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U・Iターン転職を考える40代。後悔しないためのポイントは?

U・Iターン転職を考える40代。後悔しないためのポイントは?

40代を過ぎると先のキャリアの見通しもつく頃ですから、

このまま定年まで現職に留まるべきだろうか?

それとも、地元に帰って再スタートをきるべきかな…

このような悩みを持つ方も多いでしょう。

しかし40代だと、20代・30代のように転職活動がサクサク進みません。

とくにUターン・Iターン転職だと、やりがいや年収アップに固執しすぎると、なかなか前に進まないでしょう。

給与面だけに捉われるのではなく、

地方で暮らすことに強い理由を持ち、企業選びの軸を幅広く設定する

ということが、成功へ導くためのポイントです。

この記事では、Uターン・Iターン転職で大きな失敗や後悔をしないために、知っておきたい知識やコツについて解説しています。

筆者は大手人材紹介会社の地方支店で、キャリアコンサルタントとして、数多くのUターン・Iターン転職を支援してきました。

その具体的なノウハウに基づいていますので、ぜひ最後までご覧になってお役立てください。

40代が転職で準備するべきことは、40代が転職活動で準備するべき5つのポイントでご紹介していますので、あわせてご確認ください。

目次

▼この記事の執筆者▼

40代女性、北海道在住。大手転職エージェントに8年半勤務し、現在はフリーで30~40代の方の転職支援業務に従事しております。3000名以上の転職相談(カウンセリング)した経験をもとに、役立つ情報を提供致します。【厚生労働省認定 国家資格キャリアコンサルタント

U・Iターン転職の基礎知識

Uターン転職とIターン転職とは、どのような転職のことなのかをご存知ですか?

まずは基本的なことを確認しておきましょう。

Uターン・Iターン転職とは?

学校卒業後、就職を機に上京した人や転勤により故郷から離れた人が、自分の地元に戻るための転職をUターン転職といいます。

Uターン転職
Uターン転職

それに対して、今まで住んだことのない場所、例えば配偶者の実家がある土地や、かねてから憧れていた土地などに転職することを、Iターン転職とよびます。

Iターン転職
Iターン転職

Uターン転職の平均年齢は36.7 歳

Uターン・Iターン転職は、年齢による影響はあるのでしょうか?

地方は人手不足が深刻と聞く。40代前半ならまだ大丈夫だろう…

上場企業で働いてきたキャリアを、欲しがる地元企業はあるはず…

このような思いを持っている方は少なくないはずです。

しかし、現実はそんなに甘くないかもしれません。

ある調査によると、Uターン転職の平均年齢は36.7歳となっています。

U ターン移住の平均年齢は、36.7 歳
首都圏から U ターン移住した時点での年齢は、平均で 36.7 歳となりました。
首都圏で暮らした年数を聞くと、「5 年以上」(45.7%)が多くなっています

出典:電通「全国Uターン移住実態調査」

地方の転職においても、

企業が欲しいのは比較的若手の人材である

という現実がうかがえるので、40代を超えると苦戦する可能性があるのです。

転職を考えるきっかけや理由は?

40代の場合は、

地元にいる両親のことも心配だし…

こういった思いから、Uターン転職を検討し始めるケースが多いでしょう。

両親の年齢も70代前後になって、介護についても現実的に考え始めている年代です。

さらに相次ぐ災害のニュースなどを目の当たりにすれば、いざという時のために、近くに住んでおきたい気持ちが高まるのは当然といえます。

都会のストレスから開放されたい気持ちも相まって、

  • 自分の仕事がひと区切りついたとき
  • 子供の進学にあわせたタイミング

上記のようなタイミングで、転職を決断するのが代表的なパターンとなっています。

後悔しないために知っておきたい地方の転職事情

Uターン・Iターン転職のように、居住地を変える転職の場合は、どんなことがハードルになるのでしょうか?

後悔しないために知っておきたい、3つの大きな障壁についてお話しします。

やりたい仕事が地方にあるとは限らない

多種多様な求人が豊富に揃っている都会と異なり、地方では業界・職種ともに求人は限定的です。

政令指定都市クラスの地方都市であっても、

思ったよりも求人が少ないな…

このように感じることも多いでしょう。

たとえば筆者が住む北海道札幌市であれば、

第二次産業(製造業)の割合が少なくて、第三次産業(サービス業)の割合が高い

という特徴があります。

それは単に、メーカー営業職や製造職の求人が少ないというだけはなく、

研究開発 / 商品企画 / 調達 / 物流 / 販売 / PR / その他管理系業務

上記のような、付随する業務も発生しないということなのです。

その一方で、

  • サービス系の職種
  • コールセンター
  • 流通や小売系の職種

こういった仕事であれば、求人雑誌に多数掲載されています。

サービス系などの職種は、他業種からの転職が比較的容易であるため、応募すれば採用のチャンスは十分にあるでしょう。

このように、地方への転職においては、

その土地の産業構造が、求人のバリエーションに直結する

という特徴があります。

Uターン・Iターンを考えている地域の事情によっては、今のキャリアを継続できるとは限りません

特定の仕事内容に強いこだわりがあるのなら、

希望の求人に巡り会えるまで、時間がかかるかもしれない…

こういった覚悟が必要となるでしょう。

都会と地方の年収格差を理解しておく

あなたは地方に転職するにあたり、どの程度の年収ダウンを覚悟しているでしょうか?

50万円ぐらいは下がる覚悟はしています…

1割減までは許容範囲です

このように事前に譲歩されていているのなら、それは素晴らしいことです。

しかしながら、首都圏から地方への転職の場合は、

20%くらい下がる可能性もある

ということを想定しておくべきでしょう。

厚生労働省が毎年公開している「賃金構造基本統計調査」によると、都道府県別の平均賃金は以下のとおりです。

◆都道府県別の賃金

東京都373.6万円
神奈川県335.2万円
大阪府320.4万円
愛知県314.1万円
広島県294.5万円
福岡県282.9万円
宮城県281.9万円
北海道272.8万円
新潟県259.4万円
島根県257.3万円
高知県254.5万円
宮崎県248.5万円
出典:令和2年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

たとえば、東京都に住んでいる人が、地方都市である福岡県に引っ越したとすると、平均年収でみると75%程度になる可能性があります。

月で換算すると7.5万円のダウンです。

地方に住んでいるからといって、物価は都会とそこまで変わりません。

Uターン・Iターン転職によって、可処分所得が下がるのは、ほぼ間違いないでしょう。

年収ダウンを副業でカバーしよう

年収ダウンを副業などでカバーする方法もあります。

副業解禁の動きが活発化するなかで、地方でも柔軟に対応しはじめる企業が徐々に増えてきました。

近年では、クラウドソーシングの発達により、副業の種類もかなり豊富になっています。

在宅ワーク可能なおすすめの副業はこちら

もし副業に興味があるのなら、在職している今のうちに少し始めておくことで、転職後の生活に何かしら役立つかもしれません。

本業の他で収入があるということは、気持ちの上でも余裕をもたらし、柔軟な企業選びへとつながるでしょう。

都会と地方では企業風土や業務範囲が異なる

Uターン・Iターン転職をするからには、

転勤がない企業に入りたい…

このように考える方が多いはずです。

そうなると大企業の支店配属の求人は、転職先の選択肢から除外することになります。

おのずと、地場企業が有力な選択肢となるでしょう。

しかし、地場企業と都会の企業では、

企業風土や業務範囲が異っている

ということに留意しておかなければなりません。

あらためて北海道札幌市を例に出すと、札幌市内にある企業の約半数が従業員5人未満です。

そして全体の約9割が、50人未満の中小企業となっています。

この規模の中小企業であれば、

仕事の役割分担が、大企業のときとだいぶ違うな…

こんなふうに戸惑うことも多いでしょう。

大企業であれば、総務部と人事部はたいてい別部署ですが、中小企業では総務人事課とひとつの部署になっています。

総務の役割のなかに、IT担当者が含まれていることすらあるのです。

1人で何役もこなして守備範囲を広くしないと、地方では即戦力と見なされません

これまでスペシャリストとして経験を積んできたとしても、地方ではゼネラリスト的な要素を求められることになるのです。

また、都会では一般的だと思っていた企業文化も、

  • 明確な評価制度が整っていない
  • コンプライアンスの徹底度が弱い

上記のように、地方ではまだ浸透していないことが多いでしょう。

Uターン・Iターン転職においては、環境の変化への適応力が必要となります。

U・Iターン転職を進めるうえで押さえておきたいこと

Uターン・Iターン転職を考え始めたら、

  • 家族の合意を得るための段取り
  • 転職活動を進める準備

まずはこういったことを押さえておきましょう。

転職は家族との合意形成があってこそ

Uターン・Iターン転職に家族を巻き込む場合は、当然のことながら、家族の理解と協力は必須です。

自分には縁がある土地でも、家族にとっては無縁の土地かもしれません。

これまでとまったく違う環境で暮らすことになるんだな…

こういった気持ちの準備をしてもらう必要がありますし、交友関係が薄い土地で暮らすストレスは、思っている以上に大きいものです。

加えて、年収ダウンが予想されるわけですから、

生活の質も下がるかもしれない…

上記のような覚悟をしてもらわなければなりません。

移住後の生活が変化することについて、

きちんと家族で話し合いを深めておく

ということは、非常に重要度の高いミッションといえます。

辞めてからの転職活動はリスクが高い

40代のUターン・Iターン転職希望者から、

地元で集中的に転職活動したいし、先に退職するつもりです

有給消化期間中に決めれば大丈夫ですよね?

このような相談をよく受けるのですが、あまり得策ではありません。

在職中に転職活動することを、まず第一に考えましょう

都会に比べて求人数も少ないですし、40代だと書類通過率も低くなってしまいがちなので、転職活動の長期化が予想されます。

転職先が決まる前に退職してしまうと、離職期間が長くなるリスクがあるのです。

長い離職期間(ブランク)は書類選考上でも不利になるため、負のスパイラルにはまってしまいます。

精神的にも金銭的にも厳しい戦いになってしまうので、可能なかぎり現職中の転職活動を心がけましょう。

書類選考から内定までは、1社につき3~4週間程度はかかります。

何社も応募することを踏まえて、その応募書類や面接対策への準備、内定後の入社前準備も含めると、半年程度は余裕をもって活動するのがベターです

書類選考や面接対策については、転職エージェントのキャリアアドバイザーや、近隣のハローワークでも指導を受けられます。

自分に合ったアドバイスを受けて、選考の通過率を上げていきましょう。

いちどは現地の面接を受けておこう

中途採用の選考では、書類選考後に面接が通常2~3回実施されますので、

何回も現地で面接を受けるのは大変だ…

このような不安があるかもしれませんね。

ただ、必ずしもすべてが現地面接とはかぎりません。

最近では、1次面接を電話やWeb面接(スカイプ面接)で実施している企業が増えているのです。

ほかにも、人事が出張ついでに近くまで来てくれるパターンや、東京や大阪の貸オフィスで選考会を開いてくれるケースもあります。

ただし、必ずいちどは、

現地のオフィスで面接を受けておく

というのがおすすめです。

入社してからギャップを感じることがないように、

どんな仲間と働くのかな?

どのような雰囲気なのだろうか…

上記などを、自分で確かめるようにしましょう。

現地面接の際に、交通費補助が出るのは一部の企業しかありません。

自費では金銭的負担も大きいため、

できるだけ1日で、複数社の選考を受けられるように調整しておく

ということをおすすめします。

午前中に1社、午後は2社という感じで組めると、交通費を無駄にせず効率的です。

あらかじめ交通機関の時刻表を確認して、始発と終発時刻を調べておきましょう。

▼面接で注意すべきポイントはこちら▼

U・Iターン転職するなら、実践したい仕事の探し方

40代向けの求人は、20~30代向けの求人数と比べて少ないので、

応募したい仕事がなかなか見つからない…

このような状況になる場合も多く、効率よく求人を見つけることが重要です。

ここでは、40代がU・Iターン転職を成功させるために、無駄なく仕事を探すためのポイントをご紹介します。

40代におすすめの転職サイトに登録する

40代が転職サイトを活用する方法

まずいちばん初めにしておきたいのは、転職サイトへの登録です。

すぐには希望通りの案件が見つからなくても、転職のための情報量の多さはダントツですし、無料で利用できますから、ぜひ登録しておきましょう。

転職サイトには、常に数多くの求人情報が掲載されており、高度な検索機能があるので、

職種 / 地域 / 年収 / 福利厚生 など

上記のような条件で、求人を簡単に絞り込むことができます。

地方の求人は、大手転職サイトでもそれほど数はありませんから、地方に強い転職サイトを選んで検索してみましょう。

U・Iターンにおすすめの転職サイト
  • indeed
    地域のあらゆる求人を検索できる
  • はたらいく
    ”ひとがら”重視の転職活動ができる

40代向けの求人を効率的に集めるには、

40代歓迎
年齢不問

といったキーワードで検索してみてください。

また、ひととおり求人を眺めたなかで、掲載写真に年配者が写っている求人を探してみましょう。

若手でなくても構わないですよ

企業側のこのようなメッセージかもしれません。

転職サイトの選び方や活用する方法、40代におすすめの11社を以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

40代向けのおすすめ転職サイト11選はこちら

転職エージェントの活用が必須!複数に登録しておく

転職活動を進めるには、かなりの労力が必要であり、ノウハウも必要となってきます。

あれもこれも一人でやるのは、本当に大変なものです…

そこでおすすめしたいのが、転職に必要な一連の作業をフォローしてくれる、「転職エージェント」を活用すること。

転職のプロによるサポートを受けることで、以下のような、たくさんのメリットを得ることができます

転職エージェントを利用するメリット
  • 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
  • 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
  • 面接対策のサポートをしてもらえる
  • 業界や企業について、独自の情報を提供してもらえる
  • 求人企業について、気兼ねなく質問できる
  • 選考に落選した理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
  • キャリアや市場価値をプロの視点で見定めて、アピールするべき自身の強みを教えてくれる
  • 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
  • 入社時期や年収条件など、交渉ごとを代行してくれる

40代が無駄なく効率的に転職活動を進めるうえで、利用しない手はないサービスです。

しかも、転職エージェントは人材が採用されたときに、企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、転職者は無料で利用することができます

転職エージェントを活用する際の注意点は、

求人紹介を受けられる期間は3ヶ月まで

上記のような、期限が決まっている会社があることです。

あまり早い段階で登録をしてしまうと、

まだ転職するか決めてないのに、いきなり求人紹介が始まった…

途中で紹介終了と言われてしまって、十分に活用できなかった…

こういったケースもあるので、サービスに登録するタイミングには注意しましょう。

転職エージェントの選び方や活用方法については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

40代が支持する転職エージェント7選はこちら

ハローワークなどの公共就職支援サービスを利用する

ハローワークは心強い味方

ハローワークは、転職サイトと比較すると求人の詳細がわかりにくく、待遇面で見劣りすることが多いので、利用を敬遠している人もいるかもしれませんね。

ですがU・Iターンの転職においては、ハローワークも積極的に活用しましょう

ハローワークを利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。

ハローワークを利用するメリット
  • 仕事の種類が豊富で求人数が圧倒的に多い
  • ハローワークだけの独自求人がたくさんある
  • 職業相談の窓口が充実しており、気軽に相談できる
  • 子育て中の仕事探しを支援するマザーズコーナーがある
  • 地方移住に関する手厚いサポートが併設されている場合がある

ハローワークは公共の職業紹介機関ですから、企業は無料で求人を掲載することが可能です。

そのため、

ブラック企業の求人が紛れているのではないか…

こういった心配をしている人もいるでしょう。

ですが、質の悪い求人は見分けることができますし、窓口で確認すれば、さまざまな情報を教えてもらえます。

  • 現在失業中である
  • 地元企業への就職を希望している
  • 未経験の仕事に転職したい
  • 子育て中である

上記のような方であれば、利用しないのはもったいないサービスですよ。

また、公共の就職支援サービスはハローワークだけではありません

人材紹介会社による委託運営がされていて、転職エージェントのような充実したサービスを用意している地域もあります。

ハローワークの求人は、インターネットから簡単に検索することが可能です。

公共支援サービスの詳細や使い方については、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

ハローワークや公共支援サービスの詳細はこちら

転職フェアに参加してみよう

転職フェア・イベントに参加してみよう

全国の主要都市では、大手人材紹介会社による転職フェアが頻繁に開催されています。

  1. その地域で中途採用を行う企業が一堂に集まる
  2. 転職希望者が気になる企業のブースを訪問する
  3. 企業説明や簡単な面接が受けられる

上記のような流れで、転職活動をおこなえる仕組みです。

たいていは金曜~日曜日のスケジュールで開催されており、在職中の応募者にとっては、

集中的かつ効率的に転職活動できる

というメリットがあります。

また、東京や大阪で開かれる転職フェアでは、Uターン・Iターン転職希望者向けのブースコーナーが設置されることも。

そのコーナーでは地方企業の出展がまとめてあり、各ブースに人事担当者が常駐していて、わざわざ地方に行かなくても情報が手に入るのです。

面接対策講座など、転職活動に役立つ無料コンテンツも充実しているので、ぜひ参加することをおすすめします。

大都市圏開催よりも頻度は少ないですが、福岡、仙台、広島、札幌でも転職フェアが開催されていますので、帰省をかねて参加するなど検討してみましょう。

地元紙の求人広告もチェックしてみよう

求人情報誌

そのほかでも、地元の新聞の求人広告欄も定期的に確認すると、掘り出し物の良い求人に出会えるかもしれません。

地場の優良企業財団法人・社団法人といった求人が、たまに掲載されていることもあります。

当サイトでも、地元の求人広告で転職された方の事例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

内定が出てからやるべきこと

転職活動を経て無事に内定がもらえると、ひと安心するところですが、内定イコール転職活動の終了ではありません。

内定をもらってからも、入社するまでにやるべきことはたくさんあります。

内定通知書で年収条件などを確認する

内定の連絡を受け取った場合は、まずは内定通知書の中身を確認しましょう。

書類名は「内定通知書」もしくは「雇用条件通知書」、このどちらかの文書名で発行されることが多いです。

地方にある小規模の会社では、

採用担当

口頭でお伝えするだけです

というところもありますが、必ず社判の入った書面でもらうようにしてください。

年収だけではなく、

月収 / 残業代 / 賞与 / 休日 / 有給日数など

こういった細かいところまで、しっかりチェックしておきましょう。

内容を確認してみて、

あれ、求人票と相違があるぞ…

思っていたよりも、年収条件が厳しいな…

上記のような場合には、企業側の人事担当者に確認や交渉をする必要があります。

なお、転職エージェント経由で応募している企業であれば、担当アドバイザーが間に入って交渉してくれるので便利です。

年収交渉にはさまざまなケースがあり、テクニックも必要ですので、自己判断せずにプロに相談することをおすすめします。

入社日の確認と交渉

内定通知書の入社日は、

(仮)の文言が入った日時で記載される

というのが通例です。

内定受諾をしたのちに、企業と相談して決めていきましょう。

転居を伴わない転職であれば、内定後30~45日程度で入社するのが一般的です。

しかし、Uターン・Iターン転職では転居を伴うため、家探しや諸手続きを含めると、入社まで45~60日前後はかかります

できるだけ自身と家族に負担のない形で入社できる、

ベストな入社日はいつなのか?

ということを事前に検討しておき、企業側と相談しながら確定しましょう。

企業側の希望入社日と自身の入社希望日が合致すれば、なんの問題もありません。

しかし、たいていの場合はズレが生じるので、双方の歩みよりが必要です。

  • 有給消化日数を減らして企業の希望入社日に合わせる
  • 一時期だけ単身赴任という形をとり、時期をみて家族を呼び寄せる

上記などのように、さまざまなケースがあり得ます。

なお引っ越し費用について、企業が補助を出してくれるケースは、全体の1割程度しかないので、あまり期待はできないでしょう。

退職手続きや引っ越し準備など、やることはたくさんあります

無事に入社する企業が決定すれば、新しい生活が現実的になり、

楽しみだな、ワクワクしてきた…

このような期待感で、胸がいっぱいになるでしょう。

長かった転職活動が終わってほっと一息ですが、しかしそれも束の間のこと。

今度は、現職の会社の退職手続きが始まります。

退職を申し出た後には、

  • 引き継ぎ業務
  • 社内外の打ち合わせや挨拶まわり
  • 連日の送別会

このように、慌ただしい日々を送ることになるのです。

さらにUターン・Iターン転職の場合は、同時に家探しや引っ越し手配を進めなければなりません。

持ち家の場合であれば、不動産の売却手続きも必要でしょう。

そのほかにも、

  • 配偶者の勤務先の退職手続き
  • 子どもの転校手続きや習いごとの終了手続き
  • 家用車の移動手続き

上記のように、やることは山のようにあります。

家族のフォローを怠っていると、この段階でトラブルに発展する場合もあるので、

いつまでに何を完了させておく必要があるのか?

ということを、家族でしっかり話し合って、事前にきちんとスケジュールを組んでおきましょう。

▼退職手続きのポイントはこちら▼

まとめ:U・Iターン転職は人生の分岐点!万全の準備で成功させよう

今回は、Uターン・Iターン転職で大きな失敗や後悔をしないために、考え方のヒントや活動のノウハウをご紹介しました。

地方へ転職すれば、人間関係や会社でのキャリアが一旦リセットされて、ゼロからの再スタートになります。

Uターン・Iターン転職は、人生のなかでも最大級の転機となるでしょう。

失敗や後悔をすることがないように、半年~1年くらいかけて準備しておくのが理想的です。

求人が少ないことや年収ダウンのリスクをお話ししましたが、

  • 通勤時間が短縮される
  • 自然の多い環境で生活できる

こういった、地方ならではのメリットもたくさんあります。

転職活動でブレない企業選びをするためにも、

  • 自分にとって何が大切なのか?
  • 譲れないものは何なのか?

上記のような価値観を整理することが重要です。

また、必ずしも企業へ再就職することだけが、Uターン・Iターンの唯一の方法ではありません。

これからのキャリアを、「どこで、だれと、どのように」重ねていくのか、ライフプランは幾通りもあります。

新しい技術やサービスが次々に生まれている今だからこそ、新しいUターン・Iターン転職の形を、あなたが作ることだってあり得るのです。

あまり前例にとらわれ過ぎずに、あなただけのキャリアデザインを考えていきましょう。

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この記事を書いた人

40代女性、北海道在住。大手転職エージェントに8年半勤務し、現在はフリーで30~40代の方の転職支援業務に従事しております。3000名以上の転職相談(カウンセリング)した経験をもとに、役立つ情報を提供致します。【厚生労働省認定 国家資格キャリアコンサルタント

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