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40代で次の仕事が決まってないけど辞めるのはあり?利点とデメリットを解説

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転職活動について考えるときに、

次の仕事がまだ決まってないけど、辞めてもいいのかな…

在職中に転職活動をするべきだろうか?

このように悩んでいる方も少なくないでしょう。

基本的な見解としては、在職中の転職活動をおすすめします

会社を辞めてからの仕事探しが長引いてしまうと、転職に不利な要因となる場合があるからです。

ただ、何らかの理由により、

いまの会社にいながら活動するなんてムリだ…

という場合もあるでしょう。

もしそうであるのなら、先に仕事を辞める場合のデメリットも考慮したうえで、慎重に判断するべきです。

この記事では、

上記について、わかりやすく解説しています。

これまでに転職を7回ほど経験してきた、筆者の実体験にもとづいてお話ししていますので、ぜひ参考にしてください。

目次
この記事の執筆者
なげ

なげ

50代男性、東京都在住。日用品業界にて30年近く営業として働いています。 7回ほど転職を経験しており、私の転職体験や経験が40代の転職でお悩みの方に、なにか少しでも参考になればと思っています。

退職してから仕事を探すメリット

会社を辞めてから仕事探しをする場合、おもなメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

時間の制限なく、仕事探しに専念できる

いちばんのメリットは、

転職活動に十分な時間を割ける

ということでしょう。

在職中であれば、何かと日々の仕事と生活に追われてしまい、なかなか十分な時間が取れません。

転職サイトを見る程度が精いっぱいでしょう。

在職中はとにかく時間がないのです……

しかし、仕事を辞めてからであれば、思う存分に時間を割くことができますので、

  • 企業のことをじっくり調べる
  • 履歴書や職務経歴書を練り直す

上記のようなことにも、じっくり時間を取ることができるはずです。

そして、企業との面接がいつ入ろうが、いつでも行くことができます。

これは心理的にとても楽でしょう。

しかし、希望通りの転職案件は、そんなにゴロゴロ転がっているとはかぎりません

転職活動をはじめて1ヶ月もすると、

することがなくて、時間が余るな…

という状況になる可能性もあります。

スキル・資格を取得するための勉強ができる

会社を辞めていれば、時間はたっぷりありますから、

  • 新たなスキルを習得する
  • 資格を取得するために勉強する

上記のような時間を取ることができます。

外資系企業に転職したい方なら英会話スクールに通ったり、事務系で転職を考えている方であれば、オフィスソフトの勉強をする時間も取れるでしょう。

とくに異業種への転職を考えていたり、転職先で資格が必要な方は、

会社を辞めてから資格を取って、転職活動をする

というのもひとつの方法です。

ハローワークで申請して、職業訓練の対象講座を受講すれば、

  • パソコン事務、簿記、経理
  • 医療・介護
  • 宅建・ファイナンシャルプランナー
  • CADオペレーター
  • Webデザイン・プログラミング
  • 機械・電気・建築などものづくり系

上記のようなさまざまな講座を、失業保険をもらいながら、ほぼ無料で受講することができます。

職業訓練については、以下の記事でお話ししていますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

今いる会社をスパッと辞められる

転職活動をするからには、いまの会社に対して、何かしらの不満はあるでしょう。

もし心身が疲れているのなら、スパッと退職することも作戦のひとつです。

身も心も疲れているときに、ポジティブな言動はしづらいもの。

まして心身が壊れてしまっては、もっと動けなくなります。

あなたの状態によっては、

気力と体力がまだあるうちに、会社を辞めて転職活動する

という選択肢が「最善の策」になる場合もあることも、ぜひとも心得ておきましょう。

仕事を決めずに辞めた場合のデメリット

仕事を決めずに、会社を辞めてから転職活動をする場合、デメリットは以下のとおりです。

収入がなくなるので、生活はずっと赤字になる

退職してからいちばん大きなデメリットは、

無職になるので収入がなくなる

ということでしょう。

今まで定期的入ってきた安定収入がなくなるのは、ほぼ恐怖に近いかもしれません。

たとえ収入がなくなっても、

  • 健康保険
  • 国民年金
  • 住民税
  • 家賃
  • 食費などの生活費

上記のような支出は毎月ありますから、無職のあいだは事実上の赤字がずっと続きます。

失業保険が出るとはいっても、自己都合退職の場合は2~3ヶ月の待機期間がありますから、しばらくは無収入で生活しなければなりません。

筆者も、会社を辞めてから転職活動したことがありますが、そのときは1年分の年収くらいの貯金を持っていました。

しかし、再就職するまでに1年ほどかかってしまい、結局は「すってんてん」になってしまったのです……

焦りが仕事探しに悪影響を及ぼす

「お金がない」というのは、メンタルに多大な影響を与えるもの。

お金に困ってくると、当然ながら、

ヤバい、早く働かなきゃ…

このような心理状態になってきます。

すると、せっかく思い切って転職しようとしたのに、

焦りが出てしまって、転職先に妥協しがちになる

という事態になってしまうのです。

焦って転職した会社が、

ブラック企業だし、給料も下がってしまった…

という状態では、いったい何のために退職したのか、意味がわからなくなりますよね……

無職で収入がない状態が続くと、このような本末転倒の事態になりかねません。

一刻も早く無収入から逃れたいので、

いったんどこかの会社に入社して、それからいい転職先を探そう…

このような考えになってしまいがちですが、実際はそんなにうまくいかないものです。

いったん会社勤めをしてしまうと、心理的にも物理的にも、なかなか思うように転職活動できないのが現実でしょう。

また、短期間で転職を繰り返してしまうと、次の転職の足枷になってしまいます

目の前の適当なエサに食いつくよりは、じっくり時間をかけて、狙った獲物を見つけるほうが得策です。

失業期間が長引くと職歴にブランクができる

希望通りの転職案件というのは、そう簡単に出会えるものではありません。

仮にあったとしても、採用されるかどうかは、能力だけでなく運もあるでしょう。

そうすると思いのほか長く、失業中の時期が続く場合があります。

職歴のブランクがあまりに長くなると、

採用担当

この人はブランク期間が長いな…

上記のように、選考の段階で不利になってしまう可能性があるのです。

たとえばプロ野球でも、現役の野球選手とブランクがある野球選手であれば、現役選手のほうが即戦力感がありますよね。

仕事をしていないと、コミュニケーション不足や情報不足に陥りがちです。

会話のテクニックやスキルだって、どうしても落ちてしまうので、採用側としては懸念せざるを得ません。

転職活動で企業にマイナスの印象を与える

一般的にも、

無職になると、無収入やブランクのリスクがある

ということは、多くの人に認知されています。

それにもかかわらず、会社を辞めてから転職する人に対しては、

採用担当

後先を考えずに退職した、こらえ性のない性格なのかな?

採用担当

計画性がない人なのかもしれない…

上記のような、マイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。

また、既に会社を辞めてしまっていることから、面接の際には退職理由をしつこく聞かれるでしょう。

誰もが納得するような退職理由があれば大丈夫ですが、面接官に好感されるポジティブな理由を述べるのは、容易なことではありません。

再就職への不安が増大する

会社を辞めたあとに、転職先がなかなか決まらないと、

このまま転職できなかったらどうしよう…

このような不安が、とても大きくなってしまうことがあります。

会社員であれば、普段の仕事に忙殺されたり、同僚と世間話や仕事の話をしたりして、何かと気が紛れることも多いでしょう。

しかし無職は孤独なので、どうしても追い込まれがちです。

そんなときは、前の職場の同僚でも友人でも誰でもいいので、誰かと会話したり情報交換をして、孤独感を少なくすることを心がけましょう。

また、失業保険との兼ね合いもありますが、アルバイトなどをして、

社会とつながっていることを認識できるようにしておく

というのもひとつの方法です。

辞める前に転職先を見つけておくメリット

会社を辞める前に転職先を見つけておく場合、メリットとしては以下のようなことが挙げられます。

在職中に転職活動をするとなると、

いまの会社への裏切りと思われないだろうか…

と思う人もいるかもしれませんが、いたって普通のことです。

職を失うリスクは、いつやってくるかわかりません。

あなたがいまの会社に不満があるのなら、転職したって何ら問題はないのです。

企業の採用担当者も誰も気にしていませんので、安心して転職活動を始めましょう。

安定収入があるので、生活の不安がない

会社に在籍していれば、給料という安定収入があります

雇用保険の加入期間がリセットされることもなく、健康保険の保険料だって、会社が半分負担してくれるのです。

無職になってみるとわかりますが、実はこれはとてもありがたいこと。

いまの生活レベルを落とさずに、新しい仕事にチャレンジする準備ができる

これは生活をしていくうえで、とても有利な方法といえるでしょう。

キャリアにブランクができない

在職中に転職活動をすれば、キャリアにブランクができません。

面接などでも、「現役感」をバリバリに出せるでしょう。

また、書類審査で落とされようと、面接で落とされようと、いま現在は仕事があるわけです。

無職のときよりも、落ち込み度合いも少なくて済みます。

退職理由を考える必要がない

面接のときに、必ず聞かれるのが「退職理由」です。

面接対策としていちばん悩むのがこの問題であり、とくに退職してからの面接だと、慎重に答える必要があります。

いくら事実としてそうだったとしても、

給料が安かったので…

人間関係がよくありませんでした

こんなふうに、本当のことを下手に言ってしまうと、かなり印象が悪くなるでしょう。

しかし、辞めていない場合は「退職理由」はありません

「転職理由」を聞かれることはあるかもしれませんが、

御社でぜひ働きたいと思いました!

上記のように、前向きな理由を述べておけばいいので、退職理由を考えるよりは、心理的にかなり楽なものでしょう。

在職中に転職活動するデメリットは、忙しくて時間が確保できないこと

在職中に転職活動をするデメリットは何かというと、

忙しくて時間が確保できない

ということに尽きるでしょう。

働きながらの仕事探しは大変です…

筆者も経験がありますが、在職中に転職活動をするのは、実際かなりしんどいです。

平日はまず時間が取れません。

かといって、

土日くらいは、仕事のことを考えずにゆっくり休みたい…

というのが本音でしょう。

なかなか思うように進まないことが多いのです。

しかも面接のときには、その度に有給休暇を取って訪問することに……

周りにも、余計な気を使ってしまいますよね。

そうするうちに、

もうしばらくはこの会社でもいいかな…

こんなふうに思ってしまうこともあるでしょう。

「転職したい」と思っていても、

  • 日々の仕事に流されてしまう
  • 嫌だったことに慣れてくる

上記のような理由で、転職活動が後回しになってしまいがちです。

ただ、いまの会社で踏ん張れるのであれば、それはそれで正しい選択だといえるのかもしれません。

転職サイトのスカウト機能などを利用して、焦らずじっくりやろう

在職中の転職活動が大変だとはいえ、いま現在は仕事をしていて収入もあるので、焦る必要はありません。

転職を本気で考える必要があるのなら、自然と身体と頭が動いてくるはずです。

いまの会社で妥協できるのなら、焦って転職を考える必要はないでしょう。

スカウトがもらえるような転職サイトに、とりあえず登録しておいて、

オファーが来るのをじっくり待ってみる

というのもひとつの方法です。

40代向けのおすすめ転職サイトはこちら

まとめ:転職先を決めずに辞める場合は、デメリットも考慮して判断しよう

今回は転職活動において、

  • 仕事を決めずに辞めた場合のメリット、デメリット
  • 在職中に転職活動するメリット、デメリット

上記についてお話ししてきました。

基本的な見解としては、在職中の転職活動がおすすめです。

次の仕事を決めずに辞めてしまうと、転職活動が長引いた場合に、再就職に不利な要因となってしまう可能性があります。

そうはいっても、何らかの理由により、

いまの会社にいながら活動するなんてムリだ…

という場合もあるでしょう。

もしそうであるのなら、お話ししたデメリットも考慮したうえで、先に辞めるべきかどうかを判断してください。

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この記事を書いた人

50代男性、東京都在住。日用品業界にて30年近く営業として働いています。
7回ほど転職を経験しており、私の転職体験や経験が40代の転職でお悩みの方に、なにか少しでも参考になればと思っています。

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    質の高い履歴書と職務経歴書を作成する
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    面接の流れや基本マナーを押さえて、合格するためのポイントを対策する
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