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40歳女性が海外へ転職。未経験で飛び込んでみた感想は?

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転職活動をするうえで、40歳で未経験となると、採用の壁は高くなるものですよね。

しかし、海外転職の場合は、採用を決める基準が国内とは異なります。

未経験であっても、ネックになるとは限りません

筆者は日本の某大学に勤務していたのですが、40歳を前にふと思い立って、海外転職を決めました。

この記事では、40歳を目前にした海外勤務未経験者の女性が、どのようにして海外への転職を決めたのか、体験にもとづいてポイントをまとめています。

ぜひあなたの悩みを解決するヒントにしてください。

目次
この記事の執筆者
ひこすけ

ひこすけ

40代女性、埼玉県在住。40代を前にして、大学勤務から心機一転、ベトナムの現地企業に転職。現在は、ベトナム進出にとりくむ地方自治体関係の仕事に関わっています。転職後もいろいろと模索中。いいことばかりではありません。だからこそ、40代ならではの課題とその解決方法を提案できればと思っています。

海外への就職を決めた方法は?

一般的に転職活動をする場合は、転職エージェントを利用することが多いのではないでしょうか?

しかし筆者の場合は、前職の在職中であり、

転職しようかな…

と考えていた段階で、あっさり決定してしまったのです。

転職活動期間といえる時期は、ほんのわずかでした。

活動期間は3日ほど

筆者の転職活動をまとめると、だいたい以下のような感じです。

  1. 検索キーワードでどのような転職サイトがあるのか調べる
  2. いろいろな海外転職サイトがあることを初めて知る
  3. 気になる会社を見つけてメールを送ってみる(1社のみ)

ほとんどの海外企業は、語学力や業務経験など、わりと細かく資格や経験を列挙しています。

それに対して筆者が気になった会社は、少し変わった書き方をしていました。

応募資格欄には、

自信があるアピールポイントを持っている人

と書かれており、それを新鮮に感じたのです。

求人の応募は、その会社の社長に直接メールを送る形で、添付資料は履歴書のみ。

筆者がこれまで身を置いていた大学業界では、20枚以上の書類を作成することが一般的だったので、

なんてシンプルなんだ…

このように思いながら、フラッと送ってみました。

転職は双方の直観で決まった

メールを送ったあとは、以下のようなプロセスを経て、ベトナムに行くことが決まりました。

  1. 履歴書と一緒にメールを送る(19時くらい)
  2. 応募先の社長から電話面接希望の返信がくる(20時半くらい)
  3. 国際電話で30分ほど話す(20時45分~21時15分くらいのあいだ)

もしかして、何か怪しい会社なのでは…

このように心配になるほど、短時間で決定してしまったのですが、会社の業務が日本の自治体がメインだったので、大丈夫だと判断しました。

筆者は、電話で話した際の直観で決めてしまいましたが、それは先方も同じだったようです。

あとで分かったのですが、ベトナムの現地法人は少人数体制のところが多いので、社長が直接採用者を決めることは珍しくありません。

必要な資格はどうだった?

簡単に決まったのは、海外転職に有利な資格を持っていたからでしょ?

このように考える人もいるかもしれませんね。

しかし実際は、海外転職でアピールできるような資格はなく、海外業務も完全に未経験でした。

英語はほとんど話せません!

海外転職を考えるとき、まず気になるのが語学力ですよね。

筆者は語学があまり得意ではなく、英語はほとんど話せません。

実は英語が話せないことは、ベトナムの場合はさほど大きな問題にならないのです。

なぜなら、現地で一緒に働くスタッフも、たいして英語が話せるわけじゃないから。

むしろ、言語を介さずにコミュニケーションができるキャラクターのほうが、重視されるかもしれません。

採用の理由は資格ではなくマッチング

筆者が採用された理由は、いろいろな面におけるマッチングでした。

あとから社長に話を聞いた感じでは、だいたい以下のことが、採用の決め手になったようです。

  1. これまでの業務経験の幅が広い(大学では教育以外の仕事も多かったため)
  2. 筆者が授業で取り上げていた事例のベトナムエリアをその会社が請け負っていた
  3. なんでもない話がなんとなく盛り上がった

ベトナムでは、工場を保有する製造業を除くと、少人数体制の会社が多いことが特徴です。

細かいことよりも、フィーリングご縁的なものが大きく左右するように感じます。

志望動機はどのように書いた?

転職活動をするとき、志望動機をどのように書くのか、頭を悩ませることが多いのかもしれません。

筆者の場合は、履歴書に書けるスペースは限られているので、メール文に志望動機を簡単に加えました。

その会社だけに向けた志望動機を書いた

筆者の場合は、転職活動期間がほとんどないこともあり、念入りな志望動機は用意していません。

逆にいえば、その会社だけに向けて作った志望動機を書きました。

応募した会社が請け負っていた事業のひとつが、前職の教育内容に深く関連していたので、それを志望動機として素直に書いたのです。

※その偶然性が素直にうれしかったというのもあります

志望動機を書くうえでは、

短くてもいいので、その会社に向けて書くことが重要

このように感じています。

志望動機の書き方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

自分の能力を主張しすぎるのはNG

これはのちに筆者が採用側に回って感じたことですが、

自分のことを過大に主張しすぎる

というのは避けておくべきです。

筆者はベトナムの会社に転職してから、海外転職希望者やインターン希望者について、書類審査や面接審査を担当しました。

彼らの応募書類を見て感じたのは、

能力をアピールするのはいいけど、会社の業務とかけ離れてるし…

ということが多いのです。

応募する会社にどのような貢献ができるのか、その会社の事業内容に合わせて書いたほうが、間違いなく好印象となるでしょう。

応募企業への思いやりをもって内定を勝ち取るコツは、以下の記事を参考にしてください。

年齢や性別は不利になった?

未経験の40代、さらに女性であるという状況は、転職活動をするうえで不利に働くことが多いかもしれません。

ただし、海外に転職する場合は、国内の転職活動とはやや事情が異なります

海外転職ではある程度の年齢が必要

海外に転職する場合は、就労ビザ等を取得する関係で、ある程度の年齢が必要となります。

ビザ発給の条件のひとつに、

同じ企業に3年以上、継続して勤務していること

上記のような条件があるからです。

多少の裏ワザはあるのですが、大学を卒業したての新卒者は、海外では正式に就労環境を整えることができません。

ただし、以下に該当する場合は、40代であってもビザ発給の条件をクリアできないので、注意しましょう。

  1. 転職・離職を繰り返して、3年以上の連続勤務を証明できない
  2. 以前に勤めていた会社が倒産して、勤務証明書を取得できない

3年以上の連続勤務という条件は、証明できればアルバイトなどでもOKですから、たとえ正社員歴がなくても、海外転職のビザ発給は可能です。

女性であることは不利にならないが、過剰な要求はNG

海外に転職する場合は、女性であることがマイナスイメージになることはありません。

とくにベトナムにおいては、男性よりも女性の方が働き者であるため、むしろプラスに働くでしょう。

ただし、居住環境の細部などは、男性よりも女性の方が気になるものですよね。

心配も多いと思いますが、確認するにしても以下にとどめるべきでしょう。

  1. 提供される部屋は本当にあるのか(行ったらなくて揉めるケース有)
  2. 家賃・光熱費はどちら側の支払いなのか(あとで話が違うケース有)
  3. 部屋は相部屋なのか1人1室なのか(男女相部屋のケース有)

海外に出れば、「日本人=外国人」となります。

外国人が居住できる物件は限られており、ワンルームアパートは契約解除されやすいので、高額な家賃を出せる大企業でない限り望めません。

筆者の場合は、大きなフロアを男女でルームシェアした経験もあります。

さすがに男女相部屋は要注意としても、男女ルームシェアまでは許容できる適応力は、海外転職するうえでは必要でしょう。

まとめ:40代の未経験者が海外転職を成功させるポイント

未経験者が40代で海外転職の活動をする場合は、筆者の経験から振り返ると、おおむね以下が採用の決め手になるでしょう。

海外転職を成功させるポイント
  1. 会社(採用決定者)と相性がよい雰囲気がある
  2. いろいろな業務に取り組む姿勢がある
  3. 日本で3年以上の連続勤務が証明できる
  4. 生きる力がある(居住環境に神経質になりすぎない)

海外転職の採用決定は、スタート地点に立つ準備が整った段階でしかありません。

実際に現地で暮らし始めると、いろいろな壁が立ちはだかるでしょう。

とはいえ、海外とくにベトナムは、未経験者が入り込みやすい就職先であることは間違いありません

お話しした内容が、あなたのチャレンジの参考となれば幸いです。

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この記事を書いた人

40代女性、埼玉県在住。40代を前にして、大学勤務から心機一転、ベトナムの現地企業に転職。現在は、ベトナム進出にとりくむ地方自治体関係の仕事に関わっています。転職後もいろいろと模索中。いいことばかりではありません。だからこそ、40代ならではの課題とその解決方法を提案できればと思っています。

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