こんなふうに思っているのは本人だけかもしれません。
筆者は41歳の女性ですが、ちょっとだけ失敗した部分もあったものの、結果オーライで転職には成功しています。
希望職種は「医療事務」。経験者として転職活動にのぞみました。
ちなみに当時は育児中で、未就学児2人のママをしながらの転職だったのです。
今回の記事では、面接20件超えでも不採用続きだった、筆者の転職活動から学んだことを、実体験とともにお伝えできればと思います。
医療事務は「経験者」が不採用の原因になる場合も
41歳という年齢は若干気になりましたが、「経験者」の強みを活かして、簡単に採用されるものと思っていました。
このように軽く考えていたので、もしかしたら「強気なおばちゃん」に見えていたのかもしれません。
募集内容を確認してわかったこと
医療事務の求人は、正社員の募集も多くて年齢不問で働きやすいところが魅力です。
年齢制限をしている病院もありますが、そんな病院はスルーして、自分の条件と一致している病院だけを探せばいいので問題ありません。
筆者が狙っていた求人は、「外来だけのクリニック」でした。
元々クリニックの経験しかなかったので、応募に対する視野が狭くなっていたのかもしれません。
「経験者優遇」とか、「経験○年以上」と書いてあれば、当然ながら経験者を必要としていると思いますよね?
しかし実際には、例外もあるようです…
例外にあたる求人は、経験者優遇と並記して「未経験者歓迎」とも書かれていることがあります。
結局のところは、経験はあってもなくてもどちらでもいいわけです。
募集内容はあくまでも目安として考えたほうが、無難なのかもしれません。
民間資格は時には仇になる
医療事務には民間の資格が存在しています。
ただ、医療事務の仕事に資格は必要ありませんし、資格を持っているから優遇されるということもありません。
筆者は「医療事務をやろう!」と思ったときに、医療事務の学校に通いました。
ただ、正直なところ、何の役にも立っていない気がします…
役に立つどころか、面接の際にマイナスになることもあったくらいです。
筆者が取得した民間資格は、「医療事務職2級」というものだったのですが、資格を履歴書に書いて面接に行ったら、喝を入れられた経験があります。
ここだけの話し、年配のDrは上からモノを言う方が多くて、
こんな調子で、ほぼ怒られている感じでした…
怒られたことがトラウマとなって、
履歴書を書くときに、毎回このように悩んでしまいます。
でも、求人のなかには「要医療事務資格」というのも見掛けますから、資格必須の求人ではもちろん書くようにしてくださいね。
「経験者」であることが弱みになる場合もある
筆者が20件以上の面接を受けてみて思ったのは、
経験者は強みではなく弱みにもなりうる
ということで、下手に経験があると嫌がられるケースも多いのです。
確かに筆者自身にも思い当たる節があります。
筆者が勤めるクリニックで、経験者が後輩になったときに、
なにを教えても、こんなふうに繰り返し言われて、
上記のように思ったものです。
経験をアピールした方がいい職種もいっぱいありますが、医療事務に関しては、控えめな方がよい印象を与えるかもしれません。
働き方に応じて、医療機関の種別を考えよう
当時の筆者は育児中で、あまり時間の自由がきかない状況でした。
しかし、時間に対するリスクがあるにも関わらず、クリニックで働くことに執着していたのです。
このような固執した考えが、不採用の原因のひとつだったのかもしれません。
フルタイム勤務に支障をきたす可能性がある場合は、クリニックなど少人数で回している職場には不向きなのです。
育児中なら中規模以上の病院がベスト
育児中は子どもの体調不良で、急に休んだり、早退したり、なかなか思うように働けません。
他に子どもを看てくれる人がいるなら話は別ですが、少人数の職場では働くことが難しいのです。
しかし中規模以上の病院であれば、それなりにスタッフが揃っていますから、子どもの事情で1人や2人休んでも、職場の仕事が回らないということはありません。
育児中でも、採用してもらえる可能性が高くなるでしょう。
詳しくは後述しますが、筆者を採用してくれたのも、60床ある中規模病院でした。
このように考えているのなら、中規模以上の病院で働くことを検討してみると、採用されやすいかもしれません。
時間に縛りがないならクリニックも
フルタイムで問題なく働けるなら、クリニック勤務も可能です。
年齢不問のクリニックなら、40代や50代でも問題なく採用されますよ。
クリニックでは、午後の診察が長引くと、夜になってしまうことも珍しくありません。
診療が終わるまで勤務できる人なら、きっと重宝されるでしょう。
育児中の筆者は残業に対応できなかったので、不採用となるのは必然でした。
短期間~パートの勤務ならレセプト業務
上記のような方であれば、短期・短時間の勤務でレセプトだけ対応するのもありですね。
筆者も月末月初だけ、レセプトスタッフとして働いたことがあるのですが、
レセプトをご縁に正社員として
という流れも可能性はありますよ。
医療事務にこだわらない選択が功を奏する
筆者は転職先の選択肢として、医療事務の一択で転職活動していました。
しかし、20件以上も不採用が続くと、さすがに精神的にも疲れが出てきます。
少し弱気になって、このように目先を変えた途端に、明るい兆しが見えてきたのです!
思いもしなかった病棟事務という選択肢
クリニックをあきらめて、ちょっと大きめの病院に応募してみたときのことです。
その病院には、医療事務として面接に行ったにもかかわらず、病棟事務として働くことが決まりました!
なぜか面接もリラックスできて、素に近い自分を出せたのがよかったのかもしれません。
- 人並み程度のパソコンスキル
- 人と接することに抵抗がないこと
上記の点が評価されて、病棟事務としての採用を打診されたのです。
ナースステーションが職場に!
筆者の転職先として、病棟事務という選択肢があったなんて、自分でも驚きです。
ナースステーションで医師や看護師、看護補助さんと働く環境は、物凄く新鮮で毎日楽しく働いています。
患者さんとの距離も近いですし、病棟事務の仕事は、
このように思えてしまうくらいです。
これも不採用地獄を経験したからこそ。
不採用のおかげで、こだわりを捨てることができ、医療事務以外の道を開くことができたのです。
結果として、今まで学んできたスキルがすべて役に立ち、とてもやりがいを感じる理想の仕事に出会うことができました!
まとめ:働き方に応じて応募先の間口を広げよう!
今回は、面接20件を超えても不採用続きだった、筆者の転職活動から学んだことを、実体験とともにお話ししました。
筆者が不採用続きだった理由は、
「間違った応募先」で、「経験者アピール」をしていたから
上記が原因だと思っています。
41歳だからとか、年齢は関係ありません!
40代でも医療事務に転職するのは可能です。
それに、もしかしたら経験者よりも未経験者の方が、採用される確率は高いかもしれませんよ。
医療事務の仕事を検討している方なら、年齢や経験は気にせずに、ぜひチャレンジしてみてください。
筆者がそうだったように、病棟事務を含め他のいろんな医療職種に目を向ければ、転職の可能性はもっと広がっていくでしょう。
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