転職したいけどスキルがない40代。解決策は強みを言語化すること
転職をしようか考えてはいるものの、
自分のスキルに自信がない…
どうしたらいいのかな…
と悩んでいませんか?
たとえ40代でも、まだ数十年は働くわけですから、「今のうちに環境を変えておきたい」と思うのは当然ですよね。
でもご安心ください!
これまでやってきたことを、的確に言語化して表現することで、スキルと認識されるものは必ずあります。
あなたにスキルがないのではありません。
転職市場において、自分のスキルを言語化する表現力が、まだ少ないだけです。
自分のやってきたことを、「〇〇力」「〇〇性」などと、的確に言語化してみましょう。
言語化したスキルを転職市場でアピールすれば、「40代でスキルなし」と思っているあなたでも、転職できる可能性は十分にあります。
この記事では、「転職したいけどスキルがない」と悩む40代の方のために、スキルを言語化する方法をご紹介しています。
キャリアコンサルタントとして、これまで3000名以上の転職相談にのってきた、筆者の具体的ノウハウに基づいておりますので、ぜひ参考にしてください。
転職できるキャリアがない40代は意外に多い
40代の転職といえば、「ハイクラス」「エグゼクティブ」と呼ばれる層がメインかというと、決してそんなことはありません。
筆者は地方で転職支援をしてきたので、どちらかというと、「スキルに自信がない」という方の転職相談がメインでした。
職務経歴書や面接でアピールできるような資格やスキルはありません
でもいまの環境を変えたいので、転職を考えています
このような40代の方は意外に多いのです。
40代だからといって、みなが管理職経験や専門知識を武器に、ステップアップする転職をしているわけではありません。
新卒時に就職氷河期だった今の40代
氷河期世代とは、ちょうど今の40代に該当します。
学校を卒業する1993~2004年頃、日本は超がつくほどの就職難の時代でした。
筆者も思い出すだけでも苦しくなる、厳しい就職活動を経験してきたひとりです。
就職氷河期は、日本においてバブル崩壊以降に就職難となった時期を指す。リクルート社の就職雑誌『就職ジャーナル』1992年11月号で提唱された造語であり、バブル景気から一転して急落した就職難の厳しさを氷河期に例えたものである。この時期に新卒での就職が困難となった世代は就職氷河期世代と呼ばれ、のちに略して「氷河期世代」と呼ばれるようになった。
出典:Wikipedia
原因はバブル経済の崩壊。
企業は新卒採用数を大幅に抑えざるをえなくなり、新卒者の受け皿が極端に減りました。
卒業者の55%しか就職できない年もあったほどです。
ですから、当時に就職活動をしていた人たちは、希望の業界・職種に就くどころか、
贅沢いってられない、仕事を得ることで精いっぱいだよ…
というような状況でした。
結果的に、希望とは異なる仕事や非正規雇用に就かざるを得なかった人が、とても多かったのです。
この時代に就職した誰しもが、職業選択や仕事への価値観について、
といっても過言ではありません。
氷河期世代の40代が転職を考える背景とは?
直近ではコロナ禍の影響で、転職市場もかなり冷え込んでしまっています。
しかし、就職氷河期を経験した人からすれば、人手不足が進んだいまの環境は、就職氷河期とは真逆の状態にあるといえるでしょう。
- 新卒は売り手市場で複数内定があたりまえ
- 有効求人倍率は過去最高値を更新中
上記のようなニュースを聞くたびに、氷河期世代の40代は恨めしい気持ちになったはずです…
もちろん氷河期世代だからといって、全員をひと括りにできるわけではありません。
しかし、「思うようなキャリアを積めなかった」と感じている40代のひとが、
もう一度チャンスを得てチャレンジしたい!
こんなふうに考えて、転職活動をするケースが実際増えているように感じます。
事実として、筆者が受ける転職相談のなかでも、
今のうちに最後の転職をしたい。望んでいた人生を手に入れたい
このように思われて、相談にくる方があとを絶たないのです。
「スキルなし」の40代でも転職に成功できる
自分の環境を不遇だと思う気持ちが強く、
なんとか環境を変えたい…
と思っていたとしても、面接では「氷河期時代」などと言い訳をすることはできません。
これまでの経験のなかから、具体的にアピールできる内容を探して、
- 自分を採用するメリット
を採用担当者に示しましょう。
そうすれば、スキルがない40代の方でも、転職することは可能です。
スキルとは「専門知識」や「資格」のことだけではない
氷河期世代においては、
というデータが存在するほど、雇用環境が不安定な時代でした。
◆初職を退職した時期
とくに1990年後半に就職した方は、転職活動でも相当な苦労をされたでしょう。
20代のうちに仕切り直して転職しようにも、当時は景気がまだ回復していなかったのです。
この年代の人たちは、思うように職業選択をできなかったために、前向きな自己啓発や学びの機会から遠ざかってしまいました。
したがって、「確かな経験を積んできた」という実感が乏しい傾向にあります。
さらにありがちなのは、「スキルとは高度かつ専門的なもの」と捉えていて、
人に誇れるものじゃないとダメだ…
このように思い込んでいて、スキルのハードルを、自分で必要以上にあげてしまっているのです。
しかし転職相談のなかで、詳細に過去の業務経験をヒアリングしてみると、雇用形態や業種に関係なく、皆さんじつに様々なエピソードを持っておられます。
スキルがないのではなく、
自分を表現するボキャブラリーが乏しい
という表現の方が正しいかもしれません。
転職活動をする際には、「スキルなし」という思い込みや呪縛から、自分を開放することからまず始めてみましょう。
名前が付けられるものは立派なスキルです
転職の選考において評価されるスキルとは、
- 専門的な知識やノウハウ
- 華々しい職務経歴
こういったものだけを指しているわけではありません。
「調整力」「正確性」というように、
「○○力」などの言葉で表現できるもの
上記についても、確かなスキルといえるのです。
例えば、以下のようなものは、十分にスキルとして認識されます。
- 接客業:
「顧客志向性」や「ホスピタリティ性」など - 製造業:
「正確性」や「改善力」など - 事務職:
「先読みする力」や「仕組化力」など
日ごろ何気なく行っている業務であっても、じつは過去の経験から体得した様々なスキルを、無意識に動員して実行しているものなのです。
「〇〇力」というものは、これまでの職場でやってきたことを、見える化するために命名したもので、「ポータブルスキル」と呼ばれています。
転職先でも活用できる「ポータブルスキル」を見つけよう
「ポータブルスキル」というのは、直訳すると「持ち運びのできる能力、技術」という意味です。
ビジネス用語としては、以下のような意味合いとなっています。
転職や異動で環境(業種や職種)が変わっても、使いまわすことのできる業務遂行上の能力、技術のこと
つまり、現在の職場でも転職先でも、変わらずに使い続けることのできる能力のことを、ポータブルスキルと呼ぶわけです。
ポータブルスキルは転職市場で戦える武器になる
とくに40代の転職者においては、企業は即戦力を求めていますので、
応募者がどのように活躍してくれるのか、応募書類や面接でしっかり確認したい
というのが本音でしょう。
「転職先でも使いまわせる能力や技術」を言語化しておくことで、
- 企業の採用担当者に対して
- 転職活動をする自分自身に対して
上記の両方において、自分の能力に根拠を持って活動を進めることができるので、不安感の払拭に大きく貢献してくれます。
そして、言語化したキーワードの数が多ければ多いほど、
それが転職市場で戦える武器になる
といっても過言ではありません。
誰でも何かしらのポータブルスキルを持っている
誰にでも何かしらの能力があるとはいっても、
自分にも、そんな能力があるのだろうか?
このように不安になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、ポータブルスキルというのは、
- 仕事のやり方
- 人との関わり方
上記のような切り口で、これまでの経験を整理するものであるため、誰でも何かしらは持っているものなのです。
ポータブルスキルとはどのような能力なのか?
ポータブルスキルを具体的に見ていくと、以下のように分類されます。
◆ポータブルスキルの構成要素
このようにポータブルスキルとは、能力が「有る」か「無い」かではなく、
- どのような手段を取るのか?
- どのような度合いなのか?
という基準となるため、確実な能力として提示することができます。
また、あらためて自分を見つめなおす機会にもなりますので、企業が求めている人物像とのマッチングもしやすくなるのです。
どんな企業でも活かせて、わかりやすくアピールできる
昨今の労働環境の変化を見ると、専門能力の需要は相変わらず高いものの、
- 業界を問わずに活躍できる人材
上記の必要性が高まってきています。
業界の垣根が崩れたことにより、
- メーカーだった企業が新たに小売りを始める
- 小売り企業が自社ブランドの製造を始める
こういったことが、ビジネスシーンにおいて頻繁に起こっているのです。
もちろん、企業が求めているスキルの種類や、水準との合致は必要となります。
ただ、どのような会社であっても、ポータブルスキルは働く際に活かせるスキルであるといえるでしょう。
採用企業が求める人物像を求人情報から読み取り、
まさに自分こそが、御社の求められている人材です!
ということを、客観的にアピールすることができるのも、ポータブルスキルを見える化することで得られるメリットです。
ポータブルスキルを見える化する方法とは
ここまで読み進んでいただいた方は、
自分のポータブルスキルは、どんなものだろうか?
ということが気になっているかもしれませんね。
Web上で質問に答えて、ポータブルスキルの大枠を示してくれるテストは、いくつか存在しています。
しかし、その示されたスキルを深掘りして、具体的にするための方法は、
- 過去の経験を振り返る
- 具体的なエピソードを書き出す
- 書き出したものを整理する
上記のようなアナログな方法以外にはありません。
ここでは、ポータブルスキルを見える化していく手順について、詳しくご紹介していきます。
1.Webテストでポータブルスキルの大枠を確認する
まずはWebテストを受けて、自身のポータブルスキルについての大枠を確認しましょう。
登録不要かつ数分で、ポータブルスキルをセルフチェックできる、オススメのサイトをご紹介しておきます。
こちらでWebテストを受けると、ポータブルスキルのうち、自分に強みのあるスキルを大枠で明らかにしてくれます。
ただし、ポータブルスキルを転職活動で役立つレベルに見える化するためには、大切なのはその後の工程です。
Webテストで明らかになった、強みといえるポータブルスキルを、次のステップ以降で深掘りしていきます。
2.仕事の経験のなかから、関連するエピソードを書き出す
Webテストで明らかになったポータブルスキルについて、これまでの職務経験のなかから、関連するエピソードを書き出していきましょう。
例えば、Webテストの結果で「部下のマネジメント」が得意と出た場合。
過去の部下のマネジメントに関連するエピソードを、まずは箇条書きで書き出していきます。
- 学生時代に家庭教師と塾の講師をしていて、親御さんや生徒さんからの評判が良かった
- 社会人になってから、新人に業務指導をすると、明らかに他の先輩に着いた新人より伸びた
- 自分が指導した新人は、退職する確率が著しく低かった
- 新人の中でクチコミがあったらしく、担当以外の新人も、困ったときに自分へ相談しに来ていた
- 全員に良い指導ができるわけではなく、人として好きになれないタイプでは成果が出にくい
- 異動先の上司がまったく指導しないタイプだと、自分とのギャップで新人のモチベーションを大きく下げてしまう
大切なことは、上記のように成功体験だけではなく失敗した経験も書き出すこと。
関連するエピソードを書き出す目的は、
- 仕事のし方
- 人との関わり方
上記について明確にすることで、企業側に魅力的な提案をするための材料を得ることです。
書き出したエピソードを、そのまま職務経歴書や面接で披露するわけではないので、まずは「とにかく書き出す」ということに集中してみましょう。
3.エピソードに対する詳細を書き起こす
次に、書き出した1つ1つのエピソードに対して、
- どのような問題や課題を解決しようと意識していたのか?
- 問題や課題を解決するために、どのようなことを考えて、どんなことを実行したのか?
上記について詳細に書き起こしていきます。
このときに大切にしたいのは、文章に数的根拠を入れることです。
あのとき、どのように考えて、どういう行動をしたのか?
そしてその結果として、
現実にどのような変化を生み出して、会社に好影響を与えることができたのか?
という点について、具体的に文章にしていきます。
具体的な根拠を交えながら、
それ以前に取られていた施策と比べて、どれほどの効果があったのか?
上記について伝えることができれば、魅力的なエピソードにすることができるはずです。
一見アナログともいえる方法ですが、根気強く取り組むことで、これまでの職務における、
- 具体的なポータブルスキル
- それにまつわるストーリー
このようなことを見つけることができます。
職務経験を書き出すコツは、以下の記事が参考になりますので、あわせてご確認ください。
ポータブルスキルを言語化した表現例
自身のポータブルスキルやエピソードを見つけることができたら、転職市場でスキルとして認識されるような表現に変換・言語化しましょう。
転職活動においては、ポータブルスキルはキャッチーな言葉で表現しないと、企業側にはなかなか伝わりません。
以下で具体例をご紹介しますので、自身のスキルの言語化の参考にしてください。
全職種共通で使えるスキル表現の例(〇〇力・〇〇性)
スピード力 / 正確性 / 調整力 / 巻き込み力 / 傾聴力(ヒアリング力) / 情報収集力 / 情報発信力 / 情報の活用と共有スキル / 忍耐力 / 集中力 /ヒューマンスキル(素直さ、謙虚さ、度胸) / バイタリティ
職種別のスキル表現の例(〇〇力・〇〇性)
- 営業経験者:
新規開拓力 / 顧客開拓力 / 顧客維持力 / 顧客管理力 / クロージング力 / 交渉力 / プレゼンテーション力(資料作成力) / 提案力 / 質問力 - クリエイティブ系経験者:
企画力(アイデア力) / 発想力 / 訴求力 / 表現力 / 文章力 - ものづくり系経験者:
改善力 / 洞察力 / 察知力 / 分析力 - 接客経験者:
顧客思考力 / ホスピタリティ性 / 関係構築力 / 仮説検証力 / 数値分析力 / 説明力 - 事務経験者:
仕組化力 / マルチタスク力 / 先読みする力 - マネジメント経験者:
育成力 / 指導力 / 課題把握力
※管理職でなくとも、後輩を指導した経験があれば使えます - 子育て経験者:
段取り力 / リスク管理力 / 対応力 / 共感力 / 気配り力
【例外】コミュニケーション力は多用しないほうがよい
ポータブルスキルを言語化するうえで、ひとつだけ例外があります。
それは「コミュニケーション力」です。
40代であれば、「コミュニケーション力」は保持していて当たり前のスキルなので、差別化につながりません。
「コミュニケーション力」の多用は避けた方が無難です。
ポータブルスキルを転職活動で活用する方法
多くの「〇〇力」といった言語化したスキル表現と、それに付随するエピソードを持っておけば、立派なスキルとして転職市場で戦える武器となります。
応募書類や面接で使うことはもちろん、言語化したポータブルスキルを、転職活動全般で活用していきましょう。
ここでは、具体的な方法についてご紹介します。
履歴書・職務経歴書にスキルを散りばめよう
履歴書の長所欄や職務経歴書の自己PR欄に、「〇〇力」のキーワードを散りばめて、アピールしていきましょう。
「〇〇力」と記載したあとに、そのスキルを裏付ける具体的なエピソードや、補足事項を記載していきます。
記載するエピソードには、
- 具体的な状況
- 過程や結果の数字(〇%アップ、〇時間短縮など)
上記を盛り込んでおくと、より説得力が増すはずです。
また、志望動機を考える際にも、「〇〇力」のスキル表現は大いに役立ちます。
志望動機では、応募企業の魅力を盛り込むだけでなく、
その企業にどのように貢献したいか?
上記についても語る必要があるのです。
その際に「〇〇力」のスキル表現を、材料として使うことができるでしょう。
面接での話し方
面接でポータブルスキルを活かす場面というのは、具体的には以下の2つの系統の質問に集約されます。
- あなたの強みはなんですか?
- 前職での実績は、具体的にどのような取り組みをした結果ですか?
この手の質問をされたときに、ポータブルスキルで見える化した、自分の「仕事のし方」や「人との関わり方」について、エピソードを伝えることが効果的です。
質問への答え方としては、ビジネスの基本と同じで、
- 結論から話すこと
- 簡潔に話すこと
この2つを意識しましょう。
このようにまず結論から話し、面接官に「これから何について話すのか」を意識してもらいます。
そのうえで、
その強みを使って、〇〇を〇%向上させました
上記のように数的根拠を示しながら、具体的なエピソードを話しましょう。
そして最後に、
入社後にその強みを活かして、どのような貢献ができるのか?
という点を話して締めくくります。
この「貢献するポイント」は、企業情報と求人情報から研究しておき、求められているものに対して的確にアピールできれば、大きな効果を発揮するはずです。
企業研究の具体的な方法については、以下の記事が参考になりますので、あわせてご確認ください。
転職エージェントの利用がおすすめ
40代の転職には、「40代なりの攻略法」があります。
転職活動を効果的に進めるためにも、転職エージェントを活用することがおすすめです。
転職のプロによるサポートを受けることで、以下のような、たくさんのメリットを得ることができます。
- 転職サイトなどに出回っていない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
- 面接対策のサポートをしてもらえる
- 業界や企業について、独自の情報を提供してもらえる
- 求人企業について、気兼ねなく質問できる
- 選考に落選した理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
- キャリアや市場価値をプロの視点で見定めて、アピールするべき自身の強みを教えてくれる
- 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
- 入社時期や年収条件など、交渉ごとを代行してくれる
40代が無駄なく効率的に転職活動を進めるうえで、利用しない手はないサービスです。
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転職エージェントでは、各企業の人事担当者から、
どのような人材を求めているのか?
ということについて、丁寧にヒアリングしています。
転職エージェントと面談をする前に、あらかじめポータブルスキルの見える化をしておきましょう。
転職者の「売り」が明確になっていれば、転職エージェントが動きやすくなるので、よりよい求人の紹介につなげることができるはずです。
転職エージェントの選び方については、以下の記事で解説していますので、さらに詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
【FAQ】40代の転職でよくある疑問・質問にお答えします
ここでは、40代の転職でよくある疑問・質問にお答えします。
ぜひ参考にしてください。
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当サイトでは、さまざまな40代のリアルな実体験をご紹介していますが、今の仕事を辞めても次の道はあるというのが実際のところです。
何とでもなりますから、必要以上におびえる必要はありません。
身体やメンタルがまいってしまう前に、見切りをつけて次のステップへ進みましょう。
そのほうが明るい未来が見えてくるはずです。
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40代の転職における失敗とは、すぐに辞めてしまうこと。
家族を巻き込んでしまいますし、人生にとって本当に悲惨で致命的です。
「転職は失敗だったかな…」と感じても、その出来事を乗り切れるかどうか。
忍耐や適応力が求められます。それが40代です。
- 年収ダウン
- 年下の上司
- 辞め癖を疑われる環境
上記のような状況は、40代で転職するのであれば、どこに行ってもつきまとうこと。
あらかじめ想定をしておき、耐えられるメンタルを持ちましょう。
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40代だと軽い気持ちで転職するわけにはいきませんから、本当に転職したいのかどうか、自分自身をよく見極める必要があります。
転職に迷いがあるうちは、まだ現職に留まっておいて、
- 何に迷っているのかを明確にする
- 自分がどうしたいのかをしっかり考える
- 転職することのメリット・デメリットを整理する
上記について、まずはじっくり検討してみましょう。
そのうえで、どうすれば自分がいちばん望んでいる方向へ行けるのか、模索しながら作戦を立てることが重要です。
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仕事ができないと自覚する人には、特定の原因がありますので、努力次第で現状を打破することは十分に可能です。
いったん初心にかえって、以下の内容を実践してみましょう。
- 仕事に対する姿勢を見直す
- メモを取る習慣をつける
- 優秀な上司や先輩のやり方を真似する
- 業務の優先順位を意識する
もし仕事の適性が疑われるのなら、転職を検討してみることをおすすめします。
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いまの日本は人手不足ですから、人材が枯渇している業界や職種を狙えば、40代でも転職できる仕事はたくさんあります。
例)建設業、介護業界、物流・運送、営業職、接客・販売 など
人手不足で採用されやすい仕事については、以下の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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ポイントをしっかり押さえれば、40代からでもできる仕事の選択肢は広げられます。
- 転職活動を始める動機づけは何か?
- 求人側の求める人物像や戦力はどのようなものか?
上記について、しっかりと整理をしておきましょう。
以下の記事で、タイプ別の攻略法をわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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正社員になりたい場合は、転職するひとつの方法として、紹介予定派遣を利用することも有効です。
最初の2~6ヶ月を派遣社員として勤務して、派遣勤務の期間が経過した段階で、労働者と企業の双方が合意すれば、正社員になることができます。
実際に紹介予定派遣で転職された方の体験談を、以下の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
-
仕事選びに迷うなら、いちど自分の価値観を整理してみましょう。
以下の6つの方法で導き出してみてください。
- やりたいではなく、やれる仕事から探す
- 好きな分野、興味のある職種から探す
- 身につく資格やスキルで探す
- 社会貢献度の高い職種から探す
- 副業で経験を積みながら、やりたい仕事を見つける
- やりたくない仕事を除外して絞り込む
それでも見つからないときは、無料の転職サービスを利用して、客観的なアドバイスを取り入れてみるのもひとつの方法です。
40代での転職。本当になんとかなるの?
40代の転職に失敗すると悲惨ですか?
40代で転職するのはやめた方がいいですか?
能力不足で仕事ができない。どう対処すればいい?
40代でも採用されやすい仕事はある?
40代からでもできる仕事はある?
正社員になりたい場合はどうすればいい?
何がしたいかわからない。適職を見つけ出す方法は?
まとめ:あなたにも言語化できるスキルは必ずある!
今回は、「転職でアピールできる材料がない」と思いがちな40代の方に向けて、
- 誰にでも言語化できるスキル(ポータブルスキル)はある
- ポータブルスキルを見える化・言語化する具体的な方法
上記についてお話をしてきました。
あなたにはスキルがないのではなく、転職市場において、自分のスキルを言語化する表現力がまだ少ないだけなのです。
成功体験だけでなく失敗体験も含めて、これまでの仕事で積み重ねてきたできごとを、事細かに拾ってみましょう。
必ず何か、「〇〇力」とスキル表現できるものが出てくるはずです。
昔に比べると、今は40代でも転職しやすくなっています。
資格や雇用形態、在籍企業の知名度といったものだけで、自分の実力を判断する必要はありません。
細かい自己分析と棚卸しによって、自分の魅力を言語化していくことで、40代の転職における突破口が開けるはずです。
セカンドゴングは40代の転職を応援しています!
当サイト(セカンドゴング)では、40代の転職に特化した転職ノウハウについて、
- 実際に40代で転職を経験した人
- 企業の採用担当・キャリアコンサルタントなど、転職活動に知見を有する人
上記のようなメンバーが数多くの記事を提供しています。
転職活動を攻略するためのコツとして、以下のようなコンテンツをご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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