転職エージェントに見捨てられるNG行動5選|優先サポートを受けるには?
転職エージェントに登録したにもかかわらず、
あれ?ぜんぜん連絡がこないんだけど…
これって見捨てられたのかな…
このように感じたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
場合によっては、転職エージェントは求職者を見捨てることがあります。
転職エージェントは、登録した求職者に対して様々なサポートをしてくれますが、
みんなが平等なサポートを受けられるわけではない
というのが実情です。
この記事では、転職エージェントのアドバイザー経験者である筆者が、転職エージェントの向き合い方についてリアルに解説していきます。
最後までお読みいただくことで、
- 何が原因で見捨てられるのか?
- 優先的にサポートを受けるためには、どうしたら良いのか?
上記について知ることができ、転職エージェントから見捨てられることなく、手厚いサポートが受けられるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧いただいて、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
転職エージェントは求職者を見捨てるときがある
転職活動をするなら、ぜひとも活用したい転職エージェント。
ただ、転職エージェントはボランティアではなく、ビジネスとして求職者をサポートしています。
したがって、転職エージェントが求職者を見捨ててしまい、
何もサポートしてもらえないんだけど…
という事態になってしまうこともあるのです。
転職エージェントが求職者を見捨てるときは、そこには何かしらの要因が存在しています。
そして「見捨てる=アクション終了」となる場合は、ある程度決まった対応パターンがあるのです。
ここでは、転職エージェントが求職者を見捨てるときの、3つの対応パターンをご紹介します。
登録した後に、初回連絡すら来ない
転職エージェントには、
求職者に対して、転職サポートをするかどうか?
という基準が各社ごとに存在しています。
- サービス対象外の地域を設定している
- 転職を頻繁に繰り返している人は、お断りして求人を紹介しない
上記のような基準が設定されていて、それを満たしていない場合は、初回連絡すらしないこともあるのです。
登録した転職エージェントから、初回の返事もない場合は、他の転職エージェントに登録したほうがよいでしょう。
初回連絡を受けたときに、面談の設定をされない
転職エージェントは、初回連絡で登録内容に間違いがないかを確認すると同時に、一般的な対応ができる人かどうかもチェックしています。
その連絡をした際に、
- コミュニケーションに問題がある
- 企業に紹介できる対応レベルを満たしていない
上記のような判断をした場合は、面談の設定すらしないこともあるのです。
初回連絡をしたあとに、
この人は企業に紹介できないな…
このように判断した場合は、公開求人から自己応募をするように促したり、
現在ご紹介できる求人がありません
数日後にこのようなメールを送って、アクションを終了します。
「紹介できる求人がない」と面談で言われて、その後は放置される
転職エージェントでは、面談で希望条件を細かくヒアリングして、当日や数日中に求人の紹介をしてくれます。
しかし、求職者のなかには、
- スキルが伴っていないのに、希望条件が現実的ではない
- 重役気分が抜けず、転職市場を説明しても受け入れられない
上記のような人もいるのです。
本人の市場価値を丁寧に説明しても、いっさい受け入れようとしない人には、
現在ご紹介できる求人がありません。希望条件が変わったら、連絡をください…
このように伝えて、アクションを終了してしまいます。
転職エージェントに見捨てられる5つのNG行動とは?
転職エージェントを利用する際に、問答無用で即座に見捨てられる行動があります。
非常識な行動をすれば、転職エージェントだけではなく、紹介先である企業にも、多大な迷惑を掛けることになりかねません。
さらにいうとその非常識な行動は、結果的に自身の転職活動にも不利にはたらき、その後の転職活動を困難にする可能性もあるのです。
ここでご紹介する以下の5つの行動は、転職エージェントに見捨てられないためにも、絶対に避けておきましょう。
経歴詐称をする
バレなければ大丈夫でしょ…
こういった安易な考えで、経歴を詐称してしまうことは、想像以上に大きなトラブルになりかねません。
万が一、経歴詐称が発覚した場合には、応募した企業の不採用となるだけでなく、該当の転職エージェントの利用停止もあり得ます。
入社後に発覚した場合には解雇の可能性もあり、その場合は「不当行為による解雇」となるので、今後の人生に大きな打撃となるでしょう。
善悪の観点はもちろんのこと、自身の人生においてリスクが大きい行為なので、「経歴詐称」を安易に考えてはいけません。
同じ求人に重複応募する
転職エージェントを利用するとき、2社以上に登録する人は多いでしょう。
その場合、異なる転職エージェントから、同じ企業の求人を紹介されることがあります。
しかし、同じ企業へ二重で応募してしまうことは避けてください。
重複して応募してしまうと、双方の転職エージェントや応募先企業で混乱が生じてしまいます。
その結果、不信感をもたれてしまい、不採用となってしまう可能性があるのです。
トラブルを避けるためにも、
転職エージェントは〇〇さんも利用しています
と初回面談で伝えておき、重複応募には細心の注意を払いましょう。
書類作成が適当、期日にルーズ
また、転職エージェントにおいても、
- 求職者の書類作成能力はどうか?
- 提出期限を守る真面目な人なのか?
上記のようなことを、応募資料の作成を通じて見極めています。
決められた提出期限は、必ず守るように徹底しましょう。
どうしても間に合わない場合は早めに相談するなどして、「ルーズな人」という印象にならないように注意してください。
書類作成の過程では、
- 正確な書類を作成する方法
- 好印象を与えられる志望動機の書き方
このようなことを、転職エージェントに相談しながら仕上げましょう。
面接をドタキャンする
「面接のドタキャン」は非常識で自分勝手な行動であり、転職エージェントとの信頼関係を築くことはできません。
面接のドタキャンが生じた場合には、エージェント側が企業に謝罪をしたり、場合によっては取引停止になることもあります。
そして何より、求職者本人にとっても非常にマイナスな行為なのです。
転職エージェントが管理する求職者情報には、
という表記がされることもあります。
悪質な場合には、求人を今後は紹介してもらえない事態に及ぶかもしれません。
その後の転職活動において、選択肢を狭めてしまう可能性すらありますので、絶対に避けてください。
緊急の場合でも、必ず事前の連絡を入れるようにして、常識ある行動を心掛けましょう。
音信不通になる
「キャンセル」する際などに発生しがちな、「音信不通」はもっとも不誠実な対応であり、トラブルを招く原因となります。
例えば、企業から内定をもらって入社意思を伝えたあとに、
- 本命企業から内定をもらうことができた
- やはり今の会社へ残ることにした
このように、状況が変わる可能性もゼロではありません。
どうしても内定辞退をしたいときは、せめてそれ以上の迷惑をかけないようにしましょう。
内定辞退を決めた経緯を伝えるとともに、誠心誠意で謝罪するほかありません。
言いにくいからといって、
音信不通にして、嫌なことからは逃げる
という行動は絶対にNGです。
誠意をもって伝えることは、社会人として当然のマナーだといえるでしょう。
優先的なサポートを受けるためのポイント
転職エージェントに登録した人が、
担当のキャリアアドバイザーには、本気でサポートしてもらいたい
このように思うのは当然のことでしょう。
しかし、キャリアアドバイザーは1人で、たくさんの求職者を担当しています。
優先順位が低い人なら、レスポンスも遅くなりがちで、サポートに掛ける時間も少なくなってしまうものなのです。
優先的なサポートをしてもらうためにも、以下のポイントを押さえて行動してみましょう。
登録後に連絡が来たら、素早く返事をする
多くの転職エージェントでは、「初回登録日」の当日か翌日までには、求職者への連絡をしています。
この初回登録日から時間が経過すればするほど、キャリアアドバイザーの優先順位は下がってしまいます。
ですから、登録後に担当キャリアアドバイザーから連絡がきた際には、時間を空けずに初回コンタクトを取るようにしましょう。
転職エージェントを利用する際には、
- 連絡がきたらすぐに対応する
- 出れないときは、できるだけ早く折り返しをする
このような対応を心掛けてください。
「絶対に内定をもらう!」という思いで意欲的に取り組む
当然のことですが、転職エージェントのキャリアアドバイザーも人間ですから、
なんとしても内定をもらいたい!
このような意欲がある人ほど、サポートは手厚くなるもの。
意欲的な人に対しては、
模擬面接でアドバイスしますよ!
非公開求人が出ましたので紹介します!
上記のような、積極的な働きかけで支援してくれるのです。
せっかく転職エージェントからのサポートを受けるのですから、しっかりと意欲を見せて、選択肢や可能性を高めましょう。
自己PRなど、書類作成に積極的に取り組む
企業にとって、履歴書や職務経歴書は、求職者の素性を知る大きな役割があります。
とくに「自己PR」は、可能な限り余白なく、熱い思いを書くことが重要です。
また、伝え方ひとつで与える印象が大きく変わります。
自分の思いをどのような文にしたら良いか、担当キャリアアドバイザーに相談することで、
なんとしても転職活動を成功させたい
という姿勢が伝わるのです。
キャリアアドバイザーに対してであれば、自己PRや書類作成は修正を繰り返しても問題ありません。
下書きの段階からキャリアアドバイザーに相談すると、関係性も密になり、あなたの優先度を高めてもらえる結果に繋がるでしょう。
40代が書類選考を通過するために押さえるべきポイントは、応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方でご紹介していますので、あわせてご確認ください。
初回面談で積極的に質問する
転職エージェントとの初回面談では、わからないことや不安なことは積極的に質問して、自分のなかにある問題をクリアにすることがとても重要です。
まったく質問が無ければ、担当キャリアアドバイザーは、
仕事内容に興味がないのかな…
本当に転職したいと思っている?
このように疑問を感じてしまうでしょう。
もちろん何でも質問して良いわけではなく、
休みやすい会社ですか?
簡単な仕事しかやりたくないんですが…
上記のような、意欲が低いと思われる質問は控える必要があります。
しかし、その点だけ注意をしておけば、
そんなこともわからないのか…
こんなふうに思われることはありませんので、積極的に質問をしましょう。
「不明点は解決しておきたい」という姿勢を見せることが重要です。
短期戦で内定獲得を目指す
転職エージェントでは、
短期間で内定を決める
ということを重要視しています。
実際に、各社である程度のサポート期間が決められており、3ヶ月以内を目処にしている転職エージェントが多いのです。
したがって、
できるだけ早く内定を決めたい!
このような意思を見せていると、おのずとサポートに対する行動量が上がるため、良い結果を得られやすくなります。
転職活動が想像以上に長引く可能性も加味して、短期戦を目指すことで、転職エージェントも迅速に対応してくれるでしょう。
40代が転職エージェントをうまく活用すべき理由とは?
一般的には、「40代の転職は難しい」と言われています。
しかし、転職エージェントを活用することで、より多くの情報や選択肢を得ることが可能です。
その結果、自己流の転職活動に比べても、納得度の高い転職を実現できる可能性が高まります。
40代だからこそ、転職エージェントを「転職を成功させるツール」として、うまく活用する必要があるのです。
ここでは、40代が転職エージェントを上手く活用するべき理由について、具体的に解説していきます。
即戦力になれる仕事や管理職など、非公開求人を紹介してもらえる
40代が、転職エージェントを上手く活用すべき理由のひとつとして、
- 自身のキャリアを活かした、即戦力になれる仕事
- 管理職の求人など
こういった40代にマッチした求人の紹介を受けることができるため、転職先の選択肢を広げられるというメリットが挙げられます。
20代~30代の求職者であれば、たとえ経験不足でも、
将来性を見込んで採用してみよう…
こういったポテンシャル採用されるケースもあるでしょう。
しかし40代の場合は、ポテンシャル採用という可能性はほぼありません。
企業側が40代に求めていることは、
- 即戦力になれる人材かどうか?
- 管理職などの業務で、力を発揮できる人材かどうか?
この2点につきるでしょう。
転職エージェントは、「企業が求めるスキルが年齢によって異なる」ということを、よく理解しています。
ですので、40代の求職者に対しては、たとえ異業種でも、
これまでのキャリアを活かせる求人はなんだろう?
という観点でさまざまな求人を精査して、あなたが即戦力として活躍できる求人を、積極的に紹介してくれるのです。
また、管理職などの求人は、
- 一般募集をしても、求める人材の採用が難しい
と考える企業も多く、転職サイトなどで募集せずに、転職エージェントに紹介を依頼するケースも……
したがって、管理職求人などは一般募集では見つけられないことが多く、
転職エージェントを活用して、非公開求人として紹介してもらう
というのが、理にかなった求人の探し方です。
入社後のギャップで困らないように、事前の情報収集ができる
転職エージェントを活用することで、その企業の公になっていない情報まで知ることができます。
そうした情報を事前に精査しておくことで、
- 入社後のギャップによる早期退職を避けられる
というのもメリットです。
40代で転職先を早期に退職をしてしまうと、次の転職活動が難しくなるだけでなく、キャリアが停滞してしまいます。
何としても、すぐに退職するのは避けたいですよね……
だからこそ、40代の転職ではできるだけ多くの情報を収集して、慎重に方向性を見極める必要があります。
どんなに給料や条件がよくても、
思うようなキャリアアップが望めない…
社風が合わない…
このような転職先では、長く勤めることは難しいでしょう。
その点、転職エージェントであれば、求人票やホームぺージでは知ることのできない情報まで、事前にしっかり確認しています。
たとえば、人間関係が良好な職場なのかを確認するために、
- 社内交流や飲み会の有無などの調査
- 紹介した転職者へのヒアリング
- 実際の退職率データ
といったものを通じて、独自のリサーチをおこなっているのです。
- 評価制度は、成果主義なのか年功序列なのか?
- 仕事の進め方は、裁量があるのか全て上席確認が必要なのか?
上記のようなことも確認できるので、入社後の働き方をより具体的にイメージすることができるでしょう。
事前交渉して、年収ダウンや条件のミスマッチを避けられる
転職エージェントでは、あなたの代わりに、企業に交渉や質問をしてくれます。
ですから、転職エージェントに事前交渉を依頼しておくことで、
- 年収ダウンや条件ミスマッチの転職を避けられる
というのもメリットです。
40代で転職するときに、大幅な年収ダウンや雇用条件の悪化は、なんとしても避けたいところ…‥
ですので、転職エージェントとの面談の際に、実際のスキルや前職の年収と比較しながら、
希望年収や条件をしっかりすり合わせしておく
ということが重要です。
その上で、転職エージェントは、
○○さんを採用することで、このようなメリットがあります!
ということを企業に熱く伝えて、年収や条件を事前に交渉してくれます。
年収や条件の交渉は、自分で交渉すると心象が悪くなる可能性もあるため、あまりおすすめできません。
転職のプロである転職エージェントに頼ることで、企業側との交渉もスムーズにおこなえて、転職がより納得度の高いものとなるでしょう。
【注意】40代は利用を断られる場合がある
40代の場合は、20代や30代の頃とは転職事情が異なります。
ですから、転職エージェントに登録しても、
転職エージェントに利用を断られてしまった…
というケースはよくあります。
- 年齢に見合ったスキルがない
- 未経験の職種や業界を希望している
- ブランクが長い
- 保有している求人が年齢的にマッチしていない
- 保有している求人と、希望する業種や職種が合わない
転職エージェントに登録をする際は、断られないための対処法をしっかり講じておくことが重要です。
まとめ:転職エージェントの積極活用が、転職を成功させる近道!
今回は、転職エージェントのキャリアアドバイザーをしていた筆者の視点から、
- 転職エージェントが求職者を見捨てるときの行動パターン
- 転職エージェントに見捨てられる5つのNG行動
- 優先的にサポートをしてもらうためのポイント
- 40代が転職エージェントをうまく活用するべき理由
上記について詳しくお話ししてきました。
すべてを転職エージェント頼みにして、転職活動がうまくいくとは限りません。
消極的だったり、社会人としてのマナーを守れない人は、転職エージェントから見捨てられるでしょう。
何よりも、あなた自身の意欲や行動力がもっとも重要です。
自分の意欲に転職エージェントの手厚いサポートが加わることで、相乗効果が発揮されて、納得度の高い転職が実現できる可能性が高まります。
転職エージェントを上手に活用して、手厚いサポートのもとで転職活動が進められるように、ご紹介したノウハウをぜひ実践してみてくださいね。
40代向けの転職エージェントランキングは、「40代におすすめの転職エージェント7選」にてご紹介していますので、あわせてご確認ください。
転職エージェントはどれがいい?
40代の転職者291人が回答した、「実際に使ってよかった」転職エージェントをご紹介します。
- おすすめの転職エージェントと利用者の口コミ評価
- 失敗しない転職エージェントの選び方
- 転職エージェントを120%活用する方法
上記についてわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
1リクルートエージェント|圧倒的な求人数と支援実績。総合力はNo.1
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大手企業から地方の中小企業まで、くまなく開拓できる高い営業力で業界1位を独走。もちろん40代向け求人の保有数もNo.1! - 日本全国を網羅した求人とサービス拠点
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サービス品質へのこだわりが強く、利用者の声にもとづいた、親身できめ細かいサービスを受けられる。 - ひとつのアカウントで、転職サイトとエージェントを利用できる
転職サイトでの求人検索とキャリアアドバイザーの求人紹介を、ひとつのサイト上で確認できるので、煩わしさがなく便利。