転職前の悩み

自己の「弱み」を克服して、転職を有利に進める3つの方法とは?

兵庫県神戸市にて、「しごと改革コンサルタント」として活動している山本 顕一です。

前回執筆した記事では、「強み」を活用するには「他者との差別化」が重要である。このようなお話しをしました。

では自己の「弱み」については、どのような対応を取るべきなのでしょうか。

今回の記事では、転職するにあたって避けては通れない、「弱み」への対応についてお話ししていきます。

自己の「弱み」から目をそらしてはいけない

人間、誰しもが「弱み」を抱えて生きているものです。

しかし、いざ「転職」となった際には、面接という最大の関門が待ち構えています。

自己の「弱み」を面接で指摘されたら、どう対処すればいいのか。考えただけでも、動悸が激しくなりそうですよね。

ここで踏まえておくべきは、「弱み」をごまかして面接をしのごうとしないこと。

履歴書や職務経歴書をきれいに整えて、面接での会話や対応をうまくしのいで採用されたとしても、実際に職場で働いたら確実にバレるでしょう。

ごまかしていた「弱み」がバレた時に、採用に携わった総務担当者や上司は、あなたをかばってくれないのです。

よほどの「強み」をもって、職場に利益をもたらしていない限りは、あなたの価値を必要以上に大きく損なう結果となって現れます。

最悪の場合、居づらくなって再転職という可能性もあるでしょう。

ただし、「弱み」は克服することができます。

なぜなら「弱み」とは、後天的に生じたものが多く、どうしようもないようなものでも、考え方次第で「なかったこと」にできるからです。

ここからは、「弱み」への対応方法を3つご紹介いたします。

【方法1】「弱み」について分析し、克服するための手段を実行する

まずは自身の「弱み」について分析しましょう。

前回の記事でご紹介した、経歴分析によって表出した「弱み」も対象となります。

また、資質的なところでうまく言葉にできないものについては、「ストレングス・ファインダー」の下位に挙げられたもの(※メモ参照)を参考にすることができます。

書籍版のシリアルコードで得られる資質は「上位5つ」です。

下位の資質は専用ページでお申込みできる「テスト付き電子書籍」(US$49.99 クレジットカード払い可能)で確認することができます。

ほとんどの「弱み」は、対応を講ずることによって克服することができます。

よくある例でいえば、「喋るのが苦手」という「弱み」。こういった抱えている人が多い「弱み」はビジネスになるのです。

実際に解決に導くための関連書籍や、各種教室は世の中に数多く存在しています。

実は私も喋るのが苦手でしたが、関連書籍や話し方教室で得た解消法を実践するうちに、「苦に感じない」程度にまで改善しました。

書籍なら1冊あたり1,000円程度、話し方教室は6ヶ月で20,000円程度です。

経歴的な特徴について、例えば「大卒ではない」ことが、「弱み」だと認識している方もいるかもしれません。

ただしこれも、通信制大学で学位を取得するという方法で、解決することが可能です。

通信制大学は放送大学や産業能率大学が有名ですが、4年制の有名大学(慶應義塾大学や法政大学など)も通信教育課程を開講しています。

内閣府が平成30年に公表した年次経済財政報告によると、通信講座は約16万円の年収上昇効果があり、「学び直し」(リカレント教育)としても有意な結果が確認されています。

通信制大学で必要となる学費は、50~100万円程度(特殊な大学や課程では300~400万円)です。

このように、「弱み」を克服するための手段は、探せばすぐに見つかります。

ただし、それなりのお金と時間が必要となりますので、「結果が出るまで実行できるか」がカギとなるでしょう。

このことから「弱み」の克服は、「資格の取得」に近いものがあるように感じます。

【方法2】「強み」の補強材料に変換できないか分析する

「弱み」を克服するだけの金銭的・時間的な投資ができない場合は、その「弱み」が、現時点で所持する「強み」の補強材料にできないか、分析してみましょう。

例えば、「喋るのが苦手」という「弱み」がある一方で、「事実の整理が得意」という「強み」があった場合。

この場合であれば、「個人顧客からの苦情への対応」が得意になることが考えられます。

個人顧客の苦情については、何が原因でどうしてほしいのかについて、ヒアリングして事実整理する必要があるでしょう。

「喋るのが苦手」な方であれば、感情が高ぶっている顧客の言葉を遮ることはできません。

こちらから喋れない分、顧客が何について苦情を持っているのかについて、ヒアリングすることが可能です。

結果として、的確な対応をとれる可能性が高まるのです。

同じ業務を「喋りがうまい人」が対応すると、その場を早く収めようと顧客の発言を遮る形で対応してしまいます。

事後に「言いくるめられた」と、さらに炎上してしまうケースがあるかもしれません。

このように「喋るのが苦手」だからこそ、「顧客の想いについて傾聴することができる」という「強み」を得ることができるのです。

【方法3】転職先に関連しそうな「弱み」なのか分析する

投資するだけの時間的・金銭的な余裕がなく、「強み」との関連付けも難しい。

このような場合は、転職先の業務で関連しそうな「弱み」なのか、分析してみましょう。

転職先に関連する「弱み」の場合は、残念ですが転職先を変えることをおすすめします。

その「弱み」が、仕事の足を引っ張る結果になるからです。

逆に、転職先の業務で関連しない「弱み」は、そもそも「弱み」になりません。

「喋るのが苦手」という技術者は数多くおり、中高年齢の転職では、そもそも学歴不問である場合がほとんどでしょう。

転職先で必要性が低い要素は、「弱み」とはならないので「意識しない」ことが重要です。

なお、先述した「目をそらす」という行為は、「弱み」が転職先で必要性が低いかどうかを確認できていない状態なので、これはNGとなります。

一方で「意識しない」という行為とは、転職先での必要性が低いことが確認できているからこそ、許されるものであるという違いですね。

まとめ:自己の「弱み」に目をそらさず、利用できるか分析すること

今回は、転職する際に避けては通れない、「弱み」への対応についてお話ししました。

自己の「弱み」について目をそらさず、利用できるかについて分析することが重要となります。

なぜなら分析することで、「弱み」を解消することができ、さらに「弱み」を「強み」に変えられる場合もあるからです。

また、どうしようもない「弱み」については、転職という環境の変化を利用して、「なかったことにする」のも有効な方法となるでしょう。

ちなみに、前回の記事で述べた「強み」と、今回お話しした「弱み」を、クロスSWOT分析に当てはめると以下のようになります。

前回の記事でご紹介した「強み」を活かすという方法は、クロスSWOT分析図の「差別化」戦略です。

そして今回ご紹介した方法1が「克服」、方法2は「強み」の亜種活用となり「差別化」と「克服」、方法3が「回避」の各戦略に該当します。

強みを活かして、弱みを利用する」、このような意識を持つことが大切です。

そしてしっかりと自己分析を実施して、万全な対策をもって、幸せな転職を勝ち取っていきましょう。

▼40代におすすめの転職サイトはこちら▼

▼こちらも合わせてどうぞ▼

 

この記事を書いた人
山本 顕一
30代男性、兵庫県在住。「しごと改革コンサルタント」として、経営と労務に関する伴走型支援と公的機関での起業・開業支援を主に活動中。専門的知見をもとに、40代の転職に役立つ情報をご提供します。中小企業診断士、社会保険労務士。

関連コンテンツ