現状の仕事内容や人間関係に不満があるものの、
このように悩んではいませんか?
生涯において、一度や二度の転職は当たり前の時代になりました。
ただ、キャリアを重ねてきた40代にとっては、転職は決して手軽な行為ではないですよね。
とはいえ、転職をためらってツラい毎日を過ごしていても、先々には後悔しか残りません。
ならば、どうするべきなのでしょうか?
それは、転職に関連する不安要素と向き合うことです。
ポジティブな気持ちになれるよう、自信をつけるほかありません。
今回は、転職する勇気が持てない40代の方に向けて、「確かな一歩」を踏み出すためのノウハウをお伝えします。
最後まで読めば、もう迷うことはありません!
ぜひお付き合いください。
- 「転職する勇気が持てない」は普通のこと
- 転職に踏み切れない理由は、未知への不安によるもの
- 退職を切り出すことができるのか?
- 退職を後悔しないか?
- 家族からの理解が得られるのか?
- 給料が下がっても経済的に大丈夫か?
- 他の会社で通用するのか、馴染めるのか?
- 転職することで問題解決するのか?
- 転職活動そのものが不安
- 転職する勇気が持てない人に、まず考えてほしいこと
- 時代とともに、転職に対する考え方は変わっている
- 転職をためらった先にあるものとは?
- 転職する勇気を持つための3つの対処法
- 転職を決意したらはじめるべきこと
- 転職活動は在職中・退職後のどちらで進めるかを決める
- 円満退職を心掛ける
- 転職時期を見極める
- 退職理由をもとに、新たな会社に求める要素や優先順位を決める
- スキル、キャリアの棚卸しをする
- 転職活動を乗り切るコツを上手に取り入れる
- まとめ:転職する勇気を持って、後悔しない選択をしよう
「転職する勇気が持てない」は普通のこと
転職に対して希望を抱く一方で、
このように悩むのは、当然のことだいえます。
いかに現状に不満があったとしても、即行動とならないのは、
- 転職におけるリスク
- 不安な気持ち
といったものがあるからです。
ただ、転職をしようと思うのは先々のことを考えるからこそであって、不安な気持ちや不安定な時期を乗り越えていかなくてはなりません。
転職に対するプレッシャーは日に日に大きくなり、やがて「転職したい気持ち」にブレーキをかけ始めるのです。
転職に踏み切れない理由は、未知への不安によるもの
人は経験したことのないことに対して、不安な気持ちを抱きます。
それは転職に対しても同様です。
未知の不安を取り除くためには、不安要素を一つ一つ紐解いていくほかありません。
ここでは、転職に対する不安要素について、具体的に取りあげてみます。
退職を切り出すことができるのか?
「退職代行」というサービスが世に出回るほど、転職者にとって“退職”は大きな壁となっています。
このような不安で、転職をできずにいるという方は多いでしょう。
確かに一時的な気まずさはあるかもしれませんが、会社があなたの人生を保証してくれる訳ではありません。
退職を後悔しないか?
会社を退職をすることで、キャリアや人間関係はリセットされてしまいます。
気心が知れた同僚や仲間と疎遠になることは、誰しも寂しく感じるものです。
いまの会社から一定評価をもらえている人であれば、転職して後悔することにならないか、いっそう不安になるでしょう。
いろいろと思案しているうちに、
というふうに、現状維持を選択してしまう人は少なくありません。
家族からの理解が得られるのか?
自己都合による転職(退職)を、家族が受け入れてくれるかは、正直いって微妙なところでしょう。
というのも、家族の反対を押し切って退職したものの、思うような転職ができずに、
というケースは、実際によくあることなのです。
あなたが家族に賛同してもらうためには、緻密な転職プランを明示する方法以外にありません。
家族はあなたが考えている以上に、転職という行為を冷静な視点で捉えています。
給料が下がっても経済的に大丈夫か?
厚生省の調べによると、40代転職者で年収ダウンしたと回答している人の割合は以下のとおりです。
◆40代の転職者で年収ダウンした人の割合 ※平成30年度データ
40~44歳 | 24.3% |
---|---|
45~49歳 | 29.5% |
※厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概要」より |
40代で転職した人のうち、25%以上の人が年収ダウンの現実に直面しています。
しかし、住宅ローンや教育費・老後の貯金以外の要素に関しては、見直しすることは十分に可能です。
副業という手段もありますし、極端な年収ダウンでなければ、節約と工夫次第で不安は解消できるでしょう。
他の会社で通用するのか、馴染めるのか?
新たな環境に身を投じるには、勇気がいるものです。
不安を払拭するためには、自信をつけることが有効ですので、
- 自己啓発に励む
- 資格の取得やスキルを磨く
このようなことに、積極的にチャレンジしましょう。
また会社の人間関係は、よほどコミュニケーション不全の職場でもない限り、3ヶ月〜半年もあれば十分に馴染めるはずです。
新人として、丁寧なコミュニケーションを心掛ければ問題ないので、不安視する必要はありません。
転職することで問題解決するのか?
転職して新しい職場で働いたとしても、現在抱えている問題が解決されるとは限りません。
福利厚生に関しては、求人情報に記載があるので、事前にある程度は知ることができます。
しかし、人間関係や仕事内容の詳細などは、入社するまでわかりません。
ネットの口コミなどで、ネガティブなコメントを見かけると、いっそう不安が募るでしょう。
転職活動そのものが不安
転職活動のイメージが漠然としていて、具体的に掴めていないので不安になる場合もあります。
退職して再就職するまでには、さまざまな手続きが必要ですが、おもな情報はこのブログで調べれば問題ないはずです。
知っておきさえすれば、「転職活動に対する不安」は“100%解決”することができるでしょう。
転職する勇気が持てない人に、まず考えてほしいこと
前述のとおり、転職には不安や不確定な要素がつきものです。
そのなかで、転職する勇気が持てないという人には、以下の特徴がよく見られます。
- やりたいことが決まっていない
- イメージばかりが先行している
やりたいことが決まっていない人は自身の方向性が定まっていないため、気持ちが揺れ動くなかで、転職に対する不安が増していくのです。
また、
こういった一般論に惑わされてしまう人も、転職したくてもなかなか前に進めません。
転職サイトに登録して、最初の一歩を踏み出してみよう
転職を考えることは、自分自身と向き合う良い機会となります。
そして、とにかく「最初の一歩」を踏み出してみることが肝心です。
いくつかの転職サイトに登録してみて、少しでも興味のある求人があるのなら、積極的に調べてみましょう。
転職サイトの利用は無料ですし、登録するだけで、転職市場のさまざまな情報を得ることができます。
求人内容をじっくり確認することで、
- 自分はどんな仕事ができるのか?
- どれくらいの給与をもらえるのか?
といったことを知ることができるでしょう。
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後悔しないために、転職しない方法も模索するべき
仕事内容や残業時間などの不満は、適切な相手に相談することで、改善される可能性もあります。
給与についても、実際に転職サイトを確認してみることで、
といったケースもあるでしょう。
焦って転職したことで、キャリアダウンとなってしまっては意味がありません。
現状でできることは、すべて手を尽くしてましょう。
それで改善できなかったとしても、「納得感」を持って前を向くことができるはずです。
時代とともに、転職に対する考え方は変わっている
時代とともに、ネガティブだった転職イメージはポジティブなものへと変わってきました。
いまや転職はキャリアアップ・成長の機会と捉えるのが一般的です。
一度やニ度の転職は当たり前で、後ろめたさを感じる必要は一切ありません。
厚生労働省の調査では転職者数は年々増えており、平成29年度の転職者数は788万人と、前年よりもさらに増加傾向にあります。
また、リストラや希望退職による人員整理は、規模の大小にかかわらず、多くの企業で実施されています。
人員整理の対象になる可能性は、誰にでもあります。
ある日突然に窮地に追い込まれよりも、自らの意思で行動した方が、圧倒的に余裕を持つことができるはずです。
転職に対してのイメージが変われば、必然的にネガティブな感情を持つことはなくなるでしょう。
転職をためらった先にあるものとは?
このような考えで転職をためらっている間に、あなたの転職における”市場価値”はどんどん低下していきます。
「我慢する」という気持ちで、仕事に取り組んでいる状態では、高い評価は得られません。
時間が経てば経つほど、転職の難易度はさらに高まってしまうでしょう。
生涯における総労働時間は、「約10万時間」にものぼると言われています。
この膨大な時間を「我慢してしのぐ」という努力より、環境を変えることに注力すべきなのは、いうまでもありません。
転職する勇気を持つための3つの対処法
このように、どうしても不安な気持ちが残るのであれば、以下の対処法を実践してみましょう。
転職で得られるメリットを明確化する
まずは転職をすることで、あなたが得られるメリットを書き出してみましょう。
◆転職で得られるメリットの例
- 休日数が増える
- 給料・年収がアップする
- 残業が減って帰宅が早くなる
- 得意分野の仕事ができる
- 人間関係がリセットできる
- キャリアアップにつながる
上記のような、転職することで得られるメリットを明確化したうえで、リスクと比較すれば、自分の判断に正当性を持つことが可能です。
親しい友人や知人に相談する
仕事上の付き合いがない知人や友人へ相談することと、先入観を持たずに素直な意見をもらうことができます。
あなたに原因があり、転職が好ましくないと判断すれば、
このようなアドバイスを受けるかもしれません。
転職とは、目的ではなく手段です。
問題解決の方法を、一緒に模索してくれる“貴重な人たち”にまず相談してみましょう。
転職エージェントに相談する
近年はハローワークだけでなく、「転職エージェント」という新たな就業支援サービスが定着しました。
転職アドバイザーやキャリアコンサルタントといった“転職のプロ”が、
- 転職市場の動向をふまえて、自身に最適な求人案件の紹介
- 選考を通過できる効果的な応募書類作成のアドバイス
- 内定を獲得するための面接対策
- 企業側との各種やり取りや条件交渉
上記のような、さまざまなサポートをおこなってくれます。
転職エージェントを活用すれば、心理面だけでなく情報面からも、あなたの転職を応援してくれるでしょう。
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転職を決意したらはじめるべきこと
「善は急げ」という言葉どおり、転職にはスピード感が必要です。
テンポよく次の仕事に就くためにも、以下のポイントを心がけましょう。
転職活動は在職中・退職後のどちらで進めるかを決める
在職中の転職活動であれば、気持ちの焦りがなく希望の求人を納得するまで探せます。
また、収入が途絶える心配もありません。
ただし業務と転職活動が重なって、「二足のわらじ」状態になってしまうので、時間的な余裕がなく、精神的なストレスを感じることもあります。
いっぽうで、退職後に転職活動をする場合は、心身ともにリセットできるという利点や、面接日程が調整しやすいなどのメリットがあります。
ただし、一番のデメリットは収入が途絶えてしまうことです。
不採用が続くとモチベーションも下がりますし、気持ちの焦りから、満足な転職ができなくなってしまう可能性もあります。
双方のメリット・デメリットがあるので、現況と照らし合わせながら、ベストな選択をしましょう。
円満退職を心掛ける
現職の会社へは、退職する意向をできるだけ早めに伝えて、十分な引継ぎ期間をもって退職手続きを進めましょう。
基本的には円満退社を心掛けてください。
もし話しを切り出しづらい状況なら、まずは上司に“相談”というスタンスで、話を持ちかけてみることをおすすめします。
転職時期を見極める
転職時期を見極めて活動することも、転職を成功させるためのポイントです。
2~3月は新卒採用のタイミングとなる一方で、中途採用も活発化する傾向にあります。
また、多くの企業が下半期に入る9月においても、求人が増えるので転職しやすい時期といえるでしょう。
業種によっても閑散期や繁忙時期は異なりますので、ベストなタイミングで入社できるように、転職する時期を考慮しましょう。
退職理由をもとに、新たな会社に求める要素や優先順位を決める
あなたにとって、いちばんの転職理由は何でしょうか?
給与面・土日祝休・残業時間・人間関係・業務内容など…
上記のような、転職理由(退職理由)と次の仕事に求める要素は、イコールの関係でなければ問題解決にはなりません。
優先順位を整理することで、希望の職種(会社)を絞り込めるようになり、ムダな時間の削減にも繋がります。
スキル、キャリアの棚卸しをする
無策で戦えるほど、転職戦線は甘くありません。
これまでの職務経験から、自己アピールに繋がるポイントを洗い出しましょう。
資格を取るなどを検討しているのであれば、必要な情報を手早く集めて、在職中のうちから動き出してください。
転職活動を乗り切るコツを上手に取り入れる
転職活動をしっかり乗り切るには、転職に至った経緯や理由にもとづいて、行動することが肝要です。
ただ、転職活動は一定期間を要するものなので、長期化すると当初の転職理由を忘れてしまい、モチベーションは確実に低下していきます。
転職に妥協や失敗をしないためにも、客観的な情報を積極的に取り入れましょう。
まとめ:転職する勇気を持って、後悔しない選択をしよう
今回は、転職に踏み切れない時に、勇気をもって行動に移すためのノウハウをご紹介しました。
転職する勇気が持てないときは、まず不安要素が何なのかを明らかにして、その不安要素を受け入れてみることから始めてください。
それでもまだ勇気が持てないときは、知人や友人などに客観的な意見を求めてみましょう。
筆者がとくにおすすめしたいのが、転職エージェントによるプロの視点のアドバイスです。
あなたの転職市場における”市場価値”を見極めて、客観的な視点で適切な助言をしてくれます。
人生は一度きりです。
すべてはあなたの選択にかかっています。
決意が固まったら、スピード感を持っていざ行動に移していきましょう。
道は必ず拓けるはずです!
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