(執筆:Santiago)
30代から40代と年齢を重ねるほどに、
- 毎日がぜんぜん楽しくない
- 人生のピークはもう過ぎてしまった…
- 気力や体力の衰えを感じる
このようなネガティブな発言が、周囲から聞こえてきませんか?
「人生100年時代」といわれる昨今ですから、40代なんてまだまだ中盤に差しかかったところです。
人生の後半戦を充実させるにも、ただ「毎日がつまらない」と嘆くだけではなく、意識と行動を変えてみましょう。
そこで今回の記事では、
上記について解説するとともに、充実した人生へと再生していくためのポイントをご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただいて、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
- 40代は人生のターニングポイント
- 毎日がつまらないと嘆く人の特徴
- 40代が「毎日がつまらない…」と感じてしまう理由とは
- 経済的なプレッシャー
- 気力や体力の低下を感じる現実
- 日常生活に変化がなく、同じことの繰り返し
- 若手の進出と活躍で、仕事がつまらない
- 人生経験で問題解決できてしまう
- 人間関係の悩みが増えてくる
- 子育てや家事に追われている
- 独身だと結婚への迷いやプレッシャーも
- 人生を再生するには、意識を変える必要がある
- つまらない毎日から抜け出す7つの方法
- 生きがいのない「今」の自分を受け入れる
- 自分の「新しい価値観」を創造する
- 挑戦するべき目標を設定する
- 思考力よりも行動力を重視する
- 外見を一新する
- お金の使い道を変える
- 趣味や社会活動を通じて、新しいコミュニティを見つける
- 転職して環境を変える方法もある
- まとめ:つまらない毎日は意識と行動で変えられる!
40代は人生のターニングポイント
厚生労働省の発表によると、2019年時点での日本人の平均寿命は、80歳を大きく超えています。
社会人としての生活を始めてから、相当な年数が経っていると感じていても、「人生」というスケールで見れば、まだまだ折返し地点に過ぎません。
ただし、年齢による衰えを考慮するならば、40代という年代は、
残りの半生を充実させられるかどうか?
ということを決める、重要な「ターニングポイント」であるといえるでしょう。
このようにポジティブに考えている人がいる一方で、
こんなふうに、ネガティブに過ごしている人もいるはずです。
せっかく長生きをするなら、モヤモヤとした気持ちや無気力に過ごすより、充実した毎日を過ごしたいですよね。
少子高齢化で老後も安心できない時代だからこそ、
「今」とどう向き合うか?
上記について考えることが、とても重要となってくるのです。
毎日がつまらないと嘆く人の特徴
不満を口にしたり、退屈さを感じている人には、以下のような特徴がよくみられます。
- ネガティブな発言が多い
- 計画性がなく仕事に追われている
- 時間とお金に余裕がない
- 夢中になれる関心事がない
- 日常生活がワンパターン
成り行きまかせで、主体的な行動ができないことも特徴でしょう。
仕事はいつもギリギリの状態で、気持ちにも余裕がないため、周囲からの「助言」にも耳を貸しません。
楽しくない「現状」を、自身が作り出しているという認識がないため、他責にする傾向もよく見られます。
40代が「毎日がつまらない…」と感じてしまう理由とは
40代の人が「毎日がつまらない」と感じてしまう理由には、中高年ならではの「悩み」が深く関係しています。
詳しくみていきましょう。
経済的なプレッシャー
教育資金や住宅ローン返済などに追われるなかで、収入が伸び悩む傾向にあるのが、就職氷河期世代といわれるミドル世代(30代後半~40代)です。
厳しい状況下で仕事に就いた氷河期世代は、親の介護を開始する年代でもあります。
時間とお金のジレンマから抜け出せない辛さが、毎日をつまらなくしている「原因」のひとつといえるでしょう。
気力や体力の低下を感じる現実
40代に入ると、
- 若いころと比べて、同じ仕事量でも身体がしんどい
- 体力が低下して、夜遅くまで起きていられない
- 寝ても疲れが取れない
- 軽い運動でも筋肉痛を起こして、なかなか続かない
30代から始まった身体の衰えが、いっそう顕著になってきます。
昔できていたことが少しずつ難しくなり、適応力の低下を感じてしまって、
こういったイメージと現実のギャップに、ため息もつきがちです。
日常生活に変化がなく、同じことの繰り返し
毎日通勤ラッシュに苦労して、自宅と会社の往復で一週間が過ぎていく。
「安定的」といえば聞こえは良いものの、同じことを繰り返して代わり映えのない日々に、“退屈さ”を感じてしまうケースです。
新しいことにチャレンジする気力がなく、職場自体は居心地が良いため、「一念発起」することなく、惰性で働き続ける現状があります。
仕事だけでなく、日常生活全般が安定する一方で、新しい出会いも大幅に減ってくるでしょう。
刺激やときめきがない“虚しい感情”を抱えている40代は、決して少なくないのです。
若手の進出と活躍で、仕事がつまらない
職場においても、「世代交代」を感じる機会が多くなるのが40代です。
若手の吸収スピードに圧倒されて、適応能力の違いを見せつけられることでしょう。
年齢なりのプライドが邪魔をして、部下の成長を心から喜ぶことができません。
このようなネガティブな思考が、モヤモヤした毎日を作り出しているのです。
人生経験で問題解決できてしまう
苦労と達成感は、「表裏一体」といえるでしょう。
困った事象に対して、経験則で容易に解決できてしまうため、達成感を得ることが難しくなるのです。
リスクヘッジばかりの安定思考が、ワクワクするような発見や刺激から、遠ざけてしまいます。
人間関係の悩みが増えてくる
既婚者であれば、親戚付き合いが盛んになり、苦労が増えてくる年代といえます。
独身であっても、
- 両親や兄弟との価値観の違いから衝突してしまう
- 干渉され過ぎて煩わしく感じる
上記のような悩みが増えてくるでしょう。
会社では周囲の「手本」にならなくてはと、張り切る毎日に疲弊してしまいます。
子育てや家事に追われている
日常生活に変化のなさを嘆く人がいる一方で、家事や子育てに追われる人も少なくありません。
30代中盤以降で出産をした家庭においては、まだまだ子ども中心の生活が続くでしょう。
子育てや家事に日常を支配されているようで、
こういった感覚におちいってしまうのです。
とくに専業主婦の場合は、出産を機に会社員を辞めてしまったことで、
- 社会との接点が減ってしまった
- 自由に使えるお金や時間がない
上記のようなことが、無気力な日々を作り出す原因となっています。
独身だと結婚への迷いやプレッシャーも
今まで独身を貫いてきたものの、40代に突入してくると、
人生の選択は間違っていないだろうか?
という疑問を抱く人もいるでしょう。
周囲には既婚者が増えて、孤独を感じる場面も多くなります。
独身でいることは自由度が高いですが、40代ともなると、
という感覚の方もいるでしょう。
家族や周囲から結婚に対するプレッシャーを受けることで、自分の価値観が揺らいでしまうことは珍しくありません。
人生を再生するには、意識を変える必要がある
すべての40代が「不満」を感じているかといえば、そうではありません。
2019年の世論調査によると、「現在の生活の充実感」という質問において、充実感を抱いている人は全体の79.3%を占めています。
◆40代の「現在の生活の充実感」
十分に充実感を感じている | 12.2% |
まあ充実感を感じている | 67.1% |
どちらともいえない | 0.2% |
あまり充実感を感じていない | 17.8% |
ほとんど充実感を感じていない | 2.6% |
わからない | 0.1% |
現在の生活の充実感|内閣府「世論調査」より |
同じような環境であっても、
- 充実感をもてる人
- 楽しめない人
に分かれてしまうのは、その人の価値観や人生観が影響しているのです。
価値観や人生観といったものは、教育や経験など、さまざまな要素から形成されたもの。
たとえ40代であっても、心がけや努力次第で変えることができます。
「毎日がつまらない」という現状を打開するためには、物事の捉え方、つまり「意識」そのものを変える必要があるのです。
限界を決めつけているのは自分自身で、限界を解くのも自分自身
有名な実業家である堀江貴文さんは、著書のなかで上記のような格言を残しています。
毎日に不満を抱えて生きている人たちは、すでに「人生のピーク」が過ぎたと感じています。
しかし現在を謳歌している人たちにとっては、人生のピークはこれからであり、年齢の壁など存在しないのです。
「行動」と「結果」は、意識次第でいくらでも変えられる
上記のような認識を持ちましょう。
つまらない毎日から抜け出す7つの方法
生まれ持った性格や過去より形成された価値観を、自分の意志だけで変えることはとても困難です。
しかし、以下で紹介する方法を「仕組み」として取り入れれば、自然とつまらない毎日から脱却することができるでしょう。
生きがいのない「今」の自分を受け入れる
何かの課題を解決するとき、まずは現状を認識したうえで、解決策を講じますよね。
あなたがいま抱えている問題も同じです。
- 生きがいがない現状
- 毎日つまらないと感じている気持ち
- 40代という年齢
こういったことを、すべて受け入れてあげましょう。
重ねてきた経験は、決してムダではありません。
すべて受け入れてしまえば、気持ちが格段に軽くなるはずです。
自分の「新しい価値観」を創造する
いまの自分を受け入れてあげたら、次は自分の「新しい価値観」を創造しましょう。
他人と比べることをやめることで、自分の価値観や方向性が見えてくるはずです。
もし、これまでに積み上げてきたものが重荷になっているなら、いっそ捨ててしまいましょう。
嫌いなことや自分には向かないことも、無理してやる必要はありません。
- 煩わしい人間関係を捨てる
- 他者に好かれることを諦める
- 無いものねだりをやめる
といったことをおこなって、自分らしい人生を歩むために必要なものだけを追いかけましょう。
自分だけの「新しい価値観」を作るためのポイントは、
自分らしく生きる = 自分の基準で行動できる
上記を満たすものごとを見つけることです。
以下の5つを意識して、自分だけの「新しい価値観」を探してみてください。
- 好きなことを考える:
時間を忘れて没頭したり、向き合うと止められなくなるほど、ハマってしまうことは何でしょうか? - 楽観的に考える:
「そんなことをしても意味がない」といったマイナス思考はNGです。自分の基準で行動できればそれでよいのですから。 - 周りの目は無視する:
すべての人に肯定されることなどあり得ません。自分が楽しめることを最優先して、周りの目は無視しましょう。 - 自分自身に向き合う:
自分の好きなことや嫌いなこと、したいことやしたくないことなど、何度も自問自答して向き合いましょう。 - 夢は持たなくても良い:
楽しめることが夢を叶えることに繋がる必要はありません。気の向くまま気軽にやってみる感覚でOKです。
もし、価値観を創造するために自己啓発を取入れるなら、アルフレッド・アドラーの思想を凝縮した、「嫌われる勇気」という書籍がおすすめです。
挑戦するべき目標を設定する
若いころとは違って、
いつの間にか流されるように生きている
という感覚はありませんか?
挑戦するべき目標を、あらためて設定することはとても重要です。
たとえ小さな目標設定であっても、達成と再設定を繰り返すことで、失いかけていた自信を取り戻せます。
明確な期間と数字を掲げて、自らを奮い立たせましょう。
- 仕事でライバルより優れた実績を残す
- 自己成長を求めてキャリアアップを心掛ける
- いまの体型に喝を入れて、筋力トレーニングやダイエットに励む
このような目標を設定をすることで、忘れていた緊張感とワクワクした気持ちが、毎日の景色を塗り替えてくれるはずです。
思考力よりも行動力を重視する
40代ともなれば、衰えゆく体力をカバーするように、
思考力と要領で乗り切る
というシーンが増えたのではないでしょうか?
そうすると、「考えてから行動する」という思考が仇となり、肝心の「行動力」が下がってしまいます。
新しい仕事や趣味、スポーツなど
少しでも興味を感じたら、心のサインを見逃さず、行動に移してみましょう。
それは退屈を抜け出すチャンスです。
未知の体験が脳年齢を若返らせて、前向きな気持ちを作り上げます。
外見を一新する
外見を一新することで、気持ちまで変えることができます。
- 服装や着こなしを意識して変える
- 白髪染めやカラーリングをする
- 眉毛を整える(男性でも)
- 今までと違うメイクに挑戦する
ちょっとしたことでも、見た目が変われば、周囲のあなたへの扱いも確実に変わるのです。
例えば、レストランやホテルなどに行く場合。
くたびれた服装で行った場合と、おしゃれで煌びやかな服装で行った場合では、スタッフの表情や対応が違うことに気付けるでしょう。
外見は、人の印象や扱いを左右しますから、
- もっと周囲から慕われたい
- 大切に扱われたい
このように思うのであれば、外見を一新することが手っ取り早い方法です。
お金の使い道を変える
雑誌やマンガに缶コーヒー、会社帰りのコンビニなど…
浪費しているお金の使い道を、見直すことをおすすめします。
1日では300〜400円の出費だったとしても、月で20日換算すれば6,000〜8,000円ほどになるのです。
これだけの原資があれば、自己研鑽に役立つ書籍を月3〜5冊は購入できますし、能力アップセミナーにも参加できますよね。
自らの成長を感じる機会が増えれば、充実感で満たされるようになるはずです。
今月から早速チャレンジしてみましょう。
趣味や社会活動を通じて、新しいコミュニティを見つける
出会いの機会が減る40代だからこそ、積極的に新しいコミュニティを見つけて、飛び込んでみましょう。
と考えている方もいるかもしれませんが、趣味やスポーツといった「同じ目的」を持つ人間同士であれば、自然と打ち解けることができます。
仲間との情報交換や打ち上げなども、「楽しい時間」となるでしょう。
夢中になれることを発見したときの喜び、仲間との触れ合いが、つまらない毎日を払拭してくれるはずです。
転職して環境を変える方法もある
現状のまま「定年」を迎えることに、虚しさを感じているくらいなら、いっそ転職して環境を変えることも考えてみましょう。
イヤイヤ働くことは大きなストレスであり、人生の損失ともいえます。
住む場所や働く会社を変えることで、精神的に開放されリラックスでき、「自分らしく」働くヒントが見つかるかもしれません。
転職して仕事と生活の比重を変えてみよう
働き方も多様化している昨今では、仕事より生活中心のキャリアプランを考えることも、珍しいことではありません。
「ライフワークバランス」という言葉が一般的になったように、人生のなかで仕事をどの位置に置くかは、自分で選べる時代となりました。
筆者自身も、家族との生活を大切にしたかったので、40代で転職を経験しています。
いまの仕事に満足感がないのなら、たとえば副業ありきの転職をして、仕事と生活の比重を変えてみることもひとつの方法です。
40代は転職エージェントの活用が成功への近道
40代の転職には「40代なりの攻略法」があるので、若い頃と同じ感覚で転職活動に挑んでしまうと、厳しい戦いが待ち受けているかもしれません。
まずは転職エージェントに登録してみてして、転職市場における自身の可能性を探ってみましょう。
40代が転職エージェントを利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- プロの視点で自身のキャリアや市場価値を見極めて、最適な求人案件を紹介してもらえる
- 転職サイトなどに出回っていない、管理職などの40代向け求人を多く保有している
- 応募企業との連絡や日程調整、入社時期や給与の交渉まで、エージェント担当者が間に入って行ってくれる
- 自身の強みを効果的に表現できるように、応募書類作成や面接対策のサポートを実施してくれる
さまざまな企業とのパイプを持ち、転職市場の動向にも精通していますので、あなたにマッチした求人探しをサポートしてくれるでしょう。
しかも転職エージェントは、人材が採用されたときに企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、さらに詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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まとめ:つまらない毎日は意識と行動で変えられる!
毎日がつまらないと、ため息ばかりついてしまう人がいる一方で、ハツラツと充実した人生を送っている40代の方もたくさんいます。
人生の後半戦を楽しむために、意識と行動を変えてみましょう。
- 生きがいのない「今」の自分を受け入れる
- 自分の「新しい価値観」を創造する
- 挑戦するべき目標を設定する
- 思考力よりも行動力を重視する
- 外見を一新する
- お金の使い道を変える
- 趣味や社会活動を通じて、新しいコミュニティを見つける
さまざまな角度から暮らしを変えてみることで、一度きりの貴重な人生を、きっと再生できるはずです!
もし会社で毎日モヤモヤしているなら、いちど転職の専門家に相談してみるのも、ありかもしれませんよ。
▼40代転職の完全ガイドはこちら▼
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