40代で転職を決断!
キャリアには自信があるし、きっと必ずうまくいくはず。
しかし、いざ転職活動を始めてみると、面接がなかなかうまくいかない…
転職活動でこんなお悩み、ありませんか?
筆者も40代で転職活動を開始しましたが、同じ悩みを持っていました。
書類選考は通過するのに、なぜか面接は通過しない…
でも試行錯誤した結果、少しの改善で面接通過率が大幅にアップしたのです。
その改善とは「転職理由の話し方を変える」ということでした。
この記事では筆者の実体験をもとに、面接通過につながる「転職理由の話し方」についてお話しさせて頂きます。
キャリアに自信を持ってのぞんだ転職活動…なのに面接通過できない
筆者が転職活動を始めたのは44歳のときでした。
これまでシステムエンジニアとして順調にキャリアを積み、職務経歴とスキルにも自信を持っていたのです。
このように、少し楽観的に転職活動をスタートしました。
書類選考に7割通過できても、1社も面接通過できない
大手の転職エージェントに登録したところ、筆者の経歴と希望条件に合った求人を、さっそく30件ほど紹介して頂きました。
すぐに興味のある会社へ応募したところ、7割以上の確率で書類選考を通過して、数社から面接のオファーが来たのです。
上記のように考えて面接にのぞんだのですが、転職活動を開始してから2ヶ月の間、どの会社の面接にも通過することができませんでした…
スキルと経歴は好印象でも、転職理由を話すと面接官の反応が変わる
40代としての経験と自信もあって、面接では緊張せずに、自分の考えをしっかり伝えることができていたはずなのです。
実際に、自分の経歴とスキルの説明に対しては、面接官からも好印象でした。
上記のような言葉をたくさん頂いていました。
しかし、面接の場で筆者が転職理由を話すと、面接官の態度はそれまでと打って変わって、反応があまり良くなかったのです。
早くも転職活動への自信が崩れてきました…
そこで転職活動を一度ストップして、自分の転職理由を見つめ直すことにしたのです。
面接官をしていた過去の自分から学んだこと
自分の転職理由を見つめ直す際に、筆者が過去にいまの会社で、中途採用の面接官をやっていたことを思い出しました。
このように考えて、振り返ってみたのです。
面接で話していた転職理由とは
筆者はまず、自分の転職理由を再確認しました。
当時勤務していた会社の状況として、以下のような問題点があったのです。
- システム開発技術が低下しており、品質が悪い
- 技術力向上の取組みがまともにされていない
- 社員のモチベーションが下がっており、技術者として将来有望な若手が辞めていく
このような状況のなか、会社に対する将来の不安と仕事へのやりがいが持てなくなり、
このように考えたのが、転職活動を始めた理由でした。
転職理由に含まれていた「現職への不満」
筆者が中途採用の面接官をした際に、応募者の方々がどんな転職理由を話していたのかを思い返してみました。
応募者の転職理由には、筆者が話したような「現職への不満」が、たしかに少なからず含まれていたのです。
そして、この「現職への不満」が要注意であることに気づきました。
面接官が応募者の転職理由から感じる不安要素とは?
40代の転職では即戦力が求められますので、当然ながら経歴とスキルが重要視されます。
加えて中核社員としての活躍が求められますので、会社への定着に支障がないかも重要視されているのです。
転職理由に「現職への不満」が含まれていた場合は、
このような不安感を面接官に与えることになります。
実際に筆者が面接官をしていた時も、同じような不安感を持ってしまって、経歴やスキルが素晴らしい人でも、面接で不合格と判断していたのです。
転職理由の話し方を変えるコツ
転職理由から生じる不安要素を払拭することが、面接通過へのポイントだと考えました。
面接官が転職理由に不安を感じて不合格にするなら、不安に感じる要素を取り除けばいい
このように考えて、筆者は転職理由の話し方を変えることにしたのです。
転職理由からネガティブ要素を取り除く
筆者は以下のように転職理由を言い換えました。
- 数年前に企業合併があり、それを境にして開発業務の大半を外部の下請け業者に委託するケースが増えた
- 社員は下請けの管理とともに、営業力と提案力を求められるようになった
- 企業合併後の方針で、開発力は外部に依存して、社員は営業力と提案力を武器にして仕事をする方針に変わった
上記の会社方針の変化と共に、システム開発技術よりも営業力と提案力を求められるようになった。
会社の方向性自体は悪くないと考えるが、自分はシステム開発を自ら行う仕事にやりがいを持っており、それができる環境を求めて転職活動を始めた。
いかがでしょうか?
この会社の状況に嘘はありません。
このような言い方に変えたのですが、会社の方針を否定することなく、不満を述べていない部分がポイントです。
転職理由にあったネガティブ要素を取り除いて、前向きなものに変えることができました。
「現職への不満」を話すことの問題点とは
面接で現職への不満を話すと、
こんなふうに問われることが多いです。
この面接官の質問に対して明確に回答できないと、マイナスの印象を持たれてしまいます。
しかし、この問いに対してうまく回答できる人は多くないでしょう。
なぜなら、不満への対応ができないからこそ、転職を考えているという事実があるからです。
実際に当時の筆者も、現職への不満を上司に問題提起していたのですが、改善はなかなか進みませんでした。
そしてその「現職への不満」を、筆者は面接の場で面接官にも正直に述べていたのです。
「現職への不満」を訴えられたところで、面接官の立場からすれば、
このようなマイナスの印象になってしまうでしょう。
不満への対応がうまく説明できないのであれば、
「現職への不満」を説明しなくてもいいように、言い方を変えてみる
これが転職理由の話し方のコツなのです。
転職理由の話し方を変えるだけで面接通過率がアップ!
転職理由の話し方を見直したあと、筆者は転職活動を再開しました。
すると効果がすぐに表れたのです!
転職理由を言い換えただけで、面接を通過できるように
転職活動を再開後に応募した会社の1次面接で、すぐに合格を頂くことができたのです。
面接後の手応えは明らかに良くなっており、結果がすぐに出たことで自信を取り戻すことができました。
その後も数社の面接を受けましたが、面接での悩みが解消されたことで、面接通過率が格段にアップ。
1次、2次、そして最終面接まで進めるようになりました。
複数企業から内定獲得!転職先も決定!
手応えを感じながら転職活動を続けた結果、最終的に複数企業から内定を頂くことができました。
そして自分の希望条件に合う会社への転職も決まったのです!
まとめ:転職理由の話し方次第で面接通過率が変わる
今回は、筆者の実体験をもとに、面接通過につながる「転職理由の話し方」についてお話ししました
40代の転職では即戦力が求められますので、皆さんは理解したうえで、キャリアに自信をもって転職活動を行っているでしょう。
人生に関わることですから、真剣だし慎重に決断しますよね。
でも選ぶ側も当然ながら真剣です。
少しでも不安要素があると採用につながりません。
もしあなたが「面接がうまくいかない」と悩んでいるのでしたら、自分が面接で伝えている転職理由に、面接官を不安にさせる要素がないかを確認してみてください。
不安要素を取り除いた話し方に変えるだけで、面接官の印象が変わり、選考の通過率アップにつながるのです。
悩んだときは一歩引いて、自分を客観的にみることも大事ですね。
筆者の体験が、同じ悩みを持つ人の手助けになれば幸いです。
転職活動頑張ってください!
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