いまの仕事を辞めたいと思っているものの、
自分は何がしたいのかよくわからない…
上記のような悩みを持つ40代は少なくありません。
もし、あなたがこのような状況にあるのなら、いちど自分の価値観を整理したうえで、じっくり仕事選びを考えるべきです。
転職にはリスクも伴いますから、40代という立場を考慮するのなら、場当たり的な転職は避けるべきでしょう。
この記事では、仕事選びで悩んでいる40代の方に向けて、適職を見つけるためのポイントを解説しています。
ぜひ最後までご覧いただいて、あなたの悩みを解決するヒントにしてください。
40代が求人探しで効率よく情報を集める方法は、40代の転職で求人を探す8つの手段でご紹介していますので、あわせてご確認ください。転職活動の流れと40代の転職を攻略するコツは、40代の転職を成功させる完全ガイドでご紹介しています。
▼この記事の執筆者▼
仕事を辞めたいなら転職活動を始めてみよう
いまの仕事を辞めたいと思ってはいるけど、
どんな仕事がしたいのかわからない…
このように悩んでいるのなら、とりあえず転職活動を始めてみましょう。
転職活動をするなかで、自分のやりたい仕事を見極めていくことができます。
もちろん転職活動をするだけなので、本当に転職する必要はありません。
実際に転職するかどうかは、やりたい仕事が見つかってから考えればよいのです。
今や転職は当たり前の時代です
高度成長期の頃は当たり前だった、”生涯雇用”という概念はもはや過去のものとなりました。
キャリアを積むために転職をしています
このような考え方は、いまや珍しくありません。
政府の労働力調査によると、2020年度の転職者数は約319万人でした。
◆転職者数の推移
コロナ禍の影響もあり、前年よりは約32万人減少したものの、依然として多くの人が、
理想の仕事を求めて転職している
ということがわかります。
また、転職需要が拡大する理由として、日本社会における人手不足の状況も、要因のひとつでしょう。
2030年には、日本の労働人口は644万人が足りなくなると言われており、既に人手不足による倒産が相次いでいます。
2030年、人手は644万人不足する
推計の結果、2030年には、7,073万人の労働需要に対し、6,429万人の労働供給しか見込めず、「644万人の人手不足」となることが分かりました。
産業別において、特に大きな不足が予測されるのは、サービス業、医療・福祉業など、現在も人手不足に苦しむ業種であることが分かりました。
これらの業種は、少子高齢化やサービス産業化の進展により今後も大きな需要の伸びが予測され、労働供給の伸びがそれに追いつかないと考えられます。
パーソル総合研究所「労働市場の未来推計 2030」より
転職市場の動向を踏まえて、
人手不足で積極採用している業界に、照準を合わせてみる
というのも、仕事を見つけるうえでのひとつの手法となっているのです。
【人生100年時代】40代でも遅くはない
自分にはどんな仕事が向いているのかよくわからない…
このように悩んでしまう40代が多いことは事実でしょう。
就職氷河期世代であった今の40~50代は、仕事の選択肢が少ない状況で、目の前のことに必死に取り組んできた人たちです。
会社や家族を優先して、
という見方もできます。
これまで必死に歩んできたにもかかわらず、若者の進出や自身の体力低下を感じて、
今のままでよいのだろうか…
という漠然とした不安に悩んでいる人が、多いのかもしれませんね。
ただ、いまや40代という年代は、キャリアの折返し地点ではありません。
人生100年時代といわれる昨今では、高齢者雇用安定法の改正により、企業は雇用社員における”70歳までの就業機会確保”を義務付けられるようになりました。
高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~
少子高齢化が急速に進展し人口が減少する中で、経済社会の活力を維持するため、働く意欲がある高年齢者がその能力を十分に発揮できるよう、高年齢者が活躍できる環境の整備を目的として、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の一部が改正され、令和3年4月1日から施行されています。
出典:厚生労働省ホームページ
新しい分野にチャレンジしても、知識やスキルを高める期間は、まだ20年以上もあります。
今から「その道のスペシャリスト」を目指すことは、十分に可能です。
40代で「何がしたいかわからない」と悩んでいたとしても、これからやりたい仕事を見つけていけば、決して遅くはありません。
「何がしたいかわからない」ときは、価値観の整理をしてみよう
転職が一般的になったとはいえ、すべての人が転職に成功しているというわけではありません。
なかには、転職しても理想と現実のギャップに悩み、再び退職してしまう人もいます。
自分にあった仕事と出会うためには、
仕事のおける価値観を明確にしておく
ということが重要です。
焦る気持ちを抑えて、これからお話しする内容を参考にしながら、自身の内面と対話をすることから始めてみましょう。
”転職貧乏”になってしまう人の特徴とは?
転職の典型的な失敗例として挙げられるのが、”転職貧乏”と呼ばれるケースです。
新しい環境なら、もっと頑張ることができるはずだ
このような根拠のない自信をあてにして、安易に転職することはおすすめできません。
転職先で苦労があれば、すぐに心が折れてしまって、
やっぱり前の会社に戻りたい…
と後悔することになるのです。
結局は、会社を辞めては転職を繰り返してしまい、収入と社会的信用を失うことになるでしょう。
- プライドが高い:
資格やスキルの必要性を理解していても、プライドが邪魔して行動に移せない - 不採用が続いて焦っている:
焦るばかりに条件に妥協してしまい、転職に失敗してしまう - 理想ばかりで努力をしない:
理想ばかりを追い求めて乗り越えるべきハードルから逃げてしまう
上記のような特徴に当てはまっている人は要注意です。
先入観のない転職を避けたほうがよい理由
転職活動をするときに、
転職活動は先入観を持たずにやった方がいいよ
その方が自分の可能性を発見できるし、成功しやすくなるから
このような意見を聞くことがありますが、40代は真に受けてはいけません。
未知の環境で頑張れば、知らない才能が開花する可能性はあるでしょう。
ただし、仕事の価値観という“自分軸”を持たずに転職活動をしても、時間と労力をムダにするだけ。
運よくどこかの会社に入社できたとしても、納得感が薄ければ、
やっぱり転職はこの失敗だったかな…
と後悔することになるのは明らかです。
人生の大半は、労働の中で過ごします。
つまり、仕事を変えることは、生き方を変えることに等しいのです。
転職にはリスクも伴いますので、40代という立場を考慮するのなら、無謀なチャレンジは避けるべきでしょう。
リスクを承知したうえで、自分の価値観を持って行動することが、中高年転職者のあるべき姿です。
しっかりと自己分析をしたうえで、転職活動を進めること
上記が大前提となることを心得ておきましょう。
仕事選びでつまづく人の特徴。タイプ別の対策とは?
仕事選びや転職活動につまずく人は、もともと持っている性格や現在の状況から、以下の4つのタイプに分かれます。
- 失敗が怖くて前に踏み出せない
- 自分の強みがよくわからない
- 将来の不安から焦ってしまう
- 考える時間が足りておらず、やりたいことが定まらない
ここでは、それぞれのタイプの特徴と、仕事選びの際に対策するべきポイントをご紹介します。
失敗が怖くて前に踏み出せない
このタイプに当てはまる人は、
○○という仕事に興味はあるんだけど、失敗するのは嫌だし…
上記のように慎重になり過ぎるので、なかなか行動に移すことができません。
- 転職経験がない
- 控えめな性格をしている
このような人によく見られる傾向です。
最終的には、自分を信じて飛び込むしかありません。
失敗を恐れる気持ちを抑えて、いくつかの求人に応募することから始めてみましょう。
応募したからといって、内定をもらえるとは限りませんし、勇気を持って行動する中で、自分らしい価値観に出会えるかもしれません。
いい意味で転職への期待を捨てて、肩の力を抜いて行動してみましょう。
自分の強みがよくわからない
このタイプは、
さほど努力をしなくても、人並みの仕事はできます
上記のような、自信家の人に当てはまりがちな特徴です。
物事をそれなりに上手くこなせることが仇となり、特筆すべき自身の強みとなる要素がわかりません。
オールラウンドな仕事ができる一方で、大成しない”器用貧乏”なタイプともいえるでしょう。
仕事選びを前に進める対策としては、
職業上のキャリアを振り返って、成功体験を掘り起こすこと
上記が有効です。
上司に評価されたこと、得意先に感謝されたことなど、書き出してみれば色々とあるのではないでしょうか?
自分の強みがわかれば、進むべき方向性が見えてくるはずです。
これまでのキャリアから強みを洗い出す方法については、以下の記事で解説をしていますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
将来の不安から焦ってしまう
とくに現状に不満があるわけではないのに、
このままズルズル働き続けるのはよくないのかも…
このような漠然とした「将来への不安」を理由にして、転職に踏み切ってしまう、もっとも失敗しやすいタイプです。
このタイプに当てはまる人は、
不安要素をあらいざらい書き出してみる
ということから始めてみましょう。
精神的な焦りの根幹には、
- キャリアに関する不安(停滞感)
- 知識やスキルに関する不安
- 人間関係にまつわる不安
- 経済的な不安
- 体力的な不安
上記のような何らかの不安の種があり、内容によっては転職をしなくても、現状改善で解決できる場合もあります。
早まらずに、ひとつずつ紐解いていくことが重要です。
考える時間が足りておらず、やりたいことが定まらない
転職したいという願望はあるものの、
- 平日は仕事漬け
- 休日は家族サービスに追われる
上記のように忙し過ぎて、
自分のやりたいことをじっくり考える時間がない…
という人もいるでしょう。
このような場合は、有給休暇を取るなどして、なんとかして時間を確保するしかありません。
カフェや景色のよい場所など、誰にもじゃまされない空間で、
これまでやりたいと感じたことは何だろう?
上記について、じっくりと思い出してみてください。
ざわざわした気持ちでは見えなかった、自分らしいキャリアプランが想起できるはずです。
自分らしい仕事を見つけるための6つの方法
自分らしい仕事を効率よく見つけるためには、
何かひとつ明確な切り口を定めて考えてみる
というやり方が有効です。
ここでは、具体的な方法について、6つの切り口をご紹介します。
やりたいではなく、やれる仕事から探す
やりたいことを探すのではなく、
自分のやれる仕事から選ぶ
というスキルを活かした選択方法です。
この方法で仕事を選べば、転職で結果を出しやすく、仕事をイチから覚えるといった労力も必要ありません。
転職で活かせるスキルは、テクニカルスキルとポータブルスキルの2つがあります。
- テクニカルスキル:
特定分野で活かせる専門知識や技能のこと。おもに同業種、同職種への転職で役立つ - ポータブルスキル:
論理的思考力・コミュニケーション能力・交渉力など、業種や職種を問わず活かせる汎用的なスキルのこと。未経験の転職でも強い武器になる
なお、どんなスキルを保有しているかによって、やれる仕事の種別は変わってくるので、保有しているスキルを的確に言語化しておくことが重要です。
スキルの言語化に関しては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
好きな分野、興味のある職種から探す
好きな分野の仕事ならば、ある程度の苦労も受け入れられるもの。
ライフワークと呼べる仕事に出会えれば、日々の充実感は格段に高まるはずです。
年収が一時的に下がったとしても、
好きなことだから苦にならない!
と長く続けることができるので、徐々に収入も得られる状態になりやすいでしょう。
興味ある分野から仕事を選ぶ場合は、
情報収集をして業界の理解を深めておく
ということが大切です。
関連書籍やインターネット記事をじっくり読み込めば、本当に自分がやりたい仕事かどうかを判断できます。
身につく資格やスキルで探す
40代後半~50代を見越すなど、近い将来から逆算して、
手に入れておきたい資格やスキルを基準に仕事を選ぶ
というのもひとつの方法です。
キャリアアップはもちろん、先々に独立を検討している人にも有用な方法となります。
国家資格を取れば優位性があるものの、その多くは取得にあたって一定の実務経験が必要です。
すぐに取得できないもどかしさがある一方で、
- 資格取得後は収入が安定しやすい
といったメリットがあります。
スキルを習得する場合は、働きながら学んだほうが効率的というケースが多いです。
とくにIT分野で必要となるスキルは、独学では習得がきびしい傾向にあります。
資格やスキルは“一生モノ”となるため、働きながら習得できれば、一石二鳥となることは間違いありません。
社会貢献度の高い職種から探す
介護福祉分野はもちろん、「将来の担い手を育てる」という観点でみれば、大学職員や塾講師、家庭教師なども立派な社会貢献だといえるでしょう。
子どもとのふれあいが好きなら、
- 地域の学び舎
- 不登校児を受け入れるフリースクール
- 教育関連のNPO法人
上記などに勤めるという選択肢もあります。
いずれも「ありがとう」をいわれる機会が多いため、モチベーションに繋がりやすく、幸福感もひとしおです。
また、介護職については有効求人倍率が令和3年1月時点で3.30倍、保健医療サービスの職種は2.84倍となっています。
求人の選択肢も豊富にあり、自分にあった職場を見つけやすい状況です。
副業で経験を積みながら、やりたい仕事を見つける
長年同じ会社に務めていると、他の業界を知る機会はそれほど多くないでしょう。
しかし、副業を始めることで、知らない分野の情報を積極的に手に入れることができます。
視野が広くなれば、思わぬ適職が見つかるかもしれません。
副業で経験を積むことは、本業としていきなりチャレンジするよりも、明らかにリスクを抑えられます。
所帯持ちの人にとっては、家族に余計な心配をかけずに済むでしょう。
なお、副業をはじめる場合は、
上記を事前に確認しておきましょう。
40代の副業は、体力的な心配がいらない在宅ワークがおすすめです。
やりたくない仕事を除外して、それ以外の仕事で絞り込む
仕事を選ぶときに、
この仕事だけはやりたくないな…
このような消去法から、仕事の条件を絞り込む方法も有効です。
やりたい仕事とは反対に、やりたくない仕事の要素とは何でしょうか?
- デスクワークはやりたくない
- 肉体労働はやりたくない
- 営業や接待はしたくない
- 残業はあまりしたくない
- 土日に仕事はしたくない
上記のように項目を多く挙げるほど、避けるべき仕事が見えてくるはずです。
自分にとって、どのような仕事を除外すべきかがわからないときは、過去の職歴を振り返ってみましょう。
そういえば、あの業務は嫌々やっていたな…
このような業務があるならば、同じ要素を含む仕事には就くべきではありません。
頭の中を整理する意味でも、
いちど嫌いな要素をすべて書き出してみる
というのもおすすめです。
それでも適職がわからないときは、転職サービスを活用してみよう
自分でいろいろ考えてみても、
どうしても何がしたいのかはっきりしない…
そんなときは自分ひとりで考えすぎず、第三者による客観的な見解も取り入れながら、適職を探してみましょう。
ここでは、仕事選びに迷ったときに活用できる、無料の転職サービスをご紹介します。
転職サイトで「適職診断」を受けてみよう
適職診断とは、転職サイトを運営する人材サービス会社が提供している診断サービスのこと。
設定されている質問に回答することで、適職はもちろん、適正年収や性格分析なども行ってくれます。
- マイナビ転職 ジョブリシャス診断
20の設問に回答するだけで、性格タイプ・仕事での強みと弱み・本領発揮できる職種などが詳細に分かります - doda 適職診断
3つのステップで設問に回答していくことで、得意な能力や苦手な能力、価値観や行動傾向などを詳細に診断してくれます。データを活かした職種選びも可能 - リクナビNEXT グッドポイント診断
選択形式の質問に答えていくことで、「独創性」や「決断力」など18種類の要素から5つの強みを診断してくれます。診断結果にもとづいてマッチする仕事情報が案内されます - ミイダス コンピテンシー診断
選択形式の質問に答えていくことで、17種類の職種の適性を10段階で診断してくれます
診断を受ける、もしくは診断結果を確認する段階で、各転職サイトへの登録が必要になりますが、いずれも無料で利用することができます。
仕事選びのヒントにできますので、ぜひいちど診断を受けてみましょう。
また、求人探しをするうえでも、転職サイトの利用は必須です。
転職サイトの選び方や活用する方法、40代におすすめの11社を以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
転職エージェントにキャリア相談してみる
自分の選択に迷いや不安がある場合は、転職の専門家にキャリア相談をしてみましょう。
ミドル世代の転職活動に必須とされる転職エージェントには、キャリアアドバイザーという心強い味方がいます。
面談によるカウンセリングを通じて、客観的なアドバイスがもらえるため、自分一人で適職を探すよりもずっと効率的です。
転職のプロによるサポートを受けることで、以下のような、たくさんのメリットを得ることができます。
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
- 面接対策のサポートをしてもらえる
- 業界や企業について、独自の情報を提供してもらえる
- 求人企業について、気兼ねなく質問できる
- 選考に落選した理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
- キャリアや市場価値をプロの視点で見定めて、アピールするべき自身の強みを教えてくれる
- 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
- 入社時期や年収条件など、交渉ごとを代行してくれる
40代が無駄なく効率的に転職活動を進めるうえで、利用しない手はないサービスです。
しかも、転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
エージェントとの相性を見極めて厳選するという前提で、最初から3~4社ほどに登録しておきましょう。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ハローワークなどの公共就職支援サービスを利用する
ハローワークは、転職サイトと比較すると求人の詳細がわかりにくく、待遇面で見劣りすることが多いので、利用を敬遠している人もいるかもしれませんね。
ですが40代の転職においては、ハローワークも積極的に活用しましょう。
ハローワークを利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 仕事の種類が豊富で求人数が圧倒的に多い
- ハローワークだけの独自求人がたくさんある
- 職業相談の窓口が充実しており、気軽に相談できる
- 子育て中の仕事探しを支援するマザーズコーナーがある
- 職業訓練を受けて、資格やスキルを習得できる
ハローワークは公共の職業紹介機関ですから、企業は無料で求人を掲載することが可能です。
そのため、
ブラック企業の求人が紛れているのではないか…
こういった心配をしている人もいるでしょう。
ですが、質の悪い求人は見分けることができますし、窓口で確認すれば、さまざまな情報を教えてもらえます。
- 現在失業中である
- 地元企業への就職を希望している
- 未経験の仕事に転職したい
- 子育て中である
上記のような方であれば、利用しないのはもったいないサービスですよ。
また、公共の就職支援サービスはハローワークだけではありません。
人材紹介会社による委託運営がされていて、転職エージェントのような充実したサービスを用意している地域もあります。
ハローワークなどの公共支援サービスについては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
紹介予定派遣で転職する方法もある
仕事探しのひとつの方法として、紹介予定派遣を利用することも有効です。
最初の2~6ヶ月を派遣社員として勤務して、派遣勤務の期間が経過した段階で、労働者と企業の双方が合意すれば、正社員になることができます。
紹介予定派遣を利用するメリットは、以下のとおりです。
- 最初は派遣社員として入社するので、ワークライフバランスがとりやすい
- 直接雇用される前に、仕事内容や職場の雰囲気を確認できる
- 必要な人材であることを、働きながら直接アピールできる
- 未経験の業務にもチャレンジしやすい
- 合わないときは断ることもできる
もちろんメリットばかりではありませんが、まずは大手の派遣会社に2~3社登録して、紹介予定派遣にはどのような求人があるかを、いちど確認してみましょう。
紹介予定派遣を利用するメリットやデメリット、40代が採用されるコツなどは、以下の記事でご紹介していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
まとめ:仕事選びに悩んでしまったときは、価値観を整理して自分の軸を見つけよう
今回は、仕事選びで「何がしたいかわからない」と悩んでいる方に向けて、
- 「何がしたいかわからない」ときは価値観の整理をしてみよう
- 仕事選びでつまづく人の特徴とタイプ別の対策
- 自分らしい仕事を見つけるための6つの方法
上記についてお話ししてきました。
40代であるあなたが、仕事選びを考えたときに、
何がしたいかよくわからない…
このような悩んでしまったのなら、いちど足を止めて、自身の価値観を整理してみることをおすすめします。
取捨選択ができないうちは、転職活動を進めても失敗する可能性が高いです。
ご紹介した6つの方法で、「自分らしい仕事」を探してみてください。
- やりたいではなく、やれる仕事から探す
- 好きな分野、興味のある職種から探す
- 身につく資格やスキルで探す
- 社会貢献度の高い職種から探す
- 副業で経験を積みながら、やりたい仕事を見つける
- やりたくない仕事を除外して、それ以外の仕事で絞り込む
それでも見つからないときは、無料の転職サービスを利用して、客観的なアドバイスを取り入れてみるのもひとつの方法です。
焦りは禁物です。ぜひ自分らしい仕事をじっくり探してみてくださいね。
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