新など、間口を広げれば状況は違ってきます。
職業訓練で使ったソフトの使用経験があれば、採用条件を満たす求人は多いです。
また、グラフィックデザイナーとして、ポスター・チラシ・パンフレットなど、紙媒体のデザインに関する仕事に就く人もいます。
どんな業種や職種でもデザインスキルは活かせる
Webデザインのスキルを活かせる仕事は、Webデザイナーだけではありません。
どんな業種・職種でも活かせます。
ここでは、実際に筆者と同じ訓練を受講した、二人の例を紹介しましょう。
学校図書館に勤務することになったAさん。
デザインスキルを活かして、イベントのポスターやチラシ、本を紹介するPOPなどを作成しています。
家業である地元の不動産業を継ぐことになったBさん。
デザインスキルを活かして、名刺をデザインしました。今後は会社のホームページも作る予定です。
そして筆者も、自身でWebサイトを開設しました。
ヘッダーやサムネイル画像は自分で作成できます。
以前の自分では考えられないくらいの成長です。
この成長の実感が自信につながり、フリーランスとして仕事をしていくことを決意しました。
まとめ:40代でも遅くない!未経験からWebデザインに挑戦しよう
今回は、自分らしい働き方をしたいという思いから、40代からWebデザインの職業訓練に未経験で挑戦した、筆者の体験談をお話しました。
40代からでも、職業訓練でWebデザインを学べます。遅いということはありません。
実際に、40代~50代の人が多数学んでおり、Webデザインの知識とスキルを習得しています。
筆者自身もWebデザインを学び、スキルを身につけることで、
40代からでも成長できるんだ!
という自信がつきました。
これまで積み重ねた40代ならではの経験と、Webデザインのスキルを掛け合わせることで、新たな価値が生まれます。
あなたがもし、年齢や未経験であることに不安を感じて、チャレンジする勇気が出ないのであれば、ぜひこの体験談を背中を押すきっかけにしてください。
未来を変える唯一の方法は、今を変えることです。
勇気を出して、一歩を踏み出してみましょう。
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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