40代から「ゆるい会社」に転職する方法!特徴や見つけ方を解説
40代で転職を考えているけど、
- もっとゆるい会社に転職したいけど、やり方がよくわからない…
- 40代だと、もう転職は無理かもしれない…
このような悩みを抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか?
しかし結論からいうと、40代でもゆるい会社に転職することは十分に可能です。
ゆるい会社に転職すれば、副業を始めることで年収を増やすこともできます。
なぜそう言えるのかというと、筆者も44歳のときに激務の会社を辞めて、「ゆるい会社」への転職を果たしたから。
そして副業を始めて7ヶ月目で、副業で月収5万円を得られるようになりました。
この記事では、筆者が実際に体験したことにもとづいて、ゆるい会社に転職する具体的な方法やオススメの副業などについてお話ししています。
現在の仕事に悩んでいたり、転職を考えている方にとって、参考となる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ゆるい会社に転職して、副業を始めるべき理由とは?
筆者は40代の皆さんに、声を大にして言いたいことがあります。
それは「ゆるい会社に転職して、副業を始めましょう!」ということです。
「突拍子もない」と思われた方もいるもしれませんね。
しかし、ゆるい会社に転職をして副業を始めるべきと提案するのには、きちんとした理由があります。
もはや「会社員だけ」はリスク! 副業で別の収入源を持っておくべき
会社勤めをしていて収入を得ているのに、なぜ副業を始めるべきなのか?
それは、将来の収入を安定させるためです。
2019年5月に、トヨタ自動車の豊田章夫社長が会見で、
もはや終身雇用の維持は難しい
という発言をしたことからもわかるように、日本の終身雇用制度は、もはや崩壊したと言っていいでしょう。
さらに年金制度も崩壊寸前……
年功序列に至っては、もはや過去の産物になりつつあります。
つまり、これまで信じられてきた、
ひとつの会社で定年まで勤め上げて、あとは悠々自適の生活を送る
このようなひと昔前の「安定という常識」は、もはや崩れ去ったということを意味しているのです。
40代の我々にしてみれば、まさにすべてのハシゴを外された状態ですよね。
怒りがふつふつと込み上げてきそうですが、それはさておき……
これまでの安定がもはや存在しない現状においては、
ひとつの会社で勤め上げることは、非常にリスクの高い行為である
ということがご理解いただけるのではないでしょうか。
転職にはリスクがあるし…
こういった今までの常識を見直して、いちど冷静に考えてみる必要があります。
筆者が副業を始めましょうと主張するのは、
- 収入の柱をいくつか持つことによって、全体的な収入を増やす
- リスク分散をして、収入を安定させるため
このような理由があるからなのです。
なぜゆるい会社に転職したほうがいいのか?
筆者もこのような社会情勢を考えて、副業を始めようと考えたのですが、
でもこの会社では、副業をするのは厳しいな…
という思いになっていました。
なにしろ朝から晩まで働いて、常に疲れている状態だったので、何か新しいことをはじめるには、体力的にも気力的にも無理だったのです……
ならばどうするのか??
自問自答して出た答えが、
ゆるい会社に転職して、副業をする時間を作る
という方法でした。
いま勤めている会社がホワイト企業で、
今の会社のままでも、副業を始められそうだ…
という方なら、無理に転職を考える必要はないでしょう。
しかし、筆者のように副業を始める余裕すらなく働かされている人は、ぜひゆるい会社への転職を考えるべきです。
ゆるい会社とは、どんな特徴がある会社なのか?
ゆるい会社は確かに存在しています。
以前より減ってきてはいるものの、現在でも探せばまだまだあるのです。
ここでは、ゆるい会社の特徴と一例をご紹介します。
ゆるい会社は確かに存在している
ゆるい会社は確かに存在しています。
なぜかというと、実際に筆者が見つけたからです。
半年間の求職活動で、2つのゆるい会社を見つけることができました。
地道に探していけば、あなたもゆるい会社を見つけることができますよ。
ゆるい会社の特徴とは
そもそもなぜ、ゆるい会社が存在するのでしょうか?
その理由は以下の2点です。
- もともと公的機関だったから
- 利益を追求しない会社であるから
もともと公的機関の会社は、民営化されたとはいえ、まだまだ公的機関の慣習や経営方針が残っています。
ですから、
従業員をギリギリまで使ってやろう…
といったブラック企業にありがちな思考に乏しい傾向があるのです。
もうひとつは、利益を追求しない会社の存在でしょう。
例えば、一般社団法人系の会社や一般財団法人系の会社などが、この特徴に当てはまります。
世の中の会社が効率化されつつあるとはいえ、こういった特徴で探していけば、
ゆるい会社はまだまだ存在している
というのが実情です。
ゆるい会社の一例
ゆるい会社の例をいくつかご紹介します。
- 日本郵便輸送株式会社(元公的機関)
- 全国軽自動車協会連合会(一般社団法人)
- 日本書道教育学会(公益財団法人)
ゆるい会社を選ぶ際のポイントは、
元公的機関 / 一般社団法人 / 公益財団法人
上記のような会社を狙うことです。
44歳の私が「ゆるい会社」に転職できた具体的な方法
40代になると、転職は難しいと考えている方も多いと思います。
しかし結論からいうと、40代でも転職は十分に可能です。
筆者は44歳のときに転職を決意し、約半年間の転職活動期間を経て、ゆるい会社に転職することができました。
ここでは、筆者がどのようにしてゆるい会社を見つけたのか、なぜ転職することができたのか、その経緯についてお話ししていきます。
私が実践した「ゆるい会社」の見つけ方
筆者がゆるい会社に転職した方法は、
人から直接情報収集する
このようなやり方です。
働いている方々の生の声を直接聞いて、ゆるい会社を探そうと考えました。
そんな貴重な情報を、他人が教えてくれるの?
このように思われる人もいるでしょう。
しかし、筆者が真剣に相談すると、ほとんどの人は親切に教えてくれました。
幸いにして当時の筆者は、自動車学校のインストラクターをしていたので、たくさんの方々とふれ合える機会があったのです。
自動車学校に来られる生徒さんは、ほとんどが若い人と思われていますが、実際はかなり幅広い年代の方が来られています。
- 子育てが落ち着いた20代主婦
- 会社から指示されてきた30代会社員
- 40代で転職活動中の方
- 50代のリターンライダー
- 60代になり定年後の仕事のために
上記のような、本当に多種多様な方が自動車学校に来ているのです。
筆者は幅広い年代の方々と接していくなかで、
条件のいい仕事を知りませんか?
おすすめの会社はありませんか?
このように片っ端から聞いていきました。
数ヶ月間の聞き取り調査で、約300人ほどの教習生の方とお話しした結果、筆者は理想となる「ゆるい会社」の情報を得ることに成功したのです。
人から直接情報を聞き出すという、何とも非効率だと思われている方法が、意外にも有効な手段として機能しました。
急がば回れ。あせらずコツコツと情報収集することが、ゆるい会社を見つけるための最大のポイントです。
スキルを活かせる仕事を選ぶのが近道
もちろん、ゆるい会社の情報をゲットしたからといって、すぐに転職できるわけではありません。
ここでは、筆者が実践した「ゆるい会社に転職する具体的な方法」についてご紹介します。
具体的な方法とは、
いま現在の自分が持っている「スキルを活かせる仕事」を選ぶ
ということです。
40代だと、20代30代といった若い世代に採用で負けてしまいがちなので、
私が持っているスキルは、御社にとって有益なものです!
このようなアピールするためには、やはりスキルや資格が必要となります。
筆者の例でいうと、前職が自動車学校の指導員でしたので、
- 大型自動車免許
- 大型特殊免許
上記など、ほとんどの運転免許を所有していました。
これがゆるい会社へ転職するうえで有利に働いたのです。
狙っているゆるい会社に転職するためには、採用で有利になるスキル・資格を持っておくことが重要となります。
しかしながら、
そんなこと言われても、特別なスキルや資格なんてないのだけど…
という方もいるでしょう。
ただ、スキルや資格を取る時間がない人でも、ゆるい会社への転職をすることは可能です。
スキルがある状況に比べると、かなり探しにくくはなりますが、資格やスキルなしで転職できる「ゆるい会社」も確かに存在しています。
ですので、地道に情報収集を続けることが重要です。
また、スキルがないと思われている方でも、これまでやってきた経験を的確に表現することで、スキルと認識されるものはあります。
以下の記事を参考にして、これまで自分がやってきたことを、スキルとして言語化してみましょう。
資格を取ると、ゆるい会社への転職が有利になる
繰り返しになりますが、有効な資格を持っていると、ゆるい会社への転職は有利になります。
理由は即戦力として見られるから。
会社にとって、育成する時間が省けるのは魅力なのです。
ですので、転職したい会社が決まったら、有利になる資格を取るために、コツコツと勉強していきましょう。
いまは何の資格を持っていないんだけど…
という方でも大丈夫です。
ポイントは狙いを定めて焦点を絞ること。
やみくもに資格の勉強をしたのでは、時間がいくらあっても足りません。
転職したいゆるい会社の情報をゲットしたら、
その会社へ採用されるために有利になる資格には、どういうものがあるのか?
ということを調査してみましょう。
そして、採用に有利になる資格の取得に向けて、地道に努力を重ねていくことが重要です。
千里の道も一歩から。焦らずにコツコツ正しい努力を継続していけば、必ず道はひらけますよ。
ゆるい会社に転職した後に、年収を増やす3つのオススメ副業とは?
ゆるい会社に転職できたとして、その後はどんな副業を始めればいいのでしょうか?
ここでは、副業で月収5万円を稼いでいる筆者が、年収を増やせる副業を3つご紹介します。
1.ブログ
まずオススメ副業として取り上げたいのは「ブログ」です。
えっ?今さらブログ?お金が稼げるの??
このような疑問を持った方もいるかもしれませんね。
しかし、ブログはまだまだ稼げる副業です。
あくまで筆者の予想ではありますが、これから5年~10年くらいは、まだブログで稼げると踏んでいます。
筆者の場合は2018年6月からブログを始めて、半年ほどで月収5万円を稼げるようになりました。
2022年現在でも、3~5万円程度の収入であれば、副業ブログでも稼ぐことは可能ですよ。
なぜなら、インターネットの広告費が今でも伸び続けているという事実があるからです。
ネット広告はずっと伸び続けているなかで、2022年も前年比15%増の2兆4811億円まで伸びると予想されています。
コロナ禍でも前年増だったことを考えると、この勢いはまだまだ続くでしょう。
ブログなんてもうオワコンじゃね?
と言われたりもしていますが、このようなデータを見ていただければ、ブログがまだ終わっていないことがわかります。
さらにブログの場合は、始めるときの初期費用や維持費が安いというのも魅力です。
筆者の場合だと、サーバー代など、月に1,200円ほどしかかかっていません。
「副業を始める」という目線で考えれば、笑えるほどの安さですよね……
万が一ブログで失敗しても、経済的に大きな被害が出ることはまずありません。
- ブログは費用をかけずに始められる
というのが、オススメする理由のひとつです。
2.YouTube(ユーチューブ)
オススメ副業の2つ目は、YouTube(ユーチューブ)です。
最近ではYouTuberが話題となっておりますが、ユーチューブは今からさらに伸びていくことが確実視されています。
伸びていく理由は以下の2つです。
- インターネット広告費がさらに伸びるから
- 5G(第5世代移動通信システム)が始まったから
1つ目の理由としては、前述したとおり、インターネット広告費が今後さらに増えていくからです。
2つ目の理由は、2020年3月から始まった5Gです。
「5Gって何?」と思ったかもしれませんが、簡単にいうとスマホの通信速度が、今までよりさらに爆速になったということです。
5Gは4Gとどこが違うのか
5Gは、4Gよりも通信技術が飛躍的に進化しています。5Gの通信速度は4Gの20倍、遅延は4Gの1/10で、4Gの10倍のデバイスを同時に接続できるとされています。
出典:5Gと4Gで何が変わる?何ができる?|ソフトバンク
それにより、モバイル端末だけでなく、あらゆる機器からストレスなくネットワークを使えるようになるのです。
なんと速度が4Gの20倍になると言われています。いやー凄いですね!
スマホでのユーチューブ利用が爆発的に伸びていくのは、想像にたやすいですよね。
そしてユーチューブも、ブログと同じで初期費用や固定費があまりかかりません。
ほぼリスクゼロで挑戦できるところが、最大のメリットといえるでしょう。
将来性を考えるのであれば、ブログよりオススメかもしれませんね。
3.Webライター
オススメ副業の3つ目はWebライターです。
Webメディアコンテンツによる集客が主流となった昨今では、記事を手掛けるライターの需要が高まっています。
Webライターをオススメする理由は、成果が出るのが早いから。
ブログやユーチューブの場合は、成果が出るのが早くても6ヶ月くらい、場合によっては1年以上かかってしまう場合もあります。
それに比べてWebライターは、1ヶ月で成果を出すことも可能なので、とにかく早く結果を出したいという方にオススメです。
仕事内容としては、
- ネット検索などで情報を集めて、記事としてまとめる
- 自身の経験にもとづいて、独自情報を記事にする
- インタビューなどの取材に出向いて、内容を記事にする
上記のように、さまざまな案件があります。
自身の知見をベースにして、オリジナリティのある記事を書けるようになれば、高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。
未経験の40代主婦の方が、Webライターにチャレンジした体験談を以下でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
副業を成功させる4つのコツ
ここでは、副業を成功させるためのコツについてご紹介します。
ポイントは以下の4つです。
ゴールを決める
ゴールを決めることは、副業を成功させるためのもっとも重要なポイントです。
なぜ重要なのかというと、ゴールを決めないと、目的地にたどり着くことができないから。
例えば、あなたが福岡から東京に行きたいとして、
とりあえず東のほうを目指してみようかな…
このような気持ちで出発しますか?
これだと、東京にたどり着くのはたぶん難しいでしょう。
副業で成功したいのならば、
いつまでにどれくらい稼ぎたいのか?
というゴールを明確に決めて、努力をしていく必要があります。
まずゴールをしっかり決めて、そこへたどり着くための方向性や手段を定めること。
この手順を間違わなければ、いつか必ず目標を達成できると筆者は断言します。
時間を確保する
副業をするための時間を確保することも、副業を成功させるためには必須です。
時間が確保できないと、そもそも副業を始めることはできませんし、継続することも難しくなってしまいます……
では時間を確保するためには、どうしたら良いのでしょうか?
筆者がオススメする方法は、
まずやらないことを決める
という考え方です。
人はだれもが平等に、1日に24時間という時間しかありません。
限られた24時間のなかで、自分がやりたいことを全部やるのは、誰でも不可能でしょう。
副業を成功させたいのであれば、やらないことを決めて、副業のための時間を確保するしかありません。
筆者の例でいうと、
テレビ、ゲーム、ユーチューブ、漫画、友達との飲み会など…
こういったことをすべてやめました。
正直なところ辛かったですが、その代償として1日あたり3時間ほど、副業の時間を確保することができました。
ここまでやるべきとは言えませんが、副業を成功させるつもりなら、
時間確保のために、もう〇〇はやらないようにしよう…
上記のように決めて、必要なことだけに行動を集中させることが重要です。
パートナーの理解を得る
副業を始めることに対して、パートナーの理解を得ていることは、成果を出すための必要要件です。
なぜかというと、副業の成功率に関わってくるから。
パートナーが手助けしてくれるのか、それとも逆風になるのかでは、天と地ほど違います。
ですので、副業を始めることについて、粘り強く丁寧にパートナーに説明をしましょう。
筆者の場合は、妻に副業について丁寧に説明したあとに、
1年間だけ頑張らせてくれ!
1年で結果が出なければ、副業は二度としないから…
このように宣言して、妻の了解を得ることができたのです。
そして半年後に、月収5万円の結果を出すことができ、妻にも少しだけ認めてもらうことができました。
あなたも副業を成功させるつもりなら、パートナーに理解してもらえるように、ぜひ工夫をしてみましょう。
無理をしない
副業はマラソンと同じです。
初めから全力疾走すると、100%途中でリタイアします……
ですので、マイペースでコツコツと副業を続けること。
安定的な生産性こそが、成功の秘訣といえるでしょう。
勉強やスポーツ、音楽などでも同じですよね。
努力を継続することが、成功への必要条件となります。
なので無理は禁物です。
自分のペースで副業を始めて、そしてマイペースに続けていきましょう!
まとめ:ゆるい会社に転職した結果は最高だった!
今回は、40代での転職を考える方に向けて、
- ゆるい会社に転職する方法
- おすすめの副業
上記について詳しくお話ししました。
筆者の場合は、副業をするために、
ゆるい会社へ転職しよう!
このように思い立ったのは44歳のとき。
約半年間の行動をした結果、ゆるい会社に転職することができました。
そして現在では、毎日3~4時間くらい、副業できる時間を確保できています。
副業を始めて7ヶ月目に、月収で5万円を達成することもできました。
ゆるい仕事を選んだことで、ストレスや肉体的疲労も減って、心身ともに回復傾向にあります。
そして何より、副業で稼げている達成感がたまらなくいいです。
以前は迷路をさまよっている感じでしたが、今は目標に向かって確実に歩みを進めているので、毎日がとても充実しています。
筆者が実践してきた方法が、仕事や将来のことで迷っている40代の皆さんに、
何かのお役に立てるのではないか…
このような思いから、今回は記事を執筆してみました。
繰り返しになりますが、これからの時代、ひとつの会社で勤め上げることは、非常にリスクの高い行為といえます。
働き方が多様化していくなかで、ひとつの考え方として、この記事があなたの悩みを解決するヒントとなれば幸いです。
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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