働きながら転職活動なんて無理すぎる?成功に導く7つの対処法とは
業務の合間に仕事を探したり、面接に出向いたり……
働きながら転職活動するのは、なかなか大変なことですよね。
ネット上でも、
いちど退職しないと、仕事探しに専念できないのでは?
このような否定的な意見も見られます。
しかし、働きながら転職活動することは、
気持ちの焦りや経済的なリスクを回避できる
というメリットがあるのです。
転職に失敗しないためにも、可能であれば在職中に転職活動をおこなうべきでしょう。
この記事では、働きながら転職活動することに焦点を当てて、メリットやデメリット、成功させるためのポイントについて解説しています。
最後までお読みいただき、ぜひ参考にしてください。
転職活動は働きながらか、それとも仕事を辞めてから?
転職活動は働きながらか、それとも仕事を辞めてから、どっちがよいのだろう?
このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
しかし選ぶべきは断然に前者。つまり、転職活動は「働きながら進める」べきなのです。
その理由は40代という年齢にあります。
中年サラリーマンにとって、「転職」は自分ひとりだけの問題ではありません。
一時的とはいえ収入が途絶えれば、暮らしへの影響は避けられず、家族も不安になってしまうでしょう。
頑張ってね、応援してるよ!
このように背中を押しつつも、内心では経済的な心配をしているはずなのです。
また、焦って再就職したばかりに、
しまった、ブラック企業だった…
なんてことにもなりかねません。
たとえ苦労はあっても、40代なら転職活動は働きながらおこなうべきでしょう。
働きながら転職活動をするメリット
「収入が安定する」といった利点のほかにも、在職中に転職活動することには、以下のようなさまざまなメリットがあります。
時間をかけて希望の求人情報を探せる
プレッシャーに悩まされることなく、じっくりと希望の仕事を探せるのが最大のメリットです。
たとえば、自分の予想に反して、
希望する業種の求人情報が少ないな…
上記のような場合でも、職種の幅を広げたり、新たな募集を待つこともできます。
ブランクが生まれず、人事担当者に好印象を与えられる
退職してからのブランクが長期になると、
やる気がないのかな…
計画性がない人なのかも
採用担当者にこのように思われてしまいます。
逆に、在職中でスケジュール調整に苦労しながら面接に行くと、
働きながら忙しい中なのに、積極性がありますね!
上記のように、好印象を与えられるものなのです。
状況によって転職を延期、中止できる
実際に転職活動をしてみた結果、
やっぱり今の職場に残ったほうがよさそうだな…
このように考えなおした場合でも、すぐに取りやめることができます。
いざ行動してみたら、
現職の良い部分が見えてきた
というようなケースは、じつはよくあることなのです。
わずらわしい手続きを自分で行わなくてよい
転職先を決めてからいまの会社を退職すると、
- 社会保険
- 厚生年金
- 雇用保険
上記などのわずらわしい移行手続きを、自分でおこなう必要はありません。
現在の勤め先から各書類を預かって、新しい勤め先に提出するだけで済みますので、時間と手間を大幅に削減できます。
働きながら転職活動をするデメリット
メリットがある一方で、働きながらの転職活動には相応の苦労があることも、認識しておきましょう。
本業に追われて、転職活動に専念しづらい
現行業務や引継ぎなどと転職活動が重なって、「二足のわらじ」状態になると、しんどい思いをするかもしれません。
また、本業で時間が確保できず、業界分析や面接準備を十分にできなかったために、
選考に落ちてばかりで、なかなかうまくいかない…
このようなケースもありえます。
スケジュールの調整が難しい
応募企業の多くが平日に面接を指定してくるなかで、有給休暇や半日有休を使って、面接にのぞむことが多くなるでしょう。
- 頻繁に休みを取得していると、会社側に怪しまれる
- 面接などのスケジュール調整に苦労する
- 急募の求人に応募できない
こういったデメリットも存在しています。
表立った転職活動ができない
職場に転職活動を内緒にしている場合なら、
会社にバレないだろうか…
上記のようにヒヤヒヤしたり、人によっては「後ろめたい気持ち」になってしまうかもしれません。
また、内緒で同僚に相談をしたつもりだったのに、
いつの間にか職場中のウワサになっている
このようなケースも多いのです。
雇用保険の恩恵を受けられない
在職中に内定をもらうと、「失業の定義」から外れてしまうため、失業保険や再就職手当などをもらうことができません。
収入が安定的である証とはいえ、
保険料を支払ってきた恩恵を受けられないのか…
と考えれば、この点もデメリットだといえるでしょう。
働きながらの転職活動を“成功”させる7つの秘訣
働きながら転職を成功させるためには、どのようなことを意識すれば良いでしょうか?
ここでは、リスクを最小限に抑えて、転職を成功させるためのポイントを7つご紹介します。
決してブレない心構えをもつ
会社に転職することを伝えれば、
- 退職を引き止められる
- 退職を厳しく非難される
- ネガティブなことを言われる
このようなことが待ち受けているかもしれません。
また、終わりの見えない転職活動にモチベーションが下がり、落ち込む日もあるでしょう。
しかし、転職を決意するに至った理由を考えれば、気持ちは何度でも持ち直すことができるはずです。
転職活動では、妥協したり気持ちが負けたら、失敗に終わります。
多少のことでは影響されない、ブレない強い意志と心構えを持ちましょう。
希望の条件を明確にする
休日日数 / 残業時間 / 仕事内容 / 年収など
こういった希望条件を明確にしておくことで、応募企業を効率的に絞り込むことができます。
仕事探しは長引くほど、やる気と成功率が下がりますので、テンポ良く活動することが重要です。
現職と転職活動の両立に疲れてしまう前に、早めに決着をつけましょう。
早めの退職交渉で気持ちよく退職する
気持ちよく次に向かうためにも、円満退職を心がけましょう。
早期に退職を申し出ることで、会社からも一定の理解を得られやすいですし、面接日程などでも融通が利くようになります。
引継ぎや人員の関係で、延長交渉があったとしても、一定期間を条件に協力するようにしましょう。
退職後でも、源泉徴収票などの書類の受け取りや制服の返却といった用事で、会社とコンタクトを取る機会があります。
気まずい雰囲気での退職とならないよう、また一つの区切りとして、大人の対応を心がけましょう。
仕事終わりや休日の時間を有効活用する
スキルアップや必要な資格を取るために、平日の仕事終わりや休日の時間を、最大限に有効活用しましょう。
転職という機会でもない限り、じっくり勉強できるチャンスはないかもしれません。
また、自身の能力開発に励むことで
転職における市場価値を高めてくれる
という効果もあります。
今まで学んでこなかった、外国語やITスキルなどを学べば、より仕事探しの幅が広がって好待遇も期待できますよ。
- スキマ時間に求人サイトをリサーチする
- 自己分析や自己アピール内容を考える
上記のような取り組みも有効です。
スマホを使って、コツコツと職務経歴書の下書きを進めるのもよいでしょう。
有給休暇を有効活用する
有給休暇を取得して面接や会社見学に行くことはもちろん、溜まっていた休暇を一気に消化することで、まとまった時間を手にすることができます。
自己啓発に励んだり、家族サービスをしたりと、貴重な時間を有効活用しましょう。
転職した後は、半年間は有給休暇が付与されません。
これまでやりたかったことを思い切りやって、リフレッシュして新しい仕事にのぞみましょう。
経済的な余裕をもつ
40代の転職では、
という人も多いでしょう。
試用期間を設けている会社や、契約社員でのスタートとなる場合も、やはり経済的に苦しくなるかもしれません。
しかも、住民税は前年の収入によって金額が確定するため、前職で稼いでいた場合は、年収ダウンとのダブルパンチでさらに厳しくなる可能性も……
こうした事態を想定して、経済的な余裕を持っておけば、キャリアを築くことに専念できます。
サラリーマンとしての収入だけではなく、副業も見据えて準備することもおすすめです。
転職エージェントの力を借りる
退職後と違って、働きながらの転職活動はとにかく忙しいもの。
条件を絞って企業を選んで、それから面接予定を調整して…
上記のように、あれもこれも一人でやるのはかなり大変です。
転職に必要となる一連の作業をフォローしてくれる、転職エージェントの力を借りる手もあります。
転職エージェントを利用するメリットは?
転職のプロによるサポートを受けることで、以下のような、たくさんのメリットを得ることができます。
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
- 面接対策のサポートをしてもらえる
- 業界や企業について、独自の情報を提供してもらえる
- 求人企業について、気兼ねなく質問できる
- 選考に落選した理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
- キャリアや市場価値をプロの視点で見定めて、アピールするべき自身の強みを教えてくれる
- 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
- 入社時期や年収条件など、交渉ごとを代行してくれる
無駄なく効率的に転職活動を進めるうえで、利用しない手はないサービスです。
しかも、転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます。
現職業務を抜かりなくこなしつつ、確実に転職を成功させるためには、転職のプロに力添えをしてもらうのが一番の近道となるでしょう。
40代におすすめの転職エージェント5選
40代の求職者が支持しているおすすめのエージェントは、以下の5つのサービスです。
- リクルートエージェント
40代の支持率No.1。国内最大規模の求人数と圧倒的な支援実績 - ビズリーチ
ハイクラス転職を目指すなら。企業やヘッドハンターのスカウトが期待できる - dodaエージェント
転職サイトとエージェントが連動して便利。親身で手厚いサポートが得られる - JACリクルートメント
ハイクラス転職や外資系求人に特化。マネジメント層やスペシャリストに最適 - パソナキャリア
管理職や公共案件の求人に強い。女性向けの転職支援が充実している
エージェントとの相性を見極めて厳選するという前提で、最初から複数のサービスに登録しておきましょう。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:ポイントを押さえて、働きながらの転職活動を成功させよう!
今回は、働きながらの転職活動にフォーカスして、そのメリットとデメリット、成功させるためのポイントについてお話ししました。
働きながらの転職活動は、決して楽な道ではありません。
しかし、以下のような要点を押さえて行動すれば、きっと良い仕事に出会うことができるはずです。
- ブレない心構えをもつ
- 希望条件を明確にする
- 早めの退職交渉
- アフター5や休日の時間を有効活用
- 有給休暇を活用する
- 経済的な余裕をもつ
- 転職エージェントの力を借りる
お話ししてきたこれらのポイントを意識して、ぜひ実りある転職活動を進めてくださいね!
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイトにノウハウを提供している転職サポーターが、あなたの転職活動をお手伝いします。
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