やりたい仕事があるから一大決心!42歳子持ち女性が転職できた方法とは
転職した当時、筆者は42歳女性で子持ちでした。
このプロフィールだけを見て、
転職に有利だね!
このように思われる方は、ほとんどいないでしょう。
ひと昔前までは、「転職は35歳まで」とされており、その頃より転職が普通になった今でも、40代以上での転職は難しいと言われています。
また、日本の雇用において女性であるということは、残念ながらまだまだ不利な状況です。
日本のジェンダーギャップ指数は、2019年でも残念ながら全世界121位。
統計においても、正社員女性は正社員男性と比べても、給与は75%しかないという結果が出ています。
さらに子持ちという点も不利です。転職当時は、筆者の二人の子供は保育園児と小学生でした。
まだ病気もするし、PTAなどとの両立もあります。
子持ちの採用を忌避したい企業は、悲しいことに未だに多い状況なのです…
この記事では、そんなデメリットばかりに思えた筆者が、「やりたい仕事」を求めて一念発起!
たった1ヶ月で、転職活動に成功した理由についてお話しします。
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40代女性で子持ちでも、「やりたい仕事」を求めたい
好きな仕事なんて、できなくて当たり前でしょ
上記のようにおっしゃる方もいるかもしれません。
また、
好きなことは、仕事ではなく趣味にしておくべきでは?
このように考える方もいると思います。
しかし筆者には、どうしても「やりたい仕事」があったのです。
専業主婦から再就職してマネージャーに昇進。この立場を捨ててもいいのか?
筆者には、かつて育児と仕事の両立に挫折して退職し、専業主婦をしていた時期がありました。
しかし、働きたい気持ちを我慢できず、再就職活動で入社した会社にて、マネージャーにまで昇進したのです。
ただ、その仕事は受発注の業務であり、筆者がやりたかったのは科学系の専門職でした。
安定した仕事と年収と立場、それらをすべて捨てて、「やりたい仕事」のために転職をするべきと皆さんは思われますか?
この質問に対して、「YES」と答えるか「NO」と答えるかは、
仕事において何が最も重要か?
といった、仕事に対する価値観によって違うでしょう。
筆者が重要と考えていたのは、
- 年収
- やりたい仕事ができること
上記の2点でした。
そこで、「やりたい仕事」の年収を調べてみて、
少なくとも現状維持の収入は確保できそうだ…
このように判明した瞬間に、転職活動を行うことを決意したのです。
多忙なワーママだからこそ、効率的な転職活動を
ワーキングマザーはとにかく多忙です。
筆者のママ友の話を聞いていると、
いまの会社には不満だらけだけど、転職活動をする時間がない…
このような不満を持っている人が多いこと多いこと…
だからこそ、筆者は短い時間で、可能な限り効率的な転職を目指しました。
やりたい仕事へ転職するために、徹底調査をしよう
いくら今の会社で自分がマネージャーでも、会社や仕事が変われば単なる新人です。
自分の力と市場価値が、転職先で認められるとは限りません。
ですので、まず筆者が調べたのは、
転職した場合に、自分の市場価値が認められるかどうか?
上記についてでした。
自分の市場価値が認められる転職先を探そう
40代女性で子持ち、専業主婦だった1年間以外は、いちおう正社員勤務です。
この条件でも、市場価値を高く評価してくれる企業はあるのでしょうか?
ずばり、あります。それは外資系企業です。
筆者が「やりたい仕事」の業種では、
仕事ができる人なら、子持ち女性はむしろ歓迎だ!
このように思ってくれる、外資系の企業がわりと多いのです。
これは、複数の転職エージェントの担当者に言われたことでもあります。
なぜ外資系がそういう判断をしてくれるかというと、
- ワーキングマザーは効率的に働かなければ両立が不可能だからこそ、仕事ができる人が多いと思ってくれている
- 現在も正社員なら、両立ができている証拠になり、なお評価が高い
- 日本よりも海外の方が女性のリーダーが多く、女性が活躍している実績がある
上記のような背景があるのだそうです。
そこで筆者は、「やりたい仕事」ができる外資系企業に転職先を絞りました。
即戦力として認めてくれそうな企業を絞り込み、企業研究する
筆者が次に行ったことは、ターゲット企業の絞り込みです。
転職するときは、業種と職種をある程度は統一することをおすすめします。
そうすることで、志望動機の組み立てや企業研究がしやすくなるのです。
筆者は、以下の3つのポイントから、応募企業を2~3社に絞りました。
- やりたい仕事ができる企業
- 外資系の企業
- 今まで自分が勤めた会社と同業種の企業(いわゆる競合他社)
とくに競合他社の場合は、採用側も経歴を見て、
おっ、競合の会社の人なのか!
このように思うはずです。
その業界を知っているということは、大きなアドバンテージになります。
そして企業を絞ったら、
応募したい企業を紹介してくれそうな転職エージェント
上記を探して登録しましょう。
筆者の場合は、ビズリーチでした。
このような手順を経て、筆者は無事に面接に進むことができたのです。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
面接の準備が重要!デメリットをメリットにしよう
次は面接の準備です。
面接の準備は、面接本番よりも重要なステップと言われています。
筆者がどのような準備をおこなったか、具体的にご紹介します。
ブランク期間は空白ではなく、その間に得られたことをアピールする
筆者が「やりたい仕事」は科学系の専門職です。
7年ほど前まで従事していた、専門職に「似ている」仕事でした。
同じ知識を使う仕事です。
しかしその後に、1年間の専業主婦期間と、5年間の受発注業務の期間があります。
これは、専門職の視点でいうと「ブランク」です。
面接の準備では、
- 経歴を交えた自己紹介
- 志望動機やブランクを聞かれた場合の答え方
上記などを盛り込んだ「想定問答集」を30問くらい作って、質問と回答を書いておきました。
作った文章はそのまま覚える必要はなく、「何を言うか」を箇条書きしておくと覚えやすいです。
回答では、ブランクのようなネガティブな言葉は、ポジティブに言い換えるようにしましょう。
例えば、筆者は下記のような想定問答集を作りました。
あなたには6年間、専門職についていなかったブランクがありますね。そのギャップをどう考えますか?
確かに専門職としてはブランクです。
しかし私はその間に、専門職に従事していただけでは経験できないキャリアや実績を積むことができました。
具体的には、〇〇や××です。
これらの経験は、この仕事の△△と言う面に活用することができます。
また、私には未経験だった□□の仕事を1ヶ月で習得して、顧客にプレゼンテーションを行った実績もありますので、ブランクがあっても迅速にキャッチアップができると考えております。
回答で心掛けたポイントは、
- ブランクがあるからこそ、新しい風を送り込める
- ブランクはすぐに取り戻すことができる
上記の2つをアピールすることです。
このような面接の準備を念入りに行うことで、自信もついてきます。
本番の面接では、胸を張って堂々と答えられたこともあって、筆者は最初に応募した1社のみで、無事に内定を獲得することができました。
即戦力と思わせたら、面接は勝ったも同然!
40代の転職において、キーとなるのは「その企業で即戦力となるかどうか」でしょう。
ですので、面接官に、
この人なら、ウチで働いている姿がイメージできるな!
このように思わせたら勝ちなのです。
面接の準備をするときは、「その企業で働いている自分」を想像しながら行いましょう。
もちろんそのためには、企業研究や職種研究が必須です。
インターネットを駆使して、その企業の口コミは必ず確認し、働くことをイメージしながら準備をすることをおすすめします。
もし、調べてわからないことがあったら、
何か質問はありますか?
面接官にこのように聞かれたときに、必ず質問するようにしましょう。
そうすることで、面接官にも、
この人なら、ウチの会社で働くところがイメージできる
このように思わせることができるはずです。
▼内定・入社準備のポイントはこちら▼
まとめ:40代女性で子持ちでも、「やりたい仕事」に転職できる!
今回は、「40代、女性、子持ち」とデメリットばかりに思えた筆者が、一念発起して「やりたい仕事」へ転職した体験談についてお話ししました。
一見すると転職に不利と思えるプロフィールでも、やりたい仕事に転職することは可能です。
諦める必要はありません!
ただし、それなりの工夫は必要です。
今回は、筆者が工夫したことをご紹介しましたが、人によってその方法は異なるでしょう。
もしあなたが、やりたい仕事で働くことを諦めてしまっているのなら、様々な工夫を凝らしてみて、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
あなたのチャレンジを応援しています。
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