40歳を過ぎた専業主婦は、正社員で社会復帰するのが難しい
あなたはこのように思っていませんか?
そんなことはありません。40代の専業主婦でも正社員になることができます。
なぜなら41歳の専業主婦だった筆者が、正社員になることができたから。
専業主婦が正社員になるためには、企業が主婦に感じている不安を認識して、その不安を埋める計画を立てて就活することが大切です。
この記事では、41歳で正社員として社会復帰した筆者の実例をもとに、キャリアにブランクのある主婦でも、正社員として就職できる具体的な方法をご紹介しています。
子どもの教育費の負担が大きくなりがちな40代です。あきらめずに就職活動をして、社会復帰を目指しましょう!
企業が専業主婦を不安視する要因を対策しよう
キャリアのブランクが長い専業主婦が、正社員として採用されることは難しいと言われています。
では企業は、どうして専業主婦の採用に二の足を踏むのでしょうか。
企業で長く働いてきた女性と、専業主婦との違いで企業が不安視する点は、パソコンなどのビジネススキルと社会経験です。
専業主婦でもキャリアのある女性と同じように、それらのスキルがあることが証明されれば、企業も採用を検討します。
キャリアにブランクがあり、ビジネススキルに自信がない場合は、まずはスキルを身に付けることから初めてみましょう。
正社員になるための計画を立てよう
40歳で社会復帰を決意し、41歳で正社員として働き始めた筆者の実例をご紹介します。
筆者には中学生の子どもがいるため、塾の送り迎えなどをこなす必要があり、仕事を選ぶうえで、残業が少なく時間の管理がしやすい事務職にしぼりました。
「正社員になる」という目標はありますが、
このように口頭で言っても説得力がないと感じた筆者は、まずは派遣会社に登録して、キャリアを積むことにしたのです。
パソコンはある程度使用することができますが、エクセルやパワーポイントなどは、ビジネスで通用するレベルかどうか不安でした。
派遣会社に登録してスキルアップや面接対策しよう
派遣会社に登録することは、「仕事を探さなくても良い」というメリットだけではありません。
派遣会社の多くでは、ビジネススキルをアップさせる講座を行なっており、無料でパソコンのスキルを身に付けることができます。
筆者も派遣会社の無料講座で、エクセルのスキルを磨きました。
また、派遣会社で面接対策など就活に関するノウハウも学んだおかげで、3ヶ月ごとに更新する事務職の仕事に採用されたのです。
担当した仕事は営業事務で、パソコン業務はその会社の専用ソフトへ入力するため、ワードやエクセルを使うことはありませんでした。
しかし、履歴書にワードやエクセルが使えることを記入できたことは、アピールポイントになったと感じています。
主婦だから使えるハローワークの「マザーズコーナー」
派遣社員として働きだして半年が経った頃から、次の更新予定日とのバランスを考えながら、正社員へ向けた就職活動をすることに決めました。
半年ほど働くと、
このような自信もついてきて、正社員へチャレンジする意欲が湧いていたのを覚えています。
主婦の就活はハローワークがおすすめ
就職活動をするときには、転職エージェントや求人広告など、さまざまな媒体で求人情報をチェックしますが、主婦の方におすすめなのは「ハローワーク」です。
子どもの予定や家事で忙しい主婦にとって、長く快適に働くためには、会社までの往復時間はとても重要なポイント。
ハローワークは地域の企業の求人情報量が圧倒的に多く、自宅近くで働きたいという場合に絶大なパワーを発揮します。
「マザーズコーナー」を上手に活用しよう!
ハローワークといえば、待ち時間が長いというイメージがある方が多いかもしれません。
しかし、地域を管轄するハローワークによっては、「マザーズコーナー」という窓口が設けられていることがあります。
マザーズコーナーは名前の通り、働くママを応援するための窓口で、子どもの年齢に関係なく、子育てをしている女性であれば誰でも利用することができます。
利用者が少ないため、基本的に一般窓口よりも待ち時間が短いのが特徴です。
利用するマザーズコーナーによっては、希望条件を伝えておけば希望に合いそうな求人が出ると、FAXや郵送で求人情報を教えてくれるところもあります。
筆者もこのサービスをフル活用しました。
じつは正社員として採用された企業も、マザーズコーナーから教えてもらった求人たっだのです。
また、女性の就職支援プログラムも充実していて、たとえば東京都では、以下のようなサポートを無料で受けることができます。
◆東京都の転職支援サービス(東京しごとセンター)
女性しごと応援テラス:
ブランクがある方向けの「再就職はじめの一歩」コースや、事務職(事務・経理・人事・医療系)の専門スキルを学べるコースなどを提供(54歳以下の方が対象)
都内での就職を検討しているのであれば、ぜひ利用したいサービスですよね。
各地でさまざまな支援サービスが用意されていますので、それらを活用して、求職活動の負担を少しでも減らせるようにしていきましょう。
ハローワークの注意点
ハローワークは一般の求人サイトとは異なり、求人掲載料が無料です。
掲載企業への入念な調査が行われることもありません。
そのため求人情報量は圧倒的に多いのですが、なかには零細企業や、職場環境が整っていないブラック企業が紛れ込んでいることもあります。
求人へ応募する際には、事前に口コミサイトなどで、企業の情報をしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
▼企業のクチコミサイトはこちら▼
主婦ならではの面接対策をしよう
筆者の場合はまず派遣会社に登録して、パソコンスキルや面接ノウハウなどを学び、一定期間を派遣社員として働きました。
そこで少なからずキャリアを積んだあとに、派遣社員として働きながら、3社の正社員求人へ応募したのです。
41歳になる頃に正社員として採用されて、現在に至っています。
就業時間や通勤時間、休日なども希望通り、ボーナスもしっかりある
このような現在の仕事は、子どもの教育資金が必要な筆者にとって、本当に最高の職場と言っても過言ではありません。
40代主婦が正社員になるために求められるものとは?
実際に正社員求人へ応募して分かったことは、自分の年齢に求められているものを、しっかりアピールすることが重要だということです。
40代は20代や30代よりも就職が厳しいと言われがちですが、40代には20代や30代にはないアピールポイントがあることは間違いありません。
企業が求めるものは、一定のビジネススキルと年齢に応じた魅力です。
とくに40代以降に求められているものは、若い人にはない、人生経験から得た柔軟な対応力だと感じます。
面接でのスムーズな質疑応答は、さまざまな経験をしてきたからこそ、なし得る技だといえるでしょう。
面接官と会話を楽しむつもりで、若い人にはない筆者たちの対応力をアピールすることが、内定を得る近道につながります。
PTA活動の経験談も自己PRで使えます
このように、自分に自信がないという方もいるかもしれません。
しかし主婦をしていても、働くうえで自己PRにつなげられるエピソードはあります。
たとえばPTAの経験談です。
PTA活動で経験したことは、間違いなく働くうえでも活かせるでしょう。
学校との折衝や、保護者同士で意見が合わなかったときの調整役などは、ビジネスでも活かせる経験のひとつです。
仕事のキャリア以外でも、このような経験から学んだことは、面接でしっかりアピールしてくことをオススメします。
まとめ:40代主婦でも正社員への道はある!
今回は、41歳で正社員として社会復帰した筆者の実例をもとに、専業主婦でも正社員として就職できる方法を詳しくご紹介しました。
40代の主婦でも、正社員を目指すことはできます。
企業が専業主婦に対してどのような不安を感じているのか、考えてまず書き出してみると、正社員として就職するまでの計画が立てやすくなりますよ。
専業主婦としての生活は決して無駄にはなりません。
自信を持って就職活動に挑みましょう!
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