40代女性は「転職面接の服装」をどうする?選び方のコツと注意点
転職活動を始めたものの、
面接を受けるなんて、かなり久しぶりだ…
こういった40代女性の方も多いのではないでしょうか?
女性は身につけるアイテムも多いので、
- 転職の面接って、何を着ていけばいいのだろう?
- セットアップのスーツなんて持ってないし……
- アクセサリーやバッグはどうしたらいいの?
こんなふうに、服装や身だしなみについての選択に迷いがちですよね。
服装は、自分を語る一番のメッセージですよ!
このように語る面接官の方もいるほど、服装は第一印象を決める重要なポイントです。
転職を考えたら、早い段階でコーディネートを考えておきましょう。
この記事では、40代女性が中途採用の面接で失敗しないように、転職活動における身だしなみの注意点や服装選びのポイントなどを、わかりやすく解説しています。
筆者は転職エージェントでの勤務経験を持ち、これまで3000名以上の転職支援に携わるなかで、転職時の服装に関する数多くの事例を見てきました。
そのノウハウを交えながら、服装に関するNG例やどんなコーディネートがよいのかなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
中途採用の転職活動における服装・身だしなみの注意点
業務上で必要な専門知識やスキルの有無は、職務経歴書からある程度は推測できます。
しかし、人としての印象やコミュニケーションスキルは、実際に会わないと分からないものです。
採用担当者は、応募者のどんなところを見て、その人の印象を決めているのでしょうか?
全体の10%の人が「身だしなみ」による印象で面接不合格になっている
筆者がキャリアコンサルタントになって驚いたことは、
ということです。
中途採用の面接を受けるわけですから、応募者は社会人経験を持っているため、
とくにアドバイスをしなくても大丈夫だろう
このように考えていました。
ところが実際に転職支援をしていると、20代前半の若年層だけではなく、
30代後半や40代でも、服装や持ち物について指摘されることが多い
ということが分かってきたのです。
詳しくデータをとったわけではありませんが、感覚値としては、応募者全体の10%程度が該当しているのではないでしょうか?
「身だしなみで不合格」になる人たちの具体的な理由とは?
身だしなみで不合格になっている人たちは、
いったいどのような理由で不合格になっているのかな…
と気になりますよね。
ここでは、筆者が見聞きした一例をご紹介します。
以下は40代の応募者だけの指摘ではありませんが、すべて女性応募者に対する企業コメントです。
- 身だしなみ、挨拶、話し方など、サービス業としては不適切な対人印象を与えると感じた
- チークやアイラインなどの化粧が濃すぎる、キツい印象をうける
- つけまつげなどのアイメイクがやりすぎです
- 肩のフケが気になった
- スーツやシャツがシワシワ、ヨレヨレだった
- 毛玉やらペットの毛やらがついていたのが気になる
- ヒールの底がすり減って金属が露出しており、歩くときにカツカツ鳴っていた
- ブランド物の派手な腕時計をしており、社風に合わないと判断した
- 座った時に足がひらいており、だらしないと感じた
- 香水の匂いがきつく、むせかえるほどだった
- タバコを吸うのは問題ないが、狭い面接部屋ではニオイが気になる
- (雨天時)ご来社された際にズブ濡れで、とても面接ができる状態ではなかった
- 面接前に化粧室で見かけたが、面接時と雰囲気が違い、あまり印象がよくなかった
- 面接時間の30分以上前に来社するのはいかがなものかと…。
身だしなみを構成する4つの要素とは
ご紹介した不合格理由を見れば分かるとおり、ひと言で”身だしなみ”といっても、人の第一印象に与える要素は多岐にわたります。
身だしなみを構成する要素は、大きく分類すると以下の4つです。
- 服装
- 髪型と化粧
- 持ち物
- マナー
ただ、上記のような点について、面接官がチェック表を用意して、ひとつひとつ確認しているわけではありません。
面接官が応募者の全身をぱっと見て、
ん?なにか違和感があるな…
このような場合に、面接官の関心がしばらく「身だしなみ」に集中するのです。
いうなれば、面接官の主観によるジャッジというわけですが、このジャッジが命取りとなって、不合格になることは決して珍しいことではありません。
服装・身だしなみで意識するべきポイントは?
業界や職種によって価値観や好みは異なりますし、面接官にも様々なタイプがいます。
したがって、一概に「このコーディネートなら絶対にOK」といった法則はありません。
ただ、どんな面接官に当たったとしても減点されることがない、万人受けするためのポイントはあります。
面接で万人受けするためのポイントとは、以下の3つです。
- 清潔感を意識する
- シンプルを追求する
- 好感度を気にする
服装やアイテム選びに迷ったときは、上記の3つに照らしあわせて決めていきましょう。
身だしなみは加点要素にはならない
身だしなみは、第一印象を決定づける重要な要素です。
ただ、アパレル系職種でもない限り、身だしなみで大きく加点されることはありません。
面接官からすれば、
できて当然のことですよね…
というくらいの認識しかありませんので、ただスタート地点に立てるというだけです。
加点を意識するのではなく、
いかに減点されずに乗り切るか
このような意識で、身だしなみを考えましょう。
面接で加点される要素は、経歴やスキルなどであって、服装や持ち物ではありません。
自分のこだわりが裏目に出ることもありますので、自己PRの手段を間違えないように気をつけてください。
チェックされているのは、面接のときだけではない
身だしなみを含む人物チェックは、じつは面接以外でも行われています。
たとえば、転職フェアなどで行われる会社説明会でも、
姿勢がよくないな…
ずっとスマホばかりを見ていたな…
こんな感じで、態度やふるまいはさりげなくチェックされているのです。
無意識のうちに行っていることが、思わぬマイナスイメージを引き起こしている場合もあります。
面接だけが選考ではありませんので、会社オフィスがあるビルに入ったら、
自分のすべての振る舞いが注目されているんだ…
上記のように考えて、集中力を切らさないようにしましょう。
実際に、誰がどこであなたを見ているかわかりません。
- 化粧室での振る舞い
- 受付の女性に対する態度
上記なども含めて、すべてが選考要素に関係していると考えましょう。
履歴書の証明写真にも注意すること
選考の第一印象は面接だけではなく、
といっても過言ではありません。
証明写真は、採用担当者が最初に目にする「あなたのビジュアル」です。
写真だけで不合格が決まってしまう場合もあるので、取り扱いには十分注意しましょう。
基本的には、面接時と同じ格好で撮影すれば問題ありません。
写真を撮影する際の注意点については、以下の記事のなかでご紹介していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
自分らしさを受け止めてくれる企業を選ぼう
選考において、服装や身だしなみに配慮することは重要です。
ただし、服装や髪型に配慮したとして、
普段の自分とはあまりにかけ離れた格好だな…
このような状態で内定をもらっても、入社後に自分らしく働けない可能性が出てきます。
服装や髪形は、自分のアイデンティティに直結するものですから、
- 自分が好まない格好で働き続ける
というのは心身に負担をかけます。
自分が身につけるアイテムや髪型について、普段から強いこだわりがあるのであれば、
自分らしさを受け止めてくれる企業を見極める
上記のような視点をもち、企業との相性をよく見極めたうえで応募しましょう。
【画像あり】服装のコーディネートについて。アイテム選びのポイントは?
「オフィスカジュアル」という言葉も幅広く認知されるようになり、
普段はカジュアルな格好で勤務しています
という方も多いのではないでしょうか?
しかし、面接での考え方は別です。
通勤服としては認められていても、面接の場においてはカジュアルは許容されません。
ここでは、転職面接用の服装で注意しておきたいポイントについて、アイテム別で詳しくご紹介します。
スーツは上下セット以外でも可。スカート・パンツスタイルどちらもOK
女性のスーツ選びでは、男性といくつか異なる部分があります。
- スーツは上下セットでなくともOK
- スカートでもパンツスーツでもOK
- インナーはシャツでなくてもOK
上記のように、男性と比べてバリエーションが多いのが特徴です。
転職本や転職サイトによっては、
上下セットが望ましいです
このように書いているものもあります。
しかし筆者の経験上では、スーツが上下セットでなかったからといって、不合格になったという話は一度も聞いたことがありません。
ただ、以下の点には留意しておきましょう。
- 一次面接では、ダーク色である黒・紺・濃いグレーのスーツに加え、白やアイボリー、ベージュも可。二次面接ではダーク色のスーツが好ましい。
- ダーク色は、ホコリやフケが目立つので面接直前に鏡で入念な最終点検が必須。
- スカート丈は短すぎかつフレア過ぎないこと。座った時に膝がかくれる位の丈のもの。
- 流行やデザイン性の高いものは避けた方が無難。ノーカラータイプは可。
- 子供の入学・卒業式で着るようなオケージョン用スーツは、デザインや装飾が華やかなので面接用には不向き。
- シワに気を付け、できればクリーニングをしたてのものを着る。しつけ糸をつけっぱなしにしない。
住宅業界・金融業界・医療業界など、高額商材を扱う職種や社会的地位の高い人を相手にする職種では、身だしなみはとくに厳しくチェックされます。
服装のシワ、ホコリ、ヨゴレといった細部まで見られていますので、注意が必要です。
インナーはシャツ以外でもOK
スーツの中に着るインナーは、シャツでなくても構いません。
カットソーや薄手のニットでも問題ないでしょう。
黒いスーツに黒いインナーでは雰囲気が固すぎますので、白や水色など薄い淡い色を選んで、明るさや優しさを演出しましょう。
ちょっとしたビジューがついているものでも問題ありません。
インナー選びで気をつけることは、
- 胸元が空きすぎていないか?
- いくら暑い時期でも、シースルーのような素材は選ばないようにする
上記についてです。
あと、座っているときは大丈夫でも、
お辞儀をしたときに、下着が見えてしまうことがないかな?
という点にも注意しておきましょう。
ストッキングはベージュか黒がおすすめ
ストッキングは、ベージュ(肌色系)もしくは黒のカラーを推奨します。
網タイツや柄タイツなどは、面接での着用は控えましょう。
北国などの寒冷地では、冬場の面接にかぎり、黒の無地タイツの着用でも問題ありません。
いずれの場合も、伝線したときに備えて、バッグの中に替えを用意しておきましょう。
靴はシンプルなパンプスを選択
昨今、女性にだけヒールのあるパンプス着用を求めることに対して、
ハラスメントなのでは?
こういった声も高まっています。
しかし、面接の場においては、スニーカーなどのカジュアル靴を着用することは、まだ一般的ではありません。
ヒールのないフラットパンプスも、カジュアルな印象を与えてしまうので、ヒールが3~6センチ程度のパンプスを推奨します。
色は黒がもっとも無難ですが、スーツの色と相性もあるので、他の色でもシンプルなデザインであればOKです。
なお、以下のような靴は避けておきましょう。
- 大きなリボンなど、デザインが甘めなもの
- スパンコールがついた派手なもの
- ピンヒール
- ミュール
- サンダル
- つま先が出ているもの
つま先の汚れや、ヒールの底がすり減っていないかなどもチェックしてください。
バッグはA4サイズが入るものを選ぶ
転職の面接で使うバッグは、どんな種類のものが良いのでしょうか?
新卒のような、黒の就職バッグである必要はありませんが、以下の点に留意しましょう。
- 会社に関する資料を手渡されることもふまえ、A4サイズの書類が入るサイズ
- 床に置くことも想定し、自立するバッグ
- 肩にかけるタイプでも、手持ちでもどちらでもOK
- 高級ブランドとわかるバッグはNG
- リュックなどのカジュアルなカバンや、パッチワーク風な可愛らしいバッグはNG
普段からジーンズやポロシャツといった、ラフな格好で出勤している方にありがちなのが、
リュックやメッセンジャーバッグで、面接に向かってしまう
ということです。
通勤ならまだしも、選考という場において、
カジュアルなカバンはふさわしくないな…
このように考える面接官は多いので、シンプルなA4が入る手持ちカバンのほうが無難でしょう。
色は黒がベストですが、服装との相性もふまえ、白やベージュなどでも問題ありません。
腕時計のブランドは要注意
腕時計のブランドは、自分の好みや経済的状況をよく表すアイテムです。
常に身につけるものであるため、
自分でこだわりをもって選び抜いた一品です
プレゼントとしてもらった大切なものです
こういった時計であることも多いでしょう。
ただ、面接の場で着用するかどうかは、冷静に判断してください。
- 数十万円もする高級時計
- スポーツ時計
- キャラクターもの
上記などの時計は、相手の心証に影響を与える可能性があるので、面接にはあまり適していません。
面接の内容がどんなによくても、腕時計ひとつで不合格になることが、実際に起きているのです。
華美(高すぎない)でない、シンプルなものを選ぶようにしましょう。
なお、アップルウォッチは問題ありません。
アクセサリーも小粒であればOK
女性の場合は、
- イヤリング(ピアス)
- ネックレス
- ブレスレット
- 指輪 など
こういった装飾品がたくさんありますよね。
アクセサリーについては、大きすぎず派手でなければ、装着していても問題ありません。
イヤリングやピアスは、耳たぶから出ない大きさの一粒程度のもの、ネックレスも大ぶりのものでなければ大丈夫です。
時計と同じように、ひと目でわかるようなブランドのものは、選ばないよう気をつけてましょう。
メガネはオシャレ過ぎないものを着用する
メガネは黒・茶色・銀など、シンプルなデザインのものにしましょう。
- オシャレ要素が高い円形レンズのメガネ
- 小顔効果を狙った大きめサイズのもの
上記のようなメガネは、面接での着用は避けるべきです。
オシャレな服装に対して、
個性があっていいですね
と認めてくれる業界以外では、シンプルなメガネを選びましょう。
髪型・化粧についての注意点
40代になってくると、目尻のシワやほうれい線が気になる毎日ですよね。
筆者もやっぱり悩んでしまいます……
ただ、面接では「若く見せること」に努力するではなく、清潔感と好感度を上げることに時間をかけましょう。
髪型は清潔感を重視する
髪型については、
前髪が目に掛からず、清潔感のあるスタイルを心がける
というのがポイントです。
お辞儀をしたあとに、髪が乱れてしまうことのないように、最初からきちんまとめておきましょう。
オイルやワックスなどでツヤを出すと、清潔感が出ますよ。
髪をカラーリングしている人も多いと思いますが、その色や明るさによっては、
この人はウチの社風と合わなそうだ…
と判断されてしまい、不合格になることがあります。
接客業や古風な企業では、人事担当者が美容室にあるような髪色見本を持ち歩いていて、
- この色より明るい人はNG
このような基準を作っていることもあるくらいです。
黒か自然な茶色であれば問題ありませんが、
明るめの色に染めてるんだけど…
という人は、応募企業によっては、黒く染め直したほうがよいかもしれません。
化粧はナチュラルメイクを意識する
40代女性で、さすがにスッピンで面接に行こうとする人はいないでしょう。
でも、メイクのやりすぎもマイナスになる場合があります。
美容系の職種への応募なら別ですが、
濃い目のアイライン / チーク / カラコン / つけまつ毛 など
こういったメイクは、一般企業ではネガティブに捉えられますので注意しましょう。
派手な印象にならないように、ナチュラルメイクを心がけてください。
ネイルをするのであれば、ベージュ系や薄いピンク系で控え目にしましょう。
職務経歴書や履歴書を提出する際に、爪先を見られています。
面接時に注意しておきたい基本マナー
第一印象を左右するものは、目に見える身だしなみだけではありません。
マナーや振る舞いといった、無形の要素も影響してきますので、面接時の基本マナーは押さえておきましょう。
香水やタバコなどのニオイに気を付ける
一次面接などで、
狭いですが、こちらの応接室でお待ちください
と狭い部屋に案内された場合は注意が必要です。
広い空間では気にならないニオイなども、窓のない狭い空間では感じやすいもの。
とくに女性の場合は、自分でも気が付かないうちに、香水やボディシャンプーの匂いを部屋中に充満させていることがあります。
面接日には、ニオイにも気を配って、あえて香水をつけないなどの配慮をしてください。
もちろん、タバコの臭いや口臭にも気を配り、清潔感を意識しましょう。
面接会場に到着する時間は、早すぎても遅くてもNG
面接時間に遅刻するのは、あってはならないことですが、早く着きすぎるのもNGです。
遅刻することを恐れるあまり、30分以上も前に面接会場に到着する人がいますが、
マナーがなっていない人だな…
このような印象を面接官に与えてしまいます。
面接の会場がまだ埋まっているかもしれませんし、面接官を急かすことにもなってしまうので、
面接会場には5~10分前に到着する
ということを目標にして、逆算して交通機関を利用してください。
土地勘がない場所であったり、
道に迷ってしまいそう…
このような心配があるときは、早めに行ってビルの場所を確認し、開始時刻の10分前までは、近くのカフェなどで待機しておきましょう。
面接官が入室してくるときは起立して、名刺は両手で受け取る
面接官が入室してきたら、まずいちど立ち上がりましょう。
面接官によっては、
面接を担当する〇〇です
と言って名刺を渡してくれる人もいます。
その場合も、椅子から立ち上がって、必ず両手で受け取るようにしてください。
自分の名刺を持っている場合は、名刺交換という形で、あなたの名刺を渡しても構いません。
顧客折衝経験の少ない人にありがちなケースなのですが、
座ったままの挨拶で、片手で名刺を受け取る
という人がいます。
ビジネスマナー的にアウトな対応なので、この時点で大きな減点となってしまうでしょう。
シーン別の服装・身だしなみにおける対処法
ここでは、服装や身だしなみにおける、
- 季節別の服装について
- Web面接やカジュアル面接と言われた場合の服装について
上記のような場合の対処法についてお話しします。
夏の服装では、汗対策と露出度に注意する
炎天下のなか歩いて面接会場にいく真夏期は、到着と同時に汗まみれになっていることも多いでしょう。
しかし、汗は清潔感を大きく減少させるものなので、注意が必要です。
真夏の汗対策としては、
- 替えのインナーを持参しておく
- 汗ジミが出にくい素材の下着を身に着ける
上記のような、事前準備が重要となります。
当日は、面接会場付近に早めに到着するようにして、
- オフィス近くの化粧室でメイク崩れを直す
- 制汗剤をかけてリフレッシュする
こういった対策をしてから訪問してください。
また、暑いからといって、胸元が空きすぎるものや、ノースリーブのインナーは控えましょう。
この暑さですから、ジャケットを脱いで楽にしてくださいね
面接官からこのように言われた場合に、ジャケットを脱ぐと露出度の高い格好になってしまい、印象を悪くする場合があります。
冬の服装では、靴選びに注意する
寒冷地の方に多いのですが、
雪が降っているときは、ブーツで面接に行ってもよいですか?
というのも、冬によく受ける質問のひとつです。
結論からいうと、ブーツはカジュアルな印象を与えるので、避けたほうがよいでしょう。
よほどの大雪でもないかぎり、パンプスで訪問するのが望ましいです。
オフィス近くまではブーツで行き、適当な場所でパンプスに履き替えて、最寄り駅のコインロッカーに預けてから訪問するようにしてください。
カジュアル面接でも、ジャケットは必要です
IT系やベンチャー系の企業では、
このような一文が、面接案内に添えられていることがよくあります。
社内のドレスコードがあまり厳しくない、ベンチャー企業などに多いカジュアル面接ですが、
何を着ていったらいいのだろう?
応募者としては迷ってしまいますよね……
ただ、カジュアル面接といわれても、面接であることには変わりありません。
カチッとした格好でなくとも大丈夫ですよ
という意味なのであって、「休日のような服装で来てOK」という意味ではありません。
失敗を避けるためにも、
面接という場に、ふさわしい服装かどうか?
このような視点で身だしなみを考えるべきです。
ダーク色でまとめなくとも、ジャケット着用やパンプス着用など、ご紹介した基本ルールにもとづいて、服装選びをしていきましょう。
Web面接では服装だけでなく、部屋の様子もチェックされます
直近では、コロナ禍の影響でテレワークが推奨されており、Webを使っての面接スタイルが増えています。
オンライン面接は、Skypeなどの専用アプリを用いて実施されることが多いです。
もし自宅でWeb面接を受ける場合は、以下のようなことに注意をしましょう。
- 電波が通じる、静かな場所を用意する。
- 自宅だからといって、ラフすぎる格好は厳禁。上半身しか見られないが、緊張感を維持するため、訪問時と同じ格好をすることを推奨。ジャケットは着用すること。
- 服装以上に部屋の中を見られている。雑然とした部屋はよい印象を与えない。
- 白壁か無地の壁をバックにし、余計なものは映りこませない。
- 目線が下がると表情が暗くなるので、PCカメラやスマホを自分の目線と合う高さになるように台や箱などの上に設置する。
Web面接では、人物よりも部屋の印象を強く受けてしまうので、実施場所をどうするか、よく吟味しておく必要があります。
もちろん事前に、自分の姿をセルフカメラでチェックすることを忘れずに!
Web面接のやり方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
退勤後に面接に行く際の荷物は、コインロッカーに預けておく
普段の仕事でスーツを着用することのない人が、いきなりスーツで出勤してきたら、
えっ?どうしたの!?
と上司や同僚から怪しまれてしまいます。
退勤後の夕方などに面接を控えているときは、面接に使うスーツや小物類を、コインロッカーに預けておきましょう。
業務終了後に最寄りの駅ビルなどで着替えて、着ていた普段の仕事着は再度コインロッカーに預けます。
面接の日時を決めるときは、このような準備時間を加味したうえで、開始時刻を設定するようにしてください。
遠方の面接に行く場合も、コインロッカーを利用する
Uターン・Iターン転職など、遠方の面接会場に向かう場合。
宿泊を伴う移動であれば、
スーツケースとかもあるんだけどな…
と荷物の置き場所に困りますよね。
この場合も、余裕をもったスケジュールで移動して、荷物は最寄り駅のコインロッカーに預けておきましょう。
繁華街であれば、
という方法もあります。
寒冷地から温暖な場所に面接に行くケースでは、ダウンコートやマフラーなどの防寒アイテムも、できるだけ預けたほうがよいでしょう。
面接会場には、スマートな格好で登場するのが理想的です。
転職活動の服装に迷うときは、プロのアドバイザーに相談してみよう
面接や証明写真の服装や身だしなみについて、
自分では客観的に判断できない…
という場合もありますよね。
そんなときは、転職のプロによるサポートを活用するのがオススメです。
客観的な視点で、適切なアドバイスをもらうことができます。
40代は転職エージェントの活用が成功の近道
「転職エージェント」では、希望することで模擬面接を実施してもらえるので、面接本番に向けて実践的な準備に取り組めます。
企業との取引実績や長年の経験があるからこそ、
- 応募企業における面接でのポイント
- 採用担当者の傾向など
上記のような点をふまえて、効果的なサポートをしてもらえるのです。
また、担当コンサルタント(アドバイザー)に全身やカバンなどの画像を送付すれば、アドバイスをもらうこともできますよ。
その他にも、転職エージェントを利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
- 業界や企業について、独自の情報を提供してもらえる
- 求人企業について、気兼ねなく質問できる
- 選考に落選した理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
- キャリアや市場価値をプロの視点で見定めて、アピールするべき自身の強みを教えてくれる
- 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
- 入社時期や年収条件など、交渉ごとを代行してくれる
無駄なく効率的に転職活動を進めるうえで、利用しない手はないサービスでしょう。
しかも、転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
40代女性に支持されている、以下のエージェントなどへの登録を検討してみましょう。
- リクルートエージェント
圧倒的な求人数と支援実績。40代女性の支持率もNo.1 - パソナキャリア
女性向けの転職支援が充実。公共案件にも強い - リアルミーキャリア
ワーママ向けの時短正社員求人が豊富。首都圏エリアのみ
ハローワークなどの公共就職支援サービスも利用する
ハローワークは、転職サイトと比較すると求人の詳細がわかりにくく、待遇面で見劣りすることが多いので、利用を敬遠している人もいるかもしれませんね。
ですが、ハローワーク併設の転職支援コーナーにおいて、転職エージェントのような充実したサービスを用意している地域もあります。
とくにミドル世代の転職においては、ハローワークも積極的に活用しましょう。
当サイトに寄せられた転職体験談でも、
ハローワークでの面接指導のおかげで、転職することができました!
このような事例もあります。
ハローワークの面接指導で転職できた40代女性の体験談はこちら
他にも、ハローワークを利用することで、得られるメリットは以下のとおり。
- 仕事の種類が豊富で求人数が圧倒的に多い
- ハローワークだけの独自求人がたくさんある
- 職業相談の窓口が充実しており、気軽に相談できる
- 子育て中の仕事探しを支援するマザーズコーナーがある
- 職業訓練を受けて、資格やスキルを習得できる
ハローワークは公共の職業紹介機関ですから、企業は無料で求人を掲載することが可能です。
そのため、
ブラック企業の求人が紛れているのではないか…
こういった心配をしている人もいるでしょう。
ですが、質の悪い求人は見分けることができますし、窓口で確認すれば、さまざまな情報を教えてもらえます。
- 現在失業中である
- 地元企業への就職を希望している
- 未経験の仕事に転職したい
- 子育て中である
上記のような方であれば、利用しないのはもったいないサービスですよ。
ハローワークなどの公共支援サービスについては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:服装での自己アピールは不要!ビジネスの場にふさわしいかで判断しよう
今回は、40代女性が中途採用の面接で失敗しないために、アイテム選びに関するアドバイスや、シーン別・季節別の対処法などをご紹介してきました。
女性の場合は、男性と異なって身に着けるアイテムが多く、色や形にバリエーションがあります。
ある程度は自由に組み合わせて構いません。
ただ、服装で個性や自己主張を表すのではなく、
ビジネスの場にふさわしいかどうか?
という視点を重視してください。
そのうえで、「清潔感・シンプル・好感度」という3点を意識して、アイテムを決めていきましょう。
自分が思うよりも、面接官は服装や持ち物を見ているものです。
第一印象が良くないと、せっかく準備していった面接内容を、きちんと聞いてもらえません。
好感の持てる第一印象は、社会人として当然備わっていなければならないことです。
相手を不快にさせたり心配させることのないように、念入りなチェックをしてから、面接会場に向かいましょう。
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイトにノウハウを提供している転職サポーターが、あなたの転職活動をお手伝いします。
さまざまなサポートをご用意していますので、悩みがある方はお気軽にご相談ください。